もうすぐ埼玉県知事の選挙があるようですね。
私は千葉県在住なので、蚊帳の外のお話ではあるですが。
私は毎朝5:30に目覚ましをかけています。そこから艦これのデイリー消化等をちょぼちょぼやってテレビをつけっぱなしにして本格始動までお布団でごろごろしている訳ですが、NHKで上記の政見放送が流れてきました。
とは言うものの、流石に蚊帳の外の選挙の事、寝ぼけまなこでうとうとしながら聞いておりました。最初の候補者が戦争法案がー、と喚いており(口汚くてごめんね。でもそうにしか聞こえないんだ)、ああ、いつものか…とうつらうつら聞いていたんですが、二人目…だったかなあ。
以前のニュースでも聞き及んではいましたが、3期以上の継続を不可にする条例を発した現職自ら4選目の立候補をしたそうですね。そしてその候補者はその事を持ち出して現職に批判的な政見を話し始めました。
まあ、当然ですよね。自分から定めた条例を反故にしているんですから、これは責められても仕方ないことです。
しかし、よっぽどネタに苦しかったんですかねえ? 現職への批判は延々と続き、ついにはこんな発言が飛び出しました。要約すると
「知事自らが平然と約束事を破っている。こんな事では親は子供に約束は破ってはいけないという教育が出来ないじゃないか」
流石に布団の中で「はあ?」と呟いてしまいましたよ。
知事の条例違反と子供の教育ってなんか繋がりがあるんでしょうか? 一見もっともらしいことを言っている様で、とんでもないミスリードというか、いや、こんなのミスリードにすらなっていない。ちょっと考えれば何言ってんだコイツ、状態です。
それとも埼玉県は知事が模範を示したことしか教育してはいけない規則でもあるんでしょうか? 大体、ぶっちゃけた話、大多数の子供は知事選に興味なんかないでしょうし、この条例違反を子供から問われたというのなら、親ならなんとでも教え諭すことはできる訳で、上記の候補者の批判は全く意味をなしていない。
私は埼玉県人ではありませんが、仮に投票権があるなら、こんな頓珍漢なことを言う候補者に絶対票は投じないでしょうね。
最近の政治ってこういうことが増えましたよね。
特に上でもちょっと触れた「戦争法案」なんていい例。与党は「集団的自衛権が可決されたら隣国にバリバリ戦争仕掛けるね。あ、あと徴兵もバリバリやるからみんな死ぬ気で戦って来いよ」って声高に宣言している訳でもなんでもなく、ただ単に野党が与党のやることなすこと反対したいだけで、「戦争法案」などというショッキングな単語を用いてミスリードして騒いでいるだけでしょう。
その議決にしたって野党は「数の暴力だ」なんて言ってますが、乱暴な言い方をすれば、その「数の暴力」を如何に得るのかが民主政治であり、それに反対するのは民主主義に対する冒涜です。大体、どこぞの現在の野党第一党が政権を担っていた時代、その「数の暴力」をどれだけ行使したのか、お忘れになっているんですかねえ?
先のブログでも書きましたが日本は今、国難の時代です。東日本大震災の傷跡はあまりに深く、外国の脅威も日増しに強くなっています。
よく、国会中継の答弁を見ていると、不安を掻き立てられることが多い今日この頃なのです。