ふらあそ!

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【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第27話「アツ~いライブバトル!あおいVSミサキ!」感想

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ブルーロックフェスでミサキと同じ舞台に立つことになったあおい、最初はウキウキだったんですがねえ…

 

今回はあおいメイン回という事で、またしてもあおい憧れの先輩ロックバンドのガナッシュとそのメインボーカル・ミサキが絡んできました。

そのミサキなのですが、過去回のあおいの姿に感じ入るものがあったようで、ブルーロックフェスという2日間行われる音楽イベントにあおいが所属するワイルドアジュールを推薦したのは他ならない彼女だったのですが、あおいがミサキを憧れの人としか見ていないことに落胆する描写がありました。

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正直言うと、年齢差もあり、プロアマの違いもあるというのに、ミサキが純粋なあおいの憧憬に対して「期待外れ」というのは流石に酷じゃないかな、と感じます。あおいがミサキに並々ならぬ思いを抱いている事は過去回に描かれていますし、そういう事情も知らないミサキがあまりに一方的にあおいの態度に落胆するのは流石にモニョりました。

せめて年齢が近い、同じプロとしての立場、というのならば理解できるのですが、まあ芸術家肌の独特の気難しさなのかもしれません。*1

ミサキはあおいに会った際「貴方たちを見ていると昔の自分たちを思い出す」とも言っているので、自分たちの後継者どころか越えてほしいと願っているのかもしれませんが、それを現状のワイルドアジュールに求めるのもなんか場違いでは? と感じました。ワイルドアジュールに何かしら感じ入るものがあって推薦したというのならば、チャンスを与えた所で留めておけばよいだけの話です。

 

そのブルーロックフェスなのですが、ガナッシュとワイルドアジュールが二つの舞台で時間がかぶってしまったため一騎打ちの形になってしまい、観客数でワイルドアジュールは惨敗してしまいます。

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いつものメンバーしか視聴してくれないことにワイルドアジュールのメンバーは落胆、特にあおいの落ち込み方はすさまじく、それでも明るく振る舞っていたところに他のプリアラメンバーと作ったグミの出来が悪かったことで感情が爆発してしまい、逃げるように丘の上まで走って泣き崩れる場面がありました。

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あおい初登場回の時も思いましたが、元気な性格、ワイルドな風貌とは裏腹にやはりかなり生真面目で繊細ですね。不出来に終わったあおいのグミをいちかが「固くて歯ごたえがあるけどあおいちゃんらしい」と慰めたことに対して「所詮失敗作じゃないか。自分もそうなのか!」とキレたあたりはやはり年相応の多感な女の子なのかな、とも感じました。一見そうは見えないのに根は生真面目、というとゴプリのきららを思い出しますが、きららの根底にはプロ意識という土台があるのに対して、あおいはどちらかというと持って生まれた性格の様な気もします。名家のお嬢様として育てられている経緯も影響があるのかもしれません。

そんな彼女の前にエリシオが登場。彼女の負の感情を見抜いたエリシオはなんとあおいを洗脳してブルーロックフェスの会場をキュアジェラートに変身させて破壊させようともくろみます。

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まさかあおちゃん悪堕ちとか予想の斜め上過ぎる…

尤も、あおいが飛び出していってしまった事で彼女の後を追っていたプリアラチームはすぐにエリシオを発見、呼び出した怪物との戦いになるのですが、その間にあおいは会場を破壊して回っており、流石にこれは表現的にまずかったように思うのですが…

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イチゴ坂の住人にとってプリアラチームの存在が知られてしまっている描写が過去に何回もありましたし、今回はどう見ても観客にキュアジェラートが破壊工作をしている場面を見られてしまっています。立神財閥の力でもみ消した? いちおう彼女の正体そのものはプリアラチーム関係者以外に知られてはいないはずなのでそれもあり得ません。

なんか先回のシエルの妖精バレといい、なんかオイオイそれはまずいだろ、って思う事を有耶無耶にして誤魔化そうとしているように見えるのは気のせいでしょうか? キラパティの違法建築(笑)やスイーツの代金についてもそう。話の根幹に関わらない(とスタッフは考えている)事象を誤魔化すのはある程度はしょうがないにしても続き過ぎればさすがに鼻につきます。

洗脳されたキュアジェラート自体はキュアホイップの「あおいはあおいらしさを大切にしてほしい」という呼びかけであっさり洗脳解除。戦闘そのものはキュアジェラートジェラートシェイクで苦戦からの逆転に成功したのですが…

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あおい=キュアジェラートメイン回であるにも関わらず、最後はキラクルレインボーという締まらない展開が待っていました、嗚呼せめてワンダフルアラモードにならんかねえ、ここ。今回のシナリオ、ほとんどシエルが絡んでこなかっただけにこれは頭が痛すぎる…

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また、エリシオは2回目の登場となりましたが、やはりジュリオ・ビブリーと比べるとポテンシャルは高めなのですかね。少なくとも単独でプリアラチームには引けを取らないようですし、ノワールほどではないにしろ、あおいを洗脳して暴れさせる、という芸当も見せました。厄介な敵キャラとなって立ち塞がってくれそうです。

 

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最後はあおいが自分たちの道をあくまでも進む事を再認識、ブルーロックフェスの最終日にミサキに会っていつか追い越してみせる宣言をして、ミサキもにっこりという形で終幕となりましたが、全体的に繊細なあおいの描写などは秀逸だったものの、若干詰め込み過ぎな感じがやはりありました。これはこのプリアラという作品全体的に言えることですね。

 

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次回はスイーツを研究している科学者の助手にひまりが選ばれる? なんかまったく展開が読めないな。

 

今週のプリアラを一言で表現

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自分たちの○○というフレーズ、一部の日本人のトラウマになっている表現でもあるのでやっぱりドキッとしてしまう。

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:この手の話はテニスの錦織圭がコーチに叱責されたエピソードを思い出すが、それはあくまでも「同じ立場のプロ選手」だからこそコーチが怒ったに過ぎない。