11/30の水木しげる先生の訃報には驚かされましたね。
私は中学時代から水木さんのファンでした。元々、ゲゲゲの鬼太郎自体はアニメなどで知名度があったため知ってはいましたが、本格的に読み始めたのはその頃です。
確か父方の実家に単行本が置いてあったのですが、読み始めたら非常に面白く田舎に行く楽しみの一つとなりました。そして、あまりにこればかり読んでいたためか、叔母が「家に持っていっちゃいなよ」と言ってくれた事で自分のものになったのを覚えています。
それから、ゲゲゲの鬼太郎を中心に読んだ事のないエピソードが載っていたりする単行本を買ったり、文庫本サイズの新まとめ版などを買ったりで、結構な数のエピソードを読みましたねえ。
もっとも、後に会う事になるとある友人に、水木さん…というよりは古本マニアの方がいらして、自分の知識など大したものではないことを思い知りはしましたが、それでも数多の漫画家の先生の中でも大好きな作家さんでした。
そんな11/30の夜、自転車仲間の友人から「今週の土曜日あたり、水木さん展見に甲府行かない?」というお誘いがありました。
何が何やらちんぷんかんぷんだったので、調べてみたところ
ゲゲゲの鬼太郎と妖怪たち 水木しげる版画展 | イベント情報 | 岡島百貨店 山梨県甲府市の百貨店
これだったんですね。
色々協議した結果、友人の車で甲府に向かうことにしました。
彼が住んでいるのは、新宿にほど近い場所なため、本日のAM9:00に新宿駅で待ち合わせ。自宅から1時間弱電車で移動します。
む? 彼自慢のカーボンMTBが後ろのラックに積んである…どうするつもりだ?
中央高速に乗って甲府には12:00ぴったりに到着。天気も良く、終始冠雪した美しい富士山を眺めながらのドライブとなりました。
駐車場で、おもむろにMTBを降ろす友人。おいおい、デパート目と鼻の先だし、自分、自転車なんか用意してな…
ぐああああ! 車のシート後ろのスペースにブロンプトン持ってきてやがった!(笑)
「という訳で、まずはぶらぶらして昼飯でも食いましょう」
人のことは言えないけど、遊びになると途端に用意周到になる恐ろしいヤツめ…(;^ω^)
今回初めてブロンプトンをある程度の距離乗らせてもらいましたが、やはり多少のふらつきありますね。特に進行方向にある溝(縦方向)にはタイヤを取られがちで少し気を使います。流石にこれで長距離…なんて言ったらさすがに難しいでしょうが*1、折り畳みの機構と利便性を考えたら、本当によく出来た自転車です。
ほんの少し進んだところにあったアーケード街にあった吉田うどんのお店があったので入ってみました。
メニュー見て、自分で注文書いて提出する形式なんですね。面白い。
とりあえず一番人気マークのあった肉天ワカメつけのにぼし味を注文。
吉田のうどんというのは初めて食べてみましたが、平形の太麺は、これでもか、というぐらい腰が強くて固い食べ応えです。
はっきり言うと好みの分かれる食感だと思いますね。私は腰があるうどんが好きなので大好きになりました。野菜の天ぷらが思った以上にサクサクで美味しかった。煮干しのスープもよいですね。
余談ですがメニューの裏にあった夜の部の内容が、私、すごく気になります!
腹ごしらえが終わったら、メインの百貨店に。
エスカレータのところで猫娘がお出迎え。昂ってきた!
入場料などはないのでいざ中へ。
写真撮影は禁止なので内容はお見せできませんが、懐かしい絵の版画の数々はときめく何かが溢れましたね。久々に読み返したくなりましたよ、鬼太郎。安い版画購入しようか、一瞬悩んだほどです。それでも軽く高価いママチャリが一台買えるほどの値がついていたので断念しましたが。
ゲゲゲの鬼太郎って、漫画版は特に後期のアニメ版ほど鬼太郎が万能ではないので、結構負けたりするんでよね*2。というか、鬼太郎より強い妖怪がゴロゴロいる世界観ですから、そこからどう逆転するかの発想が面白いんです。
などと懐かしい思い出に耽ることができました。そして、水木先生、本当にありがとう!って言いたい。今頃は幽世で妖怪と酒でも酌み交わしているのかもしれませんね…
メインディッシュが終わりましたが、まだまだ時間があるということで、自転車で武田神社まで行ってみることにしました。
駅の北側から少し進むとそんなに勾配はないんですが、直線の緩い登りが延々と続きます。ブロンプトンだとちょっときついなー(;^_^A
15分? ぐらいで武田神社到着。
かつての武田信玄の居城、躑躅ケ崎館の跡地に建てられた神社ですね。
観光的にはそんなにメジャーな場所ではないと思うのですが、予想以上に立派な神社で少々面喰いました。
ところで、今は期間限定で孫子の旗印「疾風如(はやきことかぜのごとし)~」の例のアレが宝物館で観ることができます。
せっかくなので、300円で宝物館へ。
やはり写真撮影禁止なのでお見せすることは出来ませんが、孫子の旗印はところどころ破れなどがあってボロボロなのですが、かえって戦国時代の遺物がそのまま現生まで残っていたというリアリティがありました。
他に印象に残ったのは薩摩の工匠が打ったという太刀。刀身の真ん中あたりから刃が両刃になっており、かなり凝った作りにあっており美しかったです。こういう作りを小烏丸造りというそうです。
結構登ってきたことにびっくり。それなりに高い場所にあるんですね。
帰りは少し渋滞に巻き込まれたものの、新宿に19:00前に到着して友人と別れ、20:00過ぎに帰宅。行き当たりばったりの割に楽しめるふらふらでした。ブロンプトンの走りを堪能できたのも収穫かも。
[おまけ1]
百貨店の階段のところにある水飲み装置。なんでこんな所ぽつんと…シュールすぎる。
[おまけ2]
新宿に立ち寄れたので、モンハンX買ってきちゃった(笑)。やるのは艦これイベント終わった後かなあ。
-----------------------------------------