OPから相変わらずのノリのはなだったのですが、まさかこの後あんな展開が待っているなんて…
今回は色々な意味でショッキング回でした。ていうか、これまだ10話だよね!? 凄い密度と共にスピーディーな展開には唸らせられますが、物語的にも一つのターニングポイントになりそうです。
シナリオの流れとしては、母親の雑誌の手伝いを兼ねて食べ物系のイベントでウェイトレスを体験するはぐプリチームなのですが、さあやとほまれが長所を活かしどんどん順応していく姿を見て何も出来ない自分にはなが悩み始める…というものです。
そして、その悩みは相当深刻なレベルに達してしまい、ついに変身が出来なくなるまでに追い詰められてしまいました。最後は絶体絶命に陥ったはぐプリチームをなんとはぐたんが浄化するものの、力を使い果たしたはぐたんはそのまま意識を失う、という形で幕となりました。
野乃はなについて
先回にもその片鱗を見せましたが、やはり自身にこれといった(分かりやすい)長所がなく、他の二人と比べてのコンプレックスに苛まされる結果となりました。こういうのは人それぞれ、とは思ってはいても実際は悩む事が多いものです。少し変な話ですが課金型の対戦が絡む様なソシャゲはこの感情に付け込んで儲けを叩き出すシステムが確立されていますよね。
上で(分かりやすい)と書いたのは、他でもないさあやには明晰な頭脳による分析能力、ほまれには優れた身体能力という、目立つ長所があるという事で、実際ははなも(分かりにくい)だけで才能の塊ですね。
無口なたこ焼き屋の担当になったはなは、食べてみろ、と差し出されたたこ焼きを食べて感動をリアクション交じりで他の客たちに伝えたため、その場で爆笑の渦が巻き起こり、一気にたこ焼き屋が繁盛する切欠になったのですが、はなはその時にはさあや・ほまれの才能を目の当たりにしてネガティブモードに入っており、それを「笑いものにされてしまった」と逃げ出してしまうのです。
お笑い芸人の素質あり、という事になりますが、実際あれは容姿・声の質・リアクションありとあらゆる才能が前提のとんでも職業の一つです。何より、彼女の底抜けの明るさ、他人を応援する力は、人々を笑顔にする最高の能力の一つであり、何一つさあややほまれに劣っているとは思えません。
ただ、今回のはながそうである様に、自分の才能って案外気が付きにくいものなんですよねえ…前作のいちかもそうでしたが、はなは普段の明るさの反面、ネガティブが出てしまうと非常に根深いものになるタイプの様ですね。いちかはその背景に母親との関係性が関わっていましたが、はなも後々バックグラウンドが語られると深みが増すかと思います。
更に今回は変身不能になるというショッキングな展開もありましたが、これはアスパワワが枯渇してしまった…と解釈していいのですかね。実際問題、今回のはなは懊悩するあまり未来が見えなくなる(「何でもなれる、何でも出来ると思っていたのに!」と感情的に吐露している)という状態になっており、次回どう解決するのかに注目でしょうか。次回予告では新アイテム登場が示唆されており、今話は2回でワンセットの様な感じでもありますしね。さて、どうなることやら。
今回の戦闘について
はながキュアエールになれない=浄化が出来ない、という事で絶体絶命のピンチに陥りました。正直言うとパップルの呼び出したオシマイダーにはそれほど強力なイメージはなく、実際問題キュアアンジュ・キュアエトワールの二人でも善戦はしたのですが、やはり最後のとどめが出来ないため、最終的には打倒される事となりました。
注目点としては、キュアアンジュは拡散状に放たれた攻撃をハートフェザーで迎撃、相殺しましたし、キュアエトワールはハートスターを自分に纏わりつかせてローリングディフェンスするという新しい使い方を見せてくれました。
キュアエールのハートフォーユーが浄化特化型であるのに対して、二人の必殺技はそれぞれバリア、拘束、という特化能力はあるものの、ある程度の応用は効く、といった感じですかね。個人的にはまほプリのトパーズモードにイメージは近いと感じます。
最終的にはオシマイダーの最後の攻撃をはぐたんが防御、そのまま浄化光線発射というびっくり展開で事なきを得ましたが、はぐたんは意識を失い、額のサークレットのクリスタルが青から赤に変化する、という状態になりました。
この力についてハリハムハリーは認識していた節があり、はぐたんが力を使う事についてかなり焦って止める描写がありました。そろそろ、ハリハムハリーには自分たちの境遇を全てではないにしろはぐプリチームの面々には明かしてほしいですね。このままでは事情も良く知らない中学生の女の子を利用しているだけでしょう。
そう言えば、ハリハムハリーは悩んでいるはなに結構的確にアドバイスをしているんですが、人間体の若い見た目に騙されがちですが、案外老成していますね。それにショックがあったとはいえ全然耳を貸さない状態のはなにはどうかと思いましたが、ほまれにも散々ネズミ扱いされていますし、やはりコミックリリーフ色が強いですね。
そして、次回ははなの懊悩が続きそうですね。今回の引きでも自分のせいではぐたんが酷い目に合ってしまった、と自責している感じでしたし、下手するとはぐプリチーム脱退するとか言い出すかもしれません。もっとも、タイトルでは新アイテム「メロディソード」が登場する様なので、どうやって吹っ切って再変身を果たすのか注目ですね。
今週のはぐプリを一言で表現
部長の前でチャラリートに対して「あんな無能と一緒にするな」と気色ばんでいたけど、戦果はあんたの方がむしろ低いで、パップルさん…
いやー、しかし、新鬼太郎始まってしまうと更新が捗らん喃…
来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)