ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第2話「小さな天才キュアカスタード!」感想

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黄色枠があざといのはシリーズの伝統。最早これは常識ッ!!

 

なお、今回から、Twitterのハッシュダグ等から今作の略称を「プリアラ」と当ブログでは表記する事にします。

 

今回はメインキャラクターの一人、有栖川ひまり=キュアカスタード登場回でしたが、多人数群像劇系のプリキュアで黄色枠が2番手に来るのは珍しい気もしますね。何となくこの枠は3番手のイメージがあります。

 

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序盤で妖精界の長老及び持ち運びができるお菓子店が登場し、プリキュアが伝説のキラキラルを守るパティシエである事が正式に語られましたが、ここら辺はなかなか上手い設定だと思います。持ち運びが出来れば、このメンバーがどこでパティスリー工房を開いても問題ない訳ですし、長老というフォローする存在を自然に配置する事が出来ます。こういう将来的に5人が集まるのに都合のいい場所が早速登場する辺りも、秘密基地(童話の図書館)が物語中盤に登場したスマプリをどことなく意識しているのかな、と感じました。

 

さて、今回スポットが当たったひまりですが、今話のタイトル「小さな天才」はなんと言うか詐欺っぽい付け方であり、どストレートに言ってしまうと「小さなオタク」といった感じでしたね。

もちろん、幼女向けアニメに差別的な用語である「オタク」を使う訳にはいきませんから別表現を使ったのでしょうが、「スイーツは本のレシピ通りにきちんと作れば美味しいものが出来る」という信念を持っている彼女はどちらかというと天才というよりは努力家肌な感じを受けました。

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初登場時からびっくりするぐらいおどおどしており大人しめな性格でしたが、広告に載っていたプリンを買いに行きいちかとバッティング、二人の目の前で最後の一個を買われてしまった、という経緯からいちかと親しくなった彼女は長老の工房でプリンを作ろうと画策した彼女についていきますが、素人同然の行程に業を煮やしてプリンの事を長々と語ってしまいます。*1

ところが、これはひまりの悪い癖であり、好きなものに熱くなって語り過ぎてしまうために幼少期に友人たちに引かれてしまった…というトラウマを持っていました。まあ、オタク気質ではありますよね。

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私は男ですから、女の子でこういうキャラクターが幼少期(小学生時代)にどういう立ち位置を得るのかはちょっと分からないのですが、現実に我々の時代でもこういう蘊蓄が好きな「博士」「先生」みたいなあだ名が付く子がいたのを覚えています。ただ、少なくともうちのクラスでは彼は人気者だったけどなあ。

ひまりの場合はそれが度を過ぎたという事に加え、友人が離れていってしまったみたいな描写がなされ、それ自体は可哀想な環境ではあるものの、極度の引っ込み思案な性格に反映されているのは上手だったと思います。ただ「私なんかが友達なんておこがましいかもしれない」みたいな事を言うあたり結構重症な気もしますが。

正直言うと、これは一歩間違えるとアスペルガー症候群とも取れる表現であり、そうそう軽々しくは扱えないテーマだとも思うのですが、ここら辺はひまりがそれをどうやって乗り越えて成長していくのか、という点に注目すべきだとも思います。いちか同様、上手く扱えば良いテーマとして描ける気もするので。

 

敵はプリンから発せられるキラキラルを吸収して巨大化する前回とは別の悪側の妖精(?)が登場しましたが、悪側の妖精は幹部がどうこうではなくて、単に毎回スイーツに反応する悪側妖精が登場するのかもしれませんね。

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ただ、第一話のヤツはガミーというれっきとした固有名詞があるんだよなあ…

二人で作ったプリンのキラキラルが奪われた事で、いちかがキュアホイップに変身しますが、一応今の段階では身バレは不可ではないんですね。まあ、最初のうちはこの設定持ち出しちゃうと面子揃えに支障をきたすからいいのかな?

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キュアホイップが苦戦し踏み潰されそうになった所で、彼女を助けたい一心でひまりからスイーツパクトが発生、キュアカスタードへの変身を果たしました。

しかし、上でも書きましたが、やはり黄色枠の変身枠はあざとい…

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ふう…

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最初に髪型が解けてそのプリキュアモチーフの独特の形に結い直されるのは、キュアホイップと共通ですね。今までにもなかった演出ではないですが、初っ端にそれを強調するバンクはなかなか。

 

リスがモチーフという事で、はしっこさに由来する超スピードが持ち味の様ですね。このタイプの能力はまほプリのサファイアモードがそうであった様に、後半になると忘却されがちになるので、上手に活かしてほしいです。

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しかし、スピードが制御できない彼女を抱きかかえた時のキュアホイップ、男前すぎだろ…(苦笑)

最後はスピードで翻弄し、相手を縛り上げた後に爆殺(?)するという荒業を見せてくれましたが、確かに今回も露骨な徒手空拳はなし。途中で必殺技も出てくるでしょうが、しばらくはこういう戦闘が続くのかもしれませんね。ただ、思ったよりは違和感はありません。

 

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来週は青枠、立神あおい=キュアジェラートが登場するようですが、早速、いちかにダメ出しを出してみたり、なかなかお茶目な性格っぽいですね。バンドのボーカルをやっている様ですが、何気に今までになかったキャラクター性であり、ひそかにドキドキしているキャラクターでもあります。過去にさんざんデザインミスを指摘したキャラでもありますが、それをひっくり返すほど魅力的に描かれる事を期待したいですね。

 

今週のプリアラを一言で表現

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数多の先人が失敗し数々の悲劇を生み出したバケツプリンをいとも容易く成功させるとは、やはり天才であったか…

 

来週もキラキラル☆

*1:このシーンで自分が最後の一個を買えなかった事よりも、買っていった小さな女の子が買えてよかった、と言ったいちかは凄い好印象。