ふらあそ!

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【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第47話「大好きをとりもどせ!キュアペコリンできあがり!」感想

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しょっぱなから変身アイテムをゴミ箱にポイ捨てするというショッキングな展開が待っていた訳ですが…

 

前回の最後の場面で感情の消えた世界を作り出したエリシオでしたが、今回はプリアラメンバーを唯一生き残れた長老とペコリンが正気に取り戻す、というのがメインプロットでした。

 

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話の流れとしては、感情が消えうせた世界(地球規模だったのか、イチゴ坂限定だったのかは不明。前回日本を中心に闇の波動? が世界に広がったような描写があったので前者なのか?)でキラパティの箱の中の入り唯一影響を免れた長老とペコリンがスイーツ作りを通して皆の正気を取り戻すのですが、その過程でペコリンのキラキラルが高まり、キュアペコリンに変身、プリアラチームもキュアペコリンの力で感情が復活する…というものです。そしてカードから召喚されたグレイブを拘束した後にエリシオ登場、最後の決戦へ…という感じでした。

 

エリシオの作り出した無の世界について

この手の展開にありがちな「世界を闇に染める」系ではなく(過去回に一回やったしね)あくまでも感情そのものが消えた「無」の世界を作り出しました。

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実際のところ、この世界では「大好き」の感情を多分に含んだプリアラチームを完全に無力化していましたが、反面、負の感情による争い・諍いもグレイブの手により厳しく取り締まられており、全ての生物が清濁含めた感情を持たないロボット化した世界となりました。

ところが、どうにもこれが不完全なんですよね。

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例えば、取り締まりを執行していたグレイブはプリアラチームの事を明確に「こいつらは元プリキュア」と警戒しながらキラキラルチェックを行いましたし、シナリオ後半にペコリンがグレイブに殴る蹴るの暴行を加えられた際に、プリアラチームの面々が「可哀想…」「やめて」と言ったあたりは完全に感情を消し去れてはいない感覚を受けました。

それもそのはずで、この世界を作り出した張本人・エリシオに感情があるのですから、完全な無の世界など作りようもないのかな、と感じます。

正気を取り戻したプリアラチームに明らかな憤怒の表情を見せたのは他ならないエリシオでしたし、キュアホイップも「貴方に感情がないなんてことはない」と否定しています。エリシオがどういう存在なのかは未だに不明瞭ですが、もしノワールが言う様にノワール自身が産みだした人形だというのなら、ノワール自身が切り離した感情を持っていたとしても全く不思議ではありません。実際問題、ノワールは百年前にルミエルと共に生活していた際に、やたらとネガティブ発言をしていましたが、あれは自分の今までの歩みに対する後悔の念とも受け取れますし、グレイブがペコリンと対峙した際にも「エリシオ様から命までは取るなと命令されている」と言っており、やはりエリシオが無感情というのはちょっとあり得ないかな、と思わせる場面がありました。

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なんにせよ、ペコリンの活躍により、プリアラチームも復活し、この無の世界に綻びが生じ始めました。最終決戦は世界を救うと同時にエリシオの救済にもスポットが当たりそうですね。

 

ペコリン(キュアペコリン)について

今回完全に主役に抜擢されたペコリンでしたが、今までの集大成としてキュアペコリンという姿を披露しました。

ペコリンは元々、かなりのキラキラルを有している事は過去の回で散々伏線として語られてきましたが、人間変身やドーナツを皆に振る舞う回など昨今の妖精枠としては比較的丁寧に描かれていたため、あまり唐突感はなかったです。

しかし、今話後半、ペコリンが作ったドーナツが焼却処分された際、抜け殻状態のプリアラチーム全員が正気に戻る切欠になるキラキラルを大量に散布しており、これほどの能力を持っているのは予想外でした。

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そして、その溢れるキラキラルから人間体への変身、さらにスイーツパクトを生み出しキュアペコリンに変身した訳ですが、流石に戦闘能力はほとんどありませんでした。クリーム状の塊を放出しつつネンドモンスターから逃げ惑うという、一瞬締まらない展開でしたが、クリーム状の塊は時間差で次々と破裂してプリアラチームそれぞれに対応したキラキラルをばらまくという設置型の技で、このキラキラルが決定打となってプリアラチーム全員が復活しました。

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この能力をどう取るかは、なかなか難しいのですが、良い方向に見るのならば、まるでプリアラチームが失ってしまっていたキラキラルを一時的にペコリンが預かり、それをお返ししたようにも見受けられました。

その献身的な姿はやはりルミエルと重なって見えましたが、結局、ルミエルとの関連性そのものは明確には語られませんでしたね。

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キュアペコリンを含めたプリアラチーム全員が復活し、グレイブ達に放った合体技がクリームで生成したネットを上から被せて拘束するというもので、相手を傷つけず拘束のみに特化しているあたり、戦闘を不得手とする*1キュアペコリンらしさがよく表れていました。

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最終決戦にもプリキュアのメンバーとして参戦する様ですし、なかなか目が離せませんね。正直言えば、もう少し早く正式メンバーとして入るのも面白かったのでは…とも感じましたが、今回の演出は終盤も終盤、大終盤だからこそ光った訳で、これはこれで良いサプライズだったと思います。

 

あくまでも予想ですが、次回は

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こんなタイトルですし、次々回は引き継ぎイベントが待っていそうな雰囲気ですね。となれば、次回は実質最終回かもしれませんし、なかなか感慨深いです。

各々の道を歩み始めようとするいちかを除くプリアラチーム、一人残される形になるいちか、そしてエリシオを含む敵側の人物や、ルミエル等の縁者たち、更に妖精たち、皆にどのような結末が訪れるのか。1月は正座しながら見るのがプリキュアシリーズの恒例ですね(苦笑)。

 

今週のプリアラを一言で表現

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やべえ、12宮敵の本拠地出現! と思ったら中身焼却炉のごみ処理施設で、しかも従業員の人選で二度ワロタ。

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:グレイブにこの点をなじられた時にペコリン自身も「戦う事は苦手」と認めている。