ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】HUGっと!プリキュア第31話「時よ、すすめ!メモリアルキュアクロック誕生!」感想

f:id:furafuraasobinin:20180909114250j:plain

この二人、面白枠でいいからもう少しピックアップしてもよかったんじゃないかなあ…

 

と、このあとすぐを見ていて漠然と思っていたんですが、今回を最後まで見てよりその思いを深めました。

 

さて、今回ははなの過去を掘り下げる回でしたが、結論から言えば流石に深くはやりませんでしたね。この辺りはプリキュアの限界を感じましたが、あまり陰々鬱々とした話を続けるのもなんですし、はなの過去については一応の決着を見ました。無難な落としどころでしたかね。

 

話の流れとしては、前の学校ではなの同級生だったエリちゃんがキュアスタが切欠ではなの現在の事を知ったため彼女の元を訪れるのですが、お互い気まずい雰囲気となりすれ違う事になってしまいます。

f:id:furafuraasobinin:20180909114308j:plain

それ以来はなの様子がおかしくなり心配したはぐプリメンバーでしたが、偶然町中で見かけたエリちゃんから前の学校で何があったか聞き出したさあやとほまれ、そして元気のないはなを元気づけようとしたえみるとルールーが、はなを励まし彼女は本来の明るさを取り戻します。

f:id:furafuraasobinin:20180909114325j:plain

f:id:furafuraasobinin:20180909114350j:plain

エリが見に来て欲しいというチアリーディング大会で再会を決意したはなでしたが、一方その頃町中ではジンジンとタクミが無差別時間停止攻撃を行っており…というものです。

 

 

エリちゃんとはなについて

エリちゃんとはなの関係性については意外な事に深い関係性は判明しませんでした。分かったのは同級生であるという事ぐらいでしたが、お互いエリちゃん、ののたんと呼び合っていた事からかなり親しい間柄である事は伺えましたが。

f:id:furafuraasobinin:20180909114418j:plain

そして、いじめ疑惑については今話でほぼ確定しましたね。エリちゃんの語ったところによるとチアリーディング部でセンターに抜擢された彼女が、他のメンバーから嫉妬心で陰口を叩かれていたところをはなが庇ったのですが、その事が原因で今度ははなが標的となりクラスで孤立した、という感じだったようです。

f:id:furafuraasobinin:20180909114438j:plain

f:id:furafuraasobinin:20180909114457j:plain

流石にプリキュア直接的な単語・表現を使うのはまずかったのか、かなりぼやかした表現に留まりましたが、はなが教室内一人でお弁当を食べるシーンに加えかなりの多人数の影がその彼女を遠巻きに見ている、というシーンが挿入され、暗にいじめがあった事を示唆しました。

エリは自分が標的から外されたことに加え、その後はなをフォロー出来なかったことを悔やんでおり、はなは逆に余計なお節介をしてしまったのではないか、とお互いを思いやった結果すれ違った様ですね。

f:id:furafuraasobinin:20180909114521j:plain

最終的にはチアリーディング大会で和解しようとしたはなが、トラブル(クライアス要因)でメイクアップアーティストが来れなくなった、という情報を聞き付けミライパッドの力を使ってメイクアップアーティストに変身、楽屋内に侵入してメイクをしながらエリちゃんとお互いの思いを伝え合う、というミライパッドを非常に上手い使い方をしているのが好印象でした。

f:id:furafuraasobinin:20180909114537j:plain

はなの思いやりに涙するエリちゃんに、せっかくのメイクが崩れちゃうよ、と笑顔で対応したはなちゃんマジ天使…

それにしても、この過去の出来事もろもろを鑑みると、はな=キュアエールのモチーフがチアガールなのは興味深いねえ。

ところで、楽屋内にいた他のチアメンバーはひょっとしたらはなのいじめを実行した中心人物である可能性があるんですよね。あくまでも予測の範囲内ですが、もしエリちゃんのセンターを妬んだというなら、レギュラーかそれに近いポジションの人物だったと予想でき、今回の大会に選出されている可能性は非常に高い訳です。

f:id:furafuraasobinin:20180909114609j:plain

はなの事を想って鏡の前で一人たたずんでいるエリちゃんを尻目に他4人がおしゃべりに興じているのも、ひょっとして…という思いに拍車をかけた要因の一つでした。

その事の真偽は定かではありませんが、(もしそうなら)そんなの事はおくびにも出さずエリちゃんのメイクをしていたはなは本当にいい子ですね。いや、そもそもいじめ実行犯になる様な人間など眼中にすらなかったのか…ちなみにエリちゃんを庇った経緯からはなもひょっとしたら前の学校ではチアリーディング部だったのか、と勘繰りましたが、エリちゃん以外のリアクションが皆無だったため、多分違いますね。

f:id:furafuraasobinin:20180909114632j:plain

そして何より、今回の話のキモだったと思うのですが、メイク中にお互いの思いを伝え合った後、ジンジン・タクミによる時間停止攻撃が会場、延いてはエリちゃんにまで及んでしまい、変身して戦おうとするのですが、その際に「やっと動き出した時間を止めさせない」とはなが叫ぶのです。エリとの和解によってようやくはなは本当の時間を取り戻せたのだな、と感じました。心に刺さった棘がやはり彼女の時を束縛していたんですね。そして…

 

メモリアルキュアクロックチアフルについて

はな=キュアエールの最後の枷が外された事により、新アイテム・メモリアルキュアクロックチアフルが解放された…と個人的には解釈しました。考えてみると、過去への清算と言うか問題提起が残っていたのははなだけだったんですよね。序盤のほまれ、中盤のえみルル、第26話のさあやと各キャラクターの掘り下げが為されましたが、はなの過去へのわだかまりの解決が今回為された事により、より強大なアスパワワが生まれたのかな、と感じました。

f:id:furafuraasobinin:20180909114718j:plain

ただ直接的には、暴走したジンジン・タクミを助けようともしないどころか最後ぐらい役に立てと切り捨てようとしたジェロスに対して、仲間に対する思いやりや大切さを説いたことが、メモリアルキュアクロックチアフルをはぐたんが授けた様な表現ではありましたけどね…その後にはぐプリチームがそれに呼応するミライクリスタルを生成するシーンがありましたから、これを生み出す最後の鍵がはな=キュアエールの過去のわだかまりの解決だったのかもしれませんね。

f:id:furafuraasobinin:20180909114734j:plain

さて、このメモリアルキュアクロックなのですが、とりあえずはチアフルスタイルというウェディングドレスをモチーフにした各メンバーのデザイン・バージョンアップとそのスタイルから放つ5人合体技プリキュアチアフルアタック(以下PCA)が当座の能力の様です。今回は流れる様に追加変身→合体技となったので、チアフルスタイルでの戦闘そのもののパワーアップがあるのか、個別技はあるのか、もしくはあくまでも合体技のための変身に留まるのか、もろもろ未知数ですね。

f:id:furafuraasobinin:20180909114756j:plain

今回の敵がジンジン・タクミの合体したオシマイダーだった訳ですが、強いかと言われればそれほどでもなく、4人に4本の手をあっさり抑え込まれ、とどめにキュアエールに背中を抑えられて動けなくなるという体たらくだったため、PCAがどの程度の能力を持っているのかは今回だけではちょっと分かりません。

ちなみにチアフルには、朗らか・快活という意味があるそうですね。今回のわだかまりが消えたはなにぴったりのネーミングだと思います。

これからはしばらくこの技での浄化が続くでしょうが、どこで限界が来るのか少し意地悪な( ´艸`)視点からも注目ですかね。

 

ジェロスとジンジン・タクミについて

失敗ばかりのジンジン・タクミを首にしようと社長のジョージに進言したジェロスでしたが、その事について彼女の好きに任せる、という態度を社長が取った…というのを二人がのぞき見してしまったため、焦った彼らはドクタートラウムがジェロスに渡した未完成アイテムを盗み出し町中でテロ行為を行ってしまいました。

f:id:furafuraasobinin:20180909114940j:plain

f:id:furafuraasobinin:20180909114910j:plain

それにしてもジンジン・タクミってそこまで致命的なミスはしてなかったような…なんか適当なイケメン侍らせたは良かったけど飽きちゃった、みたいな感じが拭えませんでした。そもそもプリキュアに連敗しているのはジェロスの責任であり、それを二人に擦り付けている様にも見え、ある意味社会の縮図だなあ、とも感じました(苦笑)。

ドクタートラウムの試作アイテムは次々と対称のアスパワワを奪ってトゲパワワに変換、時間停止をばらまく、と言うものですが、仮にも幹部クラスなら素で出来る能力であり、それを使ってはしゃいでいたところからジンジン・タクミはそこまで高い能力を持っている訳ではなさそうですね。

最後は吸収し過ぎたトゲパワワが暴走し、二人を合成した両面宿儺みたいな合体オシマイダーが出現してしまいましたが、これはあくまでも未完成品、との事ですので、これは完成品が出て大惨事になる布石かもしれません。

f:id:furafuraasobinin:20180909115000j:plain

ただ、上でも書きましたが、この二人にここまでの退場の機会を設けるなら、もう少し彼らを過去回で丁寧に描いてほしかった、と言うのはありました。まあ、声の事もあってあまりいい印象はないキャラクターでしたので痛しかゆしというか…てっきりジェロスと一緒に退場、ぐらいに考えていたのでちょっと意外でしたね。

ところで、ジェロスはドクタートラウムに試作アイテムを渡された際、のんびりやればいいじゃないですか、と言われたのですが、それに対して「私には時間がないのよ」と神妙な顔で呟いたのが印象的でした。

f:id:furafuraasobinin:20180909115048j:plain

先回の「年を取って衰えるぐらいなら時間が止まってしまえばいい」発言といい、彼女からは何か得体のしれない焦りを感じますね。お付きであるジンジン・タクミを今回浄化で失ってしまいましたし多分次に退場するとすれば彼女でしょうから、どういう風にシナリオで扱うのかは注目したいです。

 

f:id:furafuraasobinin:20180909115105j:plain

f:id:furafuraasobinin:20180909115113j:plain

次回は…ほまれが人魚姫になる!? これまた全く展開が読めませんねえ…王子役がハリハムハリーなのは最早さもありなんの世界ですが果たしてどうなる事やら。

 

今週のはぐプリの個人的見どころ!

f:id:furafuraasobinin:20180909115125j:plain

動きを封じて脊髄付近を攻撃…脊髄付近を攻撃いぃぃ!? 殺し技じゃねえかっ!(;゚Д゚)

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)