ふらあそ!

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【アニメ】魔法つかいプリキュア!第11話「モフルンの初登校?ワクワクのトパーズをゲットモフ!」感想

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月並みな感想だけれど住居不法侵入をしれっとやってのける教頭先生には苦笑を禁じ得ないです(挨拶)。

 

先週の引きで意味深げに出てきた教頭先生ですが、実際はリコをナシマホウ界の学校=津奈木第一中学校に転入させるための手続きに来ただけだったみたいです。こういうキャラは留まらせて活かした方が面白い気がするのですが、しょうがないのかな?

教頭先生はナシマホウ界に来た時の掟「他人に魔法を使うところを見られてはいけない」を教唆して一旦魔法界へと帰還してしまいました。

しかし、ついに来ましたね、プリキュアシリーズ恒例の縛り。プリキュア変身自体も魔法の一種と考えれば、これで身バレ禁止を正式に伝えられたようなもので、以降はこれまでのシリーズ同様自分たちがプリキュアであることを隠しながら戦う事になりそうです。まほプリでは今までここら辺の事が説明されなかった上に、人魚の子供たちの目の前で変身してあっさり身バレしたり、どうにも不透明な表現が多かったもので。やっぱり最後に身バレしてみんなに「ええっ?」って驚かれるところ、見たいじゃない?(笑)

教頭先生は退場してしまいましたが、リコのトランクの中から校長先生が所持していた魔法の水晶が出てきました。

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これで校長先生と連絡が取れる上にお目付け役も兼ねる事が出来る訳ですね。というか、この水晶、キャシーって名前なんだ…

更に「魔法学校に行く」と無茶苦茶な電話一本で家を出ていたみらいでしたが、なんと家族は「作法学校」と勘違いしていた、という壮絶なオチが待っていました。

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とは言うものの、家族が心配する描写こそありましたが、怒る人間が一人ぐらいほしかったかなー。今回初出のみらいの父親あたりはそれに適任だと思ったのですが、いくらなんでも甘すぎやしませんかね? 子供が視聴者層の中心のアニメだからこそ、そういう所はきちんと描いてほしい気がしますね。

 

さて、みらいが帰ってきて次の日、早速リコとともに学校に行く事になったみらいなのですが、遅刻確実を悟った瞬間リコの発案で魔法の箒を使ってショートカットをしてしまうという暴挙に出たあげく、顔こそ見られなかったもののみらいの同級生にそのシーンを目撃されてしまいます。

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おおーい! 昨晩の教頭先生の話、もう忘れたの!?

後でもう一回書きますが、まほプリは軽率な行動を起こすが、それがいい方向に回って結果オーライになる、というご都合展開が多すぎます。まだ11回でこれが鼻につくのははっきり言ってマイナスだと思いますね。

 

話を戻しますと、校長先生からの連絡が来た時を考慮してモフルンとはーちゃんを置いていこうとしたみらい達でしたが、学校に行きたがっていたモフルン(とはーちゃん)はカバンの中に忍び込んで途中で(みらい達と数人の生徒たちに目撃されつつ)教室を抜け出します。その最中、学校の裏庭に偶然落ちていたリンクルストーン・トパーズを発見、と同時にリンクルストーンの波動を感じ取ったガメッツとバッチングしてしまいます。

モフルンは歴代妖精の中でもかなり健気な性格に感じますが、今回はリンクルストーン・トパーズを守るためガメッツに単身立ち向かい、捕まった後もはーちゃんに逃げるように促すなど、献身的なところ見せました。個人的にこれはみらいの性格を反映している様にも感じます。

逃げたはーちゃんを窓越しに見たみらいとリコは朝礼が終わった瞬間ダッシュで現場に急行。モフルンの共鳴した瞬間トパーズモードへの変身となりました。

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ところでこれは主観が大いに入る話なので、あくまでも個人的意見なのですが、変身シーンのBGMが全く頭に入りません。モードごとに専用曲を用意しているのも影響しているのかもしれませんが、メインテーマであろうダイヤモードの変身曲ですら未だに口ずさむ事すら出来ないのは、どうしたことでしょう。今までのシリーズの変身BGMは数回聞けばあっさり覚える事が出来たのですが…

 

ただ、やっぱり黄色の変身はあざとかったね!(もはや伝統?)

 

さて、トパーズは必殺技の演出から雷モチーフなのかな? という表現はありましたが、やっぱりイマイチはっきりしないモードですね。ルビーのパワー、サファイアのスピードに対して、トパーズは臨機応変型?

手に発した黄色いオーラをシールドにして防いだり

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ハンマーに変化させて殴りかかるなど、今までの徒手空拳メインよりは楽しい戦闘シーンになっていたと思いますが、ちょっと立ち位置がよくわからないですね。

あと、ちょっと気になる台詞がありました。

それはトパーズモードの二人を見たガメッツがその姿を「変な恰好だな。ヨクバールみたいだ」と言った事です。そりゃ、頭にキャンディとプリンですからそう言われてもしょうがない恰好とも言えますが、プリキュアもヨクバールも魔法が生み出されるものという共通点があるんですよね。実は同根の存在だとすると敵側がリンクルストーンを使用するなどの危険性があるかもしれませんね。

ガメッツが放ったヨクバールはトパーズモードでの必殺技、雷が走るような演出の後、巨大なステッキに挟まれ、その間を通る黄色いオーラに圧殺される、によって消滅。ガメッツも退場となりました。ガメッツって武人タイプなのにヨクバールけしかけるだけなので、どうにもキャラがちぐはぐな感じがします。

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このタイプはハピネスチャージプリキュアのオレスキーがいましたが、あちらはどちらかというと面白お兄さんだったのに対しガメッツはちょっと武骨過ぎるんですよね。

 

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戦闘後にはーちゃんが成長し、片言ながら言葉をしゃべれるようになったのも大きな展開でした。はーちゃんはまほプリメンバーとモフルンとの絆が深まると成長しているような感じですね。そういえば、今回モフルンに当たりそうな流れ弾をシールドを展開して防御もしました。力も増しているのかな?

 

しかし、駅前で落ちていたリンクルストーン・トパーズが烏→猫と持ち逃げされた挙句学校の裏庭に落ちている、という表現はどうにかならなかったんでしょうか。一応、最重要アイテムの一つですよね?*1

上でも書きましたが、あまりにも結果オーライのご都合主義が多過ぎます!

みらいやリコをラッキーガールに仕立て上げたいのかもしれませんが、それならば今作のケイの様な天然な娘やハートキャッチプリキュアのえりかの様なひたすら面白キャラ&トラブルメーカーじゃない限り活きないと思います。

ただでさえ、プリキュアに選ばれた存在であるのに更に才能高い、努力をしている描写が希薄(リコも回想のみ)、特に考えないで直感で行動、でこの上幸運属性でなんでも上手くいく、なんていうのはいくらなんでも共感できません。

オープニング曲でラッキーガールを謳っていたドキドキプリキュアは作中にラッキーが重なる表現などなかったですし(むしろアンラッキーな出来事の方が多かった気もする)、前作Goプリンセスプリキュアはむしろそういうものには頼らずに努力をする事をテーマに据えた作品でした。

正直、暗雲が垂れ込めてきたのは気のせいでしょうか? ファンの間ではあまり評判がよくないハピネスチャージプリキュアですら視聴時はここまでの不安感はなかったのですが、いずれにせよもう少し丁寧なシナリオ作りが求められているような気がします。

 

次回は日常回なのかな? リコが頑張ってから回りそうな雰囲気ですが、考えてみると今まで日常学校生活をきちんと描いている回はなかったように思うので、そこらへんも含めて注目してみましょうか。

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本日のまほプリを一言で表現

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ナシマホウ界は魔法の実技がないから自分の優秀さを存分に学校で見せられるとドヤ顔かますリコさんだが、果たしてそう上手くいくかな!(笑)

 

来週もキュアップ・ラパパ!

 

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*1:ただし烏も猫も凶兆を暗示する生物であり、魔法とのかかわりは深い。しかし、それがトパーズがそこら辺に転がり落ちている理由にはならないと思うが。