ふらあそ!

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【アニメ】HUGっと!プリキュア第17話「哀しみのノイズ…さよなら、ルールー」感想

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ああー、その…まあ、今日は初めから泣く気満々ではあったんですが…いきなりこのあとすぐで殴り合いしててワロタ。ワロタ…

 

しかし、実際のところは流石にプリキュアシリーズ屈指の名場面、フレプリのキュアピーチvsイース殴り愛シーンほどのインパクトはなく、更にタイトル詐欺回でもありました。いや、なかなかジーンとは来たんですけどね。

 

話の流れとしては、先回回収されたルールーはパップルの手によって、はな達との交流の記憶を消去されてしまうのですが、そこにリストルが手を加え、完全に戦闘用にフォーマットされてしまいます。

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この場面でのリストルは、どうもルールーを単なる機械人形としてしか捉えてない様で、使い捨てにする気満々、といった感じでしたね。

記憶を消去され、プリキュアを排除するだけの戦闘マシーンと化したルールーは、放映開始5分ではぐプリチームとバッチング、戦闘になだれ込むのですが、データ通りに戦っても倒れないはぐプリチームを前に錯乱、心を取り戻しつつあるルールーに最後はキュアエールが一騎打ちを挑む…というものです。

 

ルールーについて

正直言うと、今回はタイトル詐欺でしたねえ。さよならどころか実際はおかえりルールーであり(実際、作中でもはなが最後の場面でそう言っている)、スピーディーな展開は今作の長所の一つではありますが、今回の件についてはちょっと早急過ぎた印象です。出来ればもう少し引っ張ってほしかった。いや、まあ、クライアス側からしたら確かにさよならルールーなんだけどさ(笑)

更にルールーの細やかな設定が色々明かされました。

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ルールーはその本当の名をRUR9500といい、元々はクライアス社が世界の未来を全て奪った際に、そこにいる人間たちを支配・管理するために開発されたアンドロイドだったそうです。そう考えれば、ある程度の感性が存在した点、情報収集に特化していた点、それらを複合して更に進化するAI(これが感情を生み出すというクライアス社にとっての仇となった訳だが)がある事など、色々合点がいきます。*1

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そう言えば、今回、ルールーがクライアス社側の潜入者だった事で、ハリハムハリーとはぐプリチームの間で諍いが発生したのですが、この際にクライアス社の内情に妙に詳しい事をさあやに突っ込まれて、慌てて言い繕って誤魔化していました。やはり彼はクライアス社に関わっていたのでは? という疑念が深まる場面がありました。

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戦闘そのものはルールーがパワードスーツを装着して戦う*2のですが、最初の方こそ互角だったものの的確に弱点を突く戦法により次第にはぐプリチームは追い詰められていきます。しかし、倒れてもおかしくないダメージを受けても立ち上がり続けるはぐプリチームを見て、その強さの要因が「心」である事を思い出し、本来の戦闘スタイルが崩れ始めます。

元々、理詰めで攻撃してくるルールーが異常をきたした事により、キュアアンジュとキュアエトワールの連携攻撃でパワードスーツを破壊。苦しむルールーを説得するため、苦しみから逃れるが如く風のバリアを張ったルールーの元にキュアエールが全てを託され向かいます。*3

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ルールーはその苦しみが感情が再び生まれた事によるものである事を拒否しようとキュアエールに襲い掛かるのですが、キュアエール渾身の一撃が彼女の芯を捕らえ、ついにルールーと和解。その展開を呆気にとられながら見ていたパップル自ら反旗を翻し、ルールーはとうとうはぐプリチームの元に帰って来てくれました。

上でも書いた様に少々展開が早かったため、腑に落ちない点もあります。データというのは極端な事を言えば0と1の塊です。パップルはそれを完全に消去した訳ですから、本当ならば、プリキュアとの戦闘中に再び記憶が蘇る、なんてことはあり得ない。以前の疑念の様に半分生体アンドロイドだったというのならともかく。

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その上での自分の解釈なのですが、ルールーはパップルにデータを消去される直前に、自らの意志ではな達との記憶をバックアップした上で退避・ロックしたのでは…と感じました。そして、再びはな達と邂逅した際(今回それは戦闘の最中だったが)、心という「バグ」を認識した時にロックが解除されるように仕組んだのでは、と。データを消される場面で、はな達との思い出をフィードバックしながら電子の海に沈んでいく描写がありましたが、あれこそが消される場面、というよりはデータ退避の場面だったのでは? と捉えました。

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と、まあ、そういう小難しい分析より、はぐプリチーム必死の呼びかけが起こした奇跡、で十分な気がするんですけどね(笑)。

最後にはな達の説得を受け入れて、大泣きしていましたが、今までのデータが復元され更にはぐプリチームの優しさに触れる事によって、完全に感情を解する進化を遂げましたね、彼女は。えみるとの交流を描いた前々回でも怒りの感情を露わにしましたが、最早、人間と遜色ない存在となりました。

しかし、彼女がアンドロイドである事に変わりなく、今後はぐプリサイドに付く事になると、色々問題が生じそうですね。特に心配なのはバッテリーで、このままクライアス社のバックアップが受けられないとなると、いずれ尽きるであろう彼女の動力源の問題は浮上するかと思います。ハリハムハリーが絡むかな、こりゃ。

 

まだまだ彼女の動向には目が離せない訳ですが、次回は

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随分短い間隔でまたしてもえみるとルールーとの交流が描かれるようですね。まあ、今回はえみるが完全に蚊帳の外だったので、次回で深く関わってくるのだと思いますが、今回の引きでルールーが暴れまわっている所に駆けつけたえみるがはなとルールーが抱き合っている場面を見てあたふたしている、というものだったので、はぐプリチームの正体がえみるにバレるのかもしれませんね。

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今週のはぐプリを一言で表現

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ついにルールーにも尊い場面が…これを待っていた!(大歓喜

 

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

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*1:もし単に管理するだけのアンドロイドだったら、前作プリアラの最終局面でエリシオが作り出した無の世界の執行官・グレイブの様なものでも良かったはずである。

*2:これ…プリキュア…だよね?

*3:これをハリハムハリーが自責だ、と冷静に判断していたのは興味深い。