見よ! これが魔法の箒に乗る教えを受けていない(と思われる)みらいが箒に乗って飛び出した瞬間である! この後すぐに落下するけどな!
…いや、普通、こういう事すると死んじゃうはずなんですけどね。なんで、アニメ・ゲームの世界って高所から飛び降りても大丈夫な事が多いのかねえ(笑)。
補習課題回も結構進みましたね。
今回の課題はペガサスの住む島に行って一緒に記念撮影をしてきなさいというもの。
一瞬、なんじゃそりゃ? と思いましたが、元々警戒心が強く空を自在に駆け回るペガサスと記念撮影をするというのは、魔法の箒を操る技術をかなり高度に求められるため、写真を…というよりは箒関連の試験なのですよね。
というより魔法の箒完全初心者のみらいがいるのにその課題出すのはどうなんだ?(苦笑)
ただ、みらい自身は少し箒に乗っただけで、すぐにマスターしてしまうんですよね。劇中ふとした拍子で落下したはーちゃんを助ける際には、ものすごい勢いで箒を操り救い出したりと、あいかわらずの高ポテンシャルぶりです。
ただ、今回のシナリオ、最終的には箒云々より、途中で見つけたペガサス親子と心を通わせた+危機を救ったことで、記念撮影に成功するという、課題の趣旨と反した形で合格してしまいました。アイザック先生としてはそれも狙っていたのかもしれませんが、こういう結果オーライ、みたいな話今作多いな。
あと、今回に関しては一つ大きな不満点があります。
それは、魔法の箒に乗る、という事が重大なファクターであった回にも関わらず、エミリーをシナリオに絡めなかった事。
そりゃ、まほプリは基本的にはみらいとリコが主役の物語ですから、サブキャラにあまりスペースを割けないのは分かるんですが、エミリーって確か、箒が苦手で補習組に入ったんじゃなかったでしたっけ?
今シナリオの最後、エミリーは仲良くなったペガサス親子と一緒に記念撮影するみらいとリコを見て「私もあんな風に空を飛んでみたい」と独白しており、どうも、この課題、クリアしたように見えないんですよね。
ここら辺が不透明なのはマイナスだと思います。せっかく出したサブキャラクターなんですから、関われる部分ではきちんと描かなくては。
今回の敵は、中盤ペガサス親子を助けたことにより出現したリンクルストーン・ピンクトルマリンの波動を感じてペガサス島に襲来したスパルダ。今回の戦闘パートは、主にヨクバール関係でかなりの事が判明しました。
まず、やはりというかなんというか、ヨクバールの標的は基本的に無生物、というのは狙ってやっていた、という事。
今回、ヨクバール化の標的となったのは初の生物、ペガサス親子の母親でした。
しかし、ペガサスを傷つけたくないキュアミラクルとキュアマジカルは碌な攻撃が出来ず苦戦することになるのですが、そこで子供ペガサスが突進。ヨクバールは迎撃を一瞬躊躇します。それを見たキュアミラクルはスキを突いてピンクトルマリンの癒しの力で母親ペガサスとヨクバールの核を引き離す事に成功、引き離したヨクバールのみを必殺技で倒す…という流れでした。
この戦いでヨクバールが倒された後、スパルダは捨て台詞で「やっぱり心があるヤツはダメだね!」とはっきり言っています。今まで無生物を狙っていた証左ですね。
また、生物のヨクバール化のみなのかは現段階では不明ですがヨクバールを生み出す際に「憑依」という手段がある事がはっきりしました。
これは結構重要なファクターで、今までのシリーズの怪物は強制的であれなんであれ「核になった人物から生み出されたもの」であった事が重要だったわけですが(だからこそ、最後は「浄化」なのだ)、今回のヨクバール化は標的の意思は関係なく肉体だけを捧げさせられる手段とも解釈でき、ある意味すごい性質の悪い怪物化方法なんだなと再認識しました。
今回の敵幹部ってガメッツ以外は卑怯な手段を使う事に何のためらいもないタイプに見えるので、そのうち陰湿な設定のヨクバールとか出てくるのかなあ…と期待半分恐怖半分です。ただ、あまり陰惨なのはプリキュア視聴メイン層を考えると、ちょっとやらないかな(苦笑)。泣き出されちゃっても困るしね。
あと、ちょっと気になったのがスパルダが今回のリンクルストーン・ピンクトルマリンをハズレ扱いした事でした。
リンクルストーン・エメラルド以外は眼中にないとなると、リンクルストーンそのものよりエメラルドに何か重大な力が隠されている、と見るべきですかね。穿った見方をすれば、いくら他のリンクルストーンがプリキュアの手に渡ってパワーアップしても、エメラルドさえあれば関係ない、と言ってるようなものですから。
次回はいよいよ補習最後回なんですね。
予告だと、まほプリの二人がリズと対決? みたいにも見え目が離せません。そろそろ1クール終了が迫ってきているので、みらいがナシ魔法界に帰って一波乱、ってところかな?
今週のまほプリを一言で表現
注意を引き付ける手段にアッチ向いてホイ使うみらいもどうかと思うが、ノリノリでやってしまうペガサスは正に芸人の鑑!
来週もキュアップ・ラパパ!