ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】HUGっと!プリキュア第39話「明日のために…!みんなでトゥモロー!」感想

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お、このあとすぐでトラウム生存確認、っと。

 

さて、今回は何というか…ハリハムハリーの事も含めて敵側にスポットが当たった回でした。後半ではここ最近ちょくちょく出てきたハリーの思い人?らしき人物が顔見せ登場し、否が応にもストーリーが佳境に入ってきた感が強くなってきましたね。

 

話の流れとしては、いつもの様にビューティーハリーでたむろしていたはぐプリチームでしたが、何の前触れもなく突如電脳空間? に飛ばされます。飛ばされた先は未来の世界に於いてネズミ形態のハリーが過ごしていた通称ハリハリ地区。

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かつての同胞たちと再会するのもつかの間、それはリストルの罠であり、ハリーはそこで起こった過去の悲劇をフィードバックさせられ精神ダメージを負い、更にプリキュアメンバーも未来を奪われたはぐくみ市を見せられ、そこを背景にバトルに突入するものの高い戦闘力を持つリストルに圧倒され…というものです。

 

今回はハリーの背景がかなり描かれましたね。未来の世界に於いてのハリハリ地区というのはドラえもんに出てくる空き地みたいな場所であり、地区と謳ってはいるものの実際はかなり小さな群れの事でした。ハリーはそこで長兄的な立場だったようで、下の者からかなり慕われている様な描写がありました。作中でも言っていましたが、だからはぐたんなどの面倒もある程度慣れているのですね。

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そして、上でも書いた様に彼の過去がフィードバックされるのですが、判明した点としては

  • クライアス社から勧誘が前々から来ていた。人間になれるという条件も付けて。
  • ビシンはどうも病身だったようで、人間になればそれも治る、と考えていたようだ。また医者が「ドクタートラウム」だという事も判明。

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  • 最初にクライアス側に行ったのはリストル(過去回でもビシンがその事を非難している)。
  • ハリハリ地区は最終的には業火に包まれ滅んだが、それがクライアス社の仕業なのかは不明。
  • その際にハリーははぐたん大人バージョンを逃がそうとしている。

どうにも全てが判明した訳ではないのですが、ハリーのクライアス社に対する激しい不信感から考慮しても、ハリハリ地区を焼いたのはクライアス社と考えるのが妥当でしょうか。いずれにしても、彼は故郷を喪ってしまった訳ですね。

故郷を焼いたことにリストルが関わったのか、それとも後半でハリーやはぐプリチームに対して言った「大きな力に小さな力を集めても無駄」という考えに至ったのかは、ちょっと良く分かりませんでした。今でこそ敵対している訳ですが、リストルもハリハリ地区には相当な思い入れがある描写がされていましたし、後者かと思いますが。

さて、そのリストルですが、今回は彼の心理描写や原動力に加え、戦闘でも高い能力を発揮するなど、かなり深く描かれました。

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最初はネズミ形態で格闘戦を始めて何事かと思いましたが、ハリーを吹っ飛ばす際には頂肘を使用したり、プリキュア達と対峙した際には棍を用いており、中国拳法系の技を駆使していてなかなかのカッコ良さです。オシマイダー発注もそれ系のいい動きでかっこいい。

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彼の原動力はどうも「ハリハリ地区でいつまでも平穏に暮らしたかったが、結局クライアス社という大きな力にはどうあがいても太刀打ち出来ない」事実に対して絶望した、というのがある様ですね。いやな言い方をすると長いものには巻かれる事を選択した訳です。

しかし、ハリハリ地区滅亡の責任をどうにもハリーのせいだと思っている節もあり、ここらへんはビシンとは立ち位置が違うのは面白かったですね。

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更に、今回のプリキュア達の新必殺技によって浄化されて正気に戻ったのか、今度はプレジデントクライに怒りの矛先を向けましたが、その直後に彼自身に眠らされており、ひょっとして洗脳も入っていたのかな? とも思われました。今後どうなるかは注目でしょうか。

 

そして、今回ははぐたんもかなり出張りました。

ハリーとサシの勝負をするべく、プリキュア達を無限空間に閉じ込めましたが、それを破るきっかけをタンバリンを叩く音で与えたり、更に絶望の未来を見せられたキュアエールがそれでも諦めずに啖呵を切った所で、最後のミライクリスタルであるホワイトを昇華させてミライクリスタル・マザーハートを生成し、更に新フォームへの変身を果たさせたり、彼女の真実が分かるのも間近でしょうか。

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そして、浄化技を放った直後、恐らくは成長後(というより本来の姿)のはぐたんと不思議な空間でキュアエールが邂逅したのも良い演出でした。そう言えば、キュアエール=はなはことはぐたんの事になると急激に激昂したりしますが、やっぱりなんかあるんでしょうかねえ。今回もはぐたんに魔の手を伸ばそうとしてリストルに対して間一髪助けに入ったキュアエールが「はぐたんを泣かせるな!」と半ば恫喝にすら聞こえる厳しい口調で睨みつけており、もうただならない関係性な気がしてなりません。普段きゃわたんと言いながら溺愛しているほまれやさあやがそこまでの剣幕を見せないのもより拍車をかけています。最近忘れがちですが、HUGっと!プリキュアのテーマにタイムリープが関連しているのはほぼ間違いないですし、ここら辺は色々推測できることが多いですね。*1

 

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ただ、今話は色々詰め込もうとしたのは分かるのですが、いきなり前触れなく電脳空間に閉じ込められたり、ネズミ一族の事情が一気に提示されたり、かと思えば未だに肝心なところはぼやかされていたり、ドクタートラウムが最後に登場したり、どうにもせわしない構成に終始した感が否めませんでした。正直なところを言わせてもらうと、オールスター回なんかやっている暇があったんですかね? というのが感想です。

 

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そして、次回はいよいよドクタートラウムとルールーを中心としたエピソードですか…今回の引きでも親子漫才みたいなことをしていました(パパだよーといきなり抱きつこうとしたトラウムをルールーがどついた( ´艸`))が、ここら辺も色々判明するかもしれませんね。私自身も感じた事ですが、ネット界隈でもルールーはトラウムの娘がモデルなのでは? という意見が散見されますし、どう扱うかは注目したいですね。

 

今週のはぐプリの個人的見どころ!

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上がったつもりが下がっている階段…ダメだ。どうしてもポルナレフテンプレ台詞が脳裏をよぎってしまう…

「そうかそうか、クライアス社の仲間になりたいという事だな、キュアエトワール」

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

 

*1:はな、はぐたん、そして今回出現したミライクリスタル「マザーハート」…本当に色々考えられる。