ふらあそ!

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【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第34話「小さな大決闘!ねこゆかりVS妖精キラリン!」感想

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頭ごっつんこで入れ替わりって、また随分古典的な…( ´艸`)

 

さて、今回は…息抜き回…とはちょっと違いますか。シエルとゆかりの交流を描いたのが一つ。もう一つはゆかりの性格の掘り下げ、と言った感じでした。

 

冒頭でアニマルクリスタルと頭ごっつんこして入れ替わって猫化したゆかりでしたが、そのおかげか動物の言葉を理解することが出来るようになり、猫と妖精との間でちょっとした諍いが発生している事を知ります。

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実質今までボス扱いだった三ツ星にゃんこに請われて猫たちのボスの座に納まったゆかりは、イチゴ山にある池での諍いの原因をディアブルではないか、と推測。そこで、やはり諍いの事で妖精たちから相談を受けていたキラリンの仲裁の申し込みがあったため池に行ったものの、キラリン提案の仲直りのスイーツパーティー中にまたしてもディアブルの分身が出現。暗い感情を植え付けられた両陣営は一気に争いに発展してしまいます。

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って言うか、喧嘩の仕方まで古典的!( ゚Д゚)

ゆかりは一計を案じ、キラリンとのボス同士の一騎打ちの提案し、負けた方が言う事を聞くという条件を提示します。

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勝負そのものは最初はゆかりが勝ち、ゆかりは猫も妖精も出ていけ、という暴論を吐き一気に悪者になります。…あー、これ「泣いた赤鬼」ですねえ。

その言葉に一気に奮起したキラリンが猛反撃、ゆかりを崖まで追い詰めたものの、ここでゆかりはキラリンに自分が負けた後の取り成しを耳打ちし崖下に転落。しかし、舞台が池から移った事でディアブルの影響を免れた猫や妖精たちが、争いの虚しさに気付いて二人を救いました。

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このシーンは猫と妖精が手と手を取り合う、というメタファーにもなっていましたね。っていうか、波紋でも使えなきゃ、その助け方は出来ないZE!( ゚Д゚)

 

その後は池の暗黒化に失敗したディアブルがゆかり・シエルと対峙し戦闘になりますが、イチゴ山を遠くから見ていて異変に気が付いた他メンバーもすぐに参戦、その際にゆかり本体も駆けつけていたため、再度ごっつんこで元に戻り…それでいいのか! ゆかりさん!

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単独変身バンクでキュアマカロンになった後は、キュアパルフェとの連携拘束から、一気にアニマルゴーランドの決着となりました。ディアブルはキュアホイップ以下4人を軽々吹っ飛ばしはしたものの、二人の拘束攻撃をまともに食らって身動きできなくなるなど、強いは強いんですが、対処できなくはない、という描かれ方は徹底されていますね。

今回は色々ギャグ系のツッコミどころがあって面白かったですね。やっぱり、ゆかりはスタッフがやりやすいんかな、と感じます。

 

今週のゆかりさんについて

今回はシエルとの絡みがありましたが、冒頭の池で出会った際にシエルがゆかりに対して不信感…とまでは言わなくても「ちょっと良く分からない人」という感じで接していたのは面白かったですね。

これはゆかりが真意をはぐらかす言い回しをする性格が大きいかと思いますが、シエルはいちかを除く他メンバーとはあまり交流が描かれておらず、こういう回は決して無駄ではないと思います。現に今回共闘した事で少し彼女の事を理解した様な場面がありましたしね。

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あと、中盤の崖に追いつめられたシーンなんですが、劇的な演出がしたかったのもゆかりの計算のうちだったのでしょうが、あそこで何の躊躇いもなくわざと崖下に転落するあたり、実はタナトス(死の衝動)が強いのでは、と感じます。心理学的に感受性が強い人間ほどタナトスは強いと言われていますが、彼女が感受性豊かである事は今までも十分に語られていますし、ジュリオに追いつめられた際にもあっさり生を諦めた様なシーンもあり、普段の厭世感も含めてやはり少し危なげな感じが否定できません。闇堕ち詐欺回の時も、過去の自分を受け入れはしたものの、根本はまだ解決しておらず、大人の雰囲気だがまだ未熟、と言った所でしょうか。

また、意外だったのだが泣いた赤鬼パターンを自身で演出した事でした。要するに自己犠牲も厭わない性質を持っている事が今回露呈した訳で、これもタナトスと関連付けられる項目です。自己犠牲というとプリキュアシリーズでは最終決戦でキュアダイアモンドが自身ごとフリージングコフィンして敵の追撃を食い止めたのが衝撃度も含めて記憶に新しいですが、あれはあくまでも追い詰められた際の最終手段だった訳で、ゆかりのそれとは少し系統の違うものです。

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反面、自分は自分、という確固たる意志がある事も今話で強調していました。猫の体になった際もそれであっさり受け入れましたし、再度入れ替わってキュアパルフェに猫の正体を尋ねられた時も自分は自分だ、と言い切っています。昔のPCゲーム「マイト&マジック」で意志の強さを表す質問「汝に問う、お前は誰だ?」という質問の答えが「私」と入力しなければ進めないダンジョンがありましたが、なんとなくこれを思い出しました。コレ、プレイヤーの「名前」を入力すると不正解なんですよね。

強さと脆さを抱え込んだなかなか面白い戦士だな、と改めて実感しました。

 

ディアブルについて

今まで戦っていたのはあくまでも分身の様な物みたいですね。冒頭で分身を本体から飛ばしているシーンがありましたが、分身ですらプリアラチームをある程度苦しめているので、完全復活したらどうなるのやら…

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また、今回の騒動についても、猫と妖精を仲違いさせようと目論んでいたというよりは、単に清涼な癒し空間であった池を穢したかっただけで、猫妖精の諍いは副産物でしかなかった様なニュアンスで、存在そのものが穢れ、と言った感じですね。こういう敵キャラは珍しいかも。

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そして、最後のシーンで封じられていたガラスケース? みたいなものを破るシーンが挿入されました。それを見ていたグレイブですら少し慄いているように見えたため、完全復活後は幹部以上の働きをする可能性がありますね。

 

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来週はひまりとあおいを絡めるお話ですか。今回がゆかりとシエルがらみのお話だったので、そうなるとそのうちいちかとあきらがペアを組む話が来そうですね。

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っていうか、お嬢様衣装のあおいちゃんマジペロペロ(変態)

 

今週のプリアラを一言で表現

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でも今回一番ショッキングだったのは三ツ星にゃんこが喋った事なんだよなあ( ´艸`)

 

来週もキラキラル☆