ふらあそ!

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【アニメ】魔法つかいプリキュア!第39話「今日はハロウィン!み~んな笑顔になぁれ!」感想

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作中でもキュアモフルン! うむ、推しが激しいのう。

 

さて、今回はナシマホウ界のハロウィンにマホウ界の学生たちが訪れて…という内容でしたが、そのきっかけとなったのが「ハロウィンなら魔法使いの格好をしててもバレない」というみらいの提案だった訳ですが、校長先生、みらいにはとことん甘いなあ~(笑)。

 

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流れとしては、津奈木町で開かれている大規模なハロウィンを楽しみつつ、補習組と勝木さんらとの再会、みらいのクラスメイトが出していた出店の手伝いをする事による交流、中盤から出てきたベニーギョが呼び出したドンヨクバールの退治、といった内容でしたが、伏線張りも結構ありました。

 

というのも、今回は39話。ちょうど3クール終了でとうとう来週からは最終クールに突入する節目でもあるんですよね。整理してみましょう。

  • まず幕間に挿入された敵側のシーンででしたが「プリキュアはやはりヤツと何か関係があるのか」という台詞が飛び出しました。

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    これはデウスマスト陣営に元々敵対勢力がいた可能性を示しています。
    ただし、これは例えば先代プリキュアの様な存在とは考えにくいです。ラブーが「プリキュア」という存在自体を初めて知ったような素振りを登場時に見せましたし、そもそもそうであるならば上の様な表現は使わないでしょう。
    色々考えられますが、一番近いのはレインボーキャリッジ関連ですかね。精霊の「ミトメール」の件もありますし、今回もアクアマリンがミトメールしてレインボーキャリッジに吸収されました。何かが封印されていると考えるのが妥当であり、全てのグミ精霊が吸収された時にどうなるのかが見ものですね。
  • リアンが世界の根幹にかかわる秘密を暴きつつある事も示唆されました。
    まだ何とも言えませんが、どうもマホウ界とナシマホウ界は元々1つだったのではないか…という事を匂わす表現がありました。

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    今回のテーマが違う文化の交流、という事を強調していたのもその暗喩かと思います。みらいとリコの出会い、補習組と勝木さんらの交流、実に数十年ぶりの再会となった校長先生とかの子、チクルンの「異世界同士の存在が仲良く出来る訳ない」という台詞からのモフルンからの握手要求(もっともこれはチクルンが拒否したが)などなど…*1

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    もっとも、当ブログでは第二話の段階でこの主張は繰り返してきており、ここに来てようやくこの設定出てきたか…というのが正直な感想です。

 

主にこの二つが新たに出た軸かと思いますが、これを中心に4クール目はシナリオを展開するのでしょうね。ただ、3クール終了の節目としてはグミ精霊のミトメールも半分ぐらいしか終わっていませんし、伏線張りも若干唐突感があって少し弱かったのかな、とも感じました。

 

あと、ちょっと今回気になったのがみらいの性格の曖昧さでした。

今回出たドンヨクバールが放った攻撃が大きなハロウィン用アドバルーンに直撃しそうになるのを身を挺して庇うのですが、その理由は「みんなが出会えた素敵なハロウィンを壊させない」というものでした。

これは他でもないみらいが繋いだ交流の輪を壊されたくない、という比喩であり、アドバルーンはその象徴だとは思うのですが、みらいがそこまでそういった事にこだわる理由が分からない。

実はつい最近アニマックスでハピネスチャージプリキュアの再放送が始まりました。それを見ていて思ったのですがハピチャのヒロイン・めぐみはとにかく広域的な愛(アガペーというやつですね)を唱えるタイプであり、そのためには自己犠牲も厭わない性格でした。が、これは元々病弱である母親がいたから、というバックグラウンドがあるからで、あの優しい性格になったのも非常に納得いくものでした。

スマイルプリキュアのみゆきもあの様に明るい性格になる前は引っ込み思案であり、それを打破する出来事があった事が作中語られます。他にもはるか、マナ、響、歴代ピンクプリキュアは何かしら性格形成を感じさせるバックボーンが存在しました。

しかし、みらいにはこういうのがないんですよねえ。魔法使いに対する憧れはかの子さんの影響でしょうが、とにかくリコにせよ今回の交流の輪にしろ、自分が関わってきたものが壊されるのを極度に恐れている風に見えて、正直どうしてそこまで…という感じが拭えません。そして、それの起因になったり想起させるエピソードが残念ながらないんです。

勿論、友人関係や交流関係を他者にぶち壊されるのは気分のいいものではないでしょう。だけれどみらいの場合、最早アレルギー反応と言っても良く、これがモフルンに対して発揮されるのであれば納得も出来るのですが、なんか突如怒り出すみらい、というイメージの悪化にも繋がっています。

逆にリコはリズやリアンといったキャラを絡めて上手に描けているんだけどねえ…

 

戦闘自体は大したピンチもなく、アドバルーンを守護るという行動がなければ瞬殺レベルだったと思われます。今回もOTRモードに為す術もなくドンヨクバールは分解されており、プリキュアシリーズは最後に必殺技でかたは付くものですが、ドンヨクバールがやられてもあっさり退場する幹部たちといい、どうにも戦闘シーンに緊張感がない。

正直、3クール終了時点でこれでは、この後急に強い敵を出しても唐突過ぎてあまりいいイメージは持てないでしょうね。今作の戦闘シーンに関しては、もう挽回不可能レベルで失敗だと個人的には感じています。

 

さて、次回は…リコさんの誕生日なんですね。そして、とうとうリコママが登場!?

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確か料理研究家とか言っていたよな…はーちゃんの食欲魔人化がまた進行しちゃうじゃないか!!

 

今週のまほプリを一言で表現

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魔法学校ってひょっとして女子校だったの?*2 いや、きっと男子生徒も別の車両に乗っているに違いない!*3

 

来週もキュアップ・ラパパ!

 

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*1:そもそも、チクルンがこの握手を拒否したのが、彼がまだデウスマスト陣営であり、プリキュア側とデウスマスト陣営には深い溝がある暗喩でもある。

*2:ぱ~らだ~いす!

*3:邪魔だ、邪魔!