ふらあそ!

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【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第46話「ノワール大決戦!笑顔の消えたバースデー!」感想

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新年あけましておめでとうございます。遅ればせながら今年も当ブログをよろしくお願いいたします。予告もなしに更新が遅れてしまいましたが、急遽一泊二日伊豆グルメライドに参加したためやむなく遅延してしまいました。ご容赦くださいませ。

 

さて、今回は色々驚きの展開と言いますか…ある意味想定外ではなかったのですが、いちかメイン回と思わせつつ、いよいよ最終局面に向けて動き出した感じのシナリオでした。

 

冒頭でいちかの誕生日が近いという事でパーティーが企画されました。それ自体はよくある展開だったのですが、各々のメンバーがいちかに対する思いを回想する場面で、やはり彼女がこのチームの中心人物であったことが語られたのは感慨深かったですね。

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個性派ぞろいのプリアラチームにあって、圧倒的な牽引力を持つキャラクターであり、それでいて配慮が出来る性格はリーダーに相応しかったと思います。今回もキラパティやプリキュアの活動に対してひまりが謝辞を述べた事に「大変なことに巻き込んでごめんね」と言ったあたり、最初期からこの根本的な優しい性格は変わっていません。これを1年間貫き通したのは称賛に値します。*1

 

ひまりと別れ帰宅の途に就いたいちかでしたが、皆が次なる目標を決めて邁進し始めた姿を見て悩み始めるのは必然とは言え良い展開でした。先回の感想でも書きましたが4クール目の各々の個人回で他のプリアラメンバーは目標や夢を定める事が出来たのですが、メインヒロインであるいちかのみが具体的な目標が出来ていない、というのはゴプリのはるかのオマージュっぽくもありますね。

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その悩みに対して、誕生日合わせでサプライズ帰国をしていた母親はいちかに対してスイーツが好きかを問いただし、その答えがイエスだったことに対して「ならば今はそれでいいんじゃないか」という言葉を贈りました。

14歳の女の子が結論を急いでもしょうがない、というのは一つの解答だったと思います。上で挙げたゴプリのはるかにしても、より重要だったのは具体的な目標よりも、プリンセスを目指したことによる成長でした。ただ、大きな目標をかなえた人はもう幼少期からひたすら目標に邁進する人が多いですけどね…(例としては野球のイチローが有名)

むしろ、今は自分の好きな事をやってのびのびと育ってほしい、というのがいちかの母親の真意でしょうね。

 

場面変わって、いちかの誕生日当日、パーティーも盛り上がりいざろうそくを消そうとした所で黒いエリシオ…いやノワールが登場しました。

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パーティーにいたゲストの子供たちやいちかの両親…いや町全体が闇に飲み込まれ一気に戦闘になだれ込んだんだのですが、今作のイチゴ坂と言う町は本当に何回も災難に見舞われますねえ…これがシムシティなら住民はとっくに逃げ出してるぞ…

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そして、一時的とはいえ、ついにルミエルが現世に復活しました。とうとう語られる過去の因縁…といった流れでしたが、以前の記事でも書いた予想通りエリシオとルミエルにはやはり因縁がありましたね。まさかエリシオ=ノワールだとは思いもよりませんでしたが…

ネットではエリシオ=ノワールドラゴンクエストダイの大冒険のバーンとミストバーンの関係性に似ているという指摘がありましたが、私も概ね似た感想でした。ミストは自分の意志でバーンに仕えていたのに対して、エリシオはあくまでもノワールベースの分身(と思われる)、という違いはありますが。

過去の因縁については、100年前にイチゴ坂で行き倒れていたノワールをルミエルが救助したのですが、それが縁でノワールはルミエルと親交を深めていき、ある日告白するものの拒絶されてしまい、ならば町ごと闇に染まれ、という…

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単なる痴話げんかじゃないか!? コレ!?

兄弟喧嘩が原因で地球規模の大ピンチになったプリキュアがかつてありましたが、あれは(一応)長い時代続いた神同士の争いがベースになっており、まだ壮大さがなかった訳ではないのですが、今回のノワールの余りの論理の飛躍の仕方はどちらかと言うとギャグ漫画チックな内容でちょっとシリアスものとしては響かないかなあ、というのが感想です。

あとちょっと気になったのはノワール自身の正体ですかね。

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最初から自分が闇の存在である、とルミエルに明かしているのですが、それがどういう理由でなのかはちょっと分からないんですよね。いちおう台詞の中から元軍人?(「私は戦場に生まれ数多くの罪を犯してきた」)とも取れますが、そういう何かに取り憑かれているとも解釈でき、実際、ルミエルにフラれた(苦笑)瞬間に町を闇の一気に染める能力を最初から有していました。そして、ルミエルに全てを託されたプリアラチームとノワールが最後の力をぶつけあっている最中に本来ならば空っぽの人形になり果てていたはずのエリシオが乱入。あろう事かノワールとルミエルをカード化して、すべての感情が消え失せた無の世界を作り出す…という衝撃の展開が待っていました。

これはひょっとしたらもう一枚謎が残っているのでは…? と思わせる展開でした。例えばエリシオは人形ではなく、実はノワールに取り憑いており暗示を与えていた本当の元凶だった、とかね。それならばノワールが最初からすさまじい力を持っていたのも、ネガティブバリバリの発言をしまくっていたのにも説明がつきます。

少なくとも過去のノワール「罪の意識」というものが存在しており、今までのラスボスノワールの様な「完全な悪意の塊」との共通性があまり感じられません。どうなるのかは来週以降に期待でしょうか。

 

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そして完全な無の世界となり、そこで目のハイライトが消え灰色の制服を着たいちかが起き上がりなにも思い出せない…という場面で今回は幕となりました。

 

正直言うと、今話はただ一人具体的な夢がない主人公(ゴプリ)、実は話の元凶は小さなすれ違いだった(ハピチャ)、世界変革?が起こって次週に続く(まほプリ)、など今までのシリーズでもどこかに似たような話あったよね? みたいな展開が多く手放しでは褒められないですかねえ。ノワール(≒エリシオ)とルミエルとの関連性も予想の範囲内でしたし、まあ、それをも上回るサプライズもあった、まさかのエリシオがノワールを逆吸収? などもあってバランスを保ったイメージです。

 

そして、来週にも、まさかのサプライズが!

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そう言えば、今週はルミエルの口から正式に「自身もプリキュア」であることが言及されました(「私はプリキュアとしての使命を優先して~」)が、何と予告通りキュアペコリンをプリキュアにカウントするなら8人ものプリキュアが出たシリーズと言う事になりますね。*2いっそのことキュウレンジャーみたいにシリーズ最多! みたいな売りでも良かったんじゃないかとすら思えてきました。まあ、ここら辺は思う所もあるので1か月後の総評にでもまとめましょかね。

 

 

そして1月第1週恒例、次期プリキュアの番宣がとうとう入りました。キャラデザはかなりいいですねえ…

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一時期フレッシュプリキュアのキャラデザの人が担当なのでは…と噂されていましたがこの感じはスマイル・5の人かな? そして、もうすぐプリアラが終わってしまうのが寂しい…と感じるのもこの時期の常でしょうか。色々と感慨深いですね。

 

今週のプリアラを一言で表現

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そして映画の番宣での「プリキュア15周年!」で全て持っていかれる感じもしゅごいが、10周年作品ハピチャから5年経った事実にも軽く戦慄する…

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:ただ、これを優しいと取るかあくまでも他人行儀と取るかは意見の分かれるところかもしれない。

*2:たぶんオールスター系のカウントには含まれないだろうが…