ふらあそ!

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【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第48話「さいごの戦い!世界まるごとレッツ・ラ・まぜまぜ!」感想

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冒頭、ルミエルとノワールのカードを使って最終形態になったエリシオだが「正直、それならどうとでもなるんじゃね?」と思ってしまった不謹慎な私…

 

でも実際のところ、最初の方こそプリアラチームを圧倒していたものの、最終的には敗北した辺り、やはりエリシオ+プリキュアプリキュアに匹敵する力とプリキュア7人じゃ勝負は見えていましたね。尤もその後酷いことになりましたが…

 

さて、今回はタイトル通り最終決戦となりました。

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上でも書いた通り、ルミエルとノワールの力を上乗せしたエリシオvsキュアペコリンを含めた7人のプリアラチームとなった訳ですが、終始押していたエリシオでしたが、やはり数の優位がモノを言うプリアラチームになかなか決定打を与えられない事に業を煮やした彼はPFAの闇版を繰り出します。

それに対抗してプリアラチームも強化版(恐らくキュアペコリンが加わったため、相乗効果でより強力になった)のPFAスペシャルで対抗、技の衝突で散布されたキラキラルで町の人間が正気に戻ったため、皆がプリキュアの応援をしだし…

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がんばえー!ぷいきゅあー!

この応援が出たら、相手は無条件で敗北なのがプリキュアシリーズの伝統なんですよねー(苦笑)

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さらに強化されたPFAスペシャルが炸裂し、大気圏外まで吹っ飛ばされたエリシオですが、追い詰められた彼はなんと自分の中に地球そのものを飲み込み、完全に無の世界に全てを閉じ込める…というとんでも行動に出ました。

うーん…エリシオ一人にここまで出来るというのは、ちょっと解せない展開でしたが、ルミエルとノワールの力を上乗せしたが故に起こせた大技と解釈するしかないのかなー。

 

エリシオについて

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まさかのラスボス化でしたが、やはり彼は感情の塊でしたね。過去の記事でも指摘しましたが、彼は喜怒哀楽全ての感情が過去に何回も描かれていました。

彼はプリアラチームを闇の陣営に誘い込もうとかなりしつこく色々な罠を使っていますが、その際に喜びと楽しさを、彼女らが闇に染まらなければ怒りを、そしてノワールの失恋を哀しんでいました。

今回、無の世界に閉じ込められた際にキュアホイップがエリシオの過去が垣間見えましたが、要約すると

ルミエルにフラれたノワールが闇化→その際に空になったノワールのボディにルミエルが作ってくれたカップケーキから発生したキラキラルを闇化させて注ぎ込む→エリシオ誕生

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結局、邪ではあるもののキラキラルそのもので生成されている訳*1です。邪のキラキラルに染まった過去の幹部たちは無感情だったでしょうか? ジュリオ、ビブリー、グレイブ…むしろ感情豊かと言って差し支えない面々が揃っていたのが現実です。そもそも、エリシオが自身に感情がないからこそ、無感情の世界を支配できると嘯いているのも、元を正せばノワールの失恋に端を発しており、これを引きずっているエリシオに感情を制御できるはずもないんですよね。*2

何より自身を朽ち果てさせてまで、世界を無に包み込むという暴挙そのものこそ、様々な感情がないまぜになって起こした、言うなればヒステリックな行動に少なくとも私自身には映りました。

 

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そして、感情と言う側面において、プリアラチーム内で最も冷静であると思われたゆかり=キュアマカロンが今回のエリシオ戦に関しては「散々私たちの心を弄んだくせに!(だから貴方に感情がないなんて嘘よ)」と激しく感情を顕わにしたり、無の世界に閉じ込められ祖母が消えたと思われるところを見た際(実際には一時的にキラキラル化しただけ)には「エリシオーッ!」と激昂してみたり、やはりゆかりさんは一番うまく描かれておりスタッフから愛されているのが良く分かる演出は面白かったです。

中学生組が無の世界で絶望しかけるのに対して、高校生組がある程度毅然とした態度を取っているのも、良かったですね。

そんな中、唯一霊体であるが故に自由に行動できる長老が最後の力を振り絞ってプリキュア達を救うのですが、流石にプリキュアシリーズだけあって、キラキラル状態になるだけに留まりました。正直ここで長老退場だとカッコよかったんだけどなあ。そこまでは出来なかったか…

 

最終的には、エリシオの過去に触れたキュアホイップがポジティブ感情を以てエリシオを説得した事で和解。その際にもう手遅れだ、と呟くエリシオに対して「やってみなければわからない」と言い切ったキュアホイップは本当に最後までぶれませんでしたねえ。

 

そして前作まほプリで神化したはーちゃんもびっくりのプリアラチームは、無の世界に散った世界の人々のキラキラルを利用して地球そのものを再構築(クッキング)、復活させるという…

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おおおおおおいいいいいいい! とうとう天地創造しちゃったよ! プリキュア

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世界が復活し、一部のメンバーを除いて記憶も失われているという事で、元の鞘に収まりました、というオチでした。一応、今回も身バレしなかったプリキュア、と言う事になるのかな? 和解したエリシオもいずこかへと飛び去りました。その際にエリシオは「あるべきところに帰りなさい」とルミエルとノワールのカードを虚空に放ちましたが、二人は天に帰るんですかねえ…方や故人、方や精神体みたいなものな訳ですし…

 

そして、再び始まるいちかの誕生パーティーと言う事で今回は幕となりましたが、いや色々酷い目に遭った誕生日でしたね、いちかにとっては(笑)。色んな意味で忘れられない。

 

さて、物語は収束した訳ですが、次回はいよいよ最終回です。

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どうやらエピローグに使われそうな雰囲気でちょっとホッとしています。恐らく引き継ぎ系のゲストキャラとして野乃はな=キュアエール(ひょっとして他メンバーも?)の登場がちらっとあるでしょうが、前作の様におまけ要素の強いものでないことを願います。やはり物語にはきちんと結末を与えてこそ映えるというものです。予告映像では変身シーンもありましたし、さてどのような結末を当てるのか注目ですね。

 

今週のプリアラを一言で表現

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天地創造する際に「きらっと閃いて」こういうデコレーションを星にするあたり、いちかはシエルに従事して猛勉強した方が良い(笑)

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:もっと極端な事を言うとルミエルとノワール両方の性質を併せ持っているともいえる。そう考えれば最後に使った手札がこの二人だったのも妙に納得できる。

*2:ひょっとすると4人の幹部はそれぞれ喜怒哀楽に当てはめていたのかもしれない。