ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第27話「アツ~いライブバトル!あおいVSミサキ!」感想

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ブルーロックフェスでミサキと同じ舞台に立つことになったあおい、最初はウキウキだったんですがねえ…

 

今回はあおいメイン回という事で、またしてもあおい憧れの先輩ロックバンドのガナッシュとそのメインボーカル・ミサキが絡んできました。

そのミサキなのですが、過去回のあおいの姿に感じ入るものがあったようで、ブルーロックフェスという2日間行われる音楽イベントにあおいが所属するワイルドアジュールを推薦したのは他ならない彼女だったのですが、あおいがミサキを憧れの人としか見ていないことに落胆する描写がありました。

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正直言うと、年齢差もあり、プロアマの違いもあるというのに、ミサキが純粋なあおいの憧憬に対して「期待外れ」というのは流石に酷じゃないかな、と感じます。あおいがミサキに並々ならぬ思いを抱いている事は過去回に描かれていますし、そういう事情も知らないミサキがあまりに一方的にあおいの態度に落胆するのは流石にモニョりました。

せめて年齢が近い、同じプロとしての立場、というのならば理解できるのですが、まあ芸術家肌の独特の気難しさなのかもしれません。*1

ミサキはあおいに会った際「貴方たちを見ていると昔の自分たちを思い出す」とも言っているので、自分たちの後継者どころか越えてほしいと願っているのかもしれませんが、それを現状のワイルドアジュールに求めるのもなんか場違いでは? と感じました。ワイルドアジュールに何かしら感じ入るものがあって推薦したというのならば、チャンスを与えた所で留めておけばよいだけの話です。

 

そのブルーロックフェスなのですが、ガナッシュとワイルドアジュールが二つの舞台で時間がかぶってしまったため一騎打ちの形になってしまい、観客数でワイルドアジュールは惨敗してしまいます。

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いつものメンバーしか視聴してくれないことにワイルドアジュールのメンバーは落胆、特にあおいの落ち込み方はすさまじく、それでも明るく振る舞っていたところに他のプリアラメンバーと作ったグミの出来が悪かったことで感情が爆発してしまい、逃げるように丘の上まで走って泣き崩れる場面がありました。

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あおい初登場回の時も思いましたが、元気な性格、ワイルドな風貌とは裏腹にやはりかなり生真面目で繊細ですね。不出来に終わったあおいのグミをいちかが「固くて歯ごたえがあるけどあおいちゃんらしい」と慰めたことに対して「所詮失敗作じゃないか。自分もそうなのか!」とキレたあたりはやはり年相応の多感な女の子なのかな、とも感じました。一見そうは見えないのに根は生真面目、というとゴプリのきららを思い出しますが、きららの根底にはプロ意識という土台があるのに対して、あおいはどちらかというと持って生まれた性格の様な気もします。名家のお嬢様として育てられている経緯も影響があるのかもしれません。

そんな彼女の前にエリシオが登場。彼女の負の感情を見抜いたエリシオはなんとあおいを洗脳してブルーロックフェスの会場をキュアジェラートに変身させて破壊させようともくろみます。

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まさかあおちゃん悪堕ちとか予想の斜め上過ぎる…

尤も、あおいが飛び出していってしまった事で彼女の後を追っていたプリアラチームはすぐにエリシオを発見、呼び出した怪物との戦いになるのですが、その間にあおいは会場を破壊して回っており、流石にこれは表現的にまずかったように思うのですが…

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イチゴ坂の住人にとってプリアラチームの存在が知られてしまっている描写が過去に何回もありましたし、今回はどう見ても観客にキュアジェラートが破壊工作をしている場面を見られてしまっています。立神財閥の力でもみ消した? いちおう彼女の正体そのものはプリアラチーム関係者以外に知られてはいないはずなのでそれもあり得ません。

なんか先回のシエルの妖精バレといい、なんかオイオイそれはまずいだろ、って思う事を有耶無耶にして誤魔化そうとしているように見えるのは気のせいでしょうか? キラパティの違法建築(笑)やスイーツの代金についてもそう。話の根幹に関わらない(とスタッフは考えている)事象を誤魔化すのはある程度はしょうがないにしても続き過ぎればさすがに鼻につきます。

洗脳されたキュアジェラート自体はキュアホイップの「あおいはあおいらしさを大切にしてほしい」という呼びかけであっさり洗脳解除。戦闘そのものはキュアジェラートジェラートシェイクで苦戦からの逆転に成功したのですが…

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あおい=キュアジェラートメイン回であるにも関わらず、最後はキラクルレインボーという締まらない展開が待っていました、嗚呼せめてワンダフルアラモードにならんかねえ、ここ。今回のシナリオ、ほとんどシエルが絡んでこなかっただけにこれは頭が痛すぎる…

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また、エリシオは2回目の登場となりましたが、やはりジュリオ・ビブリーと比べるとポテンシャルは高めなのですかね。少なくとも単独でプリアラチームには引けを取らないようですし、ノワールほどではないにしろ、あおいを洗脳して暴れさせる、という芸当も見せました。厄介な敵キャラとなって立ち塞がってくれそうです。

 

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最後はあおいが自分たちの道をあくまでも進む事を再認識、ブルーロックフェスの最終日にミサキに会っていつか追い越してみせる宣言をして、ミサキもにっこりという形で終幕となりましたが、全体的に繊細なあおいの描写などは秀逸だったものの、若干詰め込み過ぎな感じがやはりありました。これはこのプリアラという作品全体的に言えることですね。

 

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次回はスイーツを研究している科学者の助手にひまりが選ばれる? なんかまったく展開が読めないな。

 

今週のプリアラを一言で表現

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自分たちの○○というフレーズ、一部の日本人のトラウマになっている表現でもあるのでやっぱりドキッとしてしまう。

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:この手の話はテニスの錦織圭がコーチに叱責されたエピソードを思い出すが、それはあくまでも「同じ立場のプロ選手」だからこそコーチが怒ったに過ぎない。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第26話「夏だ!海だ!キラパティ漂流記!」感想

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いきなりボンネットバスで海に遊びに行くプリアラチーム。あれ? ボンネットバスって奥茨城村でしか走ってないんじゃないの!?*1

 

さて、今回は恒例水着回と思いきや、実はしぶとく生き残っていたビブリーをシエルを絡めて掘り下げるという回でした。

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実際問題水着で遊ぶシーンは意外と短く、メインはタイトルにもある通り無人島に漂流してしまってからでした。

しかし…

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移動店舗を巨大浮輪を使って水上コテージ代わりに使う→みんなが遊んでいる間に(ゆかりはお昼寝していた)無人島に座礁→浮輪破裂で戻れない→巨大浮輪を作ったキラキラる発生装置は空っぽ、冷蔵庫も完全に空→空飛べるシエル=キュアパルフェは空腹でキラリン化→詰む

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どんだけ杜撰なんだ、お前ら!(笑)

 

そう言えば前々からちょっと疑問だったキラパティの地下にあるポットのキラキラルなんですが、あれはスイーツを作れば溜まる、という設定なんですね。

しょうがないのでキラリンの提案で島の中の天然素材を使ってスイーツを作ろうとするプリアラチームですが、その最中にキラリンしか登れない崖の上で意気消沈しているビブリーを発見します。

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なんでもビブリーはジュリオ最終戦時の敗戦を受け、ノワールに合わせる顔がない、と傷心旅行をしていてこの無人島に流れ着いたそうですが、完全なガス欠状態であり、暗黒キラキラルがない状態だと人形巨大化も不可の様です。

その寂しそうな様子に感化されたのか、シエルはビブリーと接触しようと試みるのですが、流石にビブリーはあの性格ですし、拒絶されてしまいます。

一方その頃、残りのプリアラチームは天然の洞窟を発見、奥には天然の氷があったため、これを使ってかき氷を作ろうという話になります。というか、キラリン、かき氷を知らなかったのね…

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かき氷で空腹が治り、シエルに再びチェンジ出来たキラリンは崖の上でビブリーにあった事を告白、かき氷を彼女にも食べさせてあげたい、と提案します。

これには長老が若干難色を示したものの、皆の了承を得てシエルは再び崖の上に…

ところで、今回ビブリーと和解しようとしたシエルですが、これはある意味上手い人選とも言えますね。実際、長老はシエルの提案について「彼女は今までキラキラルを奪ってさんざん悪さをしてきた」というのを理由に難色を示したわけですが、シエルはつい最近プリアラチームに入った新参であり、ビブリーに対して他メンツ程よりは悪感情は薄い気がします。ましてや、実の弟であるピカリオが姉に置いていかれてしまう、という孤独感が原因でノワール陣営についていた事、更に自分もノワールに見初められかけた事も考えると、理由はどうあれ寂しげな表情を見せていたビブリーを放ってはおけなかったのでしょう。

 

かき氷を持って再び現れたシエルに対して、ビブリーは恩を仇で返す様にキラキラルを吸収して人形を巨大化、シエルと遅れて駆けつけたプリアラチームを襲わせますが、巨大化人形は暴走してビブリーをも攻撃、ビブリーを防衛しつつ戦うという展開となりました。

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暴走していたからか、はたまた、シエルの作ったかき氷のキラキラルが強力だったのか、6人がかりでも苦戦するなかなかの強敵でしたが、最後にはキラクルレインボーでの決着となりました。

まほプリの時も思いましたが、せっかくの合体技があるのに追加キャラの個人技に頼るのは正直うーん…です。今回は露骨にキュアカスタードから「パルフェ、お願い!」という単語まで飛び出し、自分の今よ!セーラームーン!恐怖症をいやでもくすぐりました。まほプリの時のキュアフェリーチェは最初から規格外の強さを持っていたのでまだ納得できる部分もあったのですが、ここしばらくの熱いキュアパルフェ推しにはちょっと辟易しているのが本音です。まあ、まほプリもそうでしたが、全員合体必殺技が来るまではこの流れなのかもしれませんね。

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そう言えば、今回の戦闘の際、ビブリーが崖から転落しキュアパルフェがお姫様抱っこで救出したのですが、その際謎のペガサス型アイテムが現れました。これはキーアイテムになる可能性がありますね。シチュエーション的にまほプリのミトメールを想起しました。

 

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最後は再度ビブリーにシエルがかき氷を渡すものの、受け取った瞬間にキラキラルを吸収、黒化してしまい和解には至りませんでしたが、いちかとジュリオの時と同じくビブリーは何となくつきものが落ちたかのような表情で去っていきました。彼女の動向はこれからも気になりますね。

 

そして、ビブリーについて。

今回で回想と言う形でビブリーの過去が語られましたが、詳しくは分からないものの、どうも子供の頃に天涯孤独の身である事の寂しさから、ノワールに付け込まれたようですね。

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画面がモノクローム調であった事も手伝って、なんとなく戦災孤児である事を想像しましたが、まあ、余りにハードな事情は流石に表現はしないと推察します。

彼女がいつも抱いている人形・イルもノワールが与えたものだそうですし、イルはどう考えてもビブリー自身が腹話術を使用して喋っています。ノワールに対する偏執的とも言える愛情も刷り込みっぽいイメージが強く、皆が仲良くしていたりする姿や愛情を嫌悪する姿は見ていてシエルでなくても少しかわいそう…と思わせるものでした。

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少し気になったのは最後のシーンでかき氷のキラキラルを吸収・黒化させて、イルを羽根付きにして抱きかかえられながら去っていったのですが、なんとなく彼女の意思でキラキラルを奪ったように見えなかった事でした。*2ノワール陣営に付くとスイーツのキラキラルを無条件で黒化させてしまう事はピカリオが過去回で言及していますし、今回の件で彼女なりに心境の変化があったんだろうな、と思えたのは良かったです。イルの暴走も個人的にはビブリーの変化が原因では…と思っています。なかなか魅力的なキャラなので、敵であれなんであれこれからもちょこちょこ絡んでくれると嬉しいのですが。

 

次回はほうほうあおいが憧れの人であるミサキと対決? ですか。

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途中でエリシオの精神攻撃が来そうなので、ちょっと重い話になるかもですね。今回のシナリオもそうでしたが、ここからは各メンバーの精神成長がメインになりそうな予感がします。

 

今週のプリアラを一言で表現

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何とか溜まったキラキラルで気球を作って帰路に就いた訳だが…どうしてお前らはそう波任せ、風任せみたいなものに進路を委ねるんだ!(笑)

 

来週もキラキラル☆

 

 

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*1:実際は色々な場所で健在。

*2:もちろん彼女はその後にシエルに「和解なんかするものか、バーカ」と悪態をついてはいたが。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第25話「電撃結婚!?プリンセスゆかり!」感想

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スイーツが有名な小国ってなんやねん、とツッコんでいたら…オイコラテメエ、ゆかりさんにいきなり無礼をかますんじゃあないッ!(憤怒)

 

さて、今回は…何と言うか、ちょっと複雑な回でしたねえ…

シナリオの流れとしては、スイーツで有名な小国の王子が来日、イチゴ坂を訪れるのですが、たまたま見かけたゆかりにその王子が一目惚れ、一方的に求婚したため見かねたあきらが止めようとしたところに勝負を持ちかけられる…というもの。

複雑、というのは、シナリオそのものが難解、という事ではなく、なんか「それでいいのか」と考えさせられる内容だった、という事であり、今風に言うと「モニョる」というのが一番しっくり言い回しでしょうか…*1

 

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上でも書いた通り、シナリオ自体は単純でした。王子とあきらの勝負は、短距離走で馬を持ち出したり、ダンス勝負でアップリフトに失敗したり、王子自体が比較的へっぽこだったため、さしたるウェイトを占めませんでしたし、途中ゆかりの複雑な心境が聞けたのはいいとして、その後はスイーツ作りからバトルというありきたりな展開であり、見るべきところは…という感じでした。

 

で、何が頭が痛いかと言うと

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正直スタッフはゆかりとあきらを公式レズカップルにでもしたいんでしょうか?

私も今まで冗談でその様な内容の事を書いた事はありますし、インターネット界隈でその様な表現は多用されます。公式でも初代の二人やドキプリのマナと六花の様な表現はありました。が、ただでさえ、高校生という分別が付いている年齢設定に加え、男装の麗人をモチーフにしたあきらと、如何にもお嬢様然としたゆかりをここまであからさまにカップリングさせるのは、さすがにまずいと思います。深夜アニメじゃないんだからさ。

最近、アニマックスでゴプリの再放送が始まりました。まだ初期の段階ですが改めて見てみると百合要素を多分に含んだ「マリみて」の影響は無視できない気がします。が、そんなバックグラウンドを持った作品ですら、そういう要素は殆どありません。

ゆかりをあきらが「他人の気持ちを弄ぶな」と嗜めた際にゆかりが拗ねてみたり、戦闘中にあきら=キュアショコラが新幹部のエリシオに拘束され「なんでそんなになるまでゆかりのために戦うのか」という問いに対して「好きだから」と告白(だよね、あれじゃ)したり、いくら何でも露骨すぎます。

それでいて最後のシーンで王子の申し出を断る際には「自分は本当の恋をしたことがない」などと言い出し、流石に何がしたいのか理解に苦しみました。

レズカップル、という点に関しては、以前こんな記事を読みました。

prehyou2015.hatenablog.com

非常に興味深い考察で唸らされましたが、制作側の意図はともかく、やはりニチアサでここまでやるのは考え物の気がします。それでもあくまでも突っ走る、というのであれば同性愛、という非常に難しいテーマに納得のいく回答を出さなければならない訳で、少なくとも今回のゆかり・あきらの関係は仲の良い友人では最早済まされない領域でした(そう解釈出来る要素が多分に盛り込まれていました)。

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何にせよ、今後もこの設定でストーリーを進めるしかない訳で、今更アレは悪ノリでした(テヘペロ)という次元は越えてしまっています。これからに注目するしかないのでしょう。

 

そしてもう一つ頭が痛かったのが戦闘シーン。

今作はただでさえ徒手空拳なし、お菓子作りに時間を割き過ぎな点が災いして戦闘シーンが薄すぎる傾向にありますが、ここに来てもう一つ大問題が浮上しています。

それはキュアパルフェの必殺技「キラクルレインボー」

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非常に派手な必殺技である事は間違いないのですが、とにかく尺が長すぎます。この技の演出で更に戦闘シーンが薄まってしまい、それでも今回は前半にキュアショコラ単独戦闘(尤も活躍はあまりできなかったが)があったものの、後半部は完全にキュアパルフェの独壇場になり、ついにワンダフルアラモードまで省略されてしまいました。

これは表現が戦闘とは直接関係ない巨大パフェづくりが延々と続くのもマイナスイメージに拍車をかけている気がします。

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更に言うと、今回初めて戦闘シーンを見せた敵幹部エリシオですが、慇懃無礼な喋り方に加え、罠を用いての搦め手メインの戦い方といい、どうしても中の人が同じのジョジョの奇妙な冒険の花京院を意識し過ぎです。まあ、そういう声質、と言われればそこまでなんですが、あまりにその声優さんのイメージを固定化してしまうのは何よりご本人に失礼な気がします。*2

 

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最後は、ゆかりに求婚を断られ王子は結局あきらを女の子と気が付かないまま去る、というオチでしたが、なんかそういうギャグが塗りつぶされるほど複雑な心境となった回でした。なんだかなあ。

 

今週のゆかりさんについて

とはいうものの、ゆかりさん自体はやはり深くていいキャラクターですね。

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今回、おお、と思ったのは以前ジュリオを罠に嵌めて結果的に傷つけてしまった事をかなり気にしている点でした。あの段階で、ジュリオはまごうことなき敵でしたから致し方なかったとは思うのですが、正体がピカリオでありキラリンの弟だったという点や、どういう形であれ偽りを以てだまし討ちをした訳で、かなり後ろめたいものはあるのでしょうね。

もし、ジュリオだまし討ち回の時のジュリオの激昂ぶりを見て、ある程度事情を察した上でキュアマカロンがあの表情をしていたというのなら、妙に納得できます。

また、今回でゆかりは完璧な様に見えて、実はかなり不安定な存在であることも明かされました。これはジュリオに指摘された事を自身で認めている発言もありましたが、あきらに窘められた際に拗ねて去った翌朝に凄く沈んだ表情を見せたり、キュアショコラが自分のために奮闘する姿を見て涙を流したり、ジュリオの件に関しても「自分が傷つく前に相手を傷付けて自分を守った」と自虐的に表現したり、よく言えば感受性が豊か、厳しい見方をすると情緒不安定とも取れる部分が散見されます。

しかも雑誌のリーク情報みたいですが、この先ゆかりにはとんでもない展開が待っている(ネタバレになるのであえて詳しくは書かないが)様ですし、別の意味で成長が楽しみなキャラクターになりました。

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逆にあきらは比較的非の打ちどころがないんですよね。あえて言えばあまりにも優しすぎる点(今回もそれが原因で王子と勝負をする羽目になったし、シエルにも過度の優しさは仇になる点を諭されている)といい子過ぎる故の没個性でかえって目立たない、ぐらいでしょうか。そういう点ではありとあらゆる意味でゆかりとは正反対でもあり、キャラクター対比としては良く出来ているとも思います。

何にせよ、こんな複雑な心理の持ち主は久々な気がしますね。正直言うと詰め込み過ぎでパンクするのが怖いキャラクターでもあります。さて、どうなる事やら。

 

そして次回は恒例水着回じゃないですか、やったーヾ(*´∀`*)ノ

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一人を除いてやはり見事にない…

 

今週のプリアラを一言で表現

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今作に限らずだけど、プリキュアメンバーってわりかしのぞき魔が多いよね。

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:ここまでの三点リーダー(…)の多さからも察してほしい。

*2:池田秀一さんが何かのアニメの際「シャアみたいに演じてくれ」と言われたという逸話があるそうだが、ちょっとひどい話だな、と思う。まるで池田さんではなくシャアを求められているだけな気がして。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第24話「転校生は妖精キラリン!?」感想

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あれ? もう新幹部登場とか俺の(マテ)ビブリーちゃんはどこ行ったんだよ!!(悶絶)

 

さて、今回は日常回であるという事と同時に、シエルが他のプリアラチームとの仲間意識を深めるお話でしたが、同時に新幹部の登場も演出するという盛りだくさんの回でした。が、まだシエルと他キャラとの絡みは弱かったかなー、というイメージでしたね。

シエルは作中でも天才パティシエとして抜群の知名度がある状態で登場していますから、どうしても他のプリアラチームと等身大になるには大変なシナリオ作りを要求されるとは思います。ここら辺は少し回数をかけてじっくりやるのが吉な様な気がしますね。ただでさえ、シエルはいちかとの絡みしか目立っておらず、更に優しいお調子者というキャラクター性もいちかとダダ被りしていますから、ゴプリのトワの様にじっくりと他キャラと絡むエピソードを練ってほしいかな、と感じた次第です。

 

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冒頭ではピカリオは死亡ではなく、半スリープ状態である事が判明しました。長老曰く伝説のパティシエの意思が彼のキラキラルをギリギリのところで現世に繋ぎ止めたらしく、復活するにしろしばらく時間はかかりそうですね。

 

更に場面飛んで敵陣営のシーンが挿入されましたが、新幹部はヤンキーぽい感じのグレイブ優男っぽいエリシオが新登場しました。

その際にノワールの目的も語られましたが、今のところは案外単純なもので全世界を闇のキラキラルに染めて世界そのものを絶望や恐怖などのネガティブ渦巻くものにフォーマットする事だそうで、そのためにキラキラルを回収する事が幹部たちの当座の目的の様です。捻りも何もない直球な悪陣営ですが、キラキラルが一定以上集めるとなんかありそうな気もしますねー。というか最後はまたしても地球規模のピンチになりそうな予感(苦笑)。

 

さて、自らもプリキュアに変身する能力を身に着け、ピカリオの事もあっていちご坂に定着する事になったシエルでしたが、早速いちかの中学校に転校、いちか・ひまりと同級生になります。

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数学を完全にこなし、緑間ばりのスリーポイントシュートを決めるなど文武両道ぶりを発揮しましたが、国語はちょっと苦手なようです(苦笑)。まあ、日本語は世界でもトップクラスで難しい言語の一つらしいからね。仕方ないね( ´艸`)

上でもちょっと書きましたが、シエルは基本的にはいちかと似た性質を持っており、少しお調子者だけれど根は優しいといった感じのキャラですが、反面、自分の能力を隠す様な慎ましやかさはあまりなく、あくまでもパルフェ(完璧)である事を良しとして、目立つことにもあまり抵抗がない、といった違いがありますね。ある意味ひまりの対極にあるとも言えます。

この辺りは実際は妖精とは言え、長い期間フランスにいた事による外人らしさ(遠慮は美徳という感覚があまりない)を強調していますね。

元々美人である上に有名人、更に文武両道と来れば、あっという間にクラスの人気者になる訳ですが、彼女には実はとんでもない弱点があり、それがなんと

空腹になると人間形態解除。

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「一緒にお昼を食べましょー」と囲まれている最中に解除されてしまい、さらにそのまま動き飛び喋るという大ポカをかましてしまいました。

大勢の目の前で妖精バレとか斬新過ぎる…(白目)

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その後はシエルの正体を確かめるべく、クラス中の人間に追っかけられるのをいちか・ひまり・あおいの連携プレイで逃がすことに成功はしたものの、これ次回以降どう説明するのかはちょっと気になりますねえ…今回はキュアップ・ラパパ(魔法の力で誤魔化す)が使える世界観という訳でもないですし、安易に妖精バレ出しちゃったのは正直失敗だったと思います。ジュリオみたいに学校を長期休学にするにしてもシエルは有名人ですし、何事もなくしれっと通学にするにしては目撃者数が多すぎて不自然…完璧超人に見えて実は結構ドジ、というのをギャグっぽくを演出したかったのは分かるのですが、ちょっとやり過ぎちゃった感がありますね、今回は。

 

屋上で皆を撒いて一息ついたところで新幹部グレイブが登場。いきなり空飛ぶ自動車みたいなのに乗って上空から町中から大量のキラキラルを回収するという暴挙に出ました。正体を隠す気などさらさらなく…というか大事になる事に関しては無頓着な感じでしたね。

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屋上からその様子を見ていた4人は変身、いつの間にやら高校生二人組も加わって、この辺りちょっと粗さが目立ち始めて来ました。

流石に今回はキュアパルフェメイン戦闘回といった感じで、他の五人はサポートに徹していた感じでした。

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グレイブが呼び出した大型の怪物をキュアパルフェ一人で拘束するものの、その後は力任せに吹き飛ばされており、流石に前作の追加戦士であったキュアフェリーチェの様な圧倒的な戦闘力は見せませんでしたね。

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しかし、他の5人のサポートを受けて、怪物を再拘束した後は必殺技キラクルレインボーで敵を単独で浄化に成功。やはりポテンシャル高めな表現がなされました。ただ、このキラクルレインボーとワンダフルアラモードが互角の能力を持っているのかは、ちょっと未知数な部分がありますね。実は今回の冒頭でプリアラチームに謎の販促アイテム宝石が降臨しており、これを使用する事によって他のメンバーも単独浄化可能必殺技が追加される可能性がありますし、話が進めば6人同時攻撃の必殺技も恐らく出てくるでしょう。

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そう言えば、今回の5人のサポートは各々の能力を活かしていてなかなか面白かったですね。特にキュアジェラートの足場を凍らせて相手の体勢を崩した後に、キュアマカロンがその氷の上を滑って敵を拘束しながら弱点を撫でて一瞬骨抜きにするのは笑いました。なんだかんだで、キュアジェラートは青枠の知性の戦士っぽさを見せましたし、グレイブはキュアマカロンの弱点撫でを「ほう」という顔で見ていました。やっぱりこの二人はスタッフにとっても動かしやすいんかな…と感じます。

 

さて、今回初登場したグレイブについて。

どちらかというと考えなしの脳筋タイプで荒々しさが強調されていましたが、過去シリーズの脳筋タイプと比べると、部下(暗黒キラキラルを使った人形?)を足蹴にしてこき使ったり、前述したように町中に突如現れてキラキラルを強奪したリ、傍若無人で粗暴さが強く押し出されていますね。

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冒頭で出たもう一人の幹部エリシオも含めて、幹部の中で唯一淡い薄緑基調のデザインではなく褐色肌に金髪といういでたちで、少し他の幹部とは違うのかな? という印象を受けました。

また、ノワールの事を「様」をつけないで呼び捨てにしているのも注目ですね。ただ単に粗暴な性格を出すためだけかもしれませんが、自分はノワールの部下ではなくあくまでも同志である、という感情の表れである可能性もあり、やはり別格さが滲み出ています。過去回でノワールは相手のネガティブな感情に付け込んで自分の手駒を増やすやり方を好んでいる様子が描かれましたが、グレイブはあくまでも自分の意思でノワールに付き従っているイメージですね。

ただ、怪物倒されてあっさり撤退するのはお約束とは言えしまらんなー。ああいう乱暴な性格だと激昂しそうなものだけど…

 

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最後は再びおなかが空いてしまったシエルとともにスイーツ作りをして締めとなりましたが、あれ? 制服までしっかり着込んでシエルもキラパティの一員になるの? もう大繁盛確定じゃないですか、やだー( ´艸`)

 

 

次回は…ゆかりの許嫁(?)とあきらが決闘!?

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先回の公開SMといい、次回は公式レズとかテレ朝はハードルを上げる限度というもの知った方がいい(;゚Д゚)

 

今週のプリアラを一言で表現

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花京院、オメーこーゆーダジャレいうやつってよー、ムショーにハラが立ってこねーか?あ、そういえばエリシオの中の人、花京院と同じだね

 

来週もキラキラル☆

 

 

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第23話「翔べ!虹色ペガサス、キュアパルフェ!」感想

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あくまでもツンデレをやめないピカリオにゆかりさんも超激おこぷんぷん丸!(死語)

 

さて、今回は追加戦士・キュアパルフェのお披露目回となった訳ですが…

話の流れとしては

  • ピカリオの浄化に成功はしたものの、ツンデレ態度を改めない彼に自分を責めるシエル。
  • シエルの心の闇に反応してノワール登場。
  • ノワールの作り出した闇の空間にいちか・シエル・ピカリオが閉じ込められる。スイーツ作りに絶望したシエルを元に戻すためにいちかとジュリオ奮闘。
  • 同時にビブリーがノワールに人形と一体化させられた上で巨大化。いちかを除いたプリアラチームは変身して対応。
  • ジュリオ・いちかの協力でシエルは正気に戻るが、ノワールはならば用済み、とばかりにシエルを暗殺しようとするが、これをジュリオが庇い死亡?(正確には死亡かどうかは未確認)
  • ジュリオのキラキラルを受け取ってシエル、キュアパルフェに変身。巨大化ビブリー人形を必殺技で圧倒。

箇条書きにしてもこれだけの長さがあり、正直な話、これを30分でやられるのは詰め込み過ぎ感が半端なかったです。キュアパルフェメイン回ですから仕方なかったのかもしれませんが、他4人のプリキュア達が一方的にやられてたのも、うーん…でしたね。

 

そして、今回の敵の首魁であるノワールがなかなか良い悪役ぶりを発揮してくれました。

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まず、ピカリオの件でネガティブな感情を発生させてしまったシエルにまるで幽霊の様に現れたノワールでしたが、やはり、相手のネガティブな感情を増幅させて自分の配下に置くやり方は確定のようですね。

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また、今回で判明しましたが、一回ノワールに見初められ悪の陣営に属してしまうと、キラキラルの発生が出来なくなってしまい、浄化された状態のピカリオですらスイーツが出来上がった瞬間にキラキラルが抜けた灰色状態になるという、もう後戻りできない状態が凄いです。

更に、ノワールのために尽くそうとするビブリーの愛情を利用して無理矢理人形と一体化させてみたり、結局闇に染まらなかったシエルを躊躇なく殺そうとしたり、かなり冷酷で容赦のない性格の様です。

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そして何より恐ろしいのが、ここ数回これだけ出張っているボス格のキャラクターであるにも関わらず、彼がまとめている組織の正体も不明ですし、その目的も定かではないという点で、これが不気味さに拍車をかけています。

外見もなんかロンゲの仮面付き幽霊? みたいな不確定なもので謎が深まるばかりです。ただ、ちょっとそのシルエット的な風貌が最近始まった映画版予告に出てくるスカした男キャラに似ている気もするんだよなー…

 

さて、今回初登場したキュアパルフェについて。

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今回に関してはプリアラチームが束になっても敵わなかった巨大化ビブリー人形を一人で翻弄し、新必殺技で浄化するというなかなかのポテンシャルを見せましたが、前述したとおり内容が詰め込みすぎであり、戦闘そのものも急ぎ足の感が否めなかったため、その能力についてはまだ未知数といった所でしょうか。

個人的にはシエル=キュアパルフェというよりは、シエルとジュリオ、二人の力の結晶がキュアパルフェというイメージですかね。

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変身の前段階でジュリオが作ったワッフルをモチーフ動物のペガサスの羽に見立てましたし、何よりノワールの攻撃を庇ったジュリオの黒いキャンディロッドがキュアパルフェに譲渡され、そのまま彼女のキャンディロッドに変化しました。

あの黒いキャンディロッドは元々、ノワールによってピカリオから抜き出されたキラキラルから生成されたものですし、過去回にはプリアラチームの技をコピーして使用していますから、キュアパルフェにもこの能力は受け継がれる可能性はありますね。ただでさえ、虹色がモチーフだしねえ…

 

あと、ちょっと興味深かったのが、ジュリオといちかがシエルの闇の精神世界に入った際、キッチンがちゃんと存在した事でした。

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シエルは自分が弟を追い詰めてしまった事を自責しスイーツ作りにもプリキュアになる夢も捨てて絶望してしまい黒化寸前なはずなのに、それでも心の片隅にスイーツへの情熱があったのですね。その心象象徴があのキッチンだったと解釈しました。それがあったからこそ、ジュリオは再び(いちかの助言があったとはいえ)ワッフル作りを行えましたし、それを食べたシエルは正気を取り戻しました。こういうさりげない演出は相変わらず一級品ですね。

 

最後にピカリオがキラキラルをまき散らしながら消滅するシーンで幕となりましたが、本当に消滅=死亡ならば完全敵キャラ以外では久々の死亡キャラという事になりますね。ここ近年のプリキュアシリーズはキャラクターが死亡まで至るケースはなかったと記憶しています。

ただ、ピカリオも妖精ですからひょっとすると長老と同じく実体のない状態になっているだけなのかもしれません。この辺りは…

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次回予告で、シエルがいちからの学校に転入してくるようなのですが、あまり悲壮感が感じられない雰囲気でしたので、流石に重要キャラの死亡にまでは至っていないのかなあ…と感じた次第です。

今回でEDが変わりましたが、次回からOPも変わるそうで、回数も23話目、そろそろ全体シナリオとしても折り返しでしょうし、はてさて、どうなる事やら。

 

今週のプリアラを一言で表現

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今回はシリアスでいい話だったのに、映画の予告のシエルの頭突きで全て持っていかれてしまったマジパネェ感…

 

来週もキラキラル☆

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第22話「やめてジュリオ!憎しみのキラキラル!」感想

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いきなり冒頭シーンを3分にわたって繰り広げられ時には、アレ? 最終回なの? って一瞬勘繰ってしまった訳ですが…

 

昨日は法事があったため、更新が遅れたことを最初にお詫びいたしますm(__)m

 

今回は色々盛り沢山…というかツッコミどころが満載なシナリオでしたね。

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流れとしてはピカリオ=ジュリオと判明→ジュリオは姉に対するコンプレックスが原因で敵陣営に引き抜かれた→最後は浄化、という感じでした。

 

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しかし、これはなかなか難しいお話でしたね。というのも、キラリン=シエルにもピカリオ=ジュリオが闇に堕ちてしまった一因があり、相互のちょっとしたすれ違いが原因で亀裂が深まっていくという、現実でもままあるお話で、これは幼女に理解できるかなー、と心配になってしまいました。

 

イチゴ山から修行の旅に出てなんとか到着したパリで修業を重ていたキラリンとピカリオでしたが、最初こそ伝説のパティシエ・プリキュアを目指して切磋琢磨するものの、次第にキラリンの才能が開花し、ピカリオは焦燥感に捉われ始めます。

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ピカリオはそれを打ち払うべく更なる精進を重ねるのですが、姉に修行の大きな成果の一つ・人間化を先に越され、更にその際に自分のワッフルを「昔のヤツの方が美味しかった」と評価されてしまったため「自分はプリキュアにはなれない」と自覚、そこにノワールが出現、彼に悪の才能がある事を示唆しノワール陣営に招き入れた、という内容でした。

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前にも書きましたが、やはりノワール相手のネガティブな感情に付け込んで、自分の配下に置く方法を採用しているみたいですね。

そもそも、ピカリオはプリキュアにはなれない、という事実を自分で納得してしまったに過ぎず、誰かから三下り半を叩きつけられた訳ではありません。そりゃー、男はプリキュアにはなれないべー、というツッコミは置いておいて(笑)、今回のプリキュアの概念は特に男子禁制を謳っていませんから、これはよくよく考えてみれば、彼の勝手な思い込みに過ぎないんですよね。そこをノワールは的確に突いてきたわけですが、ノワールに闇の力を取り出され、例の武器と人間体=ジュリオの姿を手に入れた彼は、十分姉に匹敵する才能を持っている証左にもなっているんです。

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ただ、姉の、ピカリオが作ったワッフルに対する発言はデリカシーがなさ過ぎましたね。もちろん、弟が知らず知らずにキラリンに対するコンプレックスを募らせていたのを察知できなかったのは仕方がないのですが、前に作った不細工な出来なワッフルより劣ると評価されれば「進歩なし」または「劣化した」と言われたとも解釈できる訳で、ピカリオの感情が爆発するのもやむなしなのかな、と感じます。

過去シナリオでキラリン=シエルはスイーツに対してストイックである事がたびたび描かれていますし、実際、いちかの作ったスイーツに対しても歯に衣着せない容赦ない言葉を浴びせかけています。彼女の性格が完全に裏目に出た格好になった悲劇で、悪気がなかったこともタチの悪さに拍車をかけてしまいましたね。

だからこそ過去回でジュリオは姉にコンプレックスを持っている、というだまし討ちを敢行したゆかりをノワール陣営に誘ったし、それが嘘だったという事にあれだけ怒りを露わにしたのでしょうね。

そして、ノワール陣営がこの様な手段を使うという事は、ビブリーも何かある可能性が出てきました。来週は彼女にも動きがありそうですし、新幹部もまだまだ出てくる可能性はあるでしょうから、ここら辺は要チェックでしょうか。

 

シナリオの性質上、今回はかなりバトルシーンに尺が割かれましたが、なかなか興味深いシーンがありました。

一つはジュリオの攻撃を受けた際にキュアホイップが彼の心の声を聞く能力に目覚めている事です。

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最終的にはキュアホイップはジュリオの攻撃を仲間の支えを得ながら敢えて一身に受けるというとんでもない手段に出、彼の憎しみを全て受けきったのが決め手になり浄化に成功しましたが、ニチアサで公開SMとかどんだけレベルを上げるのか…

一番近かったのは夏目友人帳夏目貴志が名前を妖怪に返す際に、妖怪の過去を覗ける能力かな、と思いましたが、彼女の場合はそれをキラキラルを利用して行っている節があり(実際、ジュリオの攻撃を受けるたびに黒いキラキラルが彼女の体にスパークする描写があった)、やはりキラキラルを扱う潜在能力は彼女がピカイチなのかな、という印象を受けます。

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彼の攻撃を受けるたびに本当は姉の事が大好きである事、スイーツを愛している事が流れ込んできた際にも「心が痛い」と独白しており感受性の高さも描かれましたね。支えている他4人が本当につらそうな顔をしているのもポイント高かったですね。

もう一つは最後にジュリオにとっては二度目となるワンダフルアラモードが炸裂した訳ですが、今までのものと違い、ジュリオが浄化された際にケーキの場所にうっすらと伝説のパティシエ・プリキュアと思しき姿が投影された事です。

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これまた初めての表現でしたが、ジュリオがワンダフルアラモードに抵抗している最中にキュアホイップが飛び込んできて、彼の憎しみのキラキラルを浄化しました。

今回の慈愛に満ちたキュアホイップの行動が伝説のパティシエの姿に投影されたのか、もしくはいちかは彼女の生まれ変わりなのか、または直前に飛び込んだキラリンが関わっているのか…どちらにせよ、今後はこの伝説のパティシエも重要なキーワードになりそうですね。*1

 

他にもイチゴ山にもなにかしら秘密が隠されている様な表現がありましたし、だんだんノッてきましたね、プリアラ。ただ、最近いちか以外がちょっと沈んでいる感があるので、他のメンバーも更に深く掘り下げるエピソードがあればなあ、と言った感じですかね。

 

次回は…シエルにノワールの魔の手が!?

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そしてキュアパルフェ登場ですか。やはりシエル=キュアパルフェで間違いはなさそうですが、ひょっとするとピカリンにこれだけのエピソードを持ってきただけに彼も何らしかの形で変身に絡む可能性がありますね。楽しみです。

 

今週のプリアラを一言で表現

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「スイーツ作りが上手くなったら人間になれちゃったー」良く考えて見ると何の脈絡もなくてプリキュアおじさんも思わずにっこり( ´艸`)

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:ただプリキュアシリーズって○○の生まれ変わり、みたいな表現は殆どないんだよね。前作のはーちゃんぐらい? あれも「後継者」としか言っていないし。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第21話「なんですと~!?明かされるシエルの正体!」感想

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お互いにキラキラルのこと口走るいちかとシエル、実はこの二人、似た者同士なのでは…

 

でも、今回のプリキュアは厳密には身バレ禁止ではないし、キラキラルの事を隠す必要性は実はないんですけどね( ´艸`)

 

さて、今回は2回分も伏線を張ったシエルの秘密をネタばらしする回だった訳ですが、まあ、視聴者側からしてみれば流石にバレバレだった訳で、その正体は過去回で言及されていた海外に修行に出ていた妖精の一人、キラリンでした。

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更に、キラリンには双子の弟・ピカリオがいる事も明らかになりましたが、後述しますが、あ、そうきたかあ、という感じです。

 

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話の流れとしては、キラパティ周辺で妖精の光る耳部分を見かけたいちかの言に長老が散り散りになった妖精たちがイチゴ山に帰って来ている事を確信、集合の合図を送ると妖精たちが帰還している事が判明。いちかの提案でお祝いのパーティーをしている最中に、大量のキラキラルが発生している事を察知したビブリーが襲い掛かってくる…という感じでした。

 

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長老の合図に急いで駆けつけたシエル=キラリンがAパートであっさり正体をプリアラチームに明かしたのには意外でしたが、キラリン曰く「いちか達が長老の知り合いだと知っていれば別に正体を隠す必要性もなかった」と言っており、あくまでもシエルモードは人間の世界に紛れ込むための擬態だったようです。

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そう言えば、散り散りになった妖精たちを救う形でイチゴ山に集めてくれたのは、初期で敵になった悪側の妖精たちであり、浄化された後はその作業に奔走していたようですね。こういうバックグラウンドをきちんと描いてくれたのは非常に好感が持てます。

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今回の戦闘シーンでもそうでしたが、ペコリンも含めたほとんどの妖精は戦闘能力自体は皆無であり、今回ガミーらに救われてイチゴ山に戻れたニュアンスがありましたが、逆にガミーなどは妖精を襲おうとしていた猫を威嚇で追い払っていたり、初期に敵側に回った妖精たちは元々それなりに戦闘力が高い者がジュリオによって選抜されていたようですね。

 

キラリンも正体を明かし、宴もたけなわ、といった所でビブリーが襲来。戦闘になった訳ですが、流石に失敗続きのビブリーも本気モードを発動、大量のキラキラルを使って巨大化させた人形がプリアラチームに拘束・足止めさせられた事に激怒。自分のキラキラルを人形に注入し更にパワーアップさせるという手段に出ました。*1

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その際に、敵の攻撃をキラリンが一時的にガードする演出がありましたが、彼女は他の妖精たちと比べると若干パワーがあるようです。他の妖精たちが言及していましたが、妖精が人間形態になるにはかなりの修業が必要だそうで、今まで登場した妖精の中で人間形態が可能なのはキラリンと長老だけなんですよね。そう言えば、ガミーらのイチゴ山襲撃の際も、長老がバリアを張っており、妖精も修行次第ではキラキラルを扱う能力を備えるようです。まあ、元々キラキラルを「視る」能力はある訳ですから、当たり前と言えば当たり前なわけですが。*2

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尤も、そのパワーアップ人形ですら、ビブリーを上回る怒りに燃えたキュアホイップに呼応したプリアラチームの前にあえなくダウンし、最終的にはワンダフルアラモードで圧殺される結果になりました。

ところで、わりかし天使だったキュアホイップ=いちかが今回かなり本気で怒りの感情をあらわにしました。もちろんそれはスイーツからキラキラルを奪われた事もあるでしょうが、それ以上にせっかくのパーティーを滅茶苦茶にしたことに対してであり、

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それをちゃんとビジュアル化したため、非常に説得力がありました。そりゃ怒るよね。

ただ、ワンダフルアラモード後にビブリーを咎める様子を見せず、ビブリーがこそこそ隠れているのを放置しているのには締まらんなーとは思いましたが。

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勝利の喜びに湧いている所に、ジュリオが再び出現、一触即発? と言った感じのところで今回は幕となりました。

 

今回は敵についてかなり色々な事が判明しました。

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まず、敵の首魁と思われるノワールがいちおう姿を現しました。いちおう、と言ったのはその姿がオーラの塊というか、いまいちコンセプトが分かりにくいデザインであり、真の姿は別にあるのではないかと思わせたからです。

更に、敵側は自ら闇のキラキラルを扱える、という点にも注目でしょうか。今まではあくまでも発生したキラキラルを闇に染めて転化して使用している*3イメージでしたが、ノワールがジュリオに対して闇のキラキラルを注入していると思しき場面があり、また、ビブリーも巨大化人形に自分の暗黒キラキラルを注ぎ込みました。

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尤も、その巨大化人形を打ち倒されても、ビブリーは隠れるだけの余力が残っており、注入量そのものはコントロール出来るイメージでしょうか。ビブリーはキレた上での最終手段みたいなニュアンスで行っていましたが、まほプリのスパルダのヨクバール化の様な全てを擲って使う技ではないようですね。勿論その気になれば全注入の攻撃も可能なのでしょうが。

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そして、ジュリオの正体。最後の場面でキラリンが彼の気配に覚えがあると言っており、これは話の流れからしても生き別れの弟・ピカリオである可能性が高いです。

なんで今まで気が付かなかったかな、と思ったのですが、ジュリオには妖精特有の頭の飾りがしっかりあり、人間形態であるシエルとの共通性も高いです。過去にスイーツを憎む発言もたびたびしており、キラリンとともにパティシエ修行をしていたというならば、リオがいちかにスイーツ作りのアドバイスを的確に行えたことも納得出来ます。今から考えると、プリキュアへの尋常ならざる憎悪も、ただ単にいちかやゆかりに打ちのめされたから、というだけではなく、最初はプリキュアに強く憧れる姉弟だったからこその裏返しなのかもしれませんね。まあ、あくまでも憶測の域を出ませんから、ここら辺は来週に期待なのでしょうか。

 

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来週はパワーアップしたジュリオとプリアラチームが再戦するようですが、果たしてキラリンを含めてどういう結末が待っているのか非常に気になりますね。場合によってはビブリーとジュリオが共闘する可能性もある訳で、なかなか目が離せません。

 

今週のプリアラを一言で表現

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立場が逆になってフライングを超える空中土下座による弟子入り志願を披露したキラリンさん、プリキュア大好き過ぎぃ!

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:しかし、キレた際の「プリキュアのくせにぃ!」発言は笑った。

*2:シエルもスイーツ作りにキラキラルを使用している。

*3:厳密に言えばジュリオがいちかのキラキラルを直接的に「奪った」事ならある。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第20話「憧れまぜまぜ!いちかとシエル!」感想

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マスコミが押し掛けるシエルの新作スイーツ発表会で再度弟子入りを志願して既成事実を作ろうとするいちかさんマジ策士( ´艸`)

 

さて、今回は息抜き回…というわけではありませんが、タイトルにもある通りいちかとシエルが交流を深める話で、逆から言えばそれ以外は特にシナリオ展開が進んだ訳ではありませんでした。

ですが、シエルはいくつか怪しげな行動や言動をしており、視聴者側としては、あ、察し…となった訳ですが、ここら辺は次週でほぼ全容が語られそうな雰囲気ですね。

 

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苺町商店街のマスコットキャラやレポーターをやっているプリアラチームの中学生組がイチゴ山に素材を集めに行くシエルに同行するわけですが、シエルは途中であっさり(土地勘があるひまりやあおいをですら)いちか以外を撒いており、そのおかげでいちかはシエルの天然素材採集を学ぶ機会に恵まれます。途中でも口を滑らせていましたが、シエルは元々イチゴ山の地形を知り尽くしており、やはり正体は推して知るべしでしょう。

シエルの目標についても語られており、それは究極のスイーツ作りを目指しつつ、伝説のパティシエを目指したい、というものでした。Bパートの戦闘シーンでシエル自身も言っていましたが、伝説のパティシエ=プリキュアであり、奇しくもシエルはその一人であるキュアホイップ=いちかに出会っているどころか教えまで与えているのですよね。こういう所はなんというか洒落がきいていて面白い。

そう言えば、シエルは決していちかを弟子としては見てはいないようですが、反面天然素材の使い道や大切さをいちかに説いており、なんだかんだでゆるーく師弟関係が結ばれているのも興味深いです。

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最後のシーンでいちかの作ったパンケーキに味そのものは「至って普通」と評価しており、パティシエの腕としてはいちかはシエルの足元にも及ばない訳ですが、それでも沢山の人を笑顔に出来る=キラキラルを発生させる事に疑問を感じている描写もありました。シエルはキラキラルの正体を知っている事が言及されましたし(まあ、正体は多分アレ、だしね)過去の回で発生源がスイーツ限定ではない事も判明しています。そういう事を鑑みるにキラキラルがスイーツの質そのものではない事は明確ですし、シエルはその事をテーマにする回がありそうですね。

 

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戦闘に関してはビブリーが完全にシエルに目をつけており、今回もシエルにハチミツを譲ってくれた養蜂家にお礼のスイーツを振る舞っている最中に出現。シエルのネームバリューによってたくさんの人が集まってしまったため、大量のキラキラルを吸収した巨大化人形が出現する、というものでした。

いちかメイン回なのでしょうがないのでしょうが、他の4人を簡単に吹っ飛ばした巨大化人形をホイップデコレーション一発で足止めし、最後はワンダフルアラモードというあっさり風味な内容でした。戦闘のパワーバランスはどうにもあやふやですね。

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ただ、シエルを救出したキュアホイップ…天然ジゴロだよね、コレ…

 

次回は…

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うん、知ってた(笑)。

 

今週のプリアラを一言で表現

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ジャンル違いといえど、シエルのスイーツ作りの師匠は某岸●露伴先生としか思えないッ!

 

来週もキラキラル☆

 

【2017/07/01追記】

この記事が二重投稿になっていたため、片方を削除いたしました。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第19話「天才パティシエ!キラ星シエル!」感想

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苺坂に降り立ったシエルさん、冒頭から影の形が変わるとかいう隠す気ナッシングの衝撃なスタートだった訳ですが…

 

今回は先週に伏線を張られていたキラ星シエルが苺坂に訪れる…という内容でした。

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八百屋の前でいちかとシエルがバッチングしたのが馴れ初めになり、シエルが苺坂で臨時出店したお店を訪れたプリアラチームでしたが、そのあまりの美味しさにいちかは感激、その場で弟子入りを志願する、という流れです。

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シエルは弟子は取らない主義なのですが、そんないちかを面白いと感じたのか、弟子入りの条件として課題を出すのですが、その内容は「スイーツで自分を表現しなさい」というもの。

散々悩むものの、最終的にはよく母親に対して思いを込めて作るいちごケーキをチョイス、腕自体が未熟という事でシエルに弟子入り自体は断られたものの、一つ一つの味は悪くないという、なかなかの及第点を頂くことになりました。ただ、これって正にいちかそのものを表現しており、シエルの感性は一流だという事も伺わせています。

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しかし、悩んでいる最中のいちか、そういう事じゃないだろ!( ´艸`)(あきらにも突っ込まれていたが)

 

さて、シエルについてですが、とりあえずは個性的なメンツの揃うプリアラの登場人物内においては、至って普通の人物です。取り立てて有名パティシエである事や自身の腕を鼻にかけるような高飛車な感じはなく、本来の主義に反してまでいちかにチャンスを与えたり、作ったスイーツに対しても良い点悪い点含めて的確にアドバイスし、弟子入りを断る際にも「期待させてごめんなさいね」と謝罪したり、かなり常識的で寛大なイメージを受けました。

先行発表されているキュアパルフェと声優が同じなため、シエル=キュアパルフェはほぼ確実でしょうが、今回のメンツに加わるとなると、没個性に沈む可能性が否定できません。*1

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まだまだシエルとしていちか達に絡む様なので、結論を出すには早計なキャラクターだとは思いますが。個人的にはいちかの作ったケーキに対して真剣そのもの、といったまなざしを見せた点に彼女の本質がある気がします。彼女のメモ帳に書いてあった「スイーツでみんなを笑顔にする」も本質なのでしょうが、そこはいちかとの共通項でもありますね。

 

一方、シエルの店が話題となり、行列を作っている事を遠巻きに見ていたビブリーは、行列を作っている人たちの幸せそうな表情にイラつき、その元であるシエル(正確には彼女が作ったスイーツ)を急襲します。

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実は悪い顔した女の子の顔…嫌いじゃないです…(悪堕ち脳)

その場にいたのはいちかだけだったため、とりあえずは一人でキュアホイップに変身、戦う事になるのですが…

えーと、一つ物申したいんですが、そろそろ肉弾戦なしはやめにしませんかね?

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今回もビブリーは吸収したキラキラルを使用して手にしている人形を巨大化させたわけですが、キュアホイップはそのまま突進、相手の懐に飛び込むことに成功するのですが、お、格闘戦に持ち込むのか? と思いきや、至近距離でのホイップデコレーションを放ちました。しかし、この技は有効打にならず、距離を詰めた後に必殺技を放ったために態勢を崩してしまい、敵の拘束攻撃に捉われる結果になりました。

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飛び道具を放つつもりで敵との距離を詰めるのは戦略上完全に失敗していますし、仮に射程の概念があったにしても、過去の戦いでホイップデコレーションはかなりの遠距離からでも敵に届く描写があります。少なくとも相手の腕に乗ってまで距離を詰める必要性は皆無ですし、大きな相手に対して懐に飛ぶ込むメリットは他ならないリーチを無効化するための格闘戦です。

毎回毎回、遠距離から飛び道具、というのもワンパターンになってしまうのは分かるのですが、頑なに肉弾戦を避けるのはそろそろ限界が近づいている気がします。光線技メインを否定するつもりはありません。戦闘中を彩るエッセンスでもいいのですから、少しは徒手空拳を織り交ぜてみてもいいのではないでしょうか?

戦闘自体はとどめを刺されそうになったキュアホイップに他の4人が駆けつけ、ワンダフルアラモード、といういつものパターンでしたが、今のところ、ジュリオも含めて敵の実力としては1vs1なら勝つことは出来るが、チーム戦になると勝ち目なし、といったバランスですかね。というか敵側はワンダフルアラモードをどうにかしない限り勝機はありませんね。まあ、ここら辺のパワーバランスは先日のキュアマカロン圧勝回もありましたから何とも言えませんが…

 

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最後はいちかが弟子入りこそ出来なかったものの、シエルも陰ながら努力している事に感化され、さらに前向きにスイーツ作りに邁進していく事を決意して締めとなりました。いちかちゃんマジ天使。

 

次回はシエルがいちかとともにイチゴ山を訪れるお話かな? まあ、正体がアレ、みたいだしねえ…正体がアレ、である以上、パリから急遽苺坂町に来たのも説明が付くんだよね。そう言えば、ペコリンの回想回でイチゴ山の妖精たちが、海外に修行に出ている者もいる、という様なこと言っていたけど、あれ伏線だったのね。

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というか来週はお休みとか、正にこの世の地獄…どうやって日曜日を生きていけというのか…(´;ω;`)

 

今週のプリアラを一言で表現

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これが

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こうなる! 正に天才パティシエの所業!

 

来週もキラキラル☆

 

今週のゆかりさんについて。

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あ、誕生日おめでとうございます!ヾ(*´∀`*)ノ

 

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*1:これは同じ純粋無垢という点でモフルンと被ってしまったはーちゃんに通ずるものがある。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第18話「ウワサの主は強敵ビブリー!」感想

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追加戦士発表で彼女が善堕ちするルートが絶望になった訳ですが…いや彼女が七人目になる可能性がまだッ!!

 

元来、プリキュアシリーズは4クール一年という長いスパンが確定しているシリーズですからシナリオの転換期というのが何回か存在するのですが、今回は洗脳されていた妖精の巨大化→ジュリオのキラキラル収集実験に続く次の流れに移行する第一歩という回でした。

 

シナリオの流れとしては、失敗続きのジュリオに替わり新幹部キャラ・ビブリープリアラチームに仕掛けてくる…というものでしたが、ジュリオの様にキラキラル発生を誘導するやり方ではなく、悪い噂を流してキラパティに客足が遠のく様に仕向ける、というものでした。

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途中にフランスから天才パティシエ・キラ星シエルが日本に来るニュースを挿みながらシナリオは進行していくのですが、困ったプリアラチームはそれでも皆が前向きに行動した事により、噂をあまり気にしない少年がスイーツを食べてくれた事で、客が再び来店してくれるようになり、ぐぬぬっているビブリーをゆかりが捕捉。ビブリーは正体を現し少年のキラキラルを奪って手に持っていたぬいぐるみを巨大化させて戦闘になる…というプロットでした。

 

ビブリーについて

ジュリオに度重なる失敗、そして、ジュリオが使用していた杖が破壊されてしまったことによって、プリアラチームの前に立ちはだかる事になった新幹部。

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とにかく利己主義者で、自分の楽しみを優先し、他人が困る様を楽しむというなかなかの悪女です。失敗したジュリオをからかいまくって激昂させて楽しんでみたり、そもそも今回の悪い噂を流したのも、楽しそうなキラパティの邪魔をしたかっただけであり、本来のキラキラルを集めるという目的とは逆の行動をしている事も彼女の性格をよく表していました。イメージ的には陰湿になったマーモ様かなあ。

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狭い町中とは言え、キラパティに深刻なダメージを与えるほどの悪い噂を蔓延させたわけですが、これはどちらかというと彼女自身の特殊能力っぽい描写があり、とりあえずのイメージは言霊使い、という印象ですね。

また、彼女の口から敵の組織名こそ出ませんでしたが、ジュリオやビブリーの上にノワールという存在がいる事が初めて語られました。まだ詳細は不明ですが、ビブリー自身に、ノワール様の愛のために戦う、という台詞があったため男性の可能性が高いです。

ふざけた態度と人を小馬鹿にした軽い感じの口調ですが、感情がむき出しになると突如ドスの利いた声を発するようになり、これまた二面性を強調しているキャラクターですね。中の人はおジャ魔女どれみのどれみの人なんですね。演技の幅凄いなー…

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戦い方はジュリオに準じて手に持っている人形にキラキラルを吸収し巨大化させますが、彼とは違い自身では何もせずそれをけしかける、というものでしたが、キュアカスタードとキュアジェラートの足止めをものともしないで進行した上に二人を拘束したりはするものの、先に拘束したキュアホイップには力任せに引きちぎられた上に、カスタード・ジェラートの拘束もキュアマカロンとキュアショコラにあっさり解除されており、更にワンダフルアラモードでさしたる抵抗も見せないままとどめを刺されたため、あまり強いイメージはありませんでした。

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浄化された後の人形を大切そうに回収するシーンもあり、これまた色々な要素がありそうなキャラです。

ビブリーが出張るフェイズでは人形巨大化で押すのでしょうが、後述するキュアパルフェが登場する事によって事情は変わってくるかもしれませんね。意外と短命で終わる可能性もあると思っています。

 

キラ星シエルについて

今話の作中でTVにて世界でも高名な若き天才パティシエとして登場し、最後の場面で苺坂町を彼女自身が訪れる…というシーンが挿入されました。

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本来なら一話限りのサブキャラ? 程度の扱いですが、先日、公式で追加戦士・キュアパルフェの正式発表があり、どうも彼女がデザイン的にそれに該当する可能性が出てきました。詳しくは↓をクリック。

www.asahi.co.jp

今回の段階では台詞も特になく、性格等は不明ですが、名前から鑑みるに日本人とのハーフなのでしょうか。フランスで活躍している、という設定ですが、純日本人なのかハーフ(orクオーター)なのか、純フランス人なのか、もし、外人の血が入っているとシリーズでは珍しい純日本人以外のプリキュアとなり興味深いですね。*1

まあ、まだシエル=キュアパルフェが確定している訳ではないですから、ここら辺は予想の範囲を出ない訳ですが。

その上で発表されたキュアパルフェのデザインを見てみると、どうにも今までの「色」枠には当てはまらないデザインですね。強いて言えば白枠? デザイン上意識しているのはで間違いないでしょうが、全ての色を兼ね備えている=最強とかいうベタな展開だけは正直前作のキュアフェリーチェを想起するので勘弁してほしい次第です。それで戦闘バランスが取れるならともかく、ね。

 

今週のゆかりさんについて。

すっかり参謀役が板についてきましたね(笑)。

今回は自分の親衛隊を使って、キラパティの悪い噂を流した人間を調査させ、ほぼ犯人を特定、陰で客足が復活したキラパティを見てぐぬぬっているビブリーを何の躊躇もなく捕まえるという殊勲を上げました。

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序盤で風邪を理由に学校を欠席しているジュリオの話を聞いた際にも「正体が知れた以上もう戻ってくることはないだろう」と冷静にコメントしており、頼れるお姉さんぶりを如何なく発揮しています。

そう言えば、その場面であきらが何とも言えない微妙な表情をしており、やはりみくを巻き込んだジュリオに対しては複雑な感情が渦巻いている事が見て取れました。こういう表現は相変わらず上手いですね。

 

今回は新要素が盛りだくさんな回でしたが、キラパティのピンチに意気消沈したいちかより一足早く他のメンバーが前向きに努力する描写があり、かつては分裂しかけた彼女らの成長物語として、そして、彼女たちなりにキラパティへの思いがどんどん膨れ上がっている事が表現された良回でもありました。こういう展開を見せられると見る側としてもワクワクが止まりませんし、視聴意欲の継続に繋がります。今後にも期待ですね。

 

次回は前述のシエルが苺坂町を訪れる訳ですが、いちかは強力なライバルが来たと戦々恐々とするのかと思いきや、なんとジャンピング土下座して弟子入りを志願するという…

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キラパティはギャグが多めなのも楽しいですよね。またしてもビブリーが絡むようですし、果たしてどうなる事やら。

 

今週のプリアラを一言で表現

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今更糸電話を採用するあきら親衛隊もどうかと思うが、もたらされた情報をまた糸電話でみんなに伝えるあきらもどうかと思うの( ´艸`)

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:え? ハピチャの外国勢? それはまあ、そう、そうね…