先日始まったキュアモフルン映画は、かなりの人気を博しているみたいですね。くまモンも応援しているんじゃ、こりゃ負けられない戦いだZE! というかよく見たら錚々たる面々じゃないですか!?
さて、今回は珍しく日常回でもその尺がかなり長く取られた回であり、まほプリチームと補習三人組の仲良しぶりが強調されました。
考えてみると、ここしばらくアイキャッチあたりで敵幹部出現ぐらいの戦闘重視回が多かったからねえ。ただ、もう4クール目に突入し、残り7~9話(全何話かは不明なので)前後でやる話かと言われると若干首を傾げましたが。正直、もう少し早めにやっておいた方がいい話だったとは思います。
というのも、今回はみらいが何のために戦うのか、というテーマを改めて掘り下げた回だったからです。
前回でカタツムリニアの所要時間が大幅に減った事を利用してマホウ界とナシマホウ界を放課後に往復して魔法学校に通うようになったまほプリチームでしたが、次の日が休日という日にマホウ界にお泊り会をする事になります。
しかし、リコの部屋は、何者かの手によって倉庫と化しているのでした(笑)。まあ長期不在の部屋なんてこうなる運命だよね。
倉庫化の犯人であるジュン(貴様…)の部屋にみんなでお泊り会をする事になったまほプリチーム&補習組。見回りの教頭先生をだまくらかしたり、お菓子を食べながら女子トークに花を咲かせたり楽しい時間を過ごします。
その中で彼女らを結び付けたのはみらいである、という話になるのですが、それはみらいにとっても同じであり、彼女らがいたからこそ今の幸せで楽しい時間があると再認識する場面がありました。
確かにみらいというマホウ界にとってイレギュラーな存在が、今の彼女らの境遇に一石を投じたのは間違いないでしょうが、これは現実の世界でも似たようなもので、人同士の繋がりは大切にしなければならないという解りやすい教唆とも受け取れます。
後半にオルーバが伴ってきたドンヨクバールとの戦闘になりましたが、その際にオルーバが全世界を破壊する、みたいな趣旨の発言をしたのに対して、今回のお泊り会の思い出を振り返りながら、小さな幸せを壊させない、という意思をキュアミラクルは強く表明しキュアマジカルとキュアフェリーチェもそれに続きました。
今までもキュアミラクルの戦う動機が、この様に「小さな幸せを守る」事である事は過去にも何回も言及されてはいました。が、今回はその中でも魔法学校での充実した日々や補習組達と楽しく過ごした時間を丁寧に描いたため、その事がより強調され、今までの中で最もパワーあふれる「戦う動機」を演出出来ていたと思います。
キュアミラクルが戦う意思を見せる演出は毎回その回のエピソードが核になっているため、どうしても刹那的なイメージが拭えませんでした。それは今回もそうだったのですが、過去にもまほプリチームと補習組の友情は何回も描かれていたため、それがうまく絡んでいい方向に向かっていたともいます。集大成だったと言っていい。
そして、忘れてはいけないのが、その彼女らを遠目から見ていた校長先生がクシィとの友情を思い返していたシーンでした。
特にみらいとリコを自分とクシィに準えていた感がありましたが、これは校長先生が歩めたかもしれない未来であり、逆から言えばいつかみらいとリコに悲しい別れが訪れるかもしれない、という暗喩とも受け取れました。
そして後半の戦闘シーンでは、いくつかの伏線が張られました。
校長先生の思い出の中でも登場したクシィが持っていた本がオルーバに回収された事、その本をドンヨクバールをけしかけてまほプリチームを足止めして探索している時に謎の黒い文様がオルーバの首から顔にかけて現れた事、デウスマストの復活がすぐそこまで迫っている事などが明らかにされました。
正直言うと、ここでクシィ=ドクロクシーに関わるものが登場するのは予想外でした。
ただ、ドクロクシー関係に関しては釈然としないものがあったのもまた事実です。
クシィの本もそうですが、結局、クシィを狂わせてドクロクシーに変化させる原因にもなった「大いなる混沌」の正体も実はまだはっきり分かってはいないんです。話の流れ的にデウスマストだとは思われていても、実は名言まではされていません。
更に言えば、浄化されたクシィがどうなったかは、昇天のような形で連れていったはずのはーちゃんも、そのあたりの記憶はないというファジーぶりで、このドクロクシー関連、全然消化されてはいなかったんですね。
残り少ない時間で伏線が回収できるのか、ちょっと注視していきたいですね。
次回はここしばらくご無沙汰だったチクルンに焦点が当たるみたいですが…
おいおい、シャーキンスに立ち向かっちゃってるんだけど、いよいよ寝返りフラグかな? でもその前にチクルンの命が危ない気がするんだけど(((((((( ;゚Д゚))))))))
今週のまほプリを一言で表現
JCのあられもないパジャマ姿をしれっと見せちゃうあたり、あいかわらずTV○日はカオスじゃのう(イイゾモットヤレ)
来週もキュアップ・ラパパ!