あー、物語もいよいよ佳境に入り、このあとすぐでおちゃらける雰囲気ではなくなってまいりましたが…
とか思っていたらお互いのほっぺをつねって痛がるギャグが炸裂するわけですが( ´艸`)
しかし、今回は…とにかく濃ゆい回でしたね。
前回の予告通り、デウスマストが完全復活してナシマホウ界とマホウ界が融合、そして、それが常識となる様に世界観そのものが書き換わっている…という改変が行われました。
この改変はもちろん、デウスマストの力という事になるのですが、デウスマストの目的そのものだったという事実が明かされました。つまり、大いなる混沌=元々一つだった世界を再び混ぜ合わせる、だったのですね。
考えてみると、今回のデススマストやその眷属たちは、地球を支配するとか破壊する、みたいな事は作中一回も言ってはいません。眷属たちはデウスマスト復活に注力していただけ(その際にまほプリチームが邪魔だったに過ぎない)ですし、デウスマスト本人は喋りませんでしたしね。
かと言って、デウスマストが悪ではないか、と言えばそんなことはなく、眷属たちは封印を破るためにマホウ界・ナシマホウ界双方で暴れまくったわけですし、大いなる混沌がなされたとは言っても、住人たちの意識を勝手に書き換えているわ、世界そのものをないまぜにしているわ、でロクな事になっていません。もっとも、後述しますがこれはマザー・ラパーパの影響もあるようで、もしデウスマストが思う通りに両界を混ぜ合わせたならばとんでもない事態になっているのは容易に想像がつきます。
まほプリチームの三人のみリンクルストーンのグミ精霊の力で守護されていたようで、意識レベルでの改変を受けずに済みましたが、もしまほプリチームが相談も含めて魔法学校に向かっていなければ校長先生すら改変状態だった程で、危うく両界は闇に飲まれる所でした。
そして、敵サイドも眷属たちとはデウスマストの一部であった事が判明。要するに元々眷属たち全てが集まる事でデウスマストそのものになる、という感じだったようです。
逆から言えば太陽に封じられたデウスマストは亡骸のようなものだったとも取れる訳で、そうなると、マザー・ラパーパの大樹と似たような状態だったのかもしれませんね。
そう言えば、混沌世界のバランスがギリギリのところで保たれていたのは、マザー・ラパーパの意思がデウスマストの力を押さえているからだ、という設定も敵サイド、及びはーちゃんの口から語られました。
大樹がマザー・ラパーパの亡骸…というか墓標のようなものだったのは過去のエピソードで語られましたが、考えてみると、みらいに魔法の杖を授けたのは大樹ですし、リンクルスマホンからちびはーちゃんが誕生したのも魔法図書館から大樹の場所にワープした矢先でした。
つまり、マザー・ラパーパの意思はしっかり残っており、粛々とデウスマスト復活に対する下準備をしていたとも考えられますね。むしろ、デウスマストとの戦いと言う点においては魔法界の住人であったリコの方がイレギュラーだった…というのは興味深い。
そして、校長先生と協議をした上で、デウスマストとの決戦を決意したまほプリチームですが、そこで衝撃の事実を知らされます。
即ち、一度混沌となり融合された世界はデウスマストを倒すことによってその反発力で引き離されてしまい、おそらくは双方行き来が出来ない程遠いどこかに弾き飛ばされてしまうだろう、というものです。
一瞬躊躇するまほプリチームでしたが、むしろこの場面であまり動揺していなかったのが印象的でした。特にみらいはそれでもデウスマストを倒す事の方が優先だ、という旨の発言をしており、戦士としては非常に冷静な判断を下しているように見えますが、今までの行動・言動を考えると「?」な感じもしましたね。みらいって、仲間とのつながりにはこだわりを持っている感じだったので。
もちろん、最終決戦に臨む際にキュアミラクルは「世界が一緒になった時、実はちょっと嬉しかった」と発言しており(その直後に「(皆の意識を改変してまで世界を融合させたことを受けて)自分は自分であって、それは他の関わった人との思い出や友情があるからこそである。こんな横暴なやり方は許されない」という趣旨の発言もしている)、苦渋の決断だったのは分かるのですが、もう少し心情を描いてほしかったかな、とは思いましたね。まあ、戦士としては優秀ですが、ね。
眷属込みの最終形態デウスマストに対して、ついに最後になるであろう通常モードの変身はやはりダイヤモードでした。フルバンクでしたしね。
そして、万感の思いを込めて戦う姿を見ていたダイヤとエメラルドのグミ精霊がついにミトメール、レインボーキャリッジが完成した…と言う所で幕となりました。
来週は、予告の感じを察するにデウスマストとの戦闘そのものは決着しそうな雰囲気ですね。
そして、動かなくなったモフルン!?
エンドカードでは最後に一人残されているみらいが描かれました。やはり別れの話になるかねえ…
もし、マホウ界・ナシマホウ界が二度と交わる事がないほど遠くに分かれるというならば、ナシマホウ界では完全に魔法との縁が切れてしまう訳で、元々魔法の力によって誕生したモフルンがただのぬいぐるみに戻ってしまうのは当然なんですよね。
そして、それと同時にみらいとリコ(はーちゃんは…どうなるんだろう)は言うに及ばず、勝木さんらと補習組、校長先生とかの子さん、他にも身を隠してナシマホウ界に滞在していたマホウ界の住人たちとも永遠の別れが訪れてしまいます。
どういう結末を迎えるのか…なんにせよ残りはあと2回です。個人的には最後の奇跡(ミラクル)を、その名を与えられたプリキュアに期待したいですね。
今週のまほプリを一言で表現
世界や地球のピンチになるとなぜかいつもその中心地になるのが日本と言う国なのです(笑)。
来週もキュアップ・ラパパ!