ふらあそ!

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【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第45話「さよならゆかり!トキメキ☆スイーツクリスマス!」感想

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このあとすぐから早速誘ってくるエロ猫の鑑ニャ…

 

さて、今回はお待ちかねのゆかり単独回…だったのですが、どちらかと言うとゆかりを含めてプリアラメンバーの絆の強さと、これからのキラパティの行く末を暗示するという非常に深い回でした。

 

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話の流れとしてはクリスマスのイベントを考えていたプリアラメンバーでしたが、普段自分からの提案はしないゆかりがクリスマスパーティーを企画、訝しむメンバーをよそにゆかりはシエルにマカロン作りを指南されたり着々と準備を進めるのですが、パーティー当日、以前から考えていたコンフェイト公国への留学を発表、皆を驚かせる…というものです。

 

今週のゆかりさんについて

正しく今週のゆかりさんは集大成でしたね。

留学を決意するくだりは先週の予告からある程度察知は出来ました。ですが、その留学の目的自体がスイーツの修行であったり、様子が少しおかしいゆかりを心配したペコリンにずっと一緒である事を優しく諭したり、実はいちかに依存していた事を見せてみたり、今までの気まぐれな行動も含めた彼女の全ての言動・行動が今話のための布石だったとすら言っていい。

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後半にエリシオが急襲してきた際に、単独回であったのにも関わらず変身バンクが単独でなかったのも、彼女が最も大切にしてきたのは実はプリアラメンバーとの絆だった事の表れだったと思います。

その戦闘シーンも序盤こそミニディアブルを大量にばら撒かれ苦戦するものの、エリシオと直接対決に持ち込もうとしたキュアマカロンを他のメンバーが次々とバックアップしていくというもので、因縁浅からぬゆかり=キュアマカロンがエリシオに手持ちのカードを尽きさせるという大打撃を与えることに成功しました。

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エリシオは結局ゆかりの本質に最後まで気が付けなかったのですね。先回のゆかり闇堕ち回もそうでしたが、彼女が孤独な存在であるという点に注視し過ぎた訳ですが、実際のところは正反対であり、キュアマカロンの狙いを悟ったプリアラメンバーに次々フォローされるという彼女の力を完全に見誤って敗北する事になりました。今週の話(いちかに甘えたり、シエルとのマカロン作りの特訓)も含めて今までのシナリオがあったからこそできた演出であり、これがキュアマカロンの強さだったのですね。

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「心が空っぽの道化が何をしても虚しいだけよ!」

そして、その絆を今までのシナリオで色々な視点で見てこれたからこそ、彼女も留学という皆と別れ別れになる選択をしたのでしょう。別離しても皆との絆は不変である、と確信したからこそ。少しゴプリの最終回に似ていましたね。

留学の話と言うと、どうしても思い出されるのがスマプリのれいか留学回ですが、あの話はれいかが皆と共に歩みたいが故に最後は留学を諦める、というものでした。が、彼女が留学先で何がしたいのか不透明でしたし、留学自体を以前から希望していた、という設定も相まって、最後の決断は問題を先延ばしにしただけに思えてどうにも納得は出来ませんでした。

翻って、ゴプリのきららの件や今回のゆかりの件は、彼女達なりに目標を見据えてしっかりとした結論に基づいており、非常に納得のいくものでしたね。特に今回のゆかりは上でも書いた通り、今までの全シナリオでのゆかりという存在を集大成としてまとめた良い展開でした。

 

また、今回はいちか自身も、最初にゆかりがクリスマスパーティーを提案した際にも他のメンバーが訝しんでいる間も明るく振る舞っていましたが、どことなく空元気に見えました。

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が、留学を発表され、エリシオを撤収させて一段落した後に、ゆかりのマカロン食べながら感極まって泣く場面はベタでしたが、いちかの健気な一面が垣間見えました。本当にいい子だなあ…

 

反面、今回は数々の謎というか…布石? と思われる演出が散見されました。

  • キラパティの将来について
    あおいが提起した問題ですが、このままキラパティをずっと続けていくのは難しいのではないか、という事が示唆されました。

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    正直言えば、いちか以外全員が何らしかの事情を持っており、ひまりはスイーツの研究が目標ですからそこまでキラパティでの活動とは外れていませんが、あおいはバンド活動、あきらは受験、シエルは元々自分の店があり、ゆかりは留学で別離。最終回でキラパティ自体がどういう運命を辿るのか、俄然興味が引かれます。
    そう言えば、少々気が早いのですが、プリアラも前作の様に最終回は引き継ぎシナリオにするのですかね? そうなると、実質最終回まであと3回しかシナリオは無いんですよね。大終盤も大終盤ですね。なんかあんまりそういう感覚はないんだけどな。あっという間に過ぎた作品というイメージです。
  • 敵側サイドの場面でノワールがエリシオを手懐ける際に、あごの下を撫でるという、ゆかりと全く同じ行動をしました。

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    流石にゆかりとノワールに繋がりがあるとは思えませんが、何かの暗喩ですかね? それと連動してなのですが
  • 序盤で三ツ星にゃんこがゆかりに顎を撫でられるシーンがあったのですが、顎を一通り撫でられた後、淋しそうに何処かへと去っていきました。

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    そしてクリスマスパーティー当日、幾人かが三ツ星にゃんこが姿を消したと噂をしているという場面がありました。死期を悟った動物が…という展開かもしれませんが、この段に及んで三ツ星にゃんこを妙にピックアップするのは少々不自然であり、何かしら絡みがある様な気がします。
  • 今回敗北してボロボロになったエリシオが「光と闇、どちらかを一方的に消すことはできないのか…」と呟きました。

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    ノワール曰くエリシオは「人形」だそうですが、エリシオ自体にもまだ何か秘密がありそうですね。そして

 

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次回はいちおういちか単独回と言う事なのでしょうが、エリシオ黒バージョンが登場したり、ついにルミエル復活!? などかなり濃そうな内容みたいですね。上でも書いた通りシナリオもエンディングに向けて佳境に入ってくるのでしょうし、びっくり展開大歓迎なので、予想の斜め上を行ってほしいですね。

 

今週のプリアラを一言で表現

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ええい! この役得妖精め! ゆかりさんのおっ〇いに埋もれるとは! ああ妖精になりたい…

 

来週もキラキラル☆