ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】ヒーリングっど♥プリキュア/総評

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ああー、書き出しがまた木曜日になってしまったああああ。どうしようどうしよう。あと3日後にはトロプリ第一話が始まってしまうというのにいいいぃぃぃ!
*1

あ、スタッフの皆さま、まずはお疲れさまでした。今回は例年にない状況の中、心労も絶えなかったと思いますが、無事大団円を迎える事が出来て、心から祝辞を述べたい気持ちです。

 

さて、のっけから初動が遅かった嘆きから始まりましたが、正直言うと何とも複雑な感覚です。もちろん、ここまで総評の事を忘れ去っていたわけではなく、構成やすり合わせなどを模索していたわけですが、その、何というか…

未だにヒープリが終わった感覚がない、というか、その感覚が鈍いんですよね…

前作ほどの余韻がある訳ではなく、プリアラの様に時間があっという間に過ぎ去った、という感覚も薄い。かといって終わった物語に大きな不満がある訳ではない…でももう終わりなの? なんか頭が追い付かないなあ…という感じ、というか。

 

最早お約束ですが、ここから先は長文注意です。覚悟を決めた方からどうぞ。内容は結構辛辣ですので、見たくない方は回れ右をお願いいたします。

 

*1:ところで愛称は「トロプリ」でいいのだろうか? あとで確認しておこう。

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【アニメ】ヒーリングっど♥プリキュア第45話・最終回「おいでませ♥ヒーリングガーデン!」感想

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久しぶりに会ったラテ様は片言だが喋れるようになったワン。しかし皆の名前を次々と喋っていくのに最後がすあまって…あんまりです、ラテ様…( ´艸`)

 

さて、最終回です。前作の様なびっくり展開はなく、ある意味先週と同じく王道パターンでしたが、途中に次回作のヒロイン・キュアサマーを乱入させつつ、最後の最後で問題提起をするという展開でした。ちょっと唐突感は否めなかったですが…

 

話の流れとしては、テアティーヌの許しもあって、ヒーリングガーデンを訪れることになったのどか・ちゆ・ひなた。ラビリン・ペギタン・ニャトラン・アスミ・ラテとの再会を喜び合い、テアティーヌからも感謝の言葉をかけられ、他のヒーアニたちからは英雄として遇され、一行はちゆ曰く「絵本の様な世界」と言われる美しいヒーリングガーデンを満喫します。

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やがて、付近を散策していた一行は、まだビョーゲンズに侵され汚染が抜けきっていない黒い森のような場所にたどり着くのですが、そこで人間嫌いのヒーアニ、サルローと邂逅。彼は人間は地球を破壊し、汚染し、動物を無作為に殺すようになってしまった、ビョーゲンズと変わらない存在だ、とヒープリチームに向けて糾弾の言葉を投げかけます。

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一方その頃、のどか達がお土産に持ってきたすこやか饅頭の外箱にナノビョーゲンが潜んでいたことで、ヒーリングガーデンにメガビョーゲンが持ち込まれてしまい、幼いヒーアニが幾匹か捕まってしまい…というものでした。

 

ここで「答えのない問題」が来るとはなあ

さて、今話で急にぶちあがった人間は地球にとって害悪なのか? というテーマ。

難しい問題ですよね。メタい発言をするならば少し古い話であれば東日本大震災からの原発問題、直近でもコロナ禍による様々な問題が上がり、我々は地球とどう触れ合うべきなのか、どの様に個々との折り合いをつけるのか、否応なしに考えさせられる時代に突入しています。

ただ、これに明確な答えを出すことは恐らく不可能です。例を挙げれば我々は電気というものに頼って生きているわけですが、それを生み出すために様々な自然を犠牲にしているわけです。が、では、地球のために電気も何もない江戸時代の生活に戻れるかと言われればそれは無理な話でしょう。

なにも電気の話に限った話ではなく、人間は、いやありとあらゆる生物は何かを犠牲にして生きていると言っていい。ここを否定されれば、「では滅べ」と言われているに等しい。

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今回この問題を提起したヒーアニのサルローさんは結構な過激派で今の人間は浄化されるべき存在だと言い放ちました。浄化がどの程度の事を指しているのか分かりませんが、彼はビョーゲンズと人間は同じようなものだ、と暴言も吐いており、これは取りも直さず「人間は滅ぼしてしまえばいい」と言っている様に自分は感じました。*1

では、自分は地球にとって害悪な生物だから自殺しろ、と我々が言われて素直に自死を選べるのか、と言われればそれはノーですよね。つまり、この問題提起に答えは…少なくとも明確な答えは存在しません。我々は何かを犠牲にして生きている。でもだからと言って生をあきらめるわけにはいかない。答えのないテーマなんです。

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これを見ている視聴者たちに問題を提起するのはいいのですが、ずいぶんな難題をぶち上げてくれたなあ、とは思います。

それが証拠に、そのサルローさんの言葉を承け、戦いながら自問自答を繰り返したのどか・ちゆ・ひなたは彼の言葉を噛みしめながら、自分たちの出来る事をしていく、地球が、そこに住まう全てのものがすこやかであるために、という事を伝え、テアティーヌの口添えもあり和解するに至りました。

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ですが、サルローさんは納得してくれましたが非常にもやっとした解答でもありますよね。正解のない問答に対する一般解だと言ってもいい。プリキュアシリーズではメンバーが将来の夢を語るのがセオリーなのですが、今回こそそれを持ってくるべき場面だったのでは? と思うのです。それが地球にとって癒しの力であれば尚良かった。ですが、実際にはちゆがかろうじてハイジャンプと旅館業の両立を掲げている程度で、とうとう最後までのどかやひなたの将来が示唆されることはありませんでした。*2

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最後にヒーリングガーデンから地上に戻ってきた際にも、私たちの「生きる」という戦いはまだまだ続く、という感じで閉幕しましたが、それも何か目標があってこそ活きる訳で、なんとも言えない中途半端さだけを残した最終話となりました。

 

ヒーリングアニマルとは

ここにきて、もう一つ疑問が残ったのはヒーリングアニマルの存在です。今話で初めて判明したのですが、ヒーリングアニマルは地球から自然発生的に誕生する存在であり、唯一ラテだけがテアティーヌが直々に生んだのだそうです。

つまり地球意志の具現化とも取れるわけですが、そうなるとアスミも厳密にはヒーリングアニマルの亜種と考える事も出来ますね。

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また、ヒーリングガーデンの詳しい内情が今回で初めて語られているわけですが、サルローさんの様な思想のヒーリングアニマルがいるという事は、逆から言えば彼らは何かを犠牲にして生きているわけではないのかもしれませんね。古い言い回しをすると霞でも食べているんでしょうか? その割にはすこやか饅頭をみんな美味しそうに食べていましたが( ´艸`)*3

ちょっと「お?」と思ったのが、テアティーヌがサルローを諭す際に「もし人間がどうしようもなくなれば浄化をする覚悟はある」と言っている点です。

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テアティーヌとサルローの「浄化」の捉え方は違うかもしれませんが、これは状況が変われば、ヒーリングアニマル達は人類の敵になる可能性がある、という事を示唆しています。シリーズでも異色の設定ですね。

自分的には今話の一連のやり取りから、ヒーリングアニマルというのは地球のお医者さん、というよりは地球がピンチに陥った際にその元凶を取り除く抗体の様な存在、と解釈しました。この作品内ではその元凶がたまたまビョーゲンズだった、というだけの話で。

面白い設定ですが、これも途中で匂わせ演出でもあればなあ、というのはあります。ちょっと突然すぎるんですよね。もし、人間=我々が慢心せず心すこやかに生きていかなければ、地球は牙をむくんだよ、というメッセージ性を残したかったのであれば、それは作品中にテアティーヌを介して布石をばらまいてからでなくてはあまり効果的ではありません。テアティーヌも結局作中の要所要所で、嫌な予感が…とかプリキュア達の活躍に安堵する、等のあまり意味のない演出に留まっており、使い方もったいないなあ、惜しかったかなあ、というのが率直な感想です。

 

キュアサマーと次回作について

とりあえずキュアサマーがメガビョーゲンに苦戦するヒープリチームの助っ人としてラテに召喚されました。

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空から落っこちてきた際に、人質に取られていた幼いヒーアニをはずみで解放したまではいいのですが、その後はメガビョーゲンの尻尾にはたかれて気絶という実力も何も垣間見えない状態での乱入、気絶から回復した後は一通りの挨拶もつかの間、ラテをかたどった小さなアイテムを手にゲートから帰還、となりました。

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予告番宣や最後の引継ぎを見た感じでは元気系のアホの子っぽいですかね? 今作のメインヒロイン・のどかがおとなしめだったこともあって、感じを変えてきたかな?

ただ、キュアサマーのデザイン、ちょっと目には痛いなあ…白基調に各色の帯を散りばめ、髪色も金色に各色メッシュ・グラデーション。作品全体的にポップなイメージですが、ここら辺覆る可能性があるのがプリキュアシリーズの面白いところ。来週からの放映を楽しみに待ちましょう。

 

総括は後日しますが、全体的にみると最初は良かったのですが最終的には「よくできた佳作」で止まってしまった、というのが自分なりの評価です。途中まで佳作評価でありながら後半でひっくり返った前作とは完全に真逆の現象が起きているのが面白い。

 

今週のヒープリのここが見どころ!

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最終話なんですよ! 最後の戦いなんですから真面目に戦って下さいよ! キュアアースさんッ!

 

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*1:実際、ビョーゲンズに対する「浄化」は実質「滅ぼす」事である。キングビョーゲンをはじめ、幹部もただの一人も今作は生き延びる事が出来なかった。

*2:のどかは医者になるのかな? という場面は散見されたが…明示はされていない。

*3:ただ、人間の食べ物自体を初めて食べているような描写もあった。

【アニメ】ヒーリングっど♥プリキュア第44話「みんなでお手当て!!すこやかな未来のために」感想

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シンドイーネを使い勝手がいい、あんなものはいくらでもまた生み出せると邪悪発言しまくるキング…どんだけ負けフラグ立てるんですか、ヤダー。

 

さて、今回はネオキングビョーゲンとの最終決戦でした。少し駆け足だったかな、という感はありましたが、テーマをきっちり決めて描き切った事と、あまりぐだらずにキレイに終わらせる事が出来ていたと思います。が…

 

話の流れとしては、力が拮抗していたネオキングビョーゲンとテアティーヌでしたが、ついにネオキングビョーゲンの方が押し始めます。

そんなピンチにシンドイーネを浄化したヒープリチームが駆け付けます。シンドイーネすら駒の一つだった、あんな存在はまたいくらでも作り出せる、と非道な発言を繰り返すネオキングビョーゲンに必ず浄化する事を決意するヒープリチーム。

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キュアアース以外はプリシールドでの防御に徹し、シンドイーネのナノビョーゲンを宿したキュアアースの攻撃は命中。一瞬慌てふためくネオキングビョーゲンでしたが、一足遅かったと勝ち誇ると同時に、ついにヒーアニ達が展開していた結界が完全破砕され、地球全体が浸食され…ヒープリチームたちはネオキングビョーゲンの中に取り込まれてしまう…というものです。

 

うーん…何から書けばよいのやら…正直言えば王道展開でしたね。

勝ち誇るラスボスに対して切る啖呵、生きること自体が戦いであるという悟り、生きたいという生物ならば当たり前の欲求、皆の想いを受けてのパワーアップ、浄化成功そして大団円後のヒーアニ&アスミ達との別れ。

キレイ過ぎる、は言い過ぎにしろ、そつがない。

実際問題、キュアグレースをはじめヒープリメンバーが、生きること自体が戦いであるという事を悟れたのは、他でもないのどかの辛いことも楽しいこともすべてを経験した過去の描写があったからこそ納得できた訳で、先回のダルイゼンの件も含めてこの子は優しいは優しいですが己の信念は曲げない強さがありました。しかも、その信念に明確なバックボーン(過去の闘病生活)とここまで築き上げた作中描写があったため、一歩間違えると嫌味にすらなりかねない性質を見事に昇華させました。

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そう、ヒープリチーム側の描写としては問題はなかったのです。でもなんか一歩足りない。物足りない。

まあ、ネオキングビョーゲンですよね。あえて言いますが、この期に及んで彼が何をやりたかったのか自分にはイマイチわからなかったんですよね。

もちろん、それは世界征服ですよね。前回明言しています。しかし、ヒープリチーム達を取り込み、自分の体内でのどかと問答した際に、彼は生物とは戦いあいながら滅ぼしあう定めにあり、自分こそがその頂点に立ったのだ、と言い放つのです。

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つまり弱肉強食主義者な訳ですが、それを持ち出してしまうと、ではその後はどうするのか? 自分一人だけ残った世界で何がしたいのか? という疑問にどうしてもぶち当たります。自分が最強であることを(特にテアティーヌに)誇示したかったのか、それともナノビョーゲンで地球をすべて蝕んだ後全生物をビョーゲンズにしたかったのか、そうだとしても自分がその王に君臨したかったのか、それとも病気モチーフ故の本能だったのか…ネオキングビョーゲンはそのビジョンまではとうとう見せてくれませんでした。

これはキングビョーゲンが最後半になるまで正体を現さなかったのもマイナスに働いたと思います。前の記事でも書きましたが、ビョーゲンズとヒープリたちの戦いは拮抗状態だった訳で、第41話で多少の布石(すこやか市の色々な場所にナノビョーゲンを潜ませていた)は打っていましたが、急激に彼が力を復活させた理由付けとしては弱かったと思うのですよね。それなら今までの戦いは何だったのよ、と。時間を稼ぎたかったというのならば、それはテアティーヌも同条件だった訳で、彼女を圧倒できた理由付けが弱くなります*1し、テラビョーゲンの強大化を食うために待っていた、という推測は出来ますが、その割にはシンドイーネを積極的に食おうとしなかったり、どうにもやる事なす事中途半端なんですよね。

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前作のラスボス、ダークネスト=蛇使い座のプリンセスも登場が遅きに失した感はありましたが、彼女はノットレイダーのメンバーの目を欺かなくてはならない、という一応理由付けがありました。ネオキングビョーゲンはそういうのもなく唐突に出てきたのですよね。

要するにヒープリチームと違って、ネオキングビョーゲンにはバックボーンが足りなかったんですよね。これは他のビョーゲンズ全体的言える事ですが。

嫌な言い方ですが、今回のラスボスバトルは

唐突に出てきたラスボスが特徴が特になく、でも性格酷い奴で、皆の力を借りて倒しました、ヤッター

で終了してしまった感がどうしても拭えませんでした。敵側も結構寸劇に時間割いて描写していたはずなのにどうしてこうなっちゃたのかな? 何とも不思議な感覚の最終決戦でした。

 

上でも書きましたがそつはなかったです。でも最終決戦としては少し物足りなかった。キュアアースがシンドイーネを取り込んだことに対する副作用的なものも出てきませんでしたし、最後もわりかしあっさりとヒーアニたちとの別れを描きました。

のどかのパートナーではなくなっても私たち友達でしょ、はとても良かったですが…このシーン、欲を言えばハートの展望台の所ではなくて永遠の大樹の前でやってほしかったかな。展望台がこの作品全体の象徴的な場所なのはわかるんでけどね。

ただ、これは次回の事もありますが…

 

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そう、次回はのどか達3人がヒーリングガーデンを訪れる内容なんですね。ありそうでなかったなかなか新しい最終回ですが、引き継ぎはあるんですかね、これ。あるならば何か一波乱が起こるのでしょうが…泣いても笑っても次週最終回です。楽しみですね。

 

今週のヒープリのここが見どころ!

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だからさあ、自分のフィールドに引き込んだ後、のこのこ出張るのも負けフラグなんだって。黄泉比良坂に行かなければ蟹だって勝てたでしょ!( ´艸`)

 

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*1:ただし、今回はテアティーヌにパートナーがいなかった事は加味しなければならない点である。

【アニメ】ヒーリングっど♥プリキュア第43話「キングの進化…!蝕まれたすこやか市」感想

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まあ、元々地球を蝕んでビョーゲンキングダムにフォーマットする、と言ってはいたけど、大ボスの口から「地球制服」みたいな単語が飛び出ると、ブルータスお前もか、感が凄いよねー( ´艸`)

 

さて、最終決戦一の部、といったところでしたが、個人的にはネオキングビョーゲンの強さがきっちり描かれていたのが好印象でした。

 

話の流れとしてはダルイゼンを取り込み、最終進化を果たしたネオキングビョーゲンは、まず手始めにとすこやか市を一瞬にして蝕んでしまいます。

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このままでは地球全体が蝕まれてしまう。早速それを止めるべく攻撃を仕掛けるヒープリチームですが、ネオキングビョーゲンの周りには不思議なバリアが張られており、すべての攻撃を無効化。当然、敵側はバリアを無視して攻撃を仕掛けてくるため、ヒープリチームは何もできないままあっさり変身解除に追い込まれます。

万策尽きたヒープリチーム、シンドイーネがラテに魔の手を伸ばそうとした瞬間、強烈な光の攻撃が彼女の腕を弾き、その場にはテアティーヌが佇んでいた…というものです。

 

まずは上でも書いた通り、ネオキングビョーゲンの強さが明確に描かれたのは良かったですね。すべてを弾く上に自分の攻撃は一方通行的に通せる全方位バリア。

すこやか市を一瞬で蝕み、しかも放っておいてもそれは世界全体に広がっていく、という状況下で、打開策の見えない大ボス。なかなか絶望的な演出でした。

その場を救ったのがテアティーヌを筆頭とするヒーリングガーデンのヒーアニ達。テアティーヌの召還に応じて次々とすこやか市に現れた彼らは全員の力を結集してネオキングビョーゲンの浸食を抑えつつ、彼の動きを止める結界を展開します。

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少々難を言えば、テアティーヌ側はテアティーヌ側で反撃の準備をしていたと思うですが、彼らは結界での助力に留まった事でしょうか。実際、自分たちが抑えている間にネオキングビョーゲンを浄化する方法は考えてほしい、とヒープリチーム(というよりは見習いヒーアニ+ラテ)に委ねており、下準備込みでそれはちょっと…というのが感想でした。尤も、テアティーヌの力を以てしても結界を張るぐらいが精一杯&対処法が見出せないのか、ラテのピンチにいてもたってもいられなくなって飛び出してしまったのかは判断が難しいところですが。*1

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面白いな、と思ったのはこの期に及んでもネオキングビョーゲンはテアティーヌの事しか眼中になかったことですかね。最初にすこやか市を狙ったのもテアティーヌとそのパートナー生誕の地だったから、という事が今回語られましたし、結界で身動きが取れなくなった後もヒープリチーム追討をシンドイーネに一任し、彼女は自分の獲物と言い張りました。

プライドの高さが相当レベルなのですよね。その辺りが逆に彼の弱点の様な気はします。

 

さて、このままでは危ないと悟ったアスミは一旦戦線からヒープリチームを連れて離脱、バリア対策について話し合うことになるのですが、彼女はビョーゲンズは別のビョーゲンズを取り込み進化を繰り返している(テラビョーゲンがメガパーツで進化し、更にそれを取り込んでキングビョーゲンはネオキングビョーゲンへと進化した)、と推察。あのバリアはビョーゲンズの力を取り込めば通す事が出来るのではないか、と考えます。

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そして、その役は人間ではない自分がやる、と言い出すのです。

当然、ひなたやちゆは驚きますし、ビョーゲンズを取り込むという事は取りも直さず、かつてののどかの様な状態になってしまう可能性がある訳で、のどかは大反対します。

それでも彼女の決意は揺るぎませんでした。前回のキュアグレースの台詞「自分の心と体は自分だけのもの」を引用し、誰かがこの役をやらねばならない事、大切なものを守りたいという気持ちとその意志は固いこと、ラテが辞めろと言っても曲げる気はないことを語り、皆を説得しました。

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かつてはラテを最優先に考え、それ以外にはあまり興味を示さない、という初登場前後から考えると本当に成長しましたね…ただ、この場面、のどかにはもうちょっと強硬に反対してほしかったかな…彼女はビョーゲンズ由来の病身がどれだけ辛いかを知っているのですから、それをアスミが甘んじて受ける、という事に簡単に納得できるとは思えないんですよね。この辺りは素直に時間が足りなかったんかなあ、と考えさせられました。まあ、この時間がらみについては後日の総評にてまとめましょう。

 

そんな所にシンドイーネが到着、早速変身して対処するヒープリチームですが、彼女はさらにメガパーツを自身に投入してパワーアップ、ヒープリチームを圧倒します。

しかし、キュアスパークルの機転で隙を見せてしまったところで他三人の連携攻撃を受けて形勢逆転したところにプリキュアファイナルヒーリングっどアローが炸裂、という展開でしたが…

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うーん、一応、最後の幹部戦だったんですよねえ。まあ、キュアスパークル、シンドイーネ、双方ともにらしいと言えばらしいやり取りだったのですが…ちょっと締まらんなあ、というのが素直な感想です。シンドイーネがこれほどの悪女でなければ、あるいは幹部最終戦でなければ、笑えるエピソードで済んだのですが…コミカルさを残したかったのはわかりますし、前回ダルイゼン戦がああいった内容だったので連発シリアスは辛いと考えたのも理解は出来ますが、こういうところはあくまでもシリアスに攻めてほしかった。

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さて、最強合体技でも浄化しきれなかったシンドイーネ、そこにラテの助言でキュアアースもろともシンドイーネに今度はプリキュアヒーリングオアシスを炸裂させ、今度こそ完全浄化されたシンドイーネのものと思われるナノビョーゲンをキュアアースはそのまま取り込みました。

これはどう解釈すればいいんですかねえ…まず浄化技はビョーゲンズにしか効かない、というのが明文化されたのはいいのですが、浄化されたシンドイーネ、というよりはナノビョーゲンはバリアを通れるのか、とか、これを受け入れてキュアアースには影響ないのか、とかいろいろ気になります。受け入れた後キュアアースは平気な顔をしていましたが、これもやせ我慢の可能性がない訳ではないんですよね。

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というより、この展開、それこそキュアグレースとダルイゼンを絡めた方が面白かったんじゃないでしょうか…正直、適役だったとはいえ*2キュアアースとシンドイーネってあまり絡みはなかったんですよね…考え方が全く嚙み合っていない、という場面は散見されましたけど、あの程度では絡みとしては弱いと思います。

 

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なんにせよ、ヒープリチームの目論見は成功し、いよいよ結界に目を向け最終決戦への決意を固める、というところで幕となりましたが…

 

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次回は大団円&やはりヒーアニたちとのどかたちとの別れ…ですかね。ハンカチ用意しておかなきゃ…ペギタンとニャトラン大好きだったから余計辛い…その次が引き継ぎ回だとすると物語上は実質最終回かな? 尤もこの辺りは上手く絡めてくる可能性があるのでなんともいえないかも。

 

今週のヒープリのここが見どころ

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次回予告に出てきたこの場面、初代ファイナルファンタジーのオープニングの橋渡るところに見えた…ここから、のどかたちの本当の物語が始まる…とかだったらかっこいい引きだな…

 

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*1:実際、全盛期ほどの力はない、とネオキングビョーゲンも勝ち誇っている。

*2:人間ではない、という事もさることながら、ちゆやひなたではシンドイーネとの絡みは薄い。

【アニメ】ヒーリングっど♥プリキュア第42話「のどかの選択!守らなきゃいけないもの」感想

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いやあ、逃亡先が下水道って、大体助からないんですよ、それ…

 

さて、今回は…色々な意味で意表を突かれました。プリキュアシリーズの常識に物申した回と言えると思います。

 

話の流れとしては、前回、ダルイゼンを拒絶したことに思い悩むのどかは朝食はろくに摂らない、学校では奇行の連発、と心此処に在らず状態になってしまいます。

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その事を心配したラビリンは、のどかは実際はダルイゼンを助けたいと思っているが、彼らと敵対している自分を慮って彼を拒絶した、それなら自分の事など構わずに彼を助けてあげればいい、とアドバイスするのですが、のどかの口からは意外な言葉が飛び出す…というものです。

 

ラビリンの覚悟とのどかの決断

のどかは前回ダルイゼンを拒絶したことに対して、自己嫌悪に陥っていました。自分の事しか考えていなかった、ダルイゼンを受け入れることで、また苦しむことになるかもしれない恐怖、心優しい彼女は完全に板挟みになってしまいました。

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そんな彼女にラビリンはどんな決断を下したとしても、自分は必ず味方になると言い放ちました。先だって言ったダルイゼンを助けるつもりなら自分の事情に関わらず気にしなくていいし協力もする、逆にどうしてもダルイゼンを受け入れられない、というのならば助けてやる義理などないのだと諭しました。

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一見すれば自分勝手で盲目的ともいえます。前々回のひなたが皆から励まされる回も言うなればこれ(狭い世界での絶対的肯定)な訳ですが、のどかの場合は事情が違い過ぎる。過去の病気への恐怖、そしてよくよく考えてみればあまりに勝手な言い草のダルイゼン。その事をすべて受け入れた上でラビリンは自分が絶対味方になる、と言っているのですよね。話中でも言っていましたが、のどかと長い間絆を育んだからこそ出た結論だった訳で、ラビリンの心強さが良く出ていて良かったと思います。

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一方追い詰められメガパーツを投入し強大化する事で難を逃れようとしたダルイゼンは巨大化した上に暴走、騒ぎを聞きつけたヒープリチームと対峙する事になります。

そして、その場でものどか=キュアグレースに対し助けを求めるのですが…

キュアグレースはなんと彼の要請を再度拒否。そして、彼を断罪し始めるのです…

 

すべてを許すのがプリキュアなのか?

正直驚きました。プリキュアシリーズのヒロインといえば、基本的に慈悲の心を持ち、助けを求める者には救いの手を差し伸べる、改心するのであればすべてを受け入れる、名前にある通り“癒し”の存在です。ましてや、キュアグレース=のどかはシリーズでも屈指の優しさを前面に押し出したキャラクターです。てっきり筆者は受け入れる方向性になるのかな、と思っていたので。

随分前の記事でも書きましたが、自分は「どうしようもない悪は断罪されるべきである」という考えを持っています。ダルイゼンは残念ながら、この「どうしようもない悪」だったと言わざるを得ません。キュアグレースはそれを噛みしめるが如く一つづつダルイゼンに言葉を投げかけながら攻撃を仕掛け続けました。

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仮にのどかがダルイゼンを受け入れて回復したとしても、その後どうするというのか? また地球を蝕む事に邁進するのか? 答えられないダルイゼンにさらに追い打ちをかけるキュアグレース。

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自分にとって大切な人々を傷つけ、

命をもてあそんだことを嗤い、

自分がどれほど苦しんだか理解しようとせず、

自分が苦しくなれば助けにすがる、

自分の心も体も私だけのものであり、

自分はあなたの都合のいい道具じゃない!

これだけダルイゼンとのどかは考え方が全く違っている。そりゃ受け入れられる訳ないですよね。

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穿った見方をすれば、この場面でのキュアグレースは確かに自分を優先しています。枕詞には常に「私が」という言葉が付随しました。ですが、ならばのどか自身がどれだけ苦しもうが、プリキュアであるならば受け入れなければならないのでしょうか? それはあまりに酷というものでしょうし、答えは否でしょう。ここだけを見れば、確かにのどかとダルイゼンは同根と言えるかもしれませんが、あくまでも自分本位で他を顧みないダルイゼン(おまけに自身が危うくなれば生みの親であるのどかに縋る)と悩み抜いた上にそれでもダルイゼンが許せなかった(おまけに生かしておけばまた悪さを再開する可能性が高い)のどかでは質が違い過ぎる。

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確かにダルイゼンは哀れに感じましたが、それは表面的なものであり、嫌な言い方をするならば、贖罪もしていないし改心するとも思えない。それが証拠に多少の怒りを含ませてはいたもののキュアグレースは淡々と彼を攻撃していきました。その表情はどうしても彼を受け入れる事が出来ない悲しさに満ちていた、と感じたのは自分だけですかね? こういう意志の強さもまたプリキュアらしいと思うのですよね。

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弱らせたダルイゼンを合体技・プリキュアファイナルヒーリングっどアローで浄化するものの、完全に浄化しきれなかったところでシンドイーネとキングビョーゲンが出現、キングはダルイゼンを取り込み、ネオキングビョーゲンとして地球の完全支配を宣言しますが、その際に啖呵を切ったキュアグレースに対して「ダルイゼンを切り捨てた貴様が地球を守るとは片腹痛い」といった内容のセリフに「そのダルイゼンを追い詰めたのは誰だ!」と毅然と言い放ちました。この言葉だけでも、和解が出来るのならば本当はダルイゼンを救いたかったのですよね、彼女は。

なんか、今回は切ないとともに色々考えさせる内容でした…

 

敵側の事情について

上でも書いた通り、キングビョーゲンは力をだいぶ失ったとは言え、そのダルイゼンを取り込み、ネオキングビョーゲンとなりとうとう直接的に地球を侵略開始し始めました。これでダルイゼン完全体状態だったらどうなっていたんだ…

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形態もより人間型に近づき、いよいよ最終決戦待ったなし、といったところでしょうか。しかもネオキングビョーゲンは最終的にはシンドイーネを食ってさらにパワーアップという選択肢も残っているのですよね。なかなかハードですね、ヒープリチームにとっては。

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そして、シンドイーネ。明確に自分はキングビョーゲンの力になれるなら食べられても構わない、という発言をしました。最早狂信者のそれですね。グアイワルを罠にハメ、ダルイゼンを追い詰め、二人をキングに献上=殺すことにも一切躊躇いはない残忍さも見せており、歴代でもかなり上位にランクインする悪女になり果ててしまいました…初期のコミカルさはどこ行ったんだよ…

ただ、なんでここまでキングビョーゲンに心酔したのかはもうちょっと説明が欲しかった。名付け親だから、程度ではどうにも納得しずらいんですよね。キングに惚れ込んだ挙句、仲間を殺す事すら躊躇しない悪女。まあ、ありっちゃあありなんですが、それならもう少しバックグランドは欲しかったかな、と。

あと、ダルイゼンがキュアグレースの問いかけが始まったあたりで、今までの赤い蝕み光線や紫色の禍々しい弾丸ではなく、緑色の光線を発射しているのですよね。尤もその光線技をヒープリメンバーは避けてはいるんですが、何か質の違う攻撃(ですらないのかも)なんでしょうか? OPを見ればわかる通り、この世界観で緑色は浄化の象徴でもあります(赤黒い場所を4人が緑色に浄化しながらゆっくり歩む場面がある)。考えすぎでしょうか? ついでに言えば、彼は合体技で完全浄化されなかった、というのも気になります。これなんかの伏線なのかな…

 

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さて、次回は…ネオキングビョーゲン大暴れ回ですかね。多分、ヒープリチームも最大級のピンチを迎えそうです。

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そして、そんな状況と思われる場面でアスミは自分に考えがある、という様ですが…おいおい、まさか自分を犠牲にする気じゃあるまいな!

 

今回のヒープリのここが見どころ!

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とりあえず、理科の実験の最中にリコーダー吹き始めるのはクラスメイトの信用を失いかねないのでやめた方がいいと思うの( ´艸`)

 

そして、とうとう次回作、トロピカル~ジュ!プリキュアの番宣が入りましたね。声優さんも順次発表されているようですし、着々と足音が近づいています。

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ところで、メインヒロイン・夏海まなつ=キュアサマーの中の人は時の人・ファイルーズあいさんとのことですが、自分は某筋肉アニメやアイドルアニメを見ていないのであまり知識はないのですが、この方、艦これのホーネットの人なんですね。番宣の時の声も考えるとかなり演技の幅が広そうなので期待したいです。

 

 

【アニメ】ヒーリングっど♥プリキュア第39~41話雑感

あー、さて、1月も残すところあと3日となってしまったわけですが、新年あけましておめでとうございます( ´艸`)

今年も当ブログをゆるゆるとよろしくお願いいたします。

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ご挨拶が遅れたお詫びにキレイになった三幹部などご鑑賞ください( ´艸`)
*1

 

さて、今期間はとうとう最終決戦前夜、といった感じの内容でした。ひなたをメインに据えつつ、グアイワルの離反、キングビョーゲンの本体出現と着々と進行していきました。

 

話の流れとしては、グアイワルの罠に嵌ったひなたを筆頭とするヒープリチームはビョーゲンキングダムの本拠地・キングビョーゲンの元へと導かれます。当然戦闘になるのですが、苦戦はするものの皆の力を合わせたファイナルヒーリングっどアローが炸裂、キングビョーゲンの浄化に成功。

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しかし、これはグアイワルの計略であり、彼はキングとプリキュア達との共倒れを狙っており、プリキュア達が勝ってしまったこと自体は誤算だったものの、キングがいなくなったここを勝機と捉え、大量のメガパーツを自身に投入、パワーアップしキンググアイワルを名乗りプリキュア達に襲撃、変身解除に追い込みます。

ヒープリチームはアスミの機転で脱出するものの、グアイワルを認めないシンドイーネはキングは生きていると信じキング探索に、ダルイゼンは自分が住みやすい世界さえ構築できれば誰がキングだろうと構わない、という態度だったため、グアイワルは地上に出てメガビョーゲンによる侵略を開始、ダルイゼンにヒープリチームの追撃を命じます。

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ビョーゲンキングダムに閉じ込められる形になったヒープリチーム側はまんまと罠に嵌ってしまい自責の念を感じ泣きじゃくるひなたを宥めつつ、脱出の糸口を探りますが、その最中にダルイゼンと交戦、戦闘中にラテがキュアスパークルの技がビョーゲンキングダムの壁の弱いところにさく裂した場面を見出し、ここを破って脱出成功。

地上に戻ったヒープリチームは次々メガビョーゲンを浄化していきますが、森林公園にてひときわ強大なギガビョーゲンと交戦。そこに次々と幹部たちが合流し、キュアグレースvsダルイゼン、キュアフォンテーヌvsシンドイーネ、キュアスパークルvsグアイワル、キュアアースvsギガビョーゲンという四巴戦の様相を呈してきます。

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しかし個々の力ではプリキュアを上回るビョーゲンズ達、次第に追い詰められついに変身解除に追い込まれるほどのダメージを受けるヒープリチーム。勝ち誇り彼女たちにとどめを刺そうとするグアイワルに闇の塊が襲い掛かり…!? というものでした。

 

平光ひなたについて

これは…うーん…そうねえ。

人間、誰でも欠点はありますよね。今作に関してひなたはその最筆頭であり、延いてはそれが彼女をかわいく魅力的に見せてもいます。

ただ、彼女の場合、その欠点が結構致命的な事態を招くんですよね…今回のグアイワルの罠に引っかかった件にしても、正直言うともう少し慎重になるべきところを強行したのですから。実際、グアイワルが(わざと)ひなたの目の前でワープゲートをくぐるところを目撃したひなたはそれで皆に相談を持ち掛けるまでは良かったのですが、この好機に目が奪われ突き進むことを選択してしまいました。しかも、このワープゲートの先に進むことに対して、ちゆ、ラビリン、ニャトランは反対意見を出しています*2

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過去回にも幾度か語られている、ひなたは一つの事に集中しすぎると他の事がおぼつかなくなる、が出てしまった訳ですが、これではグアイワルの揶揄(お前なら絶対に罠にかかると思っていた、と罵られた)も甘んじて受けるしかないでしょう。ただ、この件に関しては、のどか、ペギタン、アスミはひなたの意見に追従しており、ひなた一人に責という訳ではありません。

気になったのは、そういう事情であったにも関わらず「自分は何をやっても失敗するダメな子なんだ」といって泣き出してしまった事です。前々から出ていた自己否定がまたしても噴出してしまった訳ですが、今までもこのネガティブモード突入については散々他のメンバーにフォローしてもらったにも拘らず、またしても皆に慰められてしまうことになってしまいました。

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時期的に言ってひなたファイナルエピソードだったでしょう、この期に及んでこの手の話を…しかも今までで最大級の感情爆発を持ってくるのは…正直言うと、この子成長してないの? と思わせてしまったのは悪手だったと思います。逆に彼女の懊悩を描きたかったのならば、少なくとも、兄姉に対するコンプレックスというだけではさすがに理由付けとしては弱すぎる。*3

しかも、更に良くない事にその度にのどかをはじめとしたヒープリメンバーが優しくフォローするため、逆から言うとメンバー内という小さな世界でしか彼女は許されていない(しかもひなたはそれで一時的に救われてしまう)、という困った流れが発生しています。

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確かにそれが狭い世界であっても自身を肯定してくれる存在のおかげで救われるという事はあるでしょう。しかし、彼女はそれがあまりに多すぎたし、それが故にそれに甘えてしまった様にも見受けられるのですよね。普段が能天気な性格をしているだけに余計に悪目立ちしてしまう。

ただ、今回のひなたを立ち直らせたニャトランの言葉は良かったですね。要するに彼女は失敗ばかり目が行きすぎだし、欠点がある人間の方が魅力的なことが多々ある訳で、そういう事も含めて大好きである、と。この子はその一見軽そうな見た目と言動とは裏腹に一番大人びていますね。物事の本質を一番捉えているというか。

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ニャトランを筆頭にした皆の励ましで、とうとう今度こそすべてを吹っ切ったひなたでしたが、個人的にはもう少しエピソードが欲しかったかな…というのが正直な感想です。この辺りは総評でまとめましょう。

 

敵側の事情について

大きな動きがありましたね。

グアイワル離反は前々から匂わせがあったので納得でしたが、あえて言うならキングビョーゲンの力を完全に見誤っていたのが間抜けだった、といったところでしょうか。キングビョーゲンもあえて泳がせていた、という様な節の事を言っていました。

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ただ、グアイワルはあまり賢くはなかったかもしれませんが、一番ものを考えている幹部でもあり、少なくともキングビョーゲンを信奉する以外何も考えていないシンドイーネや、場当たり的な事しかしていなかったダルイゼンにとやかく言われる筋はない、というのが正直な感想でしたね。シンドイーネ、ダルイゼンともにこの期間中、彼の事を随分ディスる発言をしていましたが、どの口が、とは思いました。

シンドイーネは完全にキングビョーゲン以外が見えていない状態ですね。キングビョーゲンはメガパーツを投入し進化した幹部=テラビョーゲンを文字通り「食ってしまう」事で自身のパワーアップを図った訳ですし、彼女はそれを承知の上でグアイワルをハメるために一時的にキンググアイワルを名乗る彼に協力しましたし、実際彼女の奸計に引っかかったグアイワルはキングビョーゲンに食われ同化するという悲惨な末路をたどりました。しかし、これは取りも直さず「自分が食われる」可能性もある訳で、挙句の果てに、ダルイゼンをも吸収しようとしたキングビョーゲンを見てもお構いなし、という態度でした。自分がキングビョーゲンに一番信任されている故に大丈夫、と考えているのか、食べられても構わない(むしろ喜ばしい)と考えているのかは分かりませんけどね…ただ、彼女はキングビョーゲンが作り出した、というよりは自然発生的なニュアンスだったのは「おや?」と思いました。というよりは、テラビョーゲンってキングが生み出した、とは一言も言及はされていないんですよね。テラビョーゲンの出所がここにきてちょっと注目点に個人的にはなりました。

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そして、ダルイゼン。グアイワルが食われてしまった事にもショックを受けていたようでしたが、それ以上に自身にもその危機が迫った際にはついに逃げ出してしまう、という意外な一面を見せました。てっきり彼はビョーゲンキングダムのためならば受け入れるのかな、と思っていたのですが、考えてみれば彼はビョーゲンキングダムが自分にとって住み心地がいいから地上を汚染しようしていたわけで、奉じていたのは環境(ビョーゲンキングダム)ではなくあくまでも自分なのですよね。

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そして、ついに本当の姿を現したキングビョーゲン。やはり部下の事を駒としてしか扱っていないのがミエミエでしたね。イメージ的には鋼の錬金術師のプライドでしたが、流石にあそこまでの深堀りはされていないですかね…全体像がゾロっとした服で覆われているためちょっと分かりづらかったですが、一本角の生えた黒い犬or馬or狐? やはりテアティーヌとの関連性が疑われます。また、彼はこの期に及んでもプリキュアよりテアティーヌの方に危険視しており、更にプリキュア達を初めて直接見た際にも、まずは先代に酷似しているキュアアースに注目するなど、あくまでもその視線はテアティーヌ(及びそのパートナー)に向いています。

そもそもこの話、主人公サイドが意外なほど事情を知らされていないんですよね。ヒーアニ達からのまた聞き&その彼らにしても深い事情までは知らされていない雰囲気ですし。この回で残り1か月になったこともあり、そろそろ何かしらの暴露がありそうですよね。

 

そして、這う這うの体で逃げたダルイゼン、キングビョーゲンの追撃を受けたからかボロボロの状態でのどか=キュアグレースの前に現れ、彼女の中に潜伏して力を回復させてくれ、と第41話最後の引きで懇願してきました。しかし、過去に病魔に侵されていた恐怖からか、はたまた自身が産み落としてしまったダルイゼンに対する嫌悪感からか、彼女はこの申し出を突っぱねてしまいます。

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その様子に善人面しておきながら我が身可愛さか、結局お前だって自分勝手じゃないか、と罵るダルイゼンから逃げるように走り出すキュアグレース。その表情は苦渋に満ちて…というところで幕となりましたが…

 

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次回はそのダルイゼンとのどかのファイナルエピソードですかね。和解なのか、受け入れるのか、はたまた拒否を貫き通すのか…ダルイゼンは安易に許してはならないほどかなり悪辣な事をのどかに対して(しかも複数回)しており、それだけにシリーズ既存作品よりも(ライバル対決的な意味合いでの)その結末に対するハードルは正直高いと個人的には思います。それだけにこの作品の真価を問われるエピソードになるでしょう。果たしてどうなるのか…注目したいです。

 

ここまでのヒープリをかいつまんでナナメからバッサリ

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アスミさんのこの罠回避シーン。「罠はハマって踏みつぶす」という名言を残した某ドワーフファイター思い出した( ´艸`)

 

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*1:たださ、この場面、ひなたの夢の中なんだけど、彼女はあくまでも彼らと和解したい、と思っているとも解釈できるんだよねえ。コミカルに描かれているけど、ここは彼女の優しさを示す演出だと個人的には思う。

*2:ちゆ=これは罠の可能性が高い、ラビリン=仮にキングの元にたどり着けたとしてもまだ我々では勝てない、ニャトラン=先に何があるのか分からないのに危険すぎる

*3:しかも、これに対する解決エピソードは1回やっている。

【アニメ】ヒーリングっど♥プリキュア第38話「女将?ハイジャン?揺れるちゆの心!」感想

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女将…とうじ君、それは君の将来の奥方がなるものなのだよ…

 

さて、ちゆメイン回でした。真面目さ故の葛藤、そしてアドバイスを飲み込んだ後の割り切りの速さ、ペギタンとの友情、吹っ切った後の揺るがなさ、実に彼女らしいエピソードでした。正直言うと2話分かけてじっくり描いてもよかったぐらいでしたが、まあ、流石にそこは…ですよね。

 

話の流れとしては、沢泉家の朝食にて、先日のハイジャンプ大会優勝でが新聞記事になって食卓の話題になったのですが、その際にとうじが旅館を継ぎたい旨を宣言、ちゆはハイジャンプに専念してもよい、という趣旨のことを言われます。

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家業を継ぐのは当たり前だと考えていたちゆは、この彼女にとって意外な展開にハイジャンプも家の事も好きであるが故の板挟みなってしまいます。

悩んでいる様子のちゆを心配したペギタンはちゆ以外のヒープリメンバーに相談するのですが、数々の助言を得た上で答えを見出し、それをちゆに伝えに行こうとする…というものです。

 

沢泉ちゆの決断とペギタン

結論から言うと、彼女は両方を取るという選択をしました。最後に彼女自身も言っていましたが、欲張りですね( ´艸`)。

先回の記事でも取り上げましたが、そもそもハイジャンプと旅館業、この二つは決して両立しない訳ではないんですよね、少なくとも今の段階では。しかし現実的なものの見方をするならば、いずれは壁にぶち当たるのは事実でしょう。なんせ世界を目指しているのですから。感心したのは彼女の祖母が決して楽な道ではない、と釘を刺した点です。

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しかし、家族全員が彼女をバックアップする宣言をしており、祖母も釘を刺した上でやりたいことをやりなさい、と容認の立場を示しています。逆から言えば、ハイジャンプに挫折したとしても、旅館業があるわけですが、少なくとも祖母(それに同意している仕草を見せた祖父も)は女将修行の教授を決して緩めたりはしない、と宣言しているのですよね。

彼女自身も最初はかなりの葛藤を見せましたし、シンドイーネが呼び出したギガビョーゲンとたまたまバッチングして一人で戦うことになった際に「私の一途な思いを邪魔するな」とシンドイーネに罵られて、自分は旅館業もハイジャンプもどっちも選べない半端者である、と懊悩スイッチが入ってしまいました。

ここでペギタンが「それでいい」と肯定したのは良かったですね。ちゆは生真面目で何事に対しても一生懸命努力をしてきたわけですが、それを今まで見ていたペギタンだからこそ、彼女が両方を選択しても乗り越えられる、好きなものならそれが出来ると言ってくれました。そしてそれでも折れそうになったなら、自分の勇気を分けてあげられる、とも。

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あれ? 今回ペギタン回じゃないか…(´;ω;`)

これって、回想シーンにも出てきましたが、ちゆが始めて変身した時に、ペギタンにちゆがいった台詞なんですよね。やっぱりこの二人は寄り添っているのだなあ、と。それだけに別れのシーンが辛そう…まあ、まだそうなるのかどうかはわからないのですが。

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ペギタンのアドバイスに吹っ切れた彼女は途中参入してきた他のプリキュアがギガビョーゲンに苦戦している所を見て、まずはシンドイーネを一撃で吹っ飛ばした後、雨のエレメントボトルを使用し、砂地を自由にサーフィンするギガビョーゲンを足止め、一気に合体浄化技でフィニッシュしました。

ここら辺の切り替えの速さは凄いですよね。彼女はある意味前作のスタプリメンバーに性質としては近いのかもしれません。それだけに今話の展開はちょっと早急だったかな(上で2話分かけてほしかった、と書いたのはそのため)とは思ったのですが、この切り替えの速さは過去回でも何度か描かれており、違和感はあまり感じなかったです。

最後は家族の前で旅館業とハイジャンプの両立を宣言する、という場面で幕となりましたが、彼女の志は最早揺るがないものとなったのでしょう。ちゆのエピソードの集大成としてよくまとまっていたと思います。

 

敵側の事情について

キングビョーゲンがしばらく不在であることが正式にシンドイーネの口から語られました。それ以外は特筆すべき点はなかったのですが、あくまでもキングビョーゲンの一番になることにこだわるシンドイーネ、キングビョーゲンすら超えて自身が一番だと宣うグアイワル、それを冷ややかな目で見ているダルイゼン、という様子が描かれました。

果たしてこの不協和音が最後どうなるのかは…見ものですね。

 

さて、次回は…ひなたがビョーゲンキングダムへの入り口を発見したぁ!?

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でも、どう考えても、これ罠じゃないか? あからさまな看板設置しているあたり、グアイワルあたりが考えそうじゃん、こういうの。

 

そして次回作について

www.asahi.co.jp

とうとう正式に次回作・トロピカル~ジュ!プリキュアの放映時期が発表されましたね。来年の2/28スタートという事は、ヒープリは1か月延長、来週はお休みだそうですから、あと7回、全45回という事になるのですかね? いつもより4~5回少ないことになってしまうのでしょうが…仕方ないのかな。

トロピカル~ジュ!プリキュアは…主人公のまなつ=キュアサマーはピンク枠ではないんですかね? パッと見た感じ受けた印象は虹色枠かな? 明るい作風っぽいですが…こちらはこちらで今から楽しみですね。

 

今週のヒープリのここが見どころ

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貴様ら! その恥ずかしい応援幕、まだ持っていたんか!( ´艸`)

 

【アニメ】ヒーリングっど♥プリキュア第36~37話雑感

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うむ。予想通りのテスト点数…って、なんて顔してんだ! ひなた(笑)。しかし32点か。昔の俺と大差ない。だいじょーぶだいじょーぶ。*1

 

さて、この期間ではひなたの掘り下げとヒーアニ達の成長と今後の憂いという展開でしたが、うーん、次回がちゆエピソードなため、ひなたはもう一波乱ありそう&今回に関してはそこまでの掘り下げはなかった印象でした。逆にヒーアニ達はちょっと時期的なことを考えてもファイナル単独回っぽかったですね。その代わり彼らなりの悩みをよく描けていたと思います。

 

平光ひなたについて

第36話はかつてはお互いの事をエリザベス、ナターシャと呼び合った仲の良かった友人であるえりこと久々に再会を楽しみにしていたひなたが妙に機嫌が悪い彼女に塩対応されてしまい凹んでしまう…というものでした。

 

それを機にひなたは猛勉強をすることになるのですが、まあ、とにかく飽きっぽい、というか机に集中してずっと座っている事が出来ない上、参考書もまるで意味をなしていないものをチョイスしているなど、なるほど、この子は馬鹿、というよりそもそもの方法論を知らないタイプなんですね。まるで学生時代の自分を見ているよう(以下自粛)。

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ちょっと気になったのは、彼女がえりこに冷たくあしらわれたのは、長い時間離れ離れになって友情が薄れてしまったから、そして自身が子供の頃からの能天気さも含めて成長してないからだ、と考え、せめてのどかやちゆと同じ学校に行かなければ、彼女たちとの友情も破綻してしまうであろう事を恐れている点でした。

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この場面自体はコミカルに描かれていたので悲壮感がかなり薄らいでいましたが、そのひなたの想像はレベルの高い高校に進学し高飛車になったのどかとちゆが、彼女を見下しながら眼中にない、という態度を取る、というもので、逆から言えばひなたは人とのつながりが断ち切られるのを極端に怖がっているとも取れます。それこそ、アスミが「同じ学校に行かなければ友達ではいられないのですか?」と純粋な質問をぶつけてくるまで気が付かない程に。

ここでもう一つ気になる事があります。今作の話も最早後半戦というところまで進んでいるのですが、彼女の家族構成がはっきりしていく中、なぜか母親が未だに登場していないんですよね。しかもいくらでも出す機会はあったでしょうに。

ひなたは過去回においてのどかを気遣う母親に感涙してみせたり、ラテが必死にメガビョーゲンに立ち向かう姿に「これ以上やったら死んじゃうよ!」と悲痛な叫びをあげたり、スランプに陥ったちゆに「記録が出なくても死なないし」と言って励ましたり…母親と「死」についての言及が多々あります。そして、今回の人とのつながりの断裂を恐れるひなた…

あまり考えたくはないのですが、ひなたの母親が仮に故人だとしたら…時たま見せるネガティブな面も含めて彼女の人格形成に大きな影響を及ぼした可能性がありますね。まして、今作の設定を考えるに、その原因がビョーゲンズがらみ…という可能性もなくはないです。ここら辺がうまく描かれていくとひなたもとても良いキャラクターになりそうですよね。まあ、ひなた単独回はまだあると思うので、今後に期待しましょう。ひょっこり母親が登場する可能性もあるわけですしね(その方が嬉しい誤算です。たとえ物語上であってもプリキュアシリーズにおいて人死にはあまり見たいものではないですし)。*2

 

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結局、この話においてはえりこはひなたが見せたのどか達と仲良くしている写真を見て嫉妬したが故の塩対応だった事が判明。もちろん、ひなたがそんなことを気にするわけもなく、誤解も解けた二人は元通りの仲良しに戻りました。そして、その事を受けて、離れ離れになっても友情は不変なのだと悟った彼女は勉強はやめた…

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と嘯き、その事とは関係なくのどか達と同じ高校を目指す、と改めて目標を定めて勉強に邁進する事を決意する、というところで幕となりました。

今作は誤解でのすれ違い→そこからの和解、というプロットの話が案外多いですね。作風的にあまりとげとげした印象がないのは救いでしょうか。

 

ヒーアニ達の憂鬱

第37話ではヒーアニ達にスポットが当たりました。

ラテを中心に色々な「秋」を満喫する事になったヒーアニ達。アルバイトを始めたアスミ、学校があるのどか達とは別行動となり、彼彼女らはスポーツ、芸術、食欲、と次々と秋を満喫していきます。

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それが一段落し、満喫中に様々な人々の奉仕活動や優しさを目の当たりにしたヒーアニ達は紅葉彩る公園で一休みしながら、自分たちが守るべき世界を改めて自覚し、それと同時に「今度はのどか達と一緒に楽しもう」という言葉をきっかけに、ビョーゲンズから地球を守り切った際には彼女らと別れなければならない事に思いを馳せます。

そんな折、ヒーアニ達の前にダルイゼンが現れ、我々を倒さなければいつまでも彼女らと一緒にいられる、と煽られます。もちろんヒーアニ達はそんな戯言は拒否しますが、その言葉を承けてダルイゼンはギガビョーゲンを召喚、パートナー不在の彼らはピンチに陥る…というものでした。

 

これまたプリキュアシリーズ恒例のメンバーの別れについて言及された回でした。ただ妖精サイドから先に覚悟のほどを述べる描写は結構珍しいかもですね。今回ダルイゼンに煽られた際にも「別れの寂しさよりも守るべき大切なものがある」と啖呵を切り、更に戦闘中防戦一方になった際に全員バリアを先ほどの守るべきものを思い出しながら強化、敵の攻撃を退けており、成長著しい様が描かれました。

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その37話なのですが、テアティーヌ以外のヒーアニ(大人のライオンと虎モチーフが2体)が登場し、援軍の準備を始めている様子が描かれています。皆次第に回復しているようで、テアティーヌ自身も動くぐらいのことは出来る、といった状態まで治癒しているようです。その大人のヒーアニが、ラビリン達の成長の事を憂いていましたが、この回でその点については杞憂かなあ、という感想を得ました。でもヒーリングガーデンにおいても、あの三人組は未熟でお調子者みたいな扱いではあったんですね(苦笑)。

少し気になったのは、先回のビョーゲンズ側もそうだったのですが、ヒーリングガーデン側も「時間を気にし始めた」事です。

今回のヒーアニ3人組も言い方が「来年には決着がついてヒーリングガーデンに帰らなければならない」事を前提に話をしていた節があるのですよね。実際のところはビョーゲンズとの戦いはいつ終わるのかわからないというのに。

更に言えば、37話ラストにはダルイゼンが撤退時に「残された時間をせいぜい楽しむがいい」と減らず口を叩いています。この期間内にも恒例の敵側寸劇はあったのですが、両話ともキングビョーゲンが不在でした。前の記事で指摘したキングビョーゲンが焦っているのでは? という推測もありひょっとして何かの準備をしている? 可能性もありますね。ヒーアニ達も反撃の狼煙を上げつつあるようですし。

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物語上、両サイドともに病気による地球の汚染とそれの浄化、という形で一進一退を繰り返しており、とりあえず時限的なものはなかったはずです。つまり状態としては「拮抗」な訳です。*3

そうなると、ヒーリングガーデンサイドはプリキュア達にまだ何か隠していることがあるのかも? という疑念が沸きます。作風的には考え過ぎかな? という気もしますが。前作の様などんでん返しがないとは言い切れませんよね。

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話の最後に、来年の事を憂うヒーアニ達を疑問を持ったのどか達に対して彼らは誤魔化す態度を取りました。メタなことを言うと、最終回近辺でヒーアニ達との別れは描かれそうなので、そうなるとのどか達は号泣しそうだなあ…特にペギタンをかわいがっているちゆは大泣きしそう…

 

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さて、次回は…おお! とうとうちゆに大きな選択が迫られそうな感じですね。ちょっと間がなさ過ぎない? という気はしますが、彼女がどういう道を歩むのか。陸上を取るのか、家業を取るのか、それともあくまでも両方なのか。時期的にもちゆファイナルエピソードでしょう。注目ですね。

 

ここまでのヒープリをかいつまんでナナメからバッサリ

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ちゆが時たま見せる「ダメだ…こいつ、早くなんとかしないと…」顔、めっちゃ好き…

 

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*1:かつて、これほどあてにならないだいじょーぶがあっただろうか。いやない。

*2:ビョーゲンズがらみで意識不明状態、原因を浄化して復活とか…色々想像の余地があって面白いのだが…

*3:ついでに言えばすこやか市周辺という極めて限定的な地域しかビョーゲンズは手を伸ばしてはいない。

【アニメ】ヒーリングっど♥プリキュア第35話「手と手でトス!ボールつないで青春お手当て!」感想

 

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ラテ様、南の島行きたいとかわがままじゃのう( ´艸`)また、プリキュア達の慰労とかもっともらしいこと言っちゃって、小賢しい言葉の魔術を使うじゃないか(苦笑)。

 

さて、カオス回でしたね。意外なほどカオス回がない今作、ついに来たか、という感じでした。実際息抜き回要素がかなり強かったですが、今作はスケジュールが詰め詰めっぽいですし、かなりのカンフル剤になった気がします。

 

話の流れとしては、ラテ様やアスミ、ヒーアニ達がハマっているビーチバレーを題材としたアニメに感化された彼女たちはヒープリメンバーを誘って慰労も兼ねて南の島を訪れることになります。

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プライベートビーチ同然の砂浜にはしゃぐのどか達でしたが、ラテやラビリンはここでビーチバレーの特訓をするごっこ遊びを始めてしまい、全員がノリノリでビーチバレーに興じ始めます。

一方、グアイワルはスタイリッシュな地球蝕みを目論み、色々考えていたところ、やはりアニメの影響を受けてボール遊びをしていたちゆの弟・とうじの姿を見てメガビョーゲンを召喚後に特訓を施し必殺技を学ばせようとします。

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ところが、偶然その特訓場がヒープリチームが訪れていたビーチだったため、お互いがバッチング、ヒープリチームvsメガビョーゲンの熱いビーチバレーバトルが始まる…というものです。

 

うーん。これだけ書くと頭の痛い内容ですね(笑)。実際のところ、本編とは何の関わりもないお話であり、清涼剤的な内容でした。

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テーマとしても、のどかが語った、ビーチバレーがボールを繋いでいく競技である事に準えて、皆と手を携えている様で好きである、という点が強調されました。実に彼女らしいですが、個人的には“命のつなぎ手”ともいえる医者を彼女が将来目指す事への暗喩の様な気もしました。まあ、これは自分なりのかなり強引な解釈ですけどね。

もう一つ、アスリート視点として、無茶な練習で選手を虐げることは悪である、というメッセージも発しました。

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これはグアイワルがメガビョーゲンに無茶な特訓を課したばかりか戦闘中もスパルタ指示を出し続けたため、見るに見かねたヒープリチームから非難の声が続出する、というものでしたが、これについてはスポーツ界においての今の流行であり、データも含めて根性論を否定する傾向があるため、普遍的な回答にとどめた感がありました。…個人的にはスポーツにおける“飴と鞭”は使い方次第であり一極論ではないと思っているので、少しモヤモヤしましたが…

 

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気になる点としては何故かグアイワルが召喚したのがギガビョーゲンではなくメガビョーゲンだった事ですが、最後の浄化技が久々のプリキュアヒーリングフラワーだったからなのか、もっと深い理由があったのか(例えばギガビョーゲンは制御が難しく、今回の様に特訓を施すのには向いていなかった、とか)は特に語られることもなく分からずじまい。でも深く考えるほどではないのかな?

 

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まあ、でも今回に関してはテーマとしてこれぐらいで、あとはやたらとツッコミをしまくるひなた、敵味方含めて妙にハイテンション、これでもかという数の変顔の数々、久々にギャグを楽しみつつゆったり視聴する事が出来る回でした。たまにはいいんじゃないでしょうか。

 

さて、次回はひなたが猛勉強をすることになるため、皆で勉強会をしよう&恒例パジャマ回になるようですね。

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ただ、ここにきて水着回→パジャマ回を連続でやるのはさすがに一抹の不安を感じます…来季のプリキュアが発表されたものの、未だに今作をショートカットするのか、時期を延長してまで4クール完走を目指すのか、現段階ですら正式な発表はありません(のはず)。

色々思うところはあります。が、それは総評に取っておこうかと思います。はてさてどうなる事やら。

 

今週のヒープリのここが見どころ

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ねえ、なんで君ショボーン(´・ω・`)顔でドヤ顔してんの!

 

【アニメ】ヒーリングっど♥プリキュア第32~34話雑感

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くっ…おっさん、さすが医者だ。いい車乗ってるじゃねえか( ´艸`)

 

さて、今期間ではちゆ→のどか→ちゆがメインという若干変則パターンで掘り下げが進みました。ちゆは家業の絡みとアスリート絡み両方を上手く片付けたような印象でした。ただ、将来の夢などを高らかに宣言したかというとそういう訳でもなかったので、まだ一波乱あるのかな?

 

沢泉ちゆについて

今期間でのメインでスポットが当たったキャラクターですが、上でも書いたようにまずは彼女の成長を描き切ったかな? という感想を得ました。というより、彼女はメイン4人の中で最も闇が少ないというか、一番完成された人物なのですよね。多少嫌な言い方をすると起伏が少ない、というか。

第32話ではしっかり者なところを、第34話では揺れ動く心が描かれました。

第32話では学校の体験学習一環でのどか達が旅館沢泉で1日働いてみる、というものでしたが、祖母である女将からは相変わらず英才教育を施されている場面がありましたし、彼女自身はほかのメンツをそつなく指導しつつ、張り切り過ぎて失敗してしまった弟を叱責するなど、順調に家業を継ぐ準備を進めている感じを受けました。

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Bパートで出現したギガビョーゲンに襲われそうになった弟を庇った際にパワーアップしたような描写も見られましたし、戦闘も水球を相手の眼前に飛ばし、それをキュアアースの空気弾で炸裂させ転倒を誘う、という頭脳戦・連携ともに見事なもので成長した様子が描かれました。

第34話では市内の陸上大会でライバルであるつばさを退けて優勝するものの、後日雑誌のインタビューで再会した彼女の「次は世界で戦おう」という言葉に対して、彼女はそこまで考えが及んでいない事を正直に告白してしまい衝突、その事で思い悩むが…というものでした。

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スポーツをやるものの葛藤という点では、前作・スタプリでもまどかと那須ちゃんとのエピソードがありましたが、つばさは那須ちゃんほどの意地悪さ*1はなく、むしろかなりさわやか系の性格で、衝突したのも大会で負けた悔しさと、自身がもうちゆと戦う事が出来ない悔しさから由来するものでした(彼女は大会後、海外に転居する事になっている。また、この点は事情を聞いたのどかも指摘している)。

途中、ギガビョーゲンの核にされたつばさの救助を挟みつつ、少し冷静になったつばさはちゆに言い過ぎたことを謝罪しましたし、ちゆは彼女がいたからこそこれまで頑張ってこれたし、ハイジャンプそのものも好きなのを再認識したため、改めて世界を目指す…というよりはより高みを目指すことを彼女に告げ和解しました。

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よくある強敵(ライバル)と書いて友と読む、パターンだった訳ですが、自分も中学時代にやっていたバドミントン部で主将をやっていた経緯があり、ライバル中学の主将と意気投合して意見交換などしたことがあって、若い頃はやれることをやった方がええよ(しみじみ)とおっさん臭い感涙に咽んだ訳ですが( ´艸`)

以前の記事でも書きましたが、彼女はやはりストイックさの象徴なんですよね。今までのシリーズでもそういうキャラは幾人かいましたが、ここまでストイック(求道的)なキャラは珍しい気もします。それでいてこの手のキャラによくある頭でっかちさがこれっぽちもない。

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それによくよく考えてみれば、旅館業を継ぐ事(=修行)と、陸上を、ハイジャンプを追求していくことは、少なくとも今の段階では両立しない訳ではないですし、不可逆な訳でもない、自分のしたいことをのびのびやればいいし、先の事はそのあと考えればいいのではないでしょうか? 彼女の立場としては。実際第34話の最後の引きでもハイジャンプをこなしながら憧れの青空を見つめる、という静かで穏やかな場面で幕となっており、彼女のこの先の明るい未来を予感させるものでとても良かったと思っています。

 

花寺のどかについて

第33話はのどかメインのお話でした。彼女の主治医・蜂須賀先生がすこやか市を訪れるというものでしたが、彼は、のどかの病について自身が何も出来なかった事を機に現在勤めている病院を辞職した事を報告に来たのです。が、今や病気の原因を知っているのどかは、自分のせいで蜂須賀先生を追い詰めてしまったのでは? と思い悩む…というものでした。

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これは誰でもこうなってしまうかな、とは思ったのですが、それを差し引いてものどかは責任感が強い子ですね。今回の件で、蜂須賀先生にだけはビョーゲンズの事を教えてもいいかをラビリンに真剣に相談しており、彼女を困惑させています。

ただ、蜂須賀先生は辞める理由はそれだけではなく、外国の研究機関に転職する様で、のどかとの一件で更なるレベルアップを目指している事を告白。彼は彼なりにのどかの頑張る姿に励まされていた事が判明しました。

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これは半分は本心なのでしょうが、もう一つはのどかに心穏やかであってほしい故に慮ったようにも見受けられました。大人の対応かな、と。もうこの人プリキュアにしちゃえばいいんじゃないかな(ボソ)

最後の別れ際に、のどかは今度は私が先生に(海外に)会いに行く、と発言しましたが、これは彼女自身が医者になって彼の後を追いかける、というメタ発言のようにも感じました。どうなるかな?

 

敵側の事情について

とうとう、キングビョーゲンが能動的にシンドイーネを除く他二人にもメガパーツを投入して進化する事を強要しました。意外なことに広義な命令(地球を蝕め)は出しているものの、ここまで具体的な命令を出したのは今回が初なのですよね。しかも、躊躇するダルイゼンに煽りを含めて更に強い口調で再命令しており相当焦っているように見受けられました。ただ、それならばなぜ焦っているのか理由がちょっと見えないのですよね。いやな言い方をすると、ヒープリチームがやっている事は対処療法に過ぎず、テアティーヌの力が増したような雰囲気もありません。あえて言えばキュアアースがイレギュラーな存在でしょうが、それでもビョーゲンキングダム側に大きなダメージを与えているようには思えません。

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何か時限的なものがあるのか…キングビョーゲンはもちろんの事、テラビョーゲン達にもそういうものがあるのかもしれませんね。だからこそ使い捨ての道具の様にし始めた、と。

あと、今期間で特に感じたのですが、今回の幹部たちとヒープリチームってどうにも反りが合わない、というか、完全に主義主張が反対で、これは和解にもっていくのか、あくまでも滅ぼしにかかるのかわからなくなってきました。

のどかとダルイゼンは言うに及ばずで、第33話でも全体の協調を説くキュアグレースと自分は自分だ、と個のみを見ることに執着するダルイゼン、という構図でした。まして、この回は蜂須賀先生を核にギガビョーゲンを生成しており、いくら何でも彼はのどかの縁者に手を出し過ぎです。

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更に第34話ではライバル関係が高めあう事を信じるキュアフォンテーヌとそんなものは邪魔なだけ、と主張するシンドイーネがタイマン勝負でやりあう場面があり、しかもつばさを核にした事で彼女のハイジャンプに賭ける思いを踏みにじった行為に激怒しています。この回のキュアフォンテーヌもそうでしたが、キュアグレースもダルイゼンをかなり厳しい顔で睨み返すシーンが過去にあり、なんかちょっと分かり合えないのかな、と思わざるを得なくなりました。

ここしばらく、シリーズでは敵幹部との和解プロットがトレンドですが、どこまで今回の幹部を描くのかはちょっと注目です。ただでさえ、今回の幹部は病気がモチーフですから、安易なオチはつけにくいでしょう。扱いは結構慎重にならざるを得ないのかもしれませんね。

 

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さて、次回は…うん? アニメに影響されてギガビョーゲンとビーチバレーをするお話?

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この期に及んで水着回が来ることにも驚きですが、これはカオス回の予感か!?

 

ここまでのヒープリをかいつまんでナナメからバッサリ

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この期間やっていたヒープリ映画の特別オープニングやCM見るたびに「星名、ほしにゃあー」とのたうち回っていたおっさんのブログはコチラです( ´艸`)

 

 

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*1:那須ちゃんは明らかにまどかの動揺を狙っていた節があった。