ふらあそ!

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【アニメ】HUGっと!プリキュア第13話「転校生はフレッシュ&ミステリアス!」感想

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OPから英語で登場したはなをかわいそうなポカーンとした目で見るのやめてあげて…

 

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という訳で今回ははなの天然ジゴロっぷり優しさがルールーを絆し始める、というのを存分に堪能した回でしたが、同時に結構考えさせられるお話もありました。

 

話の流れとしては、ルールーがホームステイする事になった野乃家とはなは、学校等でも無感情である彼女を心配し歓迎パーティーを開催することを思いつくのですが、アンドロイドである彼女には皆の自分に対する歓迎ぶりが理解できず次々と非効率を指摘してパーティーをぶち壊してしまいます。

次第に皆から距離を取られ始め、はなの口数も少なくなったため、これ以上の調査は無駄と判断したルールーはオシマイダーを召喚し、プリキュアをおびき寄せる事にする…というものです。

 

ルールーについて

はなの母親を洗脳し、ルールー・アモールと名乗って親戚筋として野乃家に潜入した訳ですが、アンドロイド特有の無感情さが良く表現されていましたね。

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はな達と同じ学校に転校生として入学して来ましたが、文武両道の彼女には早くも付き合って下さいと群がるモブ男子どもが現れるのを、付き合うの意味が解らず学校の柱を文字通りど突いてドン引きさせてみたり、彼女の歓迎パーティーで出てきた手巻き寿司を「客に料理させるのはおかしいのでは?」と発言したり、はぐたんとハリハムハリー人間体の二人羽織の芸に「ほとんど何も出来ない赤ちゃんに食べさせてもらうのは効率が悪い」と言ってみたり、今流行の言葉でいう所の忖度が出来ない性格が強調されました。

感情を極力排除しているのは、クライアス社の意図なのかちょっと図りかねますが、今の段階ではほぼ無感情であり、今回のはなとの出会いで少し変化があった様ですが、まだまだルールー居候編は続きそうな感じですね。

というより、ルールーってそもそもクライアス社製なのかもはっきりしていないんですよね。体の所々に回路が走る演出といい、アンドロイドである事に間違いはないのでしょうが、時間がらみのストーリーが予想される以上、彼女にも何か秘密があったとしても別段驚きはありません。

一応、人間の食べ物は食べられるようですが、食事の際に「(味は)どうか?」と皆に尋ねられた彼女ははなに「そういう時は美味しいって言うんだよ」と耳打ちされており、どうも味覚はないのでは? と思われるニュアンスではありました。

ただ、個人的には半分生体残しているアンドロイドな気がするんだよなー、彼女。

今回ははなとの接点にスポットが当たりましたが、ほまれとはパーティーの時にちょっとした衝突もあり、少し悪感情を抱かれている様な感じでしたね。ほまれはやさぐれている酔っぱらいに堂々と文句を言ったり、勝気な性格が表現されているので、今後の付き合い方にも注目ですかね。

さて、はなとの接点なのですが、彼女がはぐプリチームの中心である事を的確に見抜いている点、特に取柄もない彼女がなんでキュアエールに変身するとあれだけの力が発揮できるのかの疑問、更に現状さあやとほまれは眼中にない、という点で、完全に効率ではなと距離を縮めていたようですが、オシマイダーを召喚した際に必死にルールーを心配して戦うキュアエールを見てときめく回路に変化があった描写がありました。

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あと少し気になったのが、キュアエールがオシマイダーの猛攻に耐え切れず、吹っ飛ばされて気絶していた(と思われる)時に夢の様な空間でルールーと邂逅するのですが、その花びらの舞う空間では、花びらが時折停止しているんですよね。ただ、今までの時間停止表現の様に一瞬画面がモノクロになる演出はなかったので、これがシナリオに大きな影響がある演出かはちょっと不明ですかね。

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そして、引きの場面で自分の寝室に忍び込んできておきながらルールーより先に爆睡するはなを見て「私が敵だと知った時、あなたはどうするのか」と一人ごちており、次第に回路に感情が芽生え始めているのかな? という幕引きでしたが、これからも目が離せない展開が待っていそうです。

 

今話のテーマについて

Bパートではなの父親が何かとルールーの世話を焼きたがるはなに対して「ルールーをゲストとしてではなく家族として接する事」と窘める事を通して彼女を尊重する事を教唆しましたが、これはなかなか難しい問題ですよね。*1

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視聴者側からすると、ルールーがアンドロイドである事が解っているので、ぎくしゃくした関係性にも納得なのですが、実際のところは人の感情を推し量るのは大変だったりします。

今回はそのぎくしゃくがルールーに秘密でパーティーを開いてしまい彼女がそういう事に関心を示さなかったのが最大の要因になった訳ですが、実際、これを嬉しいと取るか、余計なお世話と取るかは正に人それぞれです。

自分の体験談なのですが、私はカラオケで歌うのが苦手です。かと言ってカラオケが嫌いという訳ではなく、他の人が歌っているのを見ているのは楽しいですし、自分が別段音痴だとも思っていません。ただ単にレパートリーがない、というのが最大の理由で、これは子供の頃にチャンネル権がなくTVでアニメ等が見れなかった、更に自分の父親が楽器演奏者だったため四六時中歌詞のない音楽ばかり聴いていた、中学生から洋楽にハマり始めたため日本の楽曲の知識が皆無だった、そして何より女性ボーカルの方が好き、とカラオケに不利な条件がありまくりなんですね。

ただ、いるんですよねえ。歌わないと「空気を読め」「何のために来たんだ」「勿体ないじゃないか」と言って無理矢理歌わせようとする人。

こちらから言わせてもらえば大きなお世話な訳です。別につまらない訳じゃないし、歌ってないんだから俺は金払わない、と言ってるわけでもない。ただ他人に自分の上記のような事情が分かるはずもなく、お互いにどこまで思いを汲み取るか、歩み寄るか、なのだと思います。

ただ、こういう事をしつこく言う人って往々にして、自分の事情を伝えても納得しないですねえ…ついでに言うとそれなりに上手くて自慢しいしいな人に多い(苦笑)。

あ、最近は徐々に歌う曲のレパートリーも増えては来ているんですけどね。やはりCATV導入でアニマックス見れたり、最近のカラオケは「おいおい、こんなのまであるのかよ」って曲数用意してあるのも大きいです。ただ、巫女みこナースのOP歌った時は憤死したのは内緒( ´艸`)

翻って、ルールーとはぐプリチームもそういう点を考慮しながら交流を深めてくれれば…と思います。各々がルールーに良い影響を与える様に尊重しながら、と。

 

戦闘について

一見あっさり勝てたように見えましたが、よくよく考えてみると、第二形態の超高速回転しながらあたりをめくらめっぽうに破壊するという戦闘スタイルにキュアアンジュとキュアエトワールは為す術もなし、キュアエールも必死にしがみつきはするものの最終的には吹っ飛ばされる、というかなりの強敵でした。

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自分を心配して必死になっているキュアエールに対して疑問を持ったルールーが隙を見せてくれたため、その一瞬を見逃さずPTCで決着をつけることが出来ましたが、やはりルールーが戦闘に関わると的確に弱点を突いてくるスタイルは健在の様ですね。

というより、上でも書いた通り、キュアエールは吹っ飛ばされた際に少し気絶していたようなニュアンスであり、もしあの時にルールーが花びら舞う空間の中でキュアエールと邂逅するという隙を見せずに躊躇なく倒しにかかっていたら間違いなく全滅ルートだったんですよね。

やっぱり、ルールーが絡むと戦闘は大変なものになりそうですね。しかも、今後は彼女がメインっぽいんだよなあ…まだパップルの出番はあるかと思いますが…

 

そのパップルだが…

Aパートの最後で夜のホテル? と思しき部屋で男と一緒に出てくる謎の場面が挿入されました。愛人関係にある様な口ぶりでしたが、男の方は顔が出てこず、今の段階では謎ですねえ…

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普通に推測するなら、時たま現れる謎ポエムの男ですが、なんか出番の間ずっと手を洗っており、ますます謎が深まりました。手を洗う=今回のパーティーの手巻き寿司関連? と勘繰りましたが、あのパーティーメンツの中にクライアス社がらみの人間がいるとはどうしても思えませんし、この謎はおいおい、という感じですかね。

 

そして来週は

保育士の体験実習? ですかね。幼児たちに翻弄されているはぐプリチームの面々が可愛いです( ´艸`)

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ルールーが園児を守っている様な場面も見られ、これまた注目の回となりそうです。ルールーという敵方のアンドロイドをわりかし序盤のこのタイミングで投入してきたことによるシナリオの牽引力は見事です。次から次へと全く目が離せない。

 

今週のはぐプリを一言で表現

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何回かは数えていないが、多分今までで最多めちょっくを記録した回に間違いはない!

 

来週もめちょっく(めちょっくってなんだよ!)

 

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*1:個人的にこの場面ではなパパの評価はダダ上がりした。