ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第14話「お嬢さまロックンロール!」感想

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突然の拉致に住居不法侵入、挙句に私有地に不法開店、今日のプリアラは犯罪の温床か!(苦笑)

 

さて、今回はあおいの掘り下げ回でしたが、前回の予告でも判明はしていましたが、元気娘でどちらかと言えばスマプリのあかねやプリキュア5のりんに当たる枠かと思いきや、実は名家のお嬢様だった…という設定が追加されました。

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しかも、その立神家はそんじょそこらの小金持ちではなく、日本有数の大企業という凄まじさです。そういう元気属性でありながら、お金持ち設定のアリスやみなみの様な属性まで兼ね備えているとは…この贅沢者!(笑)

新キャラクターとして、あおいの家の使用人の水嶌さんが登場しましたが、あおいの両親は不在らしく彼が実質の後見役、といったところでしょうか。

話の流れとしては、海外から帰国した水嶌が、あおいのバンド活動やキラパティでの活動を立神家の跡取りとして相応しくない、として引きはがしにかかるのを、社交パーティーの場でいちか達があおいをイメージしたいるかゼリーを供してプリアラチームの気持ちを伝える&あおいに歌を歌わせ気持ちを伝える、その最中にジュリオ襲来という感じでした。

 

全体の流れとしては悪いシナリオではなかったのですが、いきなりの社交パーティー会場でのバンドメンバー乱入や、いちかのスイーツを作る提案など、若干唐突感が否めませんでしたね。

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それでも、実はあおいのやりたい事をやらせてあげたい気持ちを押し殺している水嶌の表現や、幼少期に寂しい思いをしていた所に岬のライブとの出会いで自分のやりたい道を見つけたあおいの描き方など、キャラクターに一歩踏み込んだ描写は流石でした。

あと、ちょっと、お、と思ったのはあおいって実は水嶌の事を憎からず想っているんじゃないか、と感じた点です。冒頭のお姫様抱っこされた際の表情といい、水嶌を瞳の中に映し出しているシーンといい、戦闘中に気絶している水嶌に言った「分かってくれてるんじゃん」という台詞といい、家族として、というよりは男として見ているシーンが多々ありました。冒頭に自分の歌を「大切な人に届けたい」とも言っており、水嶌は再登場の可能性がある気がします。

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恋愛を匂わす話はかつてはりん、あかね、六花、ひめなど元気娘&青枠に多いイメージがあるので、ここら辺もあおいにもあるのかなー、と考えさせられる原因なんですがね。*1

 

さて、今回の話で新しい設定が判明しました。

それはキラキラルの発生はなにもスイーツ限定ではない、という事。

今回ジュリオは自分の気持ちを代弁した歌を歌うあおいの突発ライブを聞いた聴衆からキラキラルを奪った訳ですが、実はいちか達の作ったスイーツは表面的には無関係なんですよね。

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発生源が水嶌オンリーであれば、事前にいちかに促されて食べたゼリーとあおいの歌というダブルコンボでキラキラル発生、という納得出来る流れになったのですが、他の聴衆たちは間違いなくあおいの歌のみをキラキラル発生の元にしており、なんか根本的な設定の崩れを感じました。こういう所はもう少ししっかり描いてほしかったかな。

 

戦闘に関しては、多人数のキラキラルを吸収したが故の全体範囲攻撃に苦戦するものの、キュアジェラートの様々な想いを込めたキラキラルの氷の塊を飛ばす技・ジェラートシェイクで逆転する、という感じでした。が、派手な攻撃であったにも関わらず技名が非常に聞き取りずらく、少し残念感が否めませんでした。キュアジェラート担当の声優さんはワールドトリガーの主役などもやっている方のようですが、確かにワートリの主人公は冷静系で叫ぶようなタイプではないため、慣れていないのかな? と少し勘ぐってしまいました。

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ジュリオは多人数のキラキラルを集めたパワーが、キュアジェラート一人に破られた事に「そんな事もあるのか、へー」みたいな態度で撤退しましたが、ここら辺はやはりあくまでも「実験」である事を意識しているのでしょうね。尻尾を巻いて逃げている、という感じは薄らぎますが、その「実験」の成果が大したものでなかった場合、ちょっと株を下げそうな退場のし方でもありますね。

 

結局、いちかの作ったゼリーやあおいの歌の内容に絆されたのか、水嶌はバンドやパティスリーの活動を容認、パーティーを結果的に台無しにした事で大目玉を食らいはしたものの、あおいは元の鞘に収まる事になりました。

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しかし、活動の条件付けが、勉学で学年トップ5に入る事で、しかもそれがあおいにとっては楽勝キックであるという衝撃の展開に、いちかが大ショックを受ける場面は笑わせていただきました。あれ? 正直あきらやひまりが成績悪いとは思えないし、ゆかりは成績優秀と明言されていますから、実は今回のおバカ枠はいちかが一身に背負ってる!? がんばれ! いちか! 最近のシリーズ恒例、赤点ネタの回、今から待ってるぞ!(鬼畜)

 

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さて、次回は…ほうほう、あの優しいあきらの(恐らくジュリオが)逆鱗に触れる回ですか…どうも妹のみくが絡むようなので、あきらの内面に深く切り込む回になりそうですね。あの大天使マナですら映画版で身内を傷付けられれば感情むき出しにして怒るんですから当然と言えば当然なんですが…ジュリオがどこまで悪辣な事をするのかはちょっと見ものですね。

 

今週のプリアラを一言で表現

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所々神作画があったのは…うん、スタッフのお気に入り、ちょっと分かっちゃったかも!

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:ただ大きなお友達には不評になるかもしれない諸刃の剣なんだよな、恋愛系の話は。りんとあかねはこれで不興を買った節がある。中学生の娘がメインの話なんだからむしろ恋愛話が絡むのは自然の流れだと自分は思うのだが…

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第13話「ムリムリ!ひまり、まさかのデビュー!」感想

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ぶひいぃぃぃぃぃーーーーぶひぃぃぃぃぃぃ…

 

朝からこのあとすぐでブヒらされたわけですが、今回はひまりの掘り下げ回でした。しかしひまりはあざとかわいいよね、ふう…(余韻)

 

話の流れとしては、ガールズトークに花を咲かせていた中学生組三人に町のPR活動をしてほしいと八百屋のおじさん(多分委員かなんかなんだろうなー)が声をかけ、ひまりがレポーター役に抜擢される…というものでした。

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しかし、八百屋のこのおっさん、普通に事案っぽい登場のし方だったよね(苦笑)。

 

しかし、ひまりは極度の引っ込み思案であり、レポーターとして赤の他人に声をかけることなど到底無理な話で、PR活動は早くも暗礁に乗り上げてしまいます。

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しかし、そのPR活動が動画メインで再生数を気にするあたり、次代の流れを感じますねえ…

行き詰った活動、そしてそれを気に病んでいるひまりの様子を見抜いたいちかは、最後にキラキラパティスリーの紹介も兼ねて取材先にする事を提案、彼女を休ませることにします。本当にいちかは気遣いが出来るいい子ですね。まあ、ダイレクトマーケティングとも言うが…

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その最中、キラパティの新作スイーツであるチュロスの断面が星形である事を疑問に思っていたお客さんの女の子の姿を見て、自分の原点を思い出す…という展開でした。

そもそも、ひまりが今回のお話でレポーターに抜擢されたのは、ガールズトークの内容が新作スイーツのチュロスの解説を例の悪い癖でいちか・あおいに熱く語っていたのを八百屋のおじさんに見られたからですし、彼女が研究熱心なのも幼い頃にプリンの丸い形に疑問を持って調べ始めて没頭してしまった…という過去があったからでした。

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ひまりは少女を追いかけ、勇気を出して話しかけて、彼女にチュロスの形について説明を始めるのですが、時折「なんで?」という幼いが故の疑問符に対して、必死に考えて噛み砕いた説明をするひまりの姿は成長を感じさせますね。そして、ひまりの説明でますますお菓子を好きになってくれた少女に自分の姿を重ねた所でジュリオが出現、少女とその母親のキラキラルを吸い取られて戦闘となりました。

 

ジュリオが今回キラキラルを吸収して創造したのはチュロスを模した弓矢であり、戦闘シーンはしばらくジュリオが様々な武器を創造してプリキュア達が対応する感じになりそうですね。

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そう言えば、前回もそうでしたが、キラキラルを吸収して武器を創造する(ジュリオ曰く「実験」)際に彼はノワール・デコーレション!」と唱えており、プリキュア達との共通性を匂わせているんですね。*1

ジュリオは変身こそしませんが「何かを創造する」という力の方向性もプリキュア達との共通性があり、これは伏線臭いです。プリアラチームもモチーフになる武器で戦ったりすると面白いと思うのですが、基本的にプリキュアは杖状の武器を使う事が多いためこれは難しいかな? 既にキャンディロッドは出ていますしね。

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今回はひまり=キュアカスタードメイン回でしたが、とうとう単独必殺技「カスタードイリュージョン」が登場しました。ジュリオが放った無数の暗黒の矢を全て相殺するという技でしたが、黄色プリキュア恒例のバリアではなくどちらかというと、対空迎撃の様な感じで、これは攻撃技としても転用できそうなイメージですね。次週予告ではあおいがメインを張る様なので、一人ずつ新技披露の流れかもしれません。

あと、これは意図したものなのか分かりませんが、キュアカスタードが超スピードを活かしてジュリオの懐に潜り込んで近接戦を挑むシーンがありましたが、弓矢の弱点を見事に突いており、妙に感心しました。必殺技の登場もあって今までの物足りない感もなく今後も戦闘シーンはこんなノリで描いてくれれば、と思った次第です。

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カスタードイリュージョンで怯んだ隙に、最後はワンダフルアラモードでの決着となりましたが、またしてもジュリオは武器を犠牲にして逃げおおせており、これもしばらくはこのパターンが続くのかな、と思わせた理由でしたね。

 

最後は不慣れながらもレポーターを継続しているひまりの姿が見れてめでたしめでたし、となりましたが、彼女の成長物語としては非常に良いシナリオだったと思います。

 

次回は…なるほど、今回のPR活動の際にあおいはカメラマンの役だったのですが、その理由が「顔が出るのはまずいんだ」というものでした。どうやら、名家のお嬢様みたいですが、バンド活動しているのは、その反動なのか隠れてなのか、どちらにしても複雑な事情がありそうです。

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そして、ギャップ萌えという最大限の媚びを導入してきたなあ…というのが正直なところですかね。そう言えば、ゆかりはその振る舞いや雰囲気からお嬢様だと勘違いしていましたが、そんな事は全く明言されていないんですよね。いずれは出てくるのでしょうが、彼女の身の上も気になりますね。ベタだけど実は極貧、とかだと面白い…かも?

 

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あ、あと、本格的に実写クッキングコーナーは廃止したみたいですね。公式HPで動画を見れるとはいえ、こんなんならハナからHPの動画のみで良かったのでは…と思います。新しい試みだっただけに非常に勿体ない気がしますが、仕方ないのかな。

 

今週のプリアラを一言で表現

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各人のチュロスがまんま三人の性格を表していたのには苦笑を禁じ得ない(大きいのがあおい、出来が悪いのがいちか、小さく一番出来がいいのがひまり)。

 

来週もキラキラル☆

*1:プリアラ達は変身の際に「プリアラモード・デコレーション!」と唱える。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第12話「敵は…モテモテ転校生!?」感想

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なんか、今回は終始越前リョーマ君の声が頭に残る回でしたね…(苦笑)

 

さて、今回はとうとう敵幹部? と思われる謎の仮面の少年・ジュリオが登場しました。

前回のスイーツフェスティバル襲撃事件でその存在が明るみに出てしまったプリキュア達でしたが、初めて身バレ禁止についての言及がありました。

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とは言うものの、それは長老やペコリンからプリキュアはその存在を隠さなくてはいけない、という理由付けが与えられた訳ではなく、調子に乗って正体をばらそうとしたいちかに対して

あおい「いやそれはまずいだろ」

ひまり「目立つのは嫌です」

あきら「下手に知れると一般人を危険に巻き込む心配がある」

ゆかり「めんどくさそう」

という、もっともながら他メンバーの自主的なものであり、最低限の理由付けにはなったと思います。今更身バレするとマズい理由を付加するには遅すぎる気もしますし良い落としどころだった気がします。

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あと、今回、正式に悪側妖精が実は操られていた事が判明しました。彼らからの謝罪もあり、今後敵の妖精が巨大化する展開はないのかと思われますが、新たな怪物系が出るのかは今後に期待でしょうか。

 

スイーツフェスティバルに参加した事でますます繁盛するようになったキラキラパティスリーでしたが、そこから発せられるキラキラルの凄さに目を付けたジュリオはそこのパティシエであるいちかに注目、転校生・黒樹リオとしていちかに近づく…という展開でした。

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とにかくハンサムでモテモテのリオ=ジュリオ君、様々なモブ女生徒たちのメス顔を拝めた訳ですが、妙にキザっぽい所があるかと思えば、体育でのサッカーでは対峙した相手に「勝負は真剣じゃなきゃつまらない」などと爽やかな面も見せて、上でも書きましたが、なんとなくテニプリ越前リョーマ君を彷彿とさせます(CVが同じ)。

尤も、ジュリオの目的はいちかに近づく事ですから、事あるごとにちょっかいをかけてくるわけですが、いちかが友人のアイデアでカップケーキを作る事になりそこに便乗する形でキラキラパティスリーを訪れる事になりました。

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カップケーキは無事完成し、友人は帰途につくのですがそのカップケーキから発せられるキラキラルを正体を現したジュリオが吸収、暗黒のキラキラルを凝縮した剣を作り出したところでプリアラチームが駆けつけて戦闘になりました。

5人がかりでも苦戦する幹部登場であり、実際、中学生三人組は無様に吹き飛ばされ、高校生組も押され気味という、幹部の名に恥じないポテンシャルを発揮しましたが、うーん、ある意味山場の戦闘であるにも拘らず、ちょっと尺の短さを感じます。なんと言うか、やっぱりちょっと物足りない。

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思うに戦闘シーンの時間そのものは前作魔法使いプリキュアとそれほど変わってはいない印象です。ですが、まほプリが3人で戦う(しかも常時圧勝状態)のに対して、今回は最初から5人で戦う上に敵との実力差が拮抗する事が多いため、全員一丸となって戦っている感じが出ているのはいいのですが、反面一人一人が多少薄く感じてしまいます。全員がクリーム状の光線技というのもイマイチ個性が見えない要因の一つでしょう。あまり該当していないのがキュアジェラートぐらいというのは…

多人数の戦闘シーンだと陥りがちな罠ですが、過去作品でもその回のピックアップキャラクターを中心に戦闘を組み立てたスマプリや、チョイアークという雑魚敵を出して上手くキャラクターを立ち回らせたハピチャなど、工夫が見られました。

結局、肉弾戦封印がここに来て次第に首を絞め始めた印象です。例えば、キュアジェラートの力を活かしたスタイルは個性に成り得ますし、キュアカスタードの超スピードも徒手空拳の際に有効に働かせる事が出来ます。多少の肉弾戦はありにしてもいいと思うんですがね。ジェラートジャイアントスイングなんかは見てて痛快でしたよ。

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最終的には、キュアホイップの気合攻撃にジュリオが怯んだ隙にプリキュアワンダフルアラモードで決着を見ましたが、ジュリオは自分が巻き込まれる寸前に暗黒の剣を犠牲にして逃亡しており、しばらくは彼との攻防が話のメインとなりそうですね。この剣を浄化した事によりキラキラルを奪われた人たちも正気に戻り、めでたしめでたし、といった所でしょうか。

 

さて、ジュリオについて。

男の敵です(笑)。

まあ、冗談は置いておいて、いちおう今の段階では幹部、という表現を使ってはいますが敵の組織自体が全く判明していないため、敵である、味方ではない、としか言えない存在です。

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キラキラルの回収、及びそれを使用しての実験(と称している。今回はそれで暗黒の剣を創造した)が目的のようですが、いちかのカップケーキの生地作りに的確なアドバイスを送ったり(それが戦闘での敗北に繋がったのは面白い演出だったが)、戦闘シーンではスイーツの素晴らしさを説いたキュアホイップに対して明らかな憎悪を見せたり、とスイーツに何らしかの関連があるのは間違いないでしょう。

妖精たちを闇のベルトで操ったり、キラキラルを吸収した人間を気絶状態(もっと嫌な言い方をすると植物状態)にしたり、相当悪辣なことを平気でやってのけていますが、事情持ちであろう事を考慮すると、改心の可能性がありますね。

何より、一応男として登場しましたが、正式な性別は分かっておらず、場合によっては追加戦士になる可能性も否定できません。見た目も中性的ですしね。私自身は越前リョーマしか知りませんが、声優さんもそれなりに名前の知れた人(もちろん女性)であり、可能性がないとは言い切れません。

ただ、私自身はこの作品はスマプリを意識している点が引っかかっているので、追加戦士はないかなあ、と漠然と思ってはいるのですが。*1

あと、もし彼が追加戦士だと男装の麗人という点ではあきら=キュアショコラと被りますしね。尤も、あきらは男装をしている訳ではないですが。

 

今週のゆかりさんについて。

リオをキラキラパティスリーに連れてきた段階で、非常に怪訝そうな顔で彼を見ています。更に、戦闘シーンでジュリオの名前に対して「ふうん、素敵な名前ね」と揶揄する場面があり、なんとなく正体を見抜いている様な表現がありました。

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彼女はただでさえ、相手の「ツボ」がわかるという特殊能力があり*2、彼の危険性をいち早く察したとも考えられますが、なんでもお見通し、の様なキャラを貫くのであれば、そろそろ理由付けが欲しい気もします。

例えば、今回の件でジュリオの正体について何らしかの注意喚起をしてくれればいいのですが、しないのであればそれの理由が欲しいんですよね。確証が持てるまでそういう事を不用意には喋らない、という性格を強調する演出などがあれば面白いと思うのですが、なんにせよ「猫の様な気まぐれさ」をあんまり都合良く使われるのは、正直ちょっと勘弁してほしい展開です。

 

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次回は…なんだろう、ひまりがデビュー…? まさかアイドルという訳ではないでしょうし、たすきを掛けている表現があるので、なんかのマスコットかなんかに抜擢された?

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そしてこの顔である。これは、ひょっとして次回はカオス回の予感ッ!?

 

今週のプリアラを一言で表現

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おう! 俺もそっち側の人間だぜ! ハンサム撲滅しようぜ!(見苦)

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:スマプリはシリーズでも珍しく追加戦士が登場しなかった。ハピチャはキュアフォーチュンをどう捉えるか、だが…何? キュアキャンディ? 知らん!www

*2:三ツ星猫のみならずいちかもそれで手懐けている。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第11話「決戦!プリキュアVSガミー集団!」感想

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土曜日で15日…あれ? ひょっとしてスイーツフェスティバルって昨日だったんデスかー!(悲鳴)

 

さて、今回はスイーツフェスティバル回だったわけですが、それ以上にいちかの父親・源一郎がメインというサプライズ回でした。

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まあ、いちかちゃんも中二ですし思春期真っ盛りという事で、なんとなく父親を冷たくあしらってしまう訳ですが、Aパートは父親のおたつきっぷりと、いちかの恥ずかしがる姿を堪能できました(笑)。

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ただ、この格好で友人の前に現れる父親ははっ倒してもいい気がする( ´艸`)

個人的には父親に対して困ったもんだ、とごちるいちかに対してゆかりが「いくつになっても父親は子供がかわいいし構いたいものなのよ」と諭したのは注目でした。自分に言い聞かせている様でもあり、淡々と年長としての意見を言ったようでもあり、ゆかりの気まぐれ性格のせいでイマイチ判別は出来ませんが、やっぱり高校生とは思えない老成ぶりです。

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そう言えば、冒頭のシーンでゆかりのみがスイーツフェスティバルに遅刻するのですが、その理由を散歩していたから、と煙に巻いた様に見せて、実は親衛隊にキラキラパティスリーの宣伝をしていた事をあきらに悟られるシーンも印象深かったですね。高校生コンビはなかなかいい塩梅で先輩しています。

 

先週出てきた謎の仮面の少年がスイーツフェスティバルの会場で突如今までの敵側妖精を全員召喚、当然祭りの性質上キラキラルを吸収した妖精は次々と怪物化してしまい一気にパニックに陥る…という所でAパートは終了しました。

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そう言えば、Bパート冒頭で源一郎は巨大化した妖精を空手の蹴りで吹っ飛ばしており、実はとんでもない実践空手の使い手なのでは…と勘繰ってしまいましたよ。ていうか、いつき、ありす、誠司、いおな…プリキュアシリーズは武闘派多いな(;・∀・)

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しかし、今回プリアラチームはいきなり前半で変身した訳ですが、やっぱり特に正体を隠しながらの変身には至っておらず、しかも誰も見ていない&源一郎はキュアホイップと鉢合わせしたにもかかわらず正体に気が付かないなど、若干不自然な点がありました。もう第11話ですから、身バレ禁止の理由付けをするには遅きに失した感がありますし、ここら辺はもう有耶無耶にするスタイルのようですね。

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また、ベント会場のど真ん中で大っぴらに戦闘をした挙句、詳しくは後述しますが会場にいた皆の力を借りて敵を撃退、更にプリキュアの名前自体もバレてしまっており、プリアラチームの存在自体はかなりオープンな立ち位置になるかもしれませんね。こういうのはハピチャ以来か?

 

戦闘の最中に源一郎が捕らえられ、敵の数も多いため苦戦を強いられたプリアラチームでしたが、キュアホイップ=いちかが源一郎が彼女の大好物であるショートケーキを必死に守る姿を見て、自身も父親を大好きである事を再確認、その思いを受けて周りの人間たちのキラキラルの助けを借りて、新アイテムキャンディロッドが出現する…という流れでしたが、おい! なんか最終回みたいなノリじゃなイカ!(苦笑)

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ちょっと面白いと思ったのはキャンディロッドの形状です。過去回に出たキラキラパティスリーの地下にあったキラキラル発生装置に酷似しており、回転させる事でキラキラルを自在に操れる点も似ています。*1

そして、とうとう待望の必殺技が登場しました。とは言うものの、個別の技ではなくいきなり五人共同による合体必殺技でしたが。

ちょっと聞き逃してしまいましたがプリキュアワンダフルアラモード」? だったかな?(間違ってたら後で訂正します)

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しかし、ケーキ五段重ねにして押し潰して爆殺とか、また派手な技を…

もっとも、爆殺された妖精たちは邪気を失った顔で目が覚める描写がありましたから、まあ、これも浄化技なの…かな?

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とりあえず敵を退散させ一件落着、最後は父親の買ってきてくれたケーキをみんなでご相伴に預かりつつ、感謝の意を伝えるいちかちゃん、マジでいい子だなー…で幕となりました。うん、やっぱり、この子は好感持てる。

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そう言えば、敵側も今回こそなんらしかの正体が分かるのでは、と思ったのですが、結局分からずじまいでした。妖精たちの口ぶりから、どうも仮面の少年は彼らを唆しただけの様なニュアンスがありましたし、巨大化した妖精たちを一つにまとめて巨大怪物にした際にも暗黒パワーが込められたようなアイテムを使用した半ば強制的な感じで、どうにも悪側妖精との繋がりは希薄に感じられました。

 

そこら辺は来週に期待したいわけですが、次週はタイトルからしてあっさり敵である事はバレるみたいですね。

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ちなみに敵がモテモテ男なのではない、モテモテ男が敵なのだッ!(僻み)

 

今週のプリアラを一言で表現

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あのー、なにしれっとデートなんかしやがっているんですか、このこのー。よし! ポケモンバトルすっぞ!

 

来週もキラキラル☆

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お、あとひまりちゃん、誕生日おめでとーヾ(*´∀`*)ノ

 

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*1:発生装置はガチャガチャの様に外部ハンドルを回すが、キャンディロッドはキラキラルが詰まった「瓶」の部分そのものを回す、といった違いはある。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第10話「ゆかりVSあきら!嵐を呼ぶおつかい!」感想

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冒頭でキラパティが繁盛している理由の一つがゆかりとあきらの人気に依るところが大きい、という表現があったけど、なんかそれだと昔のアンミラみたいなノリだよね…

 

さて、今回は高校生二人組の掘り下げがメインの回でしたが、いくつかの伏線らしい謎も残した回でした。

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流れとしては、いちかの提案によって町で開かれるスイーツフェスティバルに参加しようという話になるのですが、お店の繁盛に貢献している高校生二人組の様なスイーツ、フルーツタルトを出品しよう、という事になりそのフルーツの買い出しを二人のセンスに任せるために依頼する、というものでした。

 

最初の注目は二人を買い出しに出した後「でもあの二人はなんで私らと付き合ってくれるんだろう」という疑問を呈したあおいでしたね。

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あおいは今までのシリーズのパターンに当てはめると、あまり思考型のタイプのキャラではないと思うのですが、時々核心を突くような台詞が飛び出す味付けになると面白いかな、と感じます。初登場回である第三話でも思うような歌が作れず懊悩するシーンがあり、単なる脳筋枠ではない事を表しています。こういう所は好感が持てますね。

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などと悩んでいる所にゆかりとあきらの親衛隊がいきなり厨房に乱入(トニオさんに怒られるぞ!)「貴方たちはゆかり様とあきら様には相応しくないから付き合うのはやめてくれ(意訳)」と突きつけられてしまいます。

あおいもいるので衝突するのかなー、と思いきや、あまりの親衛隊の勢いにたじたじになる中学生組はちょっとかわいそうでしたが、まあ、高校生に中学生が詰め寄られちゃったらこうなるよね。ただ、これスマプリメンバーだったら大喧嘩じゃないか? 特になおは黙っちゃいないだろうし、あかねも気が強いからなあ…

 

一方、その頃、買い出しに出た二人はスイーツフェスティバルの影響で、町の果物屋がほとんど全滅状態で途方に暮れている所で、ちょっとした衝突をしながらもお互いの違いと惹かれあっている事を再認識する流れでした。

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あきらはとにかく良い人、を前面に押し出していますね。過去回でも言及されてはいましたが、とにかく困っている人を見たら後先考えずに助けるタイプで典型的なローフルです。今回も指輪に付いていた宝石をなくしてしまった老婆を助けるために、ゆかりを彼女に付けて自分が探しに行くという行動を取りました。

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宝石が見つかった後、老婆に男性と間違われていましたが(ゆかりに「優しい彼氏だ」と言っていた)内面は本当に女の子しています。

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一見するとギャグっぽく見えるこの女の子走りもそれを強調する演出ですかね。

そして今話のもう一つの注目のゆかりですが、やはり、かなり深い設定がある、というかまだまだ腹の底を見せない感じのキャラクターですね。

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これはあきらとの衝突の時に「その親切心が相手を傷付ける事がある」といったニュアンスの事を言った時にも感じましたが、途中で立ち寄った宝石店で背伸びして大人っぽいブローチを買おうとしている幼女に「貴方には大人過ぎるかもしれないけど、それを買えば相応しく自分が成長できる」と言って購入を促した時に確信に変わりましたね。

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妙に老成しているんですよね、ゆかりって。

このブローチの件で思い出したのが、黒田硫黄さんの漫画「茄子」に収録されている話でした。確か、宝くじで100万円だかを当てた女子高生(苦労人)が、その使い方に悩んで様々な登場人物に相談をする、という内容なのですが、その一人のバリバリのキャリアウーマンのおばさん(確か40後半あたりの設定)が「私なら絵を買うわ。ただ漠然と絵を買うより100万円握りしめて買いに行けば見方が変わるし、目だって肥えるのよ」と言うのです。結局、その女子高生は絵を買う決意をするのですが、これはなるほど、と感じたのでよく覚えているエピソードでした。

話を戻すと、ゆかりの老成具合は、このキャリアウーマンのおばさんに通づるものがあり、正直、家庭か過去か、あるいはその両方に何かあるんだろうなあ、とは感じずにはいられません。

まあ、それを言い始めると今回のプリアラチームの面々は全てを見せ切ってはいませんけどね。いちかはお母さん、あおいはバンドメンバー、あきらは妹と重大なキーパーソンが付随していますし、ひまりとゆかりは根本的にそういうキャラクターが登場すらしていません。次回から話が動き出しそうなのでここら辺を絡めてくれるとまだまだ面白くなりそうな要素てんこ盛りです。

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そう言えば、今回とうとうOPで出ていた仮面の謎キャラクターが本編で登場しました。とりあえずはスイーツフェスティバルに関わる様なので、いよいよ敵も本格始動でしょうか。今までは敵妖精のゲリラ戦でしかなかったからねえ。

 

親衛隊のプレッシャー攻撃にもめげず、タルトの生地が完成させた中学生組三人でしたが、そこで敵妖精が出現戦闘となりました。

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中学生組三人では歯が立たない相手に買い物未コンプリートだった高校生組が途中参戦、ポテンシャルの髙さを見せて完勝、という感じでした。ただ、キュアマカロンが作り出したクリーム状光線の上にキュアショコラが乗って回転した時は大回転エビ投げハイジャンプアッサーシンでも撃つのかと思っちゃたぜ…ふう…

 

結局、高校生二人組はあくまでも自分の意思でキラキラパティスリーに協力してくれているという事を再認識。よりプリアラチームの結束力が高まった、といった所で今回は幕となりました。

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あきらはともかく、親衛隊にキラパティを辞める等に進言された際、ゆかりが嗜めるでもなく軽くいなしたのは意外でしたが。てっきり怒るものだとばかり…同じお嬢様でもみなみとは違うタイプですね。

 

来週は上でも書きましたが、とうとう仮面の謎キャラクター登場ですが、タイトルから鑑みるに、戦闘シーンそのものが少し変わりそうな感じもしますね。

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そして新たな力を見せる…みたいな煽りも入ったのでそろそろ必殺技登場といった感じでしょうか。前半の山場になりそうな雰囲気なのでこれは目が離せませんね。

 

今週のプリアラを一言で表現

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こういうイベントってどうしてもけやき広場ビール祭りを連想してしまうダメおじさんは私です。

 

来週もキラキラル☆

 

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第9話「キラパティがあなたの恋、叶えます!」感想

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OP前のあらすじ紹介、実は毎回やるのかな? 少々くどい気もするが、それは毎週欠かさず見ているプリキュアおじさんの都合であって良い試みなのかもしれぬー。

 

さて、各主要キャラクター登場からプリアラチーム正式結成(キラキラパティスリー開店)を経て、今回からようやく本編なのかな、といった感じでしたが、シリーズの慣例なら比較的中盤~後半に持ってくる恋愛がらみのシナリオを早くも持ってきました。

もっとも、その恋愛要素は主要キャラクターや準レギュラーに絡んだ話ではなかったので、それ自体は一話完結の様な流れでしたが、反面、主要キャラクターの掘り下げは残念ながらあまりありませんでしたね。

 

話の流れとしては夢破れたポケモントレーナーの様な久しぶりに町に帰ってきたと思われる男・たつみ君が、いちか達が店の宣伝も兼ねてクッキーを公園で配っている所を幼稚園児たちに囲まれている場面でそこの保育士さんであり初恋の相手であるみどりさんと再会する、という感じで始まります。

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久しぶりの再会であるにも関わらずなんとなくぎごちないたつみ君の様子を察したプリアラチームは彼の告白を助けるために幼い頃の思い出のクッキーを作ってあげる…という流れでした。でもやっぱり最初に察したのはゆかりだったね(予想通り笑)。

 

そこからは男の話を元にクッキー作りに励むいつもの流れとなりましたが、今更ながら気が付いたのですが、今作の戦闘シーンの薄さって、このクッキングタイムで尺を取られている側面もありますね。

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ここで気になるのは戦闘シーン云々よりシナリオのワンパターン化です。良い悪いは置いておくにしても作品を作る際に一定のパターンに嵌めると作る側としては楽なんです。今作も導入→お菓子作り→戦闘→エピローグという明確な起承転結があります。それはそれでいいんですが、今作では作ったお菓子のキラキラルを求める悪側妖精が毎回都合よく現れたり、お菓子作りに対する動機がいちかの思い付きのみで決まってしまったり、ちょっとマイナス方向に働いてしまっている側面も否めません。

分かりやすい展開という点では悪くないと思うんですけどね。ただ、これを50話(まあ後半はそうはならないだろうが)続けるのは結構ツラい気もします。まあ、まだまだ序盤だし様子見でしょうか。

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クッキングシーンは一回失敗はしたものの、流石に5人が揃うと大失敗はないのか、それともクッキーが比較的簡単なのか、あっさり出来上がりました。失敗のシーンはありがちなミス(焼いた際に生地が膨らんでしまい隣同士がくっついてしまう)ですからお菓子作りにチャレンジする視聴者に対する注意喚起の側面もありそうですね。

 

たつみ君にクッキーを渡し、彼もみどりさんに告白する勇気を出して彼女の元に向かう所で悪側妖精登場、戦闘シーンに突入しましたが、流石に5人バンクも板についてきたかな? ただ、たつみ君は吹っ飛ばされていたようで見てはいなかったようですが、今回のプリキュアは未だに身バレ不可については言及されてないんですね。お約束ではありますがそろそろ理由付けは欲しいかも。

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そういえば、今回敵の妖精がキラキラルを奪う目的を明確に「強くなるため」と単純ですが明確に発言したのは意外でした。どちらかというとただ単にキラキラルを回収しているだけ(巨大化はその副産物)だと思っていたんですが、これは敵側の組織(あるでしょ? 流石に)の片鱗でもいいのでそろそろ見たいですね。

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戦闘シーンに関しては、キュアカスタードの目くらましや、キュアジェラートのピンチをキュアマカロンが鞭状の光線で引き寄せて回避させたり、相手の技を最後はカウンターで返して決着をつけたり、工夫を凝らしていて面白かったです。

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何より、チーム一丸となって戦っている感じがよく現れており、あとは必殺技を待つばかりですね。それらを織り交ぜながら、若干でいいので徒手空拳(例えば今回のカウンターパンチ)を交えて、光線技、必殺技、とバランスよく組んでいけば楽しめるものになるかと思います。

ただ、上でも書いた戦闘シーンの尺の短さは少し気にはなりますねえ…

 

クッキーを取り返して、いざ告白となったわけですが、たつみ君のあまりに要領を得ない告白で流石にカップル成立…とはなりませんでした。

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気を利かせたいちかが、パティスリーを展開して店に招待していい雰囲気にはなりましたが、みどりさんも憎からず思っている感じではあったものの、まずは二人の距離が縮まったところでめでたしめでたし、という感じで今回はお開きとなりました。

 

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次回はゆかりとあきらがお使いに行くだけで騒動が起こるという…

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おいおい何がどうなっているのよ!?

 

今週のプリアラを一言で表現

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なんか、この絵面だけ見てると完全にジャイアンリサイタルだよね( ´艸`)

 

来週もキラキラル☆

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第8話「キラパティオープン…できません!」感想

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オープニングからケーキを爆発させ店内を無茶苦茶にした挙句、先週予告の老紳士は長老が化けた姿だったという衝撃の展開が待っていたわけですが…

 

今回はタイトルがなかなか不穏で少々心配した回でしたが、蓋を開けてみれば店は無事オープン、そして今度こそプリアラチーム正式結成、といった感じでした。

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まず最初にパティスリーの地下にキラキラル発生装置? みたいなアイテムが隠されていることが判明しました。いったん集めたキラキラルを蓄えてプリキュアの力を使えばそれを取り出し様々なものを創造出来る、というものでしたが、これ、大量のキラキラルが貯蔵されている訳で当然敵も狙ってきそうなアイテムでもありますよね。なんとなくまだ未出の必殺技にからむものなのかな、とも感じましたが、とりあえずは最重要アイテムなのは間違いなさそうです。

 

いちかの提案でパティスリーを開こうとするプリアラチームでしたが、失敗に次ぐ失敗でなかなか思う様に行きません。そんな中、一人様子を見守っていたゆかりから「お店をやりたいのは本心なのか?」という核心を突かれいちか以外は沈黙してしまいました。ゆかり自身も遠回しに言っていましたが、このキラキラパティスリーを作る話は多分にいちかに乗せられている部分が大きく、一旦全員の頭を冷やさせるには十分な代物でした。

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そんな中、初めての来客を迎えたいちかは、彼女のためにスイーツを作る事を快諾しますが、先ほどのゆかりの一言で皆は一旦別れ別れになってしまいます。

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この場面は最終的には5人を再結集させるきっかけにはなったのですが、ちょっといちかは安請け合いし過ぎで、どうかな? と感じました。視聴者層を考えればしょうがないのかもしれませんが、値段交渉をしている場面もなくタダでお菓子作りを引き受けたようにしか見えません。初期のべっぴんさんかよ(笑)。前作の魔法つかいプリキュアで家を長期不在にしたみらいに対して父親がさして怒らなかった場面もそうでしたが、現実的な部分をあまりに不明瞭に描くのは良くないと個人的には思うのですが…

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ただ、前回の感想でゆかりに関して好印象ではない旨を書きましたが、今回で株を爆上げしました。彼女は確かに気まぐれな側面が強いですが、ここぞという時に言う事は言うタイプみたいですね。まとめ役こそメインヒロインであるいちかの役割なのでしょうが、ゆかりは影から支えてくれる優秀なサポーターといった感じでしょうか。

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ゆかりの一言で一旦別れ別れになったメンバーを年上組がそれぞれフォローして再びいちかの元に終結させたのもポイント高かったですね。年嵩であるが故の落ち着きを早速見せてくれたのは有意義だったと思います。ともすれば未熟な部分が出てしまう中学生組をフォローしてくれるポジションとして良い立ち位置を見せてくれました。

 

リアラチーム一丸となってキラキラパティスリーは無事完成、最初のお客となった少女の依頼の品も無事完成し、めでたしめでたし、といったところで敵の妖精が出現、キラキラルを吸収されて戦闘となりました。

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今回の敵は5人がかりでも吹っ飛ばされてしまうという強敵で、やはりケーキに込めたキラキラルが強かったからこそ敵も強化されてしまう、というのを表しているのかな、と感じます。

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最終的にはキュアジェラートジャイアントスイングという大技で相手をひるませた隙に5人全員の光線技(相手をケーキ状のキラキラルに包んで爆破する)で決着はついたわけですが、わりかしギリギリの勝負をしているイメージです。今回はキュアジェラートが掴み技を披露はしましたが、そろそろ徒手空拳なしはツラくなってきたかな? というのが正直な感想ですね。

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戦闘は何とか勝利を収める事が出来、キラキラルも無事回収。そしていちかデザインの制服も用意され、いよいよキラキラパティスリー開店! といった所で今回は幕となりました。ここからが本格的な物語の始まりっぽいですね。個人的には今後のシナリオに期待出来るなかなか良い出だしだったと思います。*1

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来週は恋の悩みをスイーツで解決するお話? なんかまたしてもゆかりあたりがハッスルしそうな気がしますが、5人の性格の掘り下げが進みそうなネタを早速持ってきた感じですね。さて、どうなる事やら。

 

今週のプリアラを一言で表現

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そういえばこの三ツ星猫って仙台四郎なんだな…

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:正直放映前はあまりいいイメージはなかったのだが、これだからプリキュアシリーズはわからない。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第7話「ペコリン、ドーナツ作るペコ~!」感想

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結論から言うと、ゆかりとあきらは高校で同級生だったというオチでした。もう少し楽しい裏設定があれば面白かったのに( ´艸`)

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まあ、いちかの勘違いをあえて指摘せずに面白がっていたゆかりの性格がより強調され、いちかの恥ずかしがる姿が冒頭から楽しめた訳ですが。

 

今回はペコリンと敵の内情がある程度判明するのかと思いきや、事の発端となった第一話冒頭のキラキラル散布シーンの裏事情及びペコリンといちかとの友情がメインの回であり、そこからのプリアラチーム正式結成? という流れでした。

 

あきらがプリキュアになった記念という事でドーナツづくりに挑むいちか達でしたが、ドーナツはペコリンの大好物であり、そこからの流れでペコリンや長老たち妖精側の事情が語られました。

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しかし、噛みきれない程堅いドーナツ作るのはどうなのか…

とは言うものの、判明した事自体は案外単純で、ペコリンを含む妖精たちがイチゴ山でお菓子作りをやっている最中にキラキラルを奪う悪側妖精が大量に突如出現。元々戦う事自体が出来ない妖精側に加え多勢に無勢のため、長老が皆を守るために敵が放った攻撃をキラキラルを収束したバリアで防ぐものの、力の奔流に巻き込まれた長老は肉体を失ってしまい、他の妖精たちも巻き込まれて散り散りになり、キラキラルがばら撒かれる(第一話の冒頭シーン)というものでした。

しかし視聴者側に与えられた情報は多かったですね。

まずは敵の正体自体は分からなかったですが、各地でキラキラルを奪っている存在については噂話で妖精側にも認知されており「世界中のキラキラルが心配だ」と言われていたことです。恐らくですが、物語そのものはこの町を舞台にして動かないでしょうからここまで敵の妖精が次から次へと出てくるという事は、この町以外ではキラキラルが奪われてかなり大変なことになっているのでは…と予測されます。

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そして、今の段階では妖精界の様な別の世界観は存在していないようです。あくまでもこの世界のイチゴ山でお菓子作りに励んでいたようで、ここら辺は新たに妖精界に類する世界が出現するのか、妖精もこの世界にいる存在の一つなのかはまだ不明ですが、後者であるならば平然と異世界を出すプリキュアシリーズとしては異質で新しい試みですね。

長老が使用したバリアも注目でした。

十数体もいた敵の妖精の攻撃を防ぐほどのクリーム状のシールドを展開した訳ですが、これはプリキュアが使う技によく似ており、しかし、その威力に巻き込まれた長老は結果的に肉体を失ってしまい、守られた妖精たちも吹き飛ばされる事になりました。

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現段階ではプリアラチームは必殺技を使用していません。流石にそれで押し通すとは思えませんから、いずれは出てくるのでしょうが、逆説的にキラキラルを使用する事の危険性を今回の長老は見せてくれたとも言えます。

キラキラルを自在に扱える=それだけの強大な力に耐えうる存在がプリキュアなのかな…と感じました。だからこそ伝説のパティシエなのでしょうね。

 

皆と散り散りになり淋しがっているペコリンにいちかはあえて他4人を交えず、二人きりでドーナツ作りを再開します。お互い協力しあう事で第一話のショートケーキ作りのオマージュを演出した訳ですが、こういうさりげない心配りは本当にいちかは上手ですね。最近流行の自分至上主義のキャラクターとは一線を画しています。

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ペコリンを模したドーナツは無事完成し、ペコリンの提案でかつて仲間とともにお菓子作りに興じたイチゴ山に向かった所で敵の妖精が出現、戦闘となりました。

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今回は初めて5人全員揃った状態での戦闘シーンとなりましたが、今の段階では一人で敵を倒すのは難しくなっている様で、キュアホイップは一方的に打ちのめされましたし、五人揃った後もキュアショコラがシールド→キュアマカロンが目くらまし→キュアカスタードが拘束→キュアジェラートの攻撃→キュホイップでとどめ、という完璧な連携で相手を倒しており、正直これぐらいがちょうどいい戦闘バランスかな、とも感じました。

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ただ、今回も徒手空拳は一切交えず、全て光線技での決着となりました。キュジェラートですらパンチのモーションで飛び道具を放っており、これで延々続けていくのはバリエーション不足になってしまうのでは? と少々心配にもなってきます。序盤、殆どのキャラがクリーム状の光線でくるんで爆殺、というパターンだったわけですが、そろそろこの流れは是正した方がいい気がしますね。やっぱり必殺技だよ! カモーン!

 

ペコリンを慮ってか、いちかはこのイチゴ山にお菓子のお店「キラキラパティスリー」を開く事を提案、他の妖精たちが帰ってきた時のために…という所で今回は幕となりましたが

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来週は…これはどういうことでしょう? やはり違法操業を突っ込まれるとか? ゆかりの家の執事らしきキャラクターも登場するようですし、彼女の力を借りるのかもしれませんね。

 

さて、とりあえずは今回の話を以てプリアラチーム正式結成、と見ていいかと思いますが、なかなか個性的なメンバーが揃ったと思います。最初こそスマプリを意識しているのかと思いましたが、少なくともキャラ内面はかなり違いますね。スマプリはどちらかと言うと「直球」でプリアラは「変化球」なイメージです。

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ただ、正直、今の段階でゆかりだけはあまりいい印象がありません。気まぐれな性格はまあいいんですが、今回の次回予告でも今回のいちかのパティスリーを作る提案にさして反対している様子も見せなかったのに「私はお店やりたいなんて言っていない」などと言い出しますし、どうにもプリアラチームを組む気があるのかないのか分からない。まあ、予告を見た感じだと開店に向けて奮闘中に対立なんかが起こるみたいですから、そこからのチームの結束力を高めるのかもしれませんが。

猫の気まぐれらしさを出している、と言ってしまえばそこまでなのですが、ここまでふらふらした性格なら、むしろ普段はパティスリーに出入りはせず少し距離を置きながら参戦するスタイルセラムンの外惑星タイプ)でも良かった気がします。そうすればゆかり(あきら)を十分に掘り下げた後にパティスリーに参加させられるメリットもあった訳ですし。

まあ、まだ、全体の1/7ですし今後に期待ですね。最初は不安視した作品ですが、なかなかいい出だしだったとは思いますし、ね。

 

今週のプリアラを一言で表現

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食べかけのドーナツのキラキラルを奪おうとするとか、敵の妖精はまず躾がなってないペコ~

 

来週もキラキラル☆

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第6話「これってラブ!?華麗なるキュアショコラ!」感想

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なにゆいちゃんに天然ジゴロ発揮しているですか! 許しません! パパ許しませんよ!(錯乱)

 

さて、今回は現時点での(ひょっとしたら追加戦士の可能性もあるからね)最後のプリキュア剣城あきら=キュアショコラ登場回でしたが、これまたプリキュアシリーズとしては珍しくカッコよさ全開キャラという新しいタイプを持ってきましたね。これで5人のメインキャラクターが出揃ったわけですが、今までにいなかったタイプ、というのが強調されている感があり、なかなか個性的なメンバーが揃ったな、と感じました。

今回のあきらに関しては一番近いのはかっこよさという観点からハトプリのゆりさんという事になるのでしょうが、彼女ほどの厳しさはない…というかむしろ優しすぎる性格であり、うん、やっぱり似ていないな。

しかし、今までの4人と比べると全員が持っていた意外な二面性、みたいなものはなく結構ストレートな味付けのキャラクターだな、とも感じました。元々男性的な容姿である事とそれに反した優しい性格という特性が最初から盛り込まれているため、あまり属性を取り入れ過ぎる事によるキャラ複雑化を避ける、という観点でも正解な様の気がします。ただ、彼女の妹であるみくが絡むことによって、まだ変化の可能性がありますが。

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話の流れとしては、あきらを男性と勘違いしたいちかが一目惚れをしてしまい、他メンバーの機転で共に妹のみくのためのチョコレートを買いに行きますが、その最中に購入したチョコレートを狙う悪側妖精にキラキラルを奪われてしまい、いちかの提案によって手作りチョコレートを自作するという展開でした。

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しかし、いちかは一目惚れだという事を考慮しても、氷を溶かしてしまうほどのぼせ上がったり、ノート一杯にあきらの名前を書いてみたり、キュアショコラに変身した姿を見たにも関わらず男性だと信じ切っていたり(その直後に父親に女性である事をばらされて発狂していたがw)、恋愛に関しては柔らかい言い方をすれば惚れっぽい、厳しい言い方をすると視野狭窄なイメージを受けましたね。ギャグと言われてしまえばそこまでなのですが、なるほど、お菓子作りでもそうですが目標に向かってひたすら邁進する姿はこういう危うさと紙一重な所を良く表しているとも言えます。

あと、この話でちょっと面白い、と思ったのはチョコレート購入に付き合ってくれたいちかにあきらが買ってあげた大きなハート形のチョコレートでした。

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あきらのものに限らず、町中のチョコレートからキラキラルが奪われた訳ですが、このいちかのチョコレートだけは何故か無事でした。だからこそ、それを材料にして自作の犬チョコレートが出来た訳ですが、町中のチョコレートが狙われたわけですから、本来ならこれもキラキラルを奪われて台無しになってもおかしくはなかった訳です。

たまたま見逃してもらえた、とも考えられますが、悪側妖精の行動を鑑みるに、彼らはそのお菓子を狙っているというよりはそこから発せられるキラキラルを重視しています。つまり、いちかのチョコレートから(少なくとも悪側妖精側から見て魅力的な)キラキラルは発生していなかった、と考えられます。*1

この事から、いちかの恋心は実際はそれほどのものではなかったのでは…と取れるわけですが、実際のところ描かれ方としては恋というよりはあきらに対する憧憬の方が強いイメージで、まあ、よく使われる表現の「恋に恋する」状態だったと考えられます。

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あと、いくらあきらのためとはいえ、犬チョコレートを作る際(一旦チョコレートを溶かして作る必要性がある為)に何の躊躇もなく買ってもらったチョコレートを差し出したのには、いちかの本質が垣間見えた気がします。

彼女は第二話で順番的に自分が買えたはずのシュークリームを小さな女の子に買われてしまった時も「あの子が買えてよかった」と発言しており、非常に強い自己犠牲精神があるようですね。プリキュアになる娘達には多かれ少なかれある属性なのですが、ここまで強調されるのは珍しい。ハピチャのめぐみもこの属性が強かったですが、彼女ほどの危うさは感じませんし、序盤も序盤でここまでぐいぐい判明するのは面白いですね。*2

 

リアラチームの腕も上がっているのかもしれませんが、以前に作ったシュークリームやマカロンに比べると流石に難易度が低いのか、犬チョコレート作りは見事に成功、完成品を妹のところに持っていこうとする最中に再度悪側妖精に遭遇、そのまま戦闘シーンから追い詰められたキュアホイップ達を救うためにキュアショコラ変身と相成りました。

 

キュアショコラは変身シーンもカッコ良さを強調したものになっており、最後に舞台の階段を優雅に降りるシーンが挟まれているあたり、宝塚歌劇団のイメージですね。デザインも男装の麗人を意識しているかと思います。

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と、思ったら、担当声優さんの森なな子さんは元宝塚歌劇団の男役で活躍したのち、声優に転向した異例の経歴を持つ方だったんですね。道理でイケメン声が様になっています。これは良い起用だと思いましたね。

前回のキュアマカロンもそうでしたが、年上二人の変身は髪がいったんロングヘアーになる描写がないんですね。まあ、キュアマカロンは元々ロングですし、キュアショコラは変身後も含めてショートですからこの演出はないのでしょうが、このあたりは意図的に差別化したのを感じます。

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戦闘自体はいったん姿を消した悪側妖精怪物を、犬の特性の超嗅覚で見切ってクリーム状の光線技でとどめという若干あっさり風味で「ちょっと尺が足りてなかったのかな?」という感じでした。正直、これだけカッコよさを前面に押し出したキャラクターなのに鼻をクンクンさせる動作は「ええー(´;ω;`)」とは思いましたが。

 

戦闘終了後、特にチームを組むような描写もなく、正式にチームを組むのはもう次週以降でしょうか。そう言えば、ゆかりはあきらの前に正式に姿を見せていない上に、作中、彼女について何か知っている様な仕草を見せました。旧知の仲なのかもしれませんね。あきらは引っ越してきたばかりですからどういう繋がりになるのかは分かりませんが。この辺りも次週に期待したいですね。

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来週はペコリンにスポットが当たるみたいですね。なんか、悪側妖精も大量に出てくる描写もありましたし、プリアラチーム全員集合みたいな場面もありましたから、ペコリンをメインに据えて、設定を絡めながらチーム正式結集みたいな感じでしょうか。敵側の動きもありそうな雰囲気なので、いよいよ本格的にシナリオ始動かと思うとワクワクしてきましたね。

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というか、女の子がそんなに鼻の穴広げちゃいけません!

 

今週のプリアラを一言で表現

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あ…れ? 隼鷹さん!? 今度はプリキュアになったんですか!?

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:もう一つの考え方として、あきらの購入したチョコレートのキラキラルの輝きが眩しすぎて目を眩まされたとも考えられる。

*2:めぐみがテストの結果が最下位であるにもかかわらず「でも下から二番目の人は救われたよね」と笑顔で言った時はマジもんの危うさを感じたものだ。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第5話「きまぐれお姉さまはキュアマカロン!」感想

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最近のプリキュア、性的過ぎませんかねえ…ふう

 

さて、今回は4人目にあたる琴爪ゆかり=キュアマカロン登場回でしたが、これまた随分新しい試みのキャラクターですね。

 

話の流れとしては、何でも出来る才能があるが故に毎日に退屈していたゆかりがひょんな事から出会ったいちかを気に入り彼女を連れ回して遊ぶものの、心から楽しんでいない事を看過され、いちかの提案でプリアラチームと共にマカロン作りに挑戦する…というものでした。

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タイトルにある通り、ゆかりは非常に気まぐれな性格をしてはいましたが、反面、マカロン作りがあまり上手くいかなかったりするとムキになって再挑戦してみたり、厭世感を出しながらも負けず嫌いな一面ものぞかせました。

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表向きは若干高飛車であり正直上から目線が鼻につくキャラクターで、年下であるいちからにそのような態度を取るのはしょうがないにしても、町中で噂になるほどの美人であるが故に取り巻きが遠慮している中、気さくに遊びに誘ってくれる同級生にも断りを入れるなど「私はお前らとは違うんだ」感が滲み出ていましたね。

最も、この様な性格のキャラクターは意識高い系?キャラクターとしてはオーソドックスなものであり、それほど珍しいものではありませんが、ことプリキュアシリーズでは今までにいなかったタイプ*1で、ここからどういう風に柔らかくなっていくのかは見ものでもあります。完璧超人系のキャラクターは過去作にも何人かいましたが、それらのヒロイン達は非常に優しい性格をしていたり実は面白い一面を持っていたり、どこかしらに嫌味を中和する要素がありましたが、今回のゆかりはあまりそういう側面を見せませんでした。

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ただ、マカロンをどうにか作り上げた事によって、いちからとともに心から笑いあうシーンはゆかりにとって非常に重要な変化だったであろう描写もあり、この辺りの心境の変化の描き方は上手だな、とも感じましたね。

変身に関しても、スイーツパクトが作り上げたマカロンから生まれたのは、キュアホイップがゆかりのマカロンを守ろうとした事に感化されたからなのでしょうが(この一面だけでも決して一方的な高飛車キャラではない事は伺える)反面、怪物が自分のマカロンに手を出そうとした事に腹を立てている事にも起因しており、なかなか複雑な感情を持っているキャラクターの様ですね。

今の段階では、いちかを気に入りはしたものの変身後にプリアラチームとして馴れ合うつもりはない旨の発言もしており、次回登場する剣城あきら=キュアショコラを含めて5人揃った段階で、どういう変化をするのか楽しみなキャラクターです。

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あと、見てて思ったのが、あおいがやたらとゆかりに対して変顔を披露しており、性格的な事を考慮してもゆかりとあおいはどうしても合うとは思えませんから、一回ぐらい衝突回があるのかなあ…と感じました。多人数群像劇系はこういう想像が膨らむのがいいですよね。

 

声優さんに関して。

ゴプリで先代キュアフローラを演じ、恐らくですがプリキュア出演を熱望していたと思われる藤田咲さんですが、個人的には提督業を兼ねているため非常に馴染のある声優さんです。*2

私が思うに、声優さんには二つのタイプがあり、声は一つしかないが演技力でカバーするタイプ声を複数持っているタイプに分かれるかと思います。*3

藤田さんは後者のタイプに当たるかと思いますが、艦これで例えると、やはり赤城が一番近かったですかね。少なくとも扶桑や雪風の声ではなかったです。上でも書いていますがステレオタイプ的な造形でありながら、色々な面を持っているキャラクターなわけで、赤城に近い声で演技をするのは正解だと思います。*4

プリキュアシリーズ恒例、ベテラン枠での起用でしょうから上手く他のメンバーを引っ張っていってくれると面白いですね。

 

戦闘に関しては元々作中で猫…に限らずいちかまでも手懐けるシーンが度々出ましたが、マカロンのキラキラルを奪って巨大化した悪側妖精をも顎を撫でて手懐けるなど、なかなか個性的な戦いを展開しました。

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最後はやはりクリーム状の光線で相手をくるんで爆殺するパターンでしたが、他にも猫の爪から生じる鎌鼬で攻撃してみたり、キュアホイップ達を吹き飛ばす程の攻撃を楽々ガードしてみたり、他三人よりは若干ポテンシャルが高めな描写がありました。まあ、高校生だしね…

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それにしても変身シーンはエロ過ぎるだろう…コレ…ふう…

 

次回は最後のメンバー(だよね?まあ、6人目がないとは言い切れないけど)である剣城あきら=キュアショコラが登場予定のようですが、案の定、男と勘違いされるパターンで攻めてくるようですね。

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今日のシナリオの最後でも顔見せで出てきましたが、確かに爽やかお兄さんみたいな感じで、なんとなくセーラームーン天王はるかを想起しました。さてさて、どうなりますか?

 

今週のプリアラを一言で表現

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むうう…この大きさでプリキュアになれるとは…この海のリハクの目をもってしても見抜けぬとは!!

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:あえて言うならゴプリのきららが近い性質を持っていた。

*2:藤田さんに限らずプリキュアシリーズは女性声優さんにとっては憧れの的だと聞いたことがある。

*3:プリキュアに関係する声優さんならば前者のタイプは能登麻美子さんや東山奈央さんが相当すると思う。

*4:赤城も戦闘マシーンかと思いきや食いしん坊で穏やかという二面性を持つキャラクターである。まあ、食いしん坊設定は紆余曲折の末の後付けだが。