ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第43話「かくし味は勇気です!ひまりの未来レシピ!」感想

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とりあえず、スイーツがらみのオーディションにスイーツ関係者っぽい人が一人もいないのはどうなんですかねえ。まあ、リアルにありそう…とも言えるけど。

 

さて、今回はひまりにスポットを当てた回だった訳ですが…一言で言うと克己の物語でしたね。

 

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話の流れとしては、友人の勧めによりスイーツ番組のアシスタントのオーディションを受けることになったひまりでしたが、実際はほぼアイドルオーディションの様相を呈しており、そこで悪癖であるスイーツ熱く語る病を発揮。その時の審査員の一言がひまりのトラウマを再発させてしまい…というものです。

 

前にも書きましたが、ひまりはこの作品内でも比較的目立たないポジションであり、全体を通してみてもあまり比重が傾かないキャラでした。それが故に時折見せるメンタル面の強靭さが表現されている節がありましたが、今回もその流れは継承されましたね。

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オーディション時に熱くなってスイーツオタクを発揮してしまい、幼い頃トラウマの原因となってしまった「それって必要ないよね?」という単語を再び審査員の口から聞かされたひまりは落ち込んでしまうのですが、その際にプリアラメンバーから慰められた時に「自分のこの気弱な癖に好きな事にのめり込んでしまう性格が嫌いだ」と吐露しました。

考えてみれば、彼女は元々そういうネガティブさを抱え込んでおり、この点についてはあまり解決はしていなかったのですよね。立花先生の助手を務めた回やあおいとパーティーに参加した回も、彼女のオタク気質のひたむきさによる、悪い言い方をすれば力業での解決が主で、彼女のトラウマの克服とはあまり関係ありませんでした。

そんな心の隙間を突く様にエリシオが登場。エリシオはあろう事か彼女が大切に書き溜めていたスイーツノートを燃やしてしまうという暴挙に出た上に更に彼女のトラウマを抉る様に精神攻撃をするという非情っぷりを披露しました。

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正直、そこまでやるか、の世界であり、その後ひまりを闇の陣営にスカウトするのですが、ひまりにとってはあまりにもショックな出来事の連続で、ない、と分かってはいても視聴者側としては本当に闇堕ちしてしまうのでは? とちょっとハラハラしながら見ていました。

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闇堕ち寸前のひまりでしたが、焼け落ちたノートの破片を見て、今までのプリアラチームと作ったスイーツの数々を思い返し、正気に戻ってキュアカスタードに変身、となりましたが…うーん…ちょっとあっさり過ぎの感は否めませんねえ。

これを彼女の芯の強さと取るか、尺の都合と取るか、難しい所だと思います。

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戦闘シーン自体も今週はお粗末であり、キュアカスタード変身直後にプリアラチーム合流。「本気で戦う」と宣言しながら全員拘束に成功したエリシオでしたが、それでもなお直接手を下そうとせず、キュアカスタードに精神攻撃を仕掛ける様は、流石になにやってんだ、コイツ? と思いました。そんな余裕を見せたおかげで、奮起したキュアカスタード及びプリアラチームに次々拘束を解除され、PFAで撤退に追い込まれるのはうーん…ですね。

エリシオは出来得ることならプリアラチームを闇の陣営に引き入れることに執着している様ですが、どうにもそこら辺の切り替えが甘いように見受けられます。そして、何より、これではエリシオがプリアラチームを自分からパワーアップさせる強化コーチ状態になってしまっているのが気になりますねえ。ここから先もこの演出が続くのかどうかは分かりませんが、それは彼に過去回で因縁があるゆかりとあおいぐらいで留めておいた方が良かったのでは? と感じました。個人的にはエリシオはゆかりのライバルポジが良かったんだけどなあ…

 

結局、ひまりは自分らしさをあくまでも失わない、という決意を以てトラウマを克服した様ですね。自分のオタク気質が人を遠ざける事はあるだろう、しかし、それで人が集まってくれることだってある。正にプリアラチームがそれであり、彼女はいちか達によって導かれて自分なりの答えを見出したのですね。流れ自体はとても良かったと思います。

プリアラは言うなればいちかが中心のストーリーです。ひまりに限らず他のメンバーもいちかという中心人物がいたからこそ成り立ったプリキュアであり、そういう点ではまほプリとは対極、どちらかというと成り立ちそのものはドキプリに近い。

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その証拠に今回、ひまりは自分らしさを失う必要性がないという結論を導き出したわけですが、彼女が燃やされたノートを見た時の過去のフラッシュバックや、エリシオに見せつけた自身の未来の映像では、彼女の周りに常に仲間がいる描写が殆どでした。いつでもいちかがいて、そして仲間がいて、立花先生がいて、妖精達がいて…そういう点では彼女は内向的だとも言えますが、彼女は元々裏方に徹するのを良しとするタイプですから、自身の強みを再認識した上でトラウマを克服したシナリオだった、と言っていいでしょう。

 

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最後に燃えてしまったノートの中身は自身の中で息づいている、そしてこれからもノートは増えていく、というメンタルの強さを見せて今回は終了となりましたが、ひまりはそういう点では未来を見据えて一直線に突き進むキャラクターなんですね。先回、あおいとひまりは似ていると評した水嶌の目に狂いはなかった、と言った所でしょうか。

 

次回は…今度はみくが標的ですか。

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これまたエリシオへのヘイトが上がりそうな…でも着実にプリアラチームの弱点を突いていくスタイル自体は、これぞ悪役、という感じで好きですねえ。上でも書いた通り、悉くプリアラチームの強化を促しているのが苦笑なのですが…

 

今週のプリアラを一言で表現

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ゆかりとあきらのスカウトをしたスカウトレディー…その名前…絶対、増子美代の親戚だろッ!!

 

来週もキラキラル☆

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第42話「歌えWOW!あおいラストソング!」感想

※本日は早めに外出予定のため、若干簡潔化した内容となります。申し訳ございません。

 

さて、今回は恐らく最後であろうあおいメイン回だった訳ですが、彼女なりの結論を見い出せた珠玉の出来であり納得のいく回でした。

 

バンド活動も順風満帆であり、再び岬率いるガナッシュとの共演が実現したワイルドアジュール(以下WA)ですが、バンドメンバーの一人、園部君(眼鏡茸頭)が脱退を宣言するという事件が起きます。

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園部君は親の病院を継ぐために学業専念を余儀なくされ、仕方なくの選択だったのですが、彼はあおいをバンドに誘い、作詞作曲を手掛け、WAの名付け親でもあるという、言うなればWAの要なんですね。実際、あおいも「リーダー」と呼んでいました。

あおいはその事で岬に相談を持ち掛けるのですが、予想通りつれない返事を返され、その事自体はあおいは「あちゃー」ぐらいで済ませていたのですが(この辺りは成長の跡が伺える)先回のあおい回の時も書きましたが、プロでもないあおいにああいう態度を取るのは流石にどうかな、と感じますねえ。

もちろん、岬のストイックな性格に加え、あおいを対等な立場として見ているからこその発言なのは分かるのですが、悪い言い方をすれば相手の悩みに対して冷たくあしらうというのは誰にでも出来る態度な訳で、やはり釈然としません。

突然のリーダーの脱退に思い悩むあおいの様子にいちかの提案でプリアラチームパジャマパーティーが開催されることに。

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ああ、女の子のいちゃいちゃはいつ見てもいい…(直球)

そう言えばあおいの様子を伺っていたいちかが「あおいちゃんは(悩みを)一人で抱え込む」と的確に分析していたのは面白かったですね。彼女は人の長所短所を見極めて寄り添うのが本当に上手ですね。

パジャマパーティー中にあおいは自分の悩みを「もし自分の大好きなスイーツがこの世から消えてしまったらどうするか」という質問に変換して皆に問いましたが、いちかの答え「材料はあるんだから作ればいい」という一言で吹っ切れて、WAの存続を決意、園部君に贈る歌を作り始めました。

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ただ、パジャマパーティーの最中、みんなが寝静まっている時に作業するのはどうなんですかねえ(苦笑)。

冗談っぽく苦笑していますが、この辺りは今作の特徴でもある展開の速さを象徴しているようにも見え、あおいのせっかちな性格を表しているとも取れますが、ちょっとうーんとなりました。

 

ライブ当日、WAの出番の時に観客の前に堂々とエリシオ登場。

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観客を次々とネンドモンスター化した挙句、あおい以外の主要メンバーを何処かに消し去ってしまうという行動に出ました。

これはタイマンなら勝てる、とかネンドモンスターに襲わせる、というのが目的ではなくあくまでもあおいを孤立化させるためのものでしたが、流石に本気出す宣言しただけに躊躇がありませんね。他の幹部たちもそうでしたが、ここまで町の人間を巻き込みまくった敵組織はシリーズ通しても珍しいのではないでしょうか。

タイマン状態になりキュアジェラートに変身したあおいですが、流石にエリシオはタイマンだとちょっと勝ち目がないんですかね。あっさりと無音空間に閉じ込められてしまいます。

エリシオは彼女のいきがいである声を奪うという卑劣な手段に出た訳ですが、WAやプリアラチームの事を思い出したキュアジェラートは新曲を心の中で歌い、夢を失わなかったが故に無音空間を打ち破る事に成功しました。

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無音空間の静寂など演出も良かったのですが、以前の感想で書いたプリアラチームは精神力で戦っているプリキュアである」というのが良く分かる戦闘シーンでもありました。「夢など持たない方が幸せである」というエリシオが作った結界を彼女の思い込めた新曲が打ち破る、というのは燃える展開であり、その声に呼応してプリアラチームやWAの他のメンツも目覚めるという演出は一級品でした。

ただ酷な事を言うと、徒手空拳封印の戦闘シーン、と宣うなら毎回今回レベルの演出クオリティを維持しないと実際は難しいでしょう。しかし、それを4クール続ければお腹一杯を通り過ぎてしまいますし、ネタだって続かない。要するに格闘封印はハナから無理があったのでは? とも今回の演出を見て感じます。

無音空間を抜け出したキュアジェラートジェラートシェイクをぶつけられて怯んだエリシオに対して、次に異空間から脱出したプリアラチームが合流、PFAをぶつけましたが、今回も前回と同じカードを犠牲にされ逃げおおせられてしまいました。まあ、この演出は各人メインスポット回が終わるまでは続きそうですね。

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そう言えば、エリシオは去り際に「人間は夢を諦めない」と一人ごちてましたが、「夢など持たない方がいい」「夢がなくなれば存在価値がなくなる」など、人間が夢や希望を持つ・語る事を極度に嫌悪し、そこを付け込んで精神攻撃してくるパターンが目立ちますね。彼のノワール陣営に与している根源はこの辺りにある様な気がします。

 

最後にもハプニングがあり、仕切り直しでWAが新曲を披露している最中に、なんとあおいの両親が登場。ゴプリのみなみの両親もそうでしたが、子供の夢には寛容であり父親(ライオウ様と水嶌が言っていたがどういう字なのだろうか…雷王?)の「あおいは音楽の世界に生きるのだろう」と納得の表情で見ていたのが、今回のあおいの結末を如実に物語っていましたね。というか、容姿に関してはあおいは両親のいい所を受け継いでおる喃…

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そして、父親に対して「跡継ぎはどうするのですか?」と申し訳なさそうに尋ねた水嶌に対して「お前がいるじゃないか」という爆弾発言まで飛び出しました。これは世襲をやめて水嶌に継がせるとも取れますが、実際は…ゴニョゴニョですよねえ。過去回の流れを見ている限り相思相愛ぽいしいいのかな。父親も見抜いていたからこそ、水嶌にあおいを託したのでしょうしね。

 

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次回はひまりがアイドルオーディションに応募するものの、それはエリシオの罠であり…という内容みたいですね。スイーツとアイドルの両方が絡むようですが、どうなる事やら。

 

今週のプリアラを一言で表現

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完 全 に 一 致 !*1

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:いや、眼鏡にしか共通性ないやん!

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第41話「夢はキラ☆ピカ無限大!」感想

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リオのピンチを伝えに行ったのかと思いきや、自身の保身のためだったビブリーさん、ぶれてなくてホント好き(笑)。

 

さて、今回はリオの贖罪を絡めつつシエルにスポットを当てた回でした。終盤4クール目に突入し、来週が予告であおいメイン回であることが判明したため、ここからしばらくは各メンバーをピックアップした話になりそうですね。

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話の流れとしては、リオと思しき人物が夜中に町中のスイーツを台無しにした、として商店街の人たちに冤罪をかけらるのですが、その事で傷心したリオは過去の贖罪も含めてイチゴ坂から出ていく、と言い出す…というもの。

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もちろん、これはエリシオの罠であり、リオの偽物はネンドモンスターによる偽装、商店街の面々がリオを責めたのもディアブルの力の応用でした。これらはゆかりとあきらの高校生二人組に事件発覚当初から既に目星をつけられており、彼女たちの力で解決しました。

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エリシオのカードの力は召喚、というよりはカードの力そのものを利用するという、より高度なものみたいですね。戦闘シーンでは鎧をまとった悪魔? みたいなカードの力で空飛ぶ鎧を身に纏いプリアラチームを苦しめました。というか、何星のサープリスですか、それは?

 

さて、肝心のメインのリオとシエルの兄弟愛についてなのですが、結論から言えば贖罪のために町から出ていこうとするリオに対して、シエルが自分もその罪を背負う、と宣言するというよくあるパターンだったのですが、その前提としてリオの逃げの姿勢を堂々と批判したのは良かったですね。

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以前から描かれていますが、シエルは自分の意見をはっきり物申す性格であり、それがリオとの確執を生む切欠にもなったのですが、今回は上手く作用したかと思います。二人の口からは語られませんでしたが、リオがノワール陣営に堕ちた責任の一端は紛れもなくシエルにもあった訳で、二人で罪を背負おうと言ったのは彼女なりの覚悟の表れでもあったのでしょう。

ただねえ…もちろんこれで和解、でもいいんですが、リオ=ジュリオはノワール陣営時、相当悪辣な所業をしてします。

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シエルが闇に染められそうになった時の献身、先回のグレイブ襲来時の功績を考えれば許されても良いのでしょうが、人を廃人寸前にするキラキラル奪取を複数回行った事は当事者・関係者にしてみれば許されざる行為であり、特にこれはチーム内の縁者であるみくやゆかりの親衛隊、そしていちか本人が毒牙にかかった事もあって、やはり釈然としません。

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イチゴ坂に残ってシエルとともにスイーツを作って町の人々を笑顔にすることが彼らの最大の贖罪となるのでしょうが、ここに関してはもう一押しエピソードがあるとグッと締まったキャラクターになるかと思います。

 

今回は戦闘シーンでも注目点がありました。というのも、上でも書いた通り、エリシオはカードの力を引き出すという(カードがどの程度の種類が質のものがあるのかによるが)汎用性の高い戦闘力を持つことが出来る事が判明した訳ですが、実はプリアラチームはキュアパルフェ以外空を飛べない、という弱点が露呈しました。

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翼付きの鎧をまとい、プリアラチームの技の射程外から闇の力を散布するという単純な戦法に為す術ない状態になってしまい、リオを説得し終わって遅れて到着したキュアパルフェが戦場に到着するまで一方的にやられる結果となってしまいました。

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上空の敵に対してキュアマカロンとキュアショコラ二人に土台になってもらってようやくキュアホイップが空中戦を挑める状態(しかも打ち負けた)で、空を自由に駆けられるというのはペガサスモチーフのキュアパルフェだけの特権みたいですね。そういう点ではパルフェは空中戦特化タイプで描くのもありだったのかな、と感じました。実際、ゴプリのキュアマーメイドという局地戦特化型で成功を収めたキャラもいた訳ですし。

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最後は空中戦を制したキュアパルフェの攻撃で隙が出来た所でプリキュアファンタスティックアニマーレ(以降、PFA)での決着となりましたが、巻き込まれたエリシオはカードを犠牲にして逃走成功しており、自身はノーダメージというなかなか厄介な敵っぷりを披露しました。まあ、カードを破壊できるという事は、彼の戦力を削ぐの自体は可能、という事になる訳ですが。

む? というか、空中戦はスイーツアニマルに騎乗して行えば良かったのでは?(PFA時に明らかに空飛んでるよね)

 

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次回は、あああ…またしてもあおい懊悩回ですかあ。どうやらプロになるならない、という話が絡みそうな雰囲気です。あおいは前のイチゴ坂ロックフェスティバル回である程度吹っ切れていたかと思ったんですが、どういう展開にするのかは楽しみでもあります。

 

今週のプリアラを一言で表現

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しかし次回はパジャマパーティー回ということでワッフルワッフルしている変態視聴者は自分だけではない! と信じたい…

 

来週もキラキラル☆

 

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第40話「レッツ・ラ・おきがえ!スイーツキャッスルできあがり!」感想

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戦闘真っ最中、しかもピンチ状態であるにも関わらず、うれション状態でジュリオに飛びつくキュアパルフェさん、マジKY(笑)

 

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しかもその後ポイ捨てされて微笑( ´艸`)

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もっとも、まともな状態でのジュリオ=ピカリオとの再会は久しぶりと思えば致し方ないとは思うけどね…飛びつく直前、涙をこらえていた様にも見えたし。

 

さて、今回は新フォームお目見え回でしたが、他にもグレイブ退場に色々な伏線を回収など、なかなか面白い回でした。

 

新フォームについて

…正直、かっこいいとかかわいいといった感じではないですかねえ。動物のふわふわもこもこ感を出したかったのは分かるのですが、ちょっともっさりし過ぎな気がします。

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これは、今作の徒手空拳をほとんど使用しない、という方針だからこそ許されたデザインの様な気もしますが、とにかく動きのある場面が想像できないというか、実際今回は新合体必殺技を撃つためのフォームチェンジと言った感じで、このフォームで普通の戦闘までやるのかは今後に期待といった所でしょうか。

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その必殺技についても、新フォームに変身する際に頭上に大きなケーキの城が出現するという演出はあるものの、アニマルゴーランドから大きな変更はなく名前こそプリキュアファンタスティックアニマール(レ?)と変化したものの、正直ちょっと拍子抜けでした。そもそもアニマルゴーランド自体がそんなにカッコいい技じゃないのが…

ただ、新フォームが登場する過程は素晴らしかったですね。

前半、闇の力に対抗するべくジュリオの指示でスイーツを作ってのキラキラル増幅を狙ったプリアラチームでしたが、これはグレイブに見破られてしまい、失敗に終わってしまいます。しかし、いちかの作ったショートケーキがネンドモンスター化した父親に一定の効果を上げた事で方針としては間違っていないことを示唆しました。

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キラキラル増幅に失敗して更に蹂躙されピンチに陥ったプリアラチームでしたが、なんと三ツ星にゃんこが動物達に働きかけてスイーツの材料を妖精たちにもたらします。妖精会議で集まっていた妖精たちがそれを使用し大量のスイーツを作成、キラキラルを補充した事で新フォームに変身しての大逆転となりました。

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これは動物や妖精たちとの交流を描いた過去回の第34話(ゆかり猫変身回)や直近の第38話(ペコリン人間化回)や第39話があったからこそ活きたシナリオであり、大量のキラキラルを妖精たちがもたらした事に驚くグレイブに対してビブリーが言い放った「キラキラルを扱えるのはプリキュアだけじゃない」という設定を本当に上手に使ったな、と感心しました。第38話でペコリンのスイーツをシエルが「パルフェ」だと評価したのも、この伏線だったんですね。

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恐らく、最終決戦を除けばこれが最終フォームでしょうから、このフォームの強みを今後も見せてほしいです。

 

ジュリオの復活やルミエルの意志について

元々、ルミエルの意志によって仮死状態のまま眠っていたピカリオでしたが、今回はまるで男性版プリキュアともいうべき姿を見せて、グレイブともある程度戦うことが出来るという活躍を見せました。

ただし、グレイブ自身も言っていましたが、「所詮はルミエルからの借り物」の力であり、光の杖を打ち破られ最終的にはピンチに陥りました。その時同時に「プリキュアでもないお前がルミエルの力を使えるものか」とも言われており、流石に後継という訳ではないですね。同時に、今回の敵は幹部ですら(不完全とは言え)ルミエルの力を凌駕しているとも言え、やはり相当ヤバい敵である事が伺えます。

ジュリオは前半のシナリオでプリキュア達の技をコピーするという荒業を見せましたが、あれはノワールが与えた闇のキャンディロッドの影響がかなり強いかったのですかね。何より、ジュリオの力は半分はキュアパルフェに引き継がれた節がある為、流石にプリキュアと等身大の力は最早出せないと考えられます。もっとも、前回ビブリーは妖精たちを守るためにバリアを張っていますし、元ノワール陣営の面々もある程度戦う事は今でも可能みたいですが。

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結局色々な事にルミエルが関わっていますね。彼女のイチゴ坂に対する想いが尋常ならざるものだったのが伺えます。ただ、ここまで重要なポジションにあるのならば、過去編はもう一回ぐらいかけてじっくり描いた方が良かったのでは? と思います。

 

グレイブについて

久々に純粋な悪役、というのを見た気分です。これは前作の幹部たちがイマイチだったというのもあるかと思いますが、ここ近年のシリーズではあまり見ないタイプだったのがデカいと思います。

前回「自分は純粋な悪である」といって憚らなかった訳ですが、今回で回想が挿入されました。やはり詳細までは描かれませんでしたが、パッと見たイメージは元マフィアの親分と言った感じでしょうか?

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結局、今もそうである様に自分が優秀な人間であることを鼻にかけて、傲岸不遜に振る舞った結果、周囲の人間が一人また一人と離れていって孤立化、そこをノワールに付け込まれた、と言った感じでした。

自身では自分の意志でノワールについていった、と思い込んでいる様ですが、これまた彼にいいように操られていただけっぽいですね。

実際問題、妖精たちの大量のキラキラルで正気に戻った町の人々やプリアラチーム関係者、妖精・動物、今まで蹂躙していた存在に囲まれてたじろいでいたのは、再び孤立する事への恐怖とも受け取れました。尤も「100%悪である」と言うほどの性格ですから、それで改心するわけではなく逆ギレした挙句に、最後はディアブルに吸収され巨大化してしまいましたが。

結構、風刺が効いた話だなあ、とも感じます。過度の自信は命取りというか、自分も色々な人間を見てきましたから、自信過剰な人間とも何人か出会いました。が、やはりだんだんと人が離れていくんですよね、そういう人って。

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最終的には巨大化したもののプリキュアファンタスティックアニマールの前に敗れ去り、力を失った所をエリシオによってカード化されるという悲惨な結末を迎えてしまいました。キュアショコラも指摘していましたが、エリシオはカードを駆使して戦うキャラクターなので、グレイブはカードから召喚されて使役されるという形で登場する可能性はありますが、基本的には今回で退場、と考えてよいでしょう。

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これで残る幹部はエリシオのみとなりましたが、明日からは本気出すここからは本気出す宣言をプリアラチームの前でし、更に厳しい目つきで「ルミエルの遺志を継ぐ者よ」と言っていたため、ひょっとしたら過去からの因縁があるのかもしれませんね。ビブリーもルミエル時代からの生き残りですし、十分考えられると思います。

 

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次回は…今回の騒動に対してジュリオが冤罪を掛けられる、と言った感じみたいですね。ジュリオ=ピカリオは少し繊細な性格であることが語られているため、大事にならなければよいのですが…タイトルからはそんな感じはしないね(苦笑)。

 

今週のプリアラを一言で表現

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グレイブを指さし回想編に突入…ま、まさか、ビブリーはあの伝説の魔拳・鳳凰幻魔拳の使い手!?

 

来週もキラキラル☆

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第39話「しょんな~!プリキュアの敵はいちご坂!?」感想

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多数を「1,2、いっぱい!」してしまったペコリンさん、やはり人間になるには早かったのかな、と妙に納得(笑)

 

さて、今回は第3クール終了という事で、かなり色々なことが判明した回でしたが、同時にシナリオ自体は次回に持ち越しという、少し意外な展開が待っていました。

 

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妖精たちがじわじわと迫るノワールの脅威に対して、プリキュアに任せてばかりではなく団結するべきだ、とニコニコ超会議妖精大会議を開くという導入から始まりました。

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他のイチゴ坂に関わっていない妖精たちにノワールの事を説明するために影絵を駆使した寸劇を見せるのですがルミエル役に抜擢されたのがペコリンだった辺り、やはりルミエルとペコリンの関連性をオマージュしている感じでしたね。

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まずは、妖精の数が実はとんでもなく多いことが判明しました。今回はイチゴ坂以外の恐らく同格と思われる他の長老も軒並み登場していましたが、全員頭に果物を乗せたデザインが施されており、妖精たちは何かしらの食べ物がモチーフなのがなんとなく分かります。ただ、ここに来て他の長老を一気に出すよりは、小出しにして今回である程度事情を知った上で会議、という流れにした方が自然だったかな、とは感じました。

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そして、寸劇を一通り見終わり、ルミエルの後を継いだプリキュアたちが紹介された時は、最初こそ疑心暗鬼、という感じの妖精たちでしたが、お菓子で買収親睦を深め、ともにスイーツ作りをして団結する様子を見せましたが、うーん、正直、良く分からない子供をお菓子で釣ったようにも見えて、最終的にこの妖精たちがプリキュアに最後の力を与える…という展開は予想できるのですが、ちょいと強引かなあ、とも感じます。

 

そんな和気藹々とした会議中に、ディアブルの力を上乗せした車、ディアブルカスタムに乗ったグレイブが登場。

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なんと、彼は車から大量の暗黒キラキラルをばらまき、町の住民全員をネンドモンスター化するという暴挙に出ます。

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っていうか、第39話にして大惨事じゃねえか!

その動きを察知したプリアラチームも即座に駆けつけ戦闘となるのですが、ネンドモンスターは住民の頭部に仮面をかぶせる形で作られており、偶発的に仮面を割ってしまったプリアラチームが知己の人間がモンスター化している事を知ってしまい、手が出せなくなり窮地に陥ってしまいます。

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そういう流れになれば、当然親玉であるグレイブを狙う、という結論になる訳ですが、キュアマカロンに狙い撃ちされそうになったところで、グレイブはディアブルの力を自分にも乗せて更にパワーアップ。そして、とうとうアニマルゴーランドが破られてしまいました。

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ここしばらく尻尾を巻いて逃げるというイメージのグレイブでしたが、ここに来てようやく強敵化してくれましたね。

自らを「貴様らにはわからないだろうが、自分の様な100%の悪もいる」「ジュリオやビブリーとは違って自分の意志でノワールについている事」を明言し、なかなか骨のあるいい悪役ぶりです。

恐らく次回で退場だとは思いますが、どういう結末を与えるのかは非常に興味がある所です。プリキュアシリーズは基本的に浄化がメインテーマであり、敵側にもそれなりの事情がある事が多いですが、グレイブの様な純粋な悪に対しては非情に徹してほしいのは我儘ですかねえ。プリキュアに限らずなんですが、最近のアニメ・漫画ってどうしようもないクズでも救いを与えようとしたりすること事がままあったりするので。*1

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ただ、今回の戦いに関して、ビブリーが「純粋な悪で躊躇がないノワール陣営と戦いの邪魔になる情を持っているプリアラチームとではハナから不利なハンデマッチである」という考え方を示したのは興味深かったのですね。過去作品でもそのような展開はたびたびありましたが「それを言っちゃあおしめえよ」的な所があった訳で、ここまではっきり物言えたのはビブリーというキャラをよく活かしたなあ、と思います。その情によって救われたビブリーが言っているというのがまた面白い。

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いよいよ絶体絶命のプリアラチームに、ついに目覚めたジュリオが救援。次回に続くという形で今回は幕となりましたが、ジュリオ、これ、どう見ても男版プリキュアだねえ…ジュリオは作品前半でもプリキュアの力を全てコピーして使うという荒業を見せてくれたのでグレイブとどう戦うのかも注目したいです。

 

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その次回ですが、どうやら新アイテムの登場なのでしょうか。今回の引きが戦いの途中でしたが、どうもジュリオに戦闘を任せて戦闘からは離脱するのか、戦闘自体終了してしまうのかは分かりませんが、スイーツ作りを絡める展開になりそうですね。

 

今週のプリアラを一言で表現

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妖精たちに信用されていない視線を送られた時に変顔でいなせる様になったあたり、ゆかりさんも丸くなったのう…でも実はゆかりさんって元々妖精や小動物には甘いんだよな。

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:例を挙げれば、黒子のバスケの霧崎第一のメンツが何の報いも受けなかったのは見てて非常に不快だった。まあ、敗北が最大の報い、という考え方もあるのだろうが。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第38話「ペコリン人間になっちゃったペコ~!」感想

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ニチアサ時間帯変更から約一か月が経過した訳だが、未だにニュース番組の後の「このあとすぐ」に慣れぬ…

 

さて、今回はペコリンをメインに据えた回でした。基本的には息抜き回でしたが、興味深い設定も出てき、ペコリンならではのテーマの提唱もあってなかなか良い回でした。

 

話の流れとしては、夢の中でルミエルと出会ったペコリンが人間形態に変身するのですが、キラパティの手伝いをするべくスーパーまで買い物に行く前半と、ペコリンの大好きなドーナツ作りをプリアラメンバーや妖精・動物たちに振る舞う後半、そしてグレイブの襲来、という感じでした。

 

前半のお使いパートはもっとドタバタになるのかと思いきや、途中にあったアイスクリーム屋を理性でパスしたり、なかなかの真面目ぶりです。

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スーパーに入った際に泣いている子供をあやすのですが、この時に人間形態が解け財布を無くしてしまうトラブルこそありましたが、おおむねはじめてのおつかいは成功であり、母性(笑)に目覚めたいちかに抱き着かれるシーンは微笑ましかったですね。

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もっとも、中学生組4人は心配過ぎてペコリンの後を常時付いて回っていた訳ですが( ´艸`)

後半は失敗しながらのドーナツ作りでしたが、完成品はシエルをして「キラキラルに溢れており」「パルフェ」だと言わしめており、ペコリンのスイーツ作りの腕はかなりのものであることが判明しました。

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何より、今回のテーマである人間・妖精・動物たち、イチゴ坂のすべての生き物が輪になって繋がっている事を上手く表現しており、ペコリンの好物が円状であるドーナツである設定をうまく活かしていましたね。

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そんな平和な時間を暴走族のヤンキーがモチーフのグレイブが襲来してぶち壊す、というのも、何となくスタッフからのメッセージ性を感じます。

 

さて、そのグレイブですが、今回はどういう理屈なのかは分かりませんが、ディアブルの力を上乗せした車に乗って襲来しました。

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ディアブルはグレイブを小物扱いする様な性格ですから、自ら進んで協力するとは思えませんし、前回で力を失い眠りについたディアブルを上手く利用したのでしょうが、ちょっと唐突だったかなあ(前回の引きで少し匂わす表現はあったが)。

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その戦闘力は圧倒的であり、たちまちプリアラチームを窮地に追い込むのですが、そこでペコリンがグレイブの前に立ち塞がりました。

妖精が他のプリキュアメンバーを庇うのはシリーズではよくある展開ですが、ペコリンはあろう事かプリアラチームがまとめて倒されるほどのグレイブ…というよりはディアブルカーの攻撃をドーナツ型のシールドを張って防御するという活躍を見せました。

更にシールド展開したドーナツ型キラキラルを今度はプリアラチームが受け取り攻撃に転用、シエルがパルフェエトワールで強化してそのままグレイブを拘束してのアニマルゴーランドでの決着となった訳ですが、少し妖精離れしたパワーを見せつけてくれました。*1

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その代償とでもいうべきか、ペコリンはこれでキラキラルの大半を使い果たしてしまい、人間形態への変身が再びできなくなってしまいました。長老が推測するにはルミエルが与えてくれたキラキラルを使い果たした、という事らしいです。

冒頭でもペコリンはルミエルの力を借りて人間形態に変化した(と思しき描写がある)訳ですが、彼女はキラキラルクリーマーが初登場した際にも、これをもたらす役割を与えられましたし、意外とルミエルとの関係性が深いのですよね。

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個人的にはペコリンこそがルミエル自身が認めた後継者的な立場なのかな、と感じます。今作のプリキュア達にバリアがステータスになっているメンバーは一人もいないのですが*2、今回ペコリンが張ったバリアはルミエルからの継承なのかな、と感じました。ペコリンがプリキュアになる可能性は多分ないでしょうし、そこに共通性がある訳ではないのですが、考えてみるとルミエルは「キュア」の称号が作中語られてはいないんですよね。「伝説のプリキュア」と語られてはいても、実はキュアルミエルとは今の段階では名乗ってはいない。ここら辺に二人の共通性が存在すると考えるのは流石に穿ち過ぎでしょうかね?

 

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最後は人間への変身こそ出来なくなったものの、皆が無事であり笑顔である事がペコリンの願いであることが語られて幕となりましたが、こういう性質もルミエルとの共通性が伺えますね。

 

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次回は…タイトルだけだと不穏とかいうレベルではないですねえ…

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画面から伝わるだけでも、町の人間がモンスター化、グレイブ全力モード、ジュリオ復活など、かなり盛り沢山っぽいです。考えてみると次回は39話目、とうとう3クール目が終了なんですね。節目になると同時にとうとうラストに向けての展開が予想されます。さて、どうなる事やら。

 

今週のプリアラを一言で表現

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人間形態になった瞬間変顔を披露してしまうあたり、今作のスタッフの変顔スキーには頭が下がるウサ(褒め言葉)。

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:勝負の決め手となったパルフェエトワールが「妖精同士の合わせ技」だった事は感慨深い。

*2:プリキュアシリーズには結構いる。大抵黄色枠だが。今作もキュアカスタードがバリア持ちだがステータスという程ではない。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第37話「サリュー!シエル、フランスへ去るぅー!?」感想

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いきなり揉み手あおいからスタートした今週のプリアラな訳ですが、まあ、お金持ちほどお金には汚かったりするよね(暴言)

 

さて、今週はシエルメイン回という事もあって近々公開される映画とのリンクを匂わせる回でしたが、正直言うと内容が薄い感じが否めなかったです。

 

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話の流れとしては、シエルがパリにいた時代のお店のオーナー・ソレーヌが来日。彼女はシエルが小さなイチゴ坂で収まってしまっていることに不満を感じており、スイーツの都・パリに世界スイーツコンテストにエントリーする事を機に連れ帰ろうとします。流石にワールドクラスのコンテストがかかっている事、本来のシエルの立場的な現状とのギャップ、彼女自身の夢、色々な要素があってプリアラメンバーは悩むことになるのですが…

 

ソレーヌについて

確かに店のオーナー側からしてみれば、全権を任せたパティシエが突然失踪、日本の片田舎にいた訳ですから面白くないのは理解できるのですが、彼女はとにかくパリのスイーツが至高という思想の持ち主であり、俗にいう意識高い系でそんな簡単に心変わりするタイプではないですね。

実際の所、シエルがパリに戻る事を正当化するために、イチゴ坂の素晴らしさを説くいちか達をパリの街と比べてケチョンケチョンに批判しており、典型的な比較論を悪用するタイプです(一国の首都であるパリと日本の片田舎であるイチゴ坂を比較している段階でマウンティング目的なのは明白)。

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シエルの店で働いていたビブリーに接客態度の悪さを指摘していましたが、お店に入ってくるなりイモ臭いだのの悪口を言われれば、ビブリーだってそら怒りますわ。

そんないけ好かない感じのソレーヌでしたが、最後はシエルとプリアラチームの作ったパンプキンプリンを食べた事によっていきなり和解、という良く分からない展開でした。食べた瞬間に若かりし頃の田舎娘時代を思い出すのには、どこの味っ子よ、と苦笑を禁じ得ませんでしたが( ´艸`)

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映画への布石なのでしょうが、腕を見込んで可愛がっていたシエルに対して甘い顔を見せたのはまだ分かるのですが、流石に「キラパティとして(パリに)いらっしゃい」とまで言っていちか達までに認めるような発言をしたのはキャラクターとしてどうなのかな、と感じました。上記のような性格がいきなり(スイーツ一つで)ここまで変化するのはやはり苦しい。

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そう言えば、今回の話はゴプリのきららとボワンヌとのエピソードに結構な共通性(パリへの招待、才能に対するお互いの関係性など)が見出せますが、ボワンヌはあくまでもきららの意思を尊重する態度を見せましたし、最後のエピソードに至っては2話分を費やしました。

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翻って、シエルの今回の件についても、プリアラチーム全員が懊悩する程の重大なテーマであり、正直言えばビブリーの「アンタのしたいようにすればいいじゃない」という一言で片づけてしまうには少々もったいなかった気もします。

私は映画で物語を補完するという商売(敢えてこういう書き方をする)は好きではありません。元々はエヴァがその切欠ですが、最近でも仮面ライダーエグゼイドの映画がトゥルーエンディングを謳ったり、物語を物語内で完結出来ないというのはそもそもの欠陥だと思っています。今回のプリアラ映画がどのような内容なのかは分かりませんが、今回のシナリオとソレーヌについては、色んな意味で映画版の番宣を兼ねたが故の弊害だと捉えています。

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余談ですが、映画でシエルの師匠格に当たるジャン・ピエールの声優さんは歌舞伎俳優の尾上松也さんが担当するそうですが、今回、回想シーンで少し台詞がありました。それほど悪くなかったですし、いかにも気難しい職人気質という人物像が解りましたが、あそこからどうあの頭突きシーンに繋がるのかは気になるところです( ´艸`)

 

上でも述べた通り、さんざん悩むプリアラチームをよそに、シエル自身はビブリーに言われた一言でイチゴ坂残留を決意、ソレーヌのためのスイーツ作りをしている最中に、何の前触れもなくエリシオが襲撃。

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戦闘シーン自体もかぼちゃ押し潰し攻撃で4人が無力化→油断したキュアホイップ・キュアパルフェ拘束→根性で巨大かぼちゃを跳ね除け→マカロンジュリエンヌで拘束解除→アニマルゴーランド→エリシオも「今日はこれでいいや」とあっさり退却

という盛り上がりも何もなく終わってしまい、ただでさえ戦闘が薄い今作の中でも飛びぬけて薄い回となりました。エリシオ何がやりたかったんだ…

 

結局、本来ならばもっと大切に描かなければならないテーマの簡略化、映画の番宣、ハロウィンを絡める、短い戦闘シーン。大味なのに加えて詰め込み過ぎて薄い回となり果ててしまいました。今回は失敗だったと言わざるを得ないと思います。

 

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次回はほうほう…とうとうペコリンが人間形態に変化するのですか…あんまり努力したって感じじゃなかったけど、きっと影ながら努力を積み重ねていたんだn…

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誰だッ!! 貴様ッ!!

 

今週のプリアラを一言で表現

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でも、今回はビブリーの超かわいいデレ顔が見れただけで眼福眼福

 

来週もキラキラル☆

 

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第36話「いちかとあきら!いちご坂大運動会!」感想

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大の大人がいきなりの土下座モードに流石のあきらさんもドン引きです…

 

さて、今回のお話をどう取るか…単純な見方をするならば、ディアブルの脅威がメインであり、比較的息抜き回だった気もするのですが、あきらの心情に目を向けるとなかなか面白い回だったと思います。

 

話の流れとしては、イチゴ坂の町内会対抗で行われる大運動会に、今年引っ越してきたあきらが町内会長を含む面々に請われて参加するのですが、彼女はみくを見舞った際に風邪を移されており競技の途中で具合が悪くなる…というものです。

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当の本人にすべての競技に参加させようとする中イチゴ坂チームの上層部もいくら何でも頼り過ぎでは、とは思いましたが、あきらは以前の感想でも書いた様に頼り頼られる味付けが為されているキャラクターですから、後半部の皆に助けれられる展開との対比になっているのは面白かったです。

 

あきら自身は前々からスポーツ万能であることが語られていましたが、今回具体的にプリアラメンバーの中ではダントツであることが表現されました。

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とはいうものの、ひまりは逆に運動音痴であることが明言されています(ドーナツころがしで実際あきらが勝っている)し、シエルとのチョコレート味勝負でも、最後のダッシュで早押しボタンがあるところまで駆けつけるのに勝利しています。直接対決としてはあおいとのハードルでの勝負がありましたが、これにも勝利を収めており、身体的能力最強であることが証明されてしまいました。

いちかとゆかりとは直接対決はなかったものの、いちかはあきらに大運動会の参加を請うぐらいで、自分はあきらよりは身体能力が劣っている、と宣言したようなものですし、ゆかりは元々競技には不参加でしたが、あきらがダウンした後に飛び入り参加しており、どうも彼女との勝負を避けていた節があります。*1

まあ、もっとも、あきらはゆかりを除けばメンバーの中では高校生という年長者ですから、当たり前と言えば当たり前なんですが。

 

さて、今回はあきらが自分なりの解答を導き出した回なのかな、と感じました。

あきらは元々、今回もそうですが、他人から頼られる存在であり、彼女もそれを良しとしている性格です。しかし、同時に皆から支えてもらっている存在でもあります。

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彼女の体調が悪い事をいちかに見破られて運動会をリタイヤした際にも、皆から「残ったメンバーであきらさんの穴を埋めよう」と奮起され、いちかに至ってはマカロン食い競争で一位を取る快挙を成し遂げました。結局、先回のキュアショコラ裁判回もそうでしたが、いざとなれば彼女の人徳が、皆の助力を得ることにつながる。

いちかに病気の事を隠していた点について「私たちに気を使った」と指摘されたことについて「それは違う」と前置きした上で「皆のために頑張りたいんだ」と言っていましたが、いちかに対して、祖母の家に一人引っ越してきて心細かった時に宇佐美家をはじめ町内に皆に支えてもらった事に感謝をしている旨を述べており、あきらなりに支えられている自覚はあったのですね。

象徴的だったのが、皆の活躍をベッドに寝そべりながら見ていて(このシーン自体はシュールでもあったが)付き添っていた祖母に「私、おばあちゃんの家に引っ越してきてよかったよ」と吐露したシーンであり、あきらはついに相互の助け合いの関係について悟ったのかな、と感慨深く見ていました。

 

後半はディアブルがまたしてもパワーアップして登場してきましたが、困った事にエリシオやグレイブが言うには無尽蔵に闇の力を増やすことが出来るようで、今回に至っては登場した段階で、前回闇化に耐性を持っていた水嶌がいちかの父親と喧嘩をおっぱじめたり、基本的に仲良しのゆかりの親衛隊までも争い始める、ペコリンまでダウンという迷惑ぶりです。そして、プリアラチーム変身後は人型に変化した挙句、プリアラメンバーを片っ端から闇色に染め始めるという、そろそろ本格的にヤバい感がプンプンです。

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最終的にはキュアホイップが闇に染められ動けないメンバーの中で、あきらの頑張りを無駄にしないという思いで、拘束解除。他のメンバーの次々と動けるようになり、最後はアニマルゴーランドでの決着となりましたが、やっぱりキュアホイップはキュアハッピー属性(根性属性)だなあ、と感じます。*2

浄化された後にディアブルはまだ自分は進化する、と宣いましたし、それを見てグレイブも「その力を自分のものにしてやる」と不穏な事を口走っていたので、敵陣営も一波乱ありそうな感じですね。

 

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最後はいちかに風邪が移るという、お約束なオチでしたが、看病に来たあきらに顔を近づけられた際、赤くなっていたりで、勘違いとは言え初恋の相手であるという影響はまだあるみたいですね( ´艸`)

 

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次回は…ほうほう。どうも映画とのリンクを考えている様ですが、果たしてどうなる事やら。

 

今週のプリアラを一言で表現

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なんかすっかりイチゴ坂になじんだビブリー様だが、考えてみると元々ここの住人なんだよな。

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:ゆかりの場合、それが心情的な問題で対決したくなかったのか、あきらの体調をあらかじめ理解していたのか、本当に気まぐれなのか、この辺りが分かりにくい、というのはあるが。

*2:ここしばらくのピンクプリキュアが軒並み優秀だったのもそう思う原因かも。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第35話「デコボコぴったり!ひまりとあおい!」感想

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普段から作法チェックをこんなに嬉々としてやっているかと思うと、あおいの苦労が偲ばれるぞ、水嶌ぁ…

 

さて、今回はひまりとあおいの掘り下げ回だった訳ですが、シエルを加えた六人体制になってからというもの、控えめな性格が災いしてなかなか目立つことがなかったひまりをメインに据えた回でした。

 

話の流れとしては、お菓子メーカーの新作発表会に立神家の代表として出席することになったあおいに、新作スイーツに興味津々のひまりが同行するものの、身分の違いも含めてあおいと自分があまりに違う事に懊悩する…というものです。

そして、今回は色々とひまりやあおいの事情が明らかになった回でもありました。

あおいの連れという事で、コネが作りたかったか分かりませんが如何にも質の悪そうな二人組の男に声を掛けられた際「自分の家は普通の家だ」とひまりが明言したシーンがありました。まだ、詳しい事情までは踏み込んではいないものの、意外なことにひまりが家庭について言及したのはこれが初めてであり、しかも家族が描かれていないのは未だに彼女のみなんですよね(いちかは両親、あおいは水嶌、ゆかりは祖母、あきらはみくと祖母、シエル=キラリンにはジュリオ=ピカリオが登場している)。まあ、いずれは出てくるのかな…とは思うんですがね。弟とかいそうじゃない? ひまりって。

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しっかし、ひまりがお嬢様じゃないってわかった瞬間、そんな露骨な態度取るかね、こいつら(笑)。よっぽど必死だったとしか思えんなー。どういう事情があったのかは知らないけど。

あおいに関しては、やっぱり彼女はお嬢様なんだな、というのを実感しました。

スイーツ発表会のクライマックスのシーンでひまりが自分勝手な参加者に押されたことが原因で発表された新作スイーツを滅茶苦茶にしてしまい、さらに悪いことにそこにディアブルが登場した事で彼女が他の参加者の悪意にさらされそうになった際、あおいはそこで反論するのかと思いきや、主催者の前で謝罪するという行動に出てひまりを救いました。

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悪意に捉われた主催者にまで罵詈雑言を浴びせかけられる中、ひたすら耐えながら謝罪する姿はなかなかいじましいものがありました。普段が活発で言いたいことはきっぱり言う性格だけに、意外な一面をのぞかせましたね。

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そう言えば、今回、ディアブルに対して「人が普段持っている悪意を増幅している」のではないか、とあきらが推測していましたが、そう考えると今回のパーティーの参加者の面々はあおいに対してそういう感情を隠していた、とも取れる訳で、現に「あれがバンド活動やスイーツのお店なんか出してる立神のお嬢さん…」みたいな陰口を叩かれいるシーンもあったため、少なくとも社交界に於いては奇異な存在として今の段階では捉えられている様ですね、あおいは。やるせないねえ…ひまりも「場違いなんだよ、貴様」と思われていたからこそ、ディアブル登場時にあそこまで責められたかと考えると、なかなか上手い演出だった様な気もしますが。

そして、今回のひまりの悩みについて。

あおいとあまりに違う自分について悩むひまりに対して、あおいはそんなことは気にしない、という態度で接し、更に対ディアブル戦で共闘した際に、あおいがひまりの事を大切である、と宣言した事により二人の仲はさらに深まる事になりました。

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今回のテーマは「凸凹な二人である」「でも二人には共通性がある」という水嶌が最後に二人の関係について語った事に集約しており、これはなかなか深かったと思います。

実際本当に親密な友人って、こういう関係が多いですよね。

あくまでも、自分の経験上の話ですが、本当に仲の良い友人関係というのは似た者同士では案外築けなかったりするものです。むしろ「なんでこの二人が」っていうパターンの方が圧倒的に多い。結局、なんでもかんでも似た者同士だと、どこかで同じ性質を持つが故に衝突したり、なんとなく同じ方向を向いているが故にちょっとした相違が原因で疎遠になったり、という事が起こりやすい。

むしろ、表面上(色んな要素がある。容姿、趣味、思想など様々だが)が全然違っても、友人関係を築く上でのどこかしらに共通性がある関係。良くある話なんですが、それを今回は「控えめなひまりと活発な(でもきっちりお嬢様もこなせる)あおい」という対比を用いつつ「好きなものには一生懸命になれる」という共通性で二人の仲の良さを表現した見事なシナリオでした。

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ただ、一度熱くなると喋りが止まらなくなるのは本当にOTAKU気質だよねえ、ひまりは(苦笑)。

 

さて、またしても敵はディアブルが出張ってきましたが、今回は単なる肉弾戦一辺倒ではなく、キュアカスタードを捕らえた際に、キュアジェラートに向かって「こんな奴を助けてやる価値があるのか」と精神攻撃もしかけており、封印が破れて力が増してくると、やはりノワール陣営らしさが滲み出てきました。

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序盤のシーンで脳筋タイプであるグレイブに「俺の部下にしてやろうか」と軽口を叩かれた際に、思いっきり「小物」呼ばわりしており、完全に力を取り戻すと相当ヤバい存在のようですね。

今回もアニマルゴーランドで一応の撃退には成功しましたが、アニマルゴーランドを破られるとしたらディアブルになりそうな雰囲気がひしひしとします。六人合体技が破られるとなると…新フォームかなあ、やっぱり。

 

 

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次回は…やはりあきらといちかが絡む話になりますか。この二人は意外と関係性が見出せないので、どういう展開になるのか気になりますね。

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というか、あおい応援団長、似合い過ぎやろ!

 

今週のプリアラを一言で表現

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かくして薄い本向けのカップリングがまたまた誕生してしまった…残るはいちかとシエル? そんなん元々やーん!(一人ツッコミ)

 

来週もキラキラル☆

 

【告知】

来週の日曜日は旅に出ているため更新は火曜日(10/17)を予定しています。申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。ひまりさんも謝ってくれていますからなにとぞご容赦を~( ´艸`)

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【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第34話「小さな大決闘!ねこゆかりVS妖精キラリン!」感想

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頭ごっつんこで入れ替わりって、また随分古典的な…( ´艸`)

 

さて、今回は…息抜き回…とはちょっと違いますか。シエルとゆかりの交流を描いたのが一つ。もう一つはゆかりの性格の掘り下げ、と言った感じでした。

 

冒頭でアニマルクリスタルと頭ごっつんこして入れ替わって猫化したゆかりでしたが、そのおかげか動物の言葉を理解することが出来るようになり、猫と妖精との間でちょっとした諍いが発生している事を知ります。

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実質今までボス扱いだった三ツ星にゃんこに請われて猫たちのボスの座に納まったゆかりは、イチゴ山にある池での諍いの原因をディアブルではないか、と推測。そこで、やはり諍いの事で妖精たちから相談を受けていたキラリンの仲裁の申し込みがあったため池に行ったものの、キラリン提案の仲直りのスイーツパーティー中にまたしてもディアブルの分身が出現。暗い感情を植え付けられた両陣営は一気に争いに発展してしまいます。

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って言うか、喧嘩の仕方まで古典的!( ゚Д゚)

ゆかりは一計を案じ、キラリンとのボス同士の一騎打ちの提案し、負けた方が言う事を聞くという条件を提示します。

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勝負そのものは最初はゆかりが勝ち、ゆかりは猫も妖精も出ていけ、という暴論を吐き一気に悪者になります。…あー、これ「泣いた赤鬼」ですねえ。

その言葉に一気に奮起したキラリンが猛反撃、ゆかりを崖まで追い詰めたものの、ここでゆかりはキラリンに自分が負けた後の取り成しを耳打ちし崖下に転落。しかし、舞台が池から移った事でディアブルの影響を免れた猫や妖精たちが、争いの虚しさに気付いて二人を救いました。

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このシーンは猫と妖精が手と手を取り合う、というメタファーにもなっていましたね。っていうか、波紋でも使えなきゃ、その助け方は出来ないZE!( ゚Д゚)

 

その後は池の暗黒化に失敗したディアブルがゆかり・シエルと対峙し戦闘になりますが、イチゴ山を遠くから見ていて異変に気が付いた他メンバーもすぐに参戦、その際にゆかり本体も駆けつけていたため、再度ごっつんこで元に戻り…それでいいのか! ゆかりさん!

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単独変身バンクでキュアマカロンになった後は、キュアパルフェとの連携拘束から、一気にアニマルゴーランドの決着となりました。ディアブルはキュアホイップ以下4人を軽々吹っ飛ばしはしたものの、二人の拘束攻撃をまともに食らって身動きできなくなるなど、強いは強いんですが、対処できなくはない、という描かれ方は徹底されていますね。

今回は色々ギャグ系のツッコミどころがあって面白かったですね。やっぱり、ゆかりはスタッフがやりやすいんかな、と感じます。

 

今週のゆかりさんについて

今回はシエルとの絡みがありましたが、冒頭の池で出会った際にシエルがゆかりに対して不信感…とまでは言わなくても「ちょっと良く分からない人」という感じで接していたのは面白かったですね。

これはゆかりが真意をはぐらかす言い回しをする性格が大きいかと思いますが、シエルはいちかを除く他メンバーとはあまり交流が描かれておらず、こういう回は決して無駄ではないと思います。現に今回共闘した事で少し彼女の事を理解した様な場面がありましたしね。

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あと、中盤の崖に追いつめられたシーンなんですが、劇的な演出がしたかったのもゆかりの計算のうちだったのでしょうが、あそこで何の躊躇いもなくわざと崖下に転落するあたり、実はタナトス(死の衝動)が強いのでは、と感じます。心理学的に感受性が強い人間ほどタナトスは強いと言われていますが、彼女が感受性豊かである事は今までも十分に語られていますし、ジュリオに追いつめられた際にもあっさり生を諦めた様なシーンもあり、普段の厭世感も含めてやはり少し危なげな感じが否定できません。闇堕ち詐欺回の時も、過去の自分を受け入れはしたものの、根本はまだ解決しておらず、大人の雰囲気だがまだ未熟、と言った所でしょうか。

また、意外だったのだが泣いた赤鬼パターンを自身で演出した事でした。要するに自己犠牲も厭わない性質を持っている事が今回露呈した訳で、これもタナトスと関連付けられる項目です。自己犠牲というとプリキュアシリーズでは最終決戦でキュアダイアモンドが自身ごとフリージングコフィンして敵の追撃を食い止めたのが衝撃度も含めて記憶に新しいですが、あれはあくまでも追い詰められた際の最終手段だった訳で、ゆかりのそれとは少し系統の違うものです。

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反面、自分は自分、という確固たる意志がある事も今話で強調していました。猫の体になった際もそれであっさり受け入れましたし、再度入れ替わってキュアパルフェに猫の正体を尋ねられた時も自分は自分だ、と言い切っています。昔のPCゲーム「マイト&マジック」で意志の強さを表す質問「汝に問う、お前は誰だ?」という質問の答えが「私」と入力しなければ進めないダンジョンがありましたが、なんとなくこれを思い出しました。コレ、プレイヤーの「名前」を入力すると不正解なんですよね。

強さと脆さを抱え込んだなかなか面白い戦士だな、と改めて実感しました。

 

ディアブルについて

今まで戦っていたのはあくまでも分身の様な物みたいですね。冒頭で分身を本体から飛ばしているシーンがありましたが、分身ですらプリアラチームをある程度苦しめているので、完全復活したらどうなるのやら…

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また、今回の騒動についても、猫と妖精を仲違いさせようと目論んでいたというよりは、単に清涼な癒し空間であった池を穢したかっただけで、猫妖精の諍いは副産物でしかなかった様なニュアンスで、存在そのものが穢れ、と言った感じですね。こういう敵キャラは珍しいかも。

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そして、最後のシーンで封じられていたガラスケース? みたいなものを破るシーンが挿入されました。それを見ていたグレイブですら少し慄いているように見えたため、完全復活後は幹部以上の働きをする可能性がありますね。

 

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来週はひまりとあおいを絡めるお話ですか。今回がゆかりとシエルがらみのお話だったので、そうなるとそのうちいちかとあきらがペアを組む話が来そうですね。

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っていうか、お嬢様衣装のあおいちゃんマジペロペロ(変態)

 

今週のプリアラを一言で表現

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でも今回一番ショッキングだったのは三ツ星にゃんこが喋った事なんだよなあ( ´艸`)

 

来週もキラキラル☆