ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】スター☆トゥインクルプリキュア第35~38話雑感

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生徒会長になったらキラヤバな学校を作るぅ!? ある意味、ウルフルン、アカオーニ、マジョリーナよりヤバいこと言ってんじゃねえか!( ´艸`)

 

さて…今回は少し間が開いてしまいましたね。10月から11月にかけてはどうにもイベントが多くて手が緩みがちになってしまいます(反省)。

 

今回の雑感で取り上げる期間のシナリオは所謂謎にされてきたトゥインクルイマジネーション」とはなんぞや? という疑問に対するとりあえずの解答を示したものでした。

そして、敵側の事情に深く切り込んだ期間でもありました。特に第38話のシナリオは秀逸であり、久々に唸らせられるほどの出来だったと思います。

 

 

トゥインクルイマジネーションについて

基本的にプリキュアの有資格者は純粋であり「いい子」である事が多いですが、前作のHUGっと!プリキュアでもテーマになったように、そこに更に何らしかのポジティブさ、優しさが特に強い者が変身を果たすのが一般的です。

トゥインクルイマジネーションとはある程度の予想通り、物質的なものではなく各々のメンバーの精神的成長によりその根幹が「光り輝く」ほどの力を秘めるようになった状態を指す様ですね。

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第35話ではキュアスターがその力の片鱗を覗かせましたが、第38話ではキュアコスモがアイワーンの事を許し謝罪した際にやはり光り輝き、その際にフワの口からそれこそがトゥインクルイマジネーションである事が明言されました(以下、記事内では覚醒と呼称)。

二人とも話中では彼女らの根幹の性質が大きく強調されており、安心して見ていられました。

キュアスターは選挙戦に焦った桜子がひかるのポスターを剥がそうとした事をカッパードに言及された際に「自分は彼女の事を見ていなかった、彼女とのことをもっと知りたい」と吐露した際に覚醒しましたが、それとは別にもう一つ「彼女は絶対にそんな事をしない」という揺るぎない信頼をしていた事が個人的には凄くポイント高かったです。

ララにプリキュアに変身を要請した際もそうでしたが、彼女は自身が信頼に値する、と判断した人物には絶対的な信用を寄せるのですよね。彼女の根幹は飽くない好奇心に目が行きがちですが、この信頼も大きな力だと思っています。

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それが故に選挙戦の最後に、ひかるは桜子を「信頼して」立候補を辞退したのですよね。この場面は魔法使いプリキュアのリコの選挙戦のオマージュでもありましたが、そこからすかさず彼女の応援演説をし始め、えれなに苦笑されていたのは色んな意味で「らしくて」非常に好感が持てました。

キュアコスモの覚醒についてはキュアスターのものより更に分かりやすかったですが、結局のところ対立する意見というものはどちらかが慈悲の心を示さなければならない、という現実でもなかなか難しいテーマ性も提示しました。

キュアコスモ自身も言っていましたが、対立と言うものは同根であるが故に起こる事が多いです。彼女はアイワーンが自分に対して向ける憎しみが自分と同根(アイワーンはバケニャーンの事も含めて自分からユニが全てを奪ったと思っているし、ユニは惑星レインボーの仲間を奪ったのはアイワーンだとして憎悪していた)それに気が付いた時に大いなる慈悲を以てアイワーンを許し、今までの事を彼女に謝罪した際に覚醒しましたが、第36話で他メンバーからも指摘があった様に根が非常に優しいのですよね。

ただ、あえて厳しい言い方をすると、キュアコスモが譲歩する謂れはないんですよね、この話…バケニャーンとして彼女を長年騙し続けた経緯があるにせよ…まあ、そこに慈悲を持って接したが故にプリキュアなのでしょうが。個人的には過ぎたお人好しは必ずしも美徳ではない、というのが考え方なので…

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戦闘終了後、アイワーンは行く宛がないなら共に来い、というユニを一蹴して去っていきましたが、どうにも邪気は抜けた感じですので、もう1イベントあたりやって決着かな、と感じました。

 

敵側の事情について

第37話でハロウィンに沸く観星町の仮装した人々を見て、かつての故郷を重ね合わせたり、一時とはいえそこでのハロウィンイベントをエンジョイしたり、ギャグっぽく描かれていましたが、反面、彼なりの寂しさも表現しており、結構胸にクるものがありました。

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そして、アイワーンもかつては孤独で放浪していた身であり、たまたま行き着いたノットレイダー本拠地でひと時の安息の地を得た様な表現がされました。

このシーンではあの本拠地をガルオウガが「行く当てのない者たちの地」と表現したのは興味深かったですねえ。単なる比喩とも取れますが「ノットレイダー本拠地」とは一言も言ってないんですよね。

更にそのシーンでテンジョウが意外と優しそうなのが印象的でした。これは次回への伏線なのかもしれないですね。

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第38話でハッケニャーンという占い師(ちなみにバケニャーンのモデルはこの人)を訪ねた際にユニを奇襲してきたアイワーンでしたが、上記の事を踏まえて「自分の居場所を奪った!」と叫びながら襲い掛かってくるのですが、その際に…

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泣いてるじゃねえか…

フワの事を巡って他のメンバーとはしゃいでいるユニを物陰から悔しそうに見ていた事といい、元々は寂しがり屋なんでしょうかね…だからこそ、バケニャーンという存在を奪い、結果的にノットレイダーという居場所を奪ったユニが余計に許せなかったのでしょうね。目に涙を浮かべながら襲い掛かってくる幼女とか、いやごめん、胸に刺さるよ、これは…*1

 

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次回はテンジョウが学校の先生に化けて潜入してくるようですが、どうなる事やら。どうもえれなが中心のお話の様なので、彼女の覚醒もしくはその切欠になりそうですね。序盤でテンジョウとえれなは因縁があった相手ですし、彼女の根幹がどこにあるのかに注目したいですね。

 

ここまでのスタプリをかいつまんでナナメからばっさり

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しかし、この記事の期間中、EDが映画の曲に変わっていたけど、なんだ、これ…めっちゃいい曲じゃねえか…

 

 

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*1:ただ、彼女が惑星レインボーでやった事はそれでも擁護は出来んのだよねえ…最後にここら辺の贖罪エピソードは希望。