ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】魔法つかいプリキュア!第48話「終わりなき混沌!デウスマストの世界!!」感想

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あー、物語もいよいよ佳境に入り、このあとすぐでおちゃらける雰囲気ではなくなってまいりましたが…

 

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とか思っていたらお互いのほっぺをつねって痛がるギャグが炸裂するわけですが( ´艸`)

 

しかし、今回は…とにかく濃ゆい回でしたね。

前回の予告通り、デウスマストが完全復活してナシマホウ界とマホウ界が融合、そして、それが常識となる様に世界観そのものが書き換わっている…という改変が行われました。

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この改変はもちろん、デウスマストの力という事になるのですが、デウスマストの目的そのものだったという事実が明かされました。つまり、大いなる混沌=元々一つだった世界を再び混ぜ合わせる、だったのですね。

考えてみると、今回のデススマストやその眷属たちは、地球を支配するとか破壊する、みたいな事は作中一回も言ってはいません。眷属たちはデウスマスト復活に注力していただけ(その際にまほプリチームが邪魔だったに過ぎない)ですし、デウスマスト本人は喋りませんでしたしね。

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かと言って、デウスマストが悪ではないか、と言えばそんなことはなく、眷属たちは封印を破るためにマホウ界・ナシマホウ界双方で暴れまくったわけですし、大いなる混沌がなされたとは言っても、住人たちの意識を勝手に書き換えているわ、世界そのものをないまぜにしているわ、でロクな事になっていません。もっとも、後述しますがこれはマザー・ラパーパの影響もあるようで、もしデウスマストが思う通りに両界を混ぜ合わせたならばとんでもない事態になっているのは容易に想像がつきます。

まほプリチームの三人のみリンクルストーンのグミ精霊の力で守護されていたようで、意識レベルでの改変を受けずに済みましたが、もしまほプリチームが相談も含めて魔法学校に向かっていなければ校長先生すら改変状態だった程で、危うく両界は闇に飲まれる所でした。

そして、敵サイドも眷属たちとはデウスマストの一部であった事が判明。要するに元々眷属たち全てが集まる事でデウスマストそのものになる、という感じだったようです。

逆から言えば太陽に封じられたデウスマストは亡骸のようなものだったとも取れる訳で、そうなると、マザー・ラパーパの大樹と似たような状態だったのかもしれませんね。

そう言えば、混沌世界のバランスがギリギリのところで保たれていたのは、マザー・ラパーパの意思がデウスマストの力を押さえているからだ、という設定も敵サイド、及びはーちゃんの口から語られました。

大樹がマザー・ラパーパの亡骸…というか墓標のようなものだったのは過去のエピソードで語られましたが、考えてみると、みらいに魔法の杖を授けたのは大樹ですし、リンクルスマホンからちびはーちゃんが誕生したのも魔法図書館から大樹の場所にワープした矢先でした。

つまり、マザー・ラパーパの意思はしっかり残っており、粛々とデウスマスト復活に対する下準備をしていたとも考えられますね。むしろ、デウスマストとの戦いと言う点においては魔法界の住人であったリコの方がイレギュラーだった…というのは興味深い。

 

そして、校長先生と協議をした上で、デウスマストとの決戦を決意したまほプリチームですが、そこで衝撃の事実を知らされます。

即ち、一度混沌となり融合された世界はデウスマストを倒すことによってその反発力で引き離されてしまい、おそらくは双方行き来が出来ない程遠いどこかに弾き飛ばされてしまうだろう、というものです。

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一瞬躊躇するまほプリチームでしたが、むしろこの場面であまり動揺していなかったのが印象的でした。特にみらいはそれでもデウスマストを倒す事の方が優先だ、という旨の発言をしており、戦士としては非常に冷静な判断を下しているように見えますが、今までの行動・言動を考えると「?」な感じもしましたね。みらいって、仲間とのつながりにはこだわりを持っている感じだったので。

もちろん、最終決戦に臨む際にキュアミラクル「世界が一緒になった時、実はちょっと嬉しかった」と発言しており(その直後に「(皆の意識を改変してまで世界を融合させたことを受けて)自分は自分であって、それは他の関わった人との思い出や友情があるからこそである。こんな横暴なやり方は許されない」という趣旨の発言もしている)、苦渋の決断だったのは分かるのですが、もう少し心情を描いてほしかったかな、とは思いましたね。まあ、戦士としては優秀ですが、ね。

 

眷属込みの最終形態デウスマストに対して、ついに最後になるであろう通常モードの変身はやはりダイヤモードでした。フルバンクでしたしね。

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そして、万感の思いを込めて戦う姿を見ていたダイヤとエメラルドのグミ精霊がついにミトメール、レインボーキャリッジが完成した…と言う所で幕となりました。

 

来週は、予告の感じを察するにデウスマストとの戦闘そのものは決着しそうな雰囲気ですね。

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そして、動かなくなったモフルン!?

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エンドカードでは最後に一人残されているみらいが描かれました。やはり別れの話になるかねえ…

もし、マホウ界・ナシマホウ界が二度と交わる事がないほど遠くに分かれるというならば、ナシマホウ界では完全に魔法との縁が切れてしまう訳で、元々魔法の力によって誕生したモフルンがただのぬいぐるみに戻ってしまうのは当然なんですよね。

そして、それと同時にみらいとリコ(はーちゃんは…どうなるんだろう)は言うに及ばず、勝木さんらと補習組、校長先生とかの子さん、他にも身を隠してナシマホウ界に滞在していたマホウ界の住人たちとも永遠の別れが訪れてしまいます。

どういう結末を迎えるのか…なんにせよ残りはあと2回です。個人的には最後の奇跡(ミラクル)を、その名を与えられたプリキュアに期待したいですね。

 

今週のまほプリを一言で表現

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世界や地球のピンチになるとなぜかいつもその中心地になるのが日本と言う国なのです(笑)。

 

来週もキュアップ・ラパパ!

【アニメ】魔法つかいプリキュア!第47話「それぞれの願い!明日はどっちだー?」感想

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たった一週分間が開いただけで喪失感がハンパないプリキュアシリーズ、マジ罪作りなんですけど…

 

去年はアニマックスでドキプリの映画版やってくれたから平静を保てた(笑)けど、プリキュア枯渇症がここまで深刻とは思いませんでした。如何なもんですかねえ…(溜息)

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って、このあとすぐでベニーギョさんまで巨大化してる!? もうおしまいだあああ!!

 

まあ、結果的にはベニーギョさんはなんとか生き残りましたけどね(ただし結論から言えばボロ負け)。

残り4回にして最終月おまけに年明け、という事でようやく最終局面に入った…といった感じでした。

 

お正月をナシマホウ界でのんびり過ごしているみらい達でしたが、一方その頃マホウ界では常春であるはずなのに雪が降る、という異変が起きます。

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それと同時に、太陽に現れていた黒点の巨大化が顕在化し、とうとうデウスマストが…というのが大きな流れでした。

太陽に隠れ潜んでいたデウスマストの影響が天候に現れるというのは上手いな、とは思いましたが、それに対して知った風な感じだった校長先生には若干の違和感は感じましたね。今までのみかんの不作などの伏線はさらっと無視していましたし、リアンの入れ知恵があったにしてもやはり唐突過ぎる。まあ、知ったところで相手は太陽に存在している訳ですから対策のしようもなかったのでしょうが。

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対策という訳ではないのでしょうが、校長先生の口からレインボーキャリッジへ希望を託す様な発言がありました。これは最終戦のキーアイテムになりそうですね。残り精霊グミミトメールは二つだそうなので…ひょっとしてダイヤモンドとエメラルドかな? エメラルドが含まれていないのならばダブルダイヤの可能性もありますが…

 

翻ってまほプリチーム側、前半は散歩をしながらナシマホウ界で出会った人々とまほプリチームとの交流が描かれましたが、途中の神社にて初詣をしようという話になります。

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マホウ界にはない習慣らしく、みらい以外は興味津々と言った感じでしたが、ここ最近のプリキュアシリーズのテーマである「みんなとずっと仲良く過ごしたい」*1を祈願する姿は流石にぶれないものを感じます。

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しっかし、正月にこんな閑散とした神社なんてまずないぜ?(苦笑)

そんな矢先についにデウスマストの顕在化が顕著になり、マホウ界・ナシマホウ界双方の太陽に異変が生じます。

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まあ、これまたプリキュアシリーズのお約束ですが、とうとう大事に発展してしまいました(苦笑)。

それと同時に最後の幹部・ベニーギョが復活しかけの幹部を吸収して巨大化して襲い掛かってくるわけですが…

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え? 善戦はしているもののあまり相手になっていません。ベニーギョも随分ゴテゴテっぽくなったにもかかわらず、キュアフェリーチェはしょうがないにしろ、一番パワーがないであろうサファイアモードのキュアミラクル・マジカルすらも追い込めてはいません。復讐に燃えていた割には、ええ…っていう感じです。

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どうにも、ベニーギョは活かしきれていなかったイメージです。デウスマストへの忠誠、プリキュアへの敵愾心、自分優位を信じている慢心、全部の要素があるにはあったんですが、それは先に退場した幹部も持っていたもので、個性的とは言い難かった。ドクロクシー一味も含めて幹部を出し過ぎてしまった弊害かと思われますが、正直言えば幹部に関してはドクロクシー一味の方が個性的で味がありましたね。

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さしたる見せ場もないまま巨大化ベニーギョさんにレインボーバーストが炸裂しましたが、なんとか生き延びることは出来たようです。考えてみるとデウスマスト麾下の幹部は全員レインボーバーストで倒されたわけで、やはり幹部クラスではOTRモードのまほプリチームには対抗できないんですねえ。

虫の息のベニーギョの前についにデウスマストが復活。同時に今まで倒したはずの幹部までも復活し、それと同時にまほプリチームは異次元に吹き飛ばされ…

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冒頭の起床シーンに戻され…た!?

ごめんなさい、正直、視聴者であるこちらがまるでついていけない展開でしばしポカーン…

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そして、慌てて部屋に入ってきたリコとはーちゃんから、ナシマホウ界とマホウ界が融合した事を告げられ…といったところで今回は幕となりました。

 

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次回はその融合した世界が何の違和感もなく溶け込んでいる非常に都合のいい世界観に変わっている、といった内容になるらしく、これはデウスマストの能力なのか、またそれによってまほプリチームがどう追いつめられるのか、一気に来週が気になる展開になりましたね。さて、どうなる事やら。

 

今週のまほプリを一言で表現

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私の都合のいい様に時間を吹き飛ばす…これがバイツァ・ダスト! くっくっく…みらい、今度は誰を吹き飛ばしてきた?

 

来週もキュアップ・ラパパ!

 

そして、とうとう来月からの新プリキュアの番宣が入りましたね。

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個人的には先のtwitterでも述べたのですが、二つの要素(お菓子と動物)を取り入れるのは悪手だと感じていますし、正直、元気娘+ライオンモチーフに青&ジェラートをあてるのは意外性を狙ったのでしょうがセンスはないと感じています。こういう部分はお約束が大切だと思うんだけどな。

余談ですが、Goプリンセスプリキュアで先代キュアフローラを演じた藤田咲さんが正式にプリキュア役(確か高校生プリキュアのどちらかでしたっけ?)に抜擢されたのは朗報です。実力派声優さんの起用はやはり嬉しいですよね。来年の艦これの藤田さん関連のボイスは減るのかしら…

 

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*1:近年これを露骨に押し出さなかったのはドキドキプリキュアぐらいか。ただしドキプリは主要3メンバーが幼少時からの仲良し組だったためずっと仲が良いのは当たり前で祈るまでもない、と言った感じだった。Goプリンセスプリキュアの様に最後は別れ別れになってしまう作品もあった。

【アニメ】魔法つかいプリキュア!第46話「魔法のクリスマス!みらい、サンタになる!?」感想

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クリスマス当日が日曜日とあって、本日のアニメ&特撮タイムはクリスマスバージョン一辺倒でしたね。当然まほプリのドンヨクバールも当然クリスマス仕様です(*´▽`*)

 

しかし、今回はクリスマスを前面に押し出してはいましたが、ストーリー進行としては全く進んでおらず、正直エンディングまで残り4回でやる内容かね…とは思いましたね。クリスマス絡めるにしても、もう少し本筋を進めた方が良かったのでは?

唯一、メインプロットに関わったのが、前回消滅直後にオルーバが仕掛けた眷属たちへの封印破りエネルギー変換は、中途半端な靄状態にとどまる程度の効果しかなかったことが判明したぐらい。まあ、シャーキンスやベニーギョの復活の表現を見た限りでは、この状態からなら完全復活は時間の問題という感じではありましたが。

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ただ、例年通りであれば、最後の2回はラスボスとの決戦~エピローグの流れでしょうから、実質通常回はあと2回。正直、この回数でまとめる事が出来るんですかね。そう意味でも不安が残るクリスマス回でした。

 

さて、肝心の今回のシナリオはというと、クリスマスの風習がマホウ界にもある事に驚いたみらいが、魔法商店街でのクリスマスを楽しみつつ、サンタクロースの仕事場を訪問するといった内容でした。

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というか、予想はしていましたが、やはりサンタクロースは魔法使い扱いなんですよね。

「ナシマホウ界にもフィンランドにサンタクロースがいるが」という台詞も飛び出しましたが、要するにサンタクロースも元々はマホウ界発祥という事らしく、最早運送会社サンタクロースの様相を呈していました。

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ナシマホウ界も含めて世界中の子供たちにプレゼントを配らなくてはならないため、現場は右往左往の状態で、有志をかき集めて作業している程なので、早速みらい達もお手伝いを買って出ます。

サンタクロースになれる、と意気込んで外に出てみると、そこにはトナカイではなくてカタツムリ型のソリが待っていたり(初心者にはこれが安全だそう)、煙突から侵入というのは実際はなくて靴下型のワープ魔法道具を使用して、プレゼントを枕元に転送したりと、なかなか勝手が違うようです(笑)。

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一番衝撃的だったのは、マホウ界でのプレゼント配りを一通り終え、ナシマホウ界への追加配送を引き受けたまほプリチームだったのですが、ベテランサンタさんに教えてもらった方法が…

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お宅訪問して、寝静まった子供の枕元に案内してもらう(;゚Д゚)エエー

新たに発覚した新事実に戸惑いを隠せません(苦笑)。全国のパパママの皆さん、クリスマスプレゼントってこういうイベントだったんですね? なんだパパママの懐が痛まないんだったら子供時代もっと高価なものをねだるんだった(ゲス顔)。

 

まほプリチームが順調にサンタクロースの仕事をこなしている一方、町中でクリスマスを楽しんでいた勝木さんとまゆみちゃんでしたが、勝木さんの過去についての言及がありました。

それというのも、子供のころ魔法使いらしきものを見たことがあった勝木さんは、それを友達に言っても信じてもらえず、以前はかなりそれで淋しい思いをしたそうです。

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何となく、夏目友人帳の夏目貴志を彷彿とさせるエピソードでしたね。子供の頃に友人の理解を得られないというのは結構ツラい事かと思います。

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だからと言って「ひょっとしたら宇宙人と勘違いしたのかも」とこういうのを想像しちゃう勝木さんもなかなか想像力豊かですけどね。

そんな中、楽し気な雰囲気の町中を壊そうと、ベニーギョが襲来、よりにもよって勝木さんの前に立ちふさがり襲われそうになります。

闇の波動を感じたまほプリチームもすぐに駆けつけ、ルビーモードでの応戦となりました。やはり、クリスマス回だからでしょうか、敵は赤が基調のベニーギョ、まほプリチームもルビーモード、といったところでしょうか。

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呼び出したドンヨクバールもクリスマスツリーモチーフでしたが、今回もベニーギョさんはこれをけしかけるだけで、正直、それじゃ今のまほプリチームに対抗できるはずもないんですよね。

若干の抵抗はしたもののドンヨクバールは三人の連携に為す術もなく倒され、最後はお約束のOTRモードでの浄化でしたが、ベニーギョはまたしてもだるそうにその場から逃走しており、なんかここまでくると彼女の存在意義がイマイチわかりません。

ヤモーを陰から操り意外な策士だったラブー、脳筋武闘派のシャーキンス、情報戦を重視し(活かしきれてはいなかったが)最後はデウスマストと眷属たちの復活に貢献したオルーバと、それぞれに個性はあったのですが、なんかベニーギョって自分の鬱憤を暴れて晴らしているだけにしか見えないんですよね。

鬱憤晴らし目的で暴れるという点で一番近いのはハピネスチャージプリキュアホッシーワあたりでしょうが、彼女は明確に「人の幸せが嫌い、美味しいものは独り占めしたい」という明確な意思と、町中をお菓子だらけにするという非常に個性的な技を持っていました。最後にキュアハニーに浄化された際にも「本当はみんなと楽しくお菓子を食べたかった」と吐露しており、非常に個性が光っていました。

ベニーギョはデウスマストの復活を望んではいるのでしょうが、それに対して明確なビジョンを持っていませんし、行動も起こしているとは言い難いですよね。まほプリチームが出てきても「また邪魔しに来たか」ぐらいの態度しかとっておらず、あくまでも強行排除を主張したシャーキンスや、あの手この手で彼女らを調査したオルーバと比べても何がしたいのか全く見えてこない。

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お色気キャラは結構なのですが、バックグラウンドが薄いキャラは何をしてもいいキャラ足りえません。残り4回で覆ってくれることを願うばかりですが、正直一幹部にそれは難しいかな、とも感じます。デウスマストだってこの後控えているのですしね。もったいねえなあ…

 

ベニーギョ退却後、ついに目の前に魔法使いを見出す事が出来た勝木さんにびくびくしながら対応するまほプリチームは可愛かったですが、何とか正体を隠し通すことが出来ました。

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つーか、髪の毛逆立つ程びっくりしなくても(笑)。

思うに、今回は勝木さんに対する一つの答えを提示した回だったのかもしれません。

まゆみちゃんという魔法使いの存在を信じてくれる友達を得る事も出来、頑なに信じてきた事も成就した訳で、奇しくもまほプリチームは親友である勝木さんに最高のクリスマスプレゼントをした結果となったのですね。

 

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来週は新年おめでとう回のようですが、流石に予告を見た感じだと敵側に動きがあるようで不穏な雰囲気が漂っていますね。いよいよ大詰めです。どうなる事やら。

 

今週のまほプリを一言で表現

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仮にも魔法学校ナンバー3を容赦なく働かせようとするブラック企業、運送会社サンタクロース!

 

来週もキュアップ・ラパパ!

【アニメ】魔法つかいプリキュア!第45話「想いは時を超えて…!友情のかたち!」感想

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野外に炬燵設置して炬燵堕ちとか、君たち目立って自分たちの正体ばらそうとしてるでしょ?(苦笑)

 

今回はなかなかの衝撃回でしたね。

前々回でこの世界の成り立ちが説明されたわけですが、今回はなんと闇の魔法=ドクロクシーとその一味の出生の秘密が明らかになりました。

と言っても、それほど難しい話ではなく、闇の魔法の大元は実はオルーバ本人だったというもの。

オルーバは前回の感想で指摘した通り、かつてのマザー・ラパーパとデウスマストとの大戦に参加しており、マザー・ラパーパによって封印されたわけですが、その直前に自身の持つ闇の分子を世界中にばら撒いていました。

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それを集める者が現れ、再び一つになる事を見越しての布石だった訳ですが、長い年月の末にそれを成しえたのがクシィだったという訳ですね。

その力がクシィをドクロクシーに化させ、三幹部やヤモーが生まれた経緯は過去のシナリオで判明していますが、ドクロクシー一味全ての始祖がオルーバ自身だったというのは意外な結末でした。

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しかも、多少唐突感はあったものの、設定上破綻は一切していません。これならば、かつての自身の力の集大成とも言える闇の魔法の本を欲っしたのも納得いきますし、三幹部をあっさり復活させる事が出来たのも自然です。闇の魔法がムホーを源にしているのも面白い。確かにその性質は似ていると言えますしね。

そして、結果論とは言えオルーバに人生を狂わされてしまったクシィと校長先生の若かりし頃の思い出を絡めた話の作り方も上手でしたね。

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キャシーさんに「校長は若い頃からおおらか」とディスられていたのには苦笑してしまいましたが( ^ω^ )

 

上でも書きました校長先生とクシィとの友情や冒頭でのかの子さんの同窓会の話など前半は「真の友人は離れていても繋がっている」というテーマを押し出してはいましたが、今回は完全なバトルメイン回であり、開始9分でオルーバ&スパルダ・ガメッツ登場で早々に変身となりました。

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スパルダとガメッツはオルーバの力によってパワーアップした様な描写がありましたが、スパルダはトパーズモードのミラクル・マジカルとほぼ互角、ガメッツはやはりキュアフェリーチェとは相手になっていない、といった感じでしたね。

そんな様子を見て、オルーバがまたしても勝負を水入りにしようとした挙句、ドンヨクバールを召喚。オルーバはまほプリチームを台風の目の様な特殊なバトルフィールドに移していたのですが、そこがデウスマストの眷属の封印を破るための中心地であり、戦いの時に発したエネルギーを使用するためにスパルダ・ガメッツを利用していただけのようです。

その際に、上記のドクロクシー一味発生の秘密が明かされ、ガメッツ・スパルダがオルーバから離反。というか、スパルダはハナから闇の魔法の本を奪うのが目当てで従属しているふりをしていただけであり、ガメッツはキュアフェリーチェとの戦いを再度邪魔されたのを理由としていました。

蜘蛛の糸を使ったトリッキーな手段で闇の魔法の本を一回は奪回成功したスパルダでしたが、それに激昂したオルーバに再度奪い返され、ガメッツともどもドンヨクバールに完全敗北。元の生物に戻されました。

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しかし、ついに本性をむき出しにしたオルーバが「下等生物が」とか「役立たずめ」みたいな死亡フラグバリバリの台詞でその場にいたものすべてを侮辱したため、その場に居合わせていただけのバッティがついに覚醒、かつてヤモーが持っていたドクロクシーの人形(?)と元ヤモー(生きてたんかい!)、元ガメッツ・元スパルダ全てを使用したヨクバールを召喚、ドンヨクバールを打倒した隙をついて、まほプリチームがOTRモード発動、オルーバにレインボーバーストを直撃させ、オルーバは退場となってしまいました。まあ、流石に腹に据えかねたんかねえ…この場面、バッティが男前すぎて、まほプリチームの心情がちょっと読めなかったのが惜しかったですね。特にキュアミラクルは相当腹立てていたんじゃない? それぐらい躊躇なくオルーバ狙い撃ちでした。

この戦闘シーンで面白かったのは、本来ならば格下のヨクバールがドンヨクバールに打ち勝った点です。

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色々な要素があったと思いますが、第一話を見た時に思った「術者の実力によってヨクバールの強さは変化するのでは?」という法則に見事に則っていたのが伺えました。主であるドクロクシーや仲間たちを侮辱され、戦う決意に燃えたバッティの力がヨクバールに表れていましたね。

また、ヨクバールの素材自体が今までのドクロクシー一味の集大成だったのも面白かった。

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ドクロクシーの人形が出てきたのは少し唐突でしたが、素材の良さが強いヨクバールを生んだのは間違いなかったでしょう。対象が無機物ではなく、元とはいえ生物だったのも大きかったのかもしれません。ヤモーやスパルダ、ガメッツの意思が上乗せされたのかもしれませんね。単なる元生物に戻る訳ではない事は前回で証明済みですし。

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なんにせよ、ドクロクシー三幹部は意地を見せてくれ、ほっと胸をなでおろしました。正直オルーバみたいなのに尻尾振るのは不自然ですし。最後にバッティに連れられていずこかへと去りましたが、この退場であれば納得です。バッティだけは最終決戦で出てくるかも?

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レインボーバーストで消滅する寸前、オルーバは最後の力を振り絞って、世界各地に封印されている眷属たちに封印破りのエネルギーを分け与えていましたが、最後はたくさんの眷属復活でかつての大戦の再現かもしれませんね。しかし、今度はキュアミラクルキュアマジカルという新たな勢力がラパーパサイドにいる、と。

俄然面白い展開になってきました。

 

さて、次回は恒例クリスマス回みたいですが、結局最後まで残ってしまったベニーギョさん、なんて格好してるんですか!!

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今週のまほプリを一言で表現

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同窓会か…小学生時代の同期がどうなっているのかは気になるが、音頭を取る人間がいないと意外と開かれないものだよね。高校時代の一部連中とは月一ぐらいで同窓会と言う名の飲み会をやっている気がするがな(クサレエン)

 

来週もキュアップ・ラパパ!

【アニメ】魔法つかいプリキュア!第44話「モフルン大奮闘!みんな子供になっちゃった!?」感想

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はーちゃん、困った時はどっか行け! ではなくて、消えて! と言うんだよ。おかげで校長室が飯テロされちゃったじゃないイカ…

 

今回は、予告を見た限りこの期に及んで息抜き回? と思いましたが、予想に反してはーちゃんを軸にした設定重視回でした。やっぱり幼女化はスマイルプリキュアのアレのイメージが強くて、息抜き回のイメージが先行していましたね。

 

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冒頭でオルーバの魔法により(闇の魔法の本に載っていたものを使用したためムホーではない)幼女化したまほプリチーム、頭の中身も相応に幼くなっているらしく、校長と話している最中に空を飛んでいる鳥に目を奪われ飛び出してしまうはーちゃん等、危なっかしくてモフルンが世話を焼く…という内容でした。

尤も、オルーバはプリキュアの無力化を狙った訳ではなく、前回ではーちゃんにマザー・ラパーパの面影を見た故に、まほプリチームを幼くした上で彼女の過去を観察したい、という意図だったようです。

面白いと思ったのはオルーバが使った魔法は正確には「標的を過去の姿に戻す」といったものだったのですが、実際にはただ単に幼女化しただけ、といったニュアンスだった事です。あくまでも「過去の姿に戻す」というのであれば、はーちゃんは幼い妖精時代に戻るはずですから。

過去を遡る魔法のつもりが、単なる肉体変化だったのは上手いミスリードだった気がします。

それに気付いたのか気付かなかったのかは不明瞭でしたが、オルーバとしては幼くなった彼女らの年相応の行動を観察をした上で、特に収穫なし、と判断した様でスパルダの目の前で「闇の魔法もいい加減だねえ」などと一人ごちていました。そんな様子を見て、スパルダは「私の他にも使える奴がいる」と言ってガメッツやバッティを復活させます。

しかし、本当に単なる元生物(亀と蝙蝠)に戻っただけだと思っていたんですが、バッティはともかく、ガメッツは凶悪なサメを相手に格闘戦を制していたり、元の性質をある程度残して生存はしていたんですね。

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復活はしたものの、バッティは自信喪失状態で積極性がありませんでしたが、ガメッツは新たなプリキュア(退場時、キュアフェリーチェはまだいなかった)との戦いに胸を躍らせ、まほプリチームの元に向かう…といったものでした。

 

後半パートはまほプリチームの元に襲来したガメッツ&スパルダを幼女化してお昼寝中だったみらい達をモフルンが庇うといった内容でしたが、目を覚ました幼女化まほプリチームが変身して戦います。

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幼女のままで変身するのですが、変身した瞬間大人化、普通のスタイルに戻りました。

元々、変身後は成長しているのでは? と言われていた魔法つかいプリキュアでしたが、今回ではっきりプリキュアになるというのは成長要素を含んでいる、と立証したかと思います。

スパルダが呼び出したヨクバールをミラクル・マジカルが応戦している間に、ガメッツはキュアフェリーチェとの一騎打ちを始めますが…

軽くいなされているーーーー!?( ゚д゚)

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ガメッツは魔法戦士形態であるにも関わらず、涼しい顔で攻撃を躱すキュアフェリーチェ。ガメッツは五分五分の様な言い方をしていましたが、フェリーチェが本気で攻撃に転じたらガメッツに多分勝ち目はないだろう、という感じでした。

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勝負の途中でオルーバが横やりを入れてキュアフェリーチェを拘束。尋問を開始しますが、その際にみらいやリコ、モフルンを侮辱した事でキュアフェリーチェ覚醒。

拘束も簡単に破られ、最後はOTRモードで敵全員を吹っ飛ばしつつ、ヨクバール浄化で決着となりましたが、オルーバは尋問時の毅然とした態度、拘束解除時のパワーなどからキュアフェリーチェこそマザー・ラパーパ本人or生まれ変わりと確信した様ですね。

個人的にちょっと「お?」と思ったのが、尋問の際にみらいやリコの事を「大切な存在だ」と言った点です。「友達」でも「仲間」でもないんです。ここであえて「存在」という表現を使ったのは、大いなる存在独特の言い回し、かつての大樹の神マザー・ラパーパをやはり想起させます。逆に、はーちゃんなら友達・仲間と言ったであろう事も容易に想像がつきますね。はーちゃん→キュアフェリーチェ(≒マザー・ラパーパ?)は最早変身と言うより内なる存在を呼び出しているとか、そっち方面の異質なものを感じます。リンクルストーン・エメラルドはその媒介、といったところでしょうか。

 

一方、敵側は今回三幹部が全員復活・揃い踏みした訳ですが、ガメッツはキュアフェリーチェとの勝負をオルーバに一方的に水入りにされ、バッティは完全弱気状態、スパルダだけが空回り、といった感じでどうなるかが気になりますね。

特にガメッツを上手く扱えない辺り、オルーバも策士に見えて実は無能なのでは…? といった感が見えてきました(結局、自信過剰だしね。チクルンなんかもあっさり手放してしまったし)し、敵の情勢にももう一波乱ありそうですね。

 

次回は…校長先生がナシマホウ界を訪れて炬燵堕ちする話ですね!

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闇の魔法の本も関わってくるようですし、バッティの行方にも触れられそうなので目が離せません。

 

今週のまほプリを一言で表現

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はーちゃんが呼び出したどんどん巨大化するパンケーキ見て、青い顔して「ドラや菌!」と叫んでしまったよ。

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しかし、見れば見るほど恐ろしい菌よなあ…

 

来週もキュアップラパパ!

【アニメ】魔法つかいプリキュア!第43話「いざ妖精の里へ!あかされる魔法界のヒミツ!」感想

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ついに公式HPにも次期プリキュアの予告ページが出てきましたね。こういうのが出てくると、物語が佳境に入っているのをひしひしと感じる訳ですが…

 

しかし、実際のところ、今回はこの作品の世界観が一気に判明した回でもあり、本当に佳境感が出ている回でした。

結論から先に言うと

  • マホウ界とナシマホウ界は元々一つの世界だった。その根幹には現在マホウ界の中心をなしている大樹があった。周りには花の海と呼ばれる野原があり、そこに全ての生物が幸せに暮らしていた。

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  • 大樹にはマザー・ラパーパという女神が住んでおり、大いなる災厄・デウスマストとの戦いで力を使い果たして消滅した。その際、大樹は分離し大樹を中心としたマホウ界、その周りの花の野原がナシマホウ界になった。*1

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  • マザー・ラパーパははーちゃんにそっくりであり、転生か血縁か、どちらにせよ縁のある者であることが推測される。

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  • プリキュアとは元々、分離してしまった世界を再びつなぐ存在であることが、消滅直前のマザー・ラパーパから預言されている。

非常にスケールが大きい神話モチーフの物語が展開され、色々あり過ぎて先週危惧した通り、若干詰め込み過ぎかな? と感じましたが、あまり気にはならなかったです。と言うのも、ちょっと反則気味のキャラクターが登場したからです。

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それは妖精界の先代(いやもっと前か)の女王、つまり現女王よりはるかに長く生きているおばあちゃん妖精。要するに生き証人が出てきたわけですね。

これは上手だったと思います。先週の感想で書いた通り、世界の成り立ちそのものを研究している人間*2がいる中で、みらい達まほプリチームがあっさりそれに辿り着くというのは本来ならおかしい訳ですが(彼女らもその謎を追っていたのならばともかく)、このおばあちゃん妖精を出したことで一気に説得力が増しました。一番真実に近いキャラクターを出して、それを彼女の口から、みらい達に伝えた訳ですから。

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このおばあさん妖精は当然妖精の世界に住んでいる訳ですが、ここに導くためにチクルンというキャラクターがいたのかな、と思ったぐらいです。実際、チクルンは今話の最後で妖精界に残る事を決め、退場となりました。*3

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しかし、チクルンは現妖精女王からほっぺをつねられるというお仕置きを受けましたが、この程度の事を恐れてオルーバに協力していたんでしょうか?(苦笑)

ここはもうちょっとちゃんとした事情があってもいいかな、とは感じましたね。

 

世界観については大方判明した訳ですが、他にも「おお!」と感じることが目白押しでした。

まず、この世界の成り立ちに関する生き証人が実はもう一人います。それはオルーバ

マザー・ラパーパはデウスマストと戦い、その際に眷属たちも封印したそうですが、当然その戦いにオルーバ(ついでに言えば残ったベニーギョや、退場したシャーキンスやラブーも)も参加・封印されたと推測される訳で、一旦妖精状態からはーちゃんに戻りキュアフェリーチェに変身した姿を見て、マザー・ラパーパを想起して表情を変えるシーンがありました。

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ただ、実はオルーバは明確に封印から解かれた描写がありません。他の三人の眷属より前に封印から抜け出した、と本人が語ってはいましたが、彼の性格からしてそれが本当なのかはちょっと分からないんですよね。実は封印はされておらず、生きながらえながら機会を伺っていただけなのかもしれません。事実、妖精に生き残りがいるぐらいなのですから、オルーバが悠久の時を生きていたとしても不思議ではありません。*4

また、おばあちゃん妖精が語った、マザー・ラパーパの戦いで、彼女自身がリンクルストーン・ダイヤモンドを使用していると思しき場面があった事、最後にデウスマストを封印した際にアレキサンドライトの形をしたバリアが打ち砕かれている点など、プリキュアの基礎能力を使っている描写があったのも興味深かったです。

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何より、女王自身は「魔法」を使用している訳で、やはりムホーとは別物であることが強調されていたと思います。これはマザー・ラパーパの亡骸とも言える大樹が中心となったマホウ界が「魔法の世界」になった事からも分かりますね。

そして、オルーバが先に入手していたドクロクシーの本を使って、スパルダを復活させたのもびっくりものでした。まあ、ドクロクシーの幹部たちは大物声優使っていたからねえ。今後ジョージ=ガメッツも復活してくれるかも…と思うとちょっと嬉しいかも。

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オルーバにけしかけられる形で、今回はスパルダが敵として立ち塞がりました。当然呼び出した怪物もドンヨクバールではなくヨクバール

しかし…全然相手になっていない、というのは面白かったですね。ヨクバールはキュアフェリーチェ単身での必殺技であっさり浄化され、OTRモードでスパルダ自身も浄化されかける結果となりました(まあ、なんとか助かったようですが)。

視聴者側としては、オルーバはどうせドクロクシー配下の幹部などは使い捨てる気満々でしょ、というのは分かるのですが、次回予告を見た限りだとガメッツ、バッティも復活予定の様なので、三幹部がどう動くかは見ものですね。

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スパルダはこの世界を闇に変える事さえできればいい、という感じで、まほプリチームに敵意むき出しで襲い掛かってきましたが、実際ドクロクシー時代からそんな所はありました。が、バッティは校長先生の強大魔法からドクロクシーを身を挺して庇ったりしていますし、ガメッツは正々堂々の戦いを所望する武人です。そんな簡単にオルーバになびくかねえ…というか、少し骨のあるところ見せてほしい所ですね。*5

 

次回は残り三幹部復活は決定みたいですが、まほプリチームが子供化!?

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スマイルプリキュアでも似たような話があり、それなりにピンチに陥った記憶がありますが、もしオルーバが絡むなら大ピンチの恐れがありますね。スマプリの時は敵がマジョリーナだったからあんまり危機感がなかったんだよね(苦笑)。

 

今週のまほプリを一言で表現

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3000歳!? って事は、つまり、バ、ババア!? だよん、ゴクリ

 

来週もキュアップ・ラパパ!

 

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*1:しかしこの女王の名前がキュアップ・ラパパ!の語源なのは分かったが、相変わらず凄いネーミングセンスだ…

*2:ただ、時を同じくして、リアンもほぼ世界の謎を解いたであろうシーンが挿入された。

*3:ちなみに妖精の世界はマホウ界とナシマホウ界の狭間に存在するらしい。

*4:ただ、それならば、ドクロクシーの事を昔から知っていなければ少しおかしい。ドクロクシーの本を興味深げに入手したりする辺りを見ると、あまり事情は知らなさそうではある。

*5:そう言えば、画像見て気が付きましたがガメッツは魔法戦士モードですね。

【アニメ】魔法つかいプリキュア!第42話「チクルンにとどけ!想いをのせた魔法のプリン!」感想

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チクルン退場か? と噂された今回でしたが、このあとすぐを見た限りだとこれはシャーキンス退場? もうわかんねえな、これ…

 

まあ、結論から言えば後者だった訳ですが(苦笑)。

今回はチクルンの葛藤が描かれるという事で非常に期待していましたが、残念ながらかなりの消化不良感がありました。

正し、次回予告を見た限り、今話は次回と連動している様なので、正式な評価としてはそれを見てからという事になりますかね。本日の感想はあくまでも今回の内容のみでのものとなる事をご了承下さい。

 

まず、序盤に何故チクルンがオルーバの手先になったのかが語られました。

が、その理由がなんと妖精の里で他の妖精たちが働いている中サボっていたのをオルーバに見つかってしまい、それを女王にバラすと脅されたから…というものでした。

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んー、チクルンが幼子、と言ってしまえばそこまでですが、正直、これほど素直な性格で悪心がない彼がオルーバの手先になるには、理由としては弱過ぎやしませんかね? もうちょっと深刻な理由があるかと思っていたので、ぶっちゃけ拍子抜けもいい所です。

もっとも、その純粋さをオルーバは分かった上で利用していたみたいですが、シャーキンスにも見抜かれており、チクルンがまほプリチームに情を移している事を危惧した挙句、チクルン自身の提案によるリンクルストーン奪取を命令します。*1

 

その頃、まほプリチーム+補習組はチクルンやモフルンが採取してきたはちみつなどを使ってプリンを作ろうという話になっていました。

はちみつのお礼を言われ、楽しそうにプリン作りに勤しむまほプリチームを見ていて、シャーキンスの言う通り自分が彼女らに情を移している事を自覚し始めたチクルンでしたがリンクルストーンがなくなれば、彼女らは戦わないで済む。そうすればもう危ない目に合わなくていい」という無理矢理な理屈を以て料理に夢中の彼女らからリンクルストーンを奪ってしまいます。

 

しかし、リンクルストーンをシャーキンスに渡すところでまほプリチームが追いかけてきてその場面に遭遇。いつものモフルンの「甘い匂いがしたモフ」で追跡してきたそうですが、このモフルンの能力もいい加減ご都合アイテム扱いだなあ…

元々シャーキンスはプリキュアなど捻り潰してしまえばいい、と考えている武闘派ですから彼女らが出現した事でチクルンとの「リンクルストーンを持って来れば彼女らに危害は加えない」という約束をあっさり反故にして、巨大化して挑みかかります。

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約束が違うと涙ながらに訴えるチクルンと、チクルンがスパイだった事にショックを受けながら今までの友情を信じるまほプリチーム、そして巨大化したシャーキンスに飲み込まれながらも、その中からリンクルストーンを再度奪い返しまほプリチームに決死の覚悟で渡すチクルン!

いいシーンでした。いいシーンでしたが!

なんで、そこでトパーズモードに変身、いや、変身するのはいいんだけど、その出だしおちゃらけBGMかけるんだよ!


少しは考えましょうよ、演出担当さん。

今日はある意味チクルン最大の見せ場回でしょう。いくらなんでもこのBGMを途中で挟むのは腰砕けもいい所。サブキャラを全然大事にしていないのが良く分かる演出でした。なんなのよ…

 

巨大化した敵は退場フラグ、とはよく言ったもので、最初は押され気味だったまほプリチームでしたが、チクルンの純粋な心がトパーズと反応した事によってパワーアップしたキュアミラクルにシャーキンスは圧倒され、最後はOTRモードでとどめを刺される結果となりました。

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この時に、キュアフェリーチェが凄く冷静な声で、トパーズとチクルンとの連動パワーアップに解説していたのが印象的でした。やはりキュアフェリーチェはなにかありそうですね、と思っていたら…

 

次回はマホウ界の秘密が判明する~!?

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チクルンと女王との再会、はーちゃん妖精に逆戻り? そしてアレキサンドライトが砕け散ってる!? などかなり盛りだくさんな内容みたいですが、あまり粗くやらない事を祈ります。一気にネタバラシは場合によっては凄いどっちらけ感を生むことになりますし、今まで世界の根幹について調べていたリアンはじめ学者達は何だったのよ? という事態になりかねないので。カタツムリニアのスピードアップやミカンの不作など上手に絡めてくれると良いのですが…

どうにも今作品は大切な場面を急ピッチで飛ばしてしまう印象が拭えないので、次回は慎重にいってほしいものですね。

 

今週のまほプリを一言で表現

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ジュンの卵割り失敗はある意味お約束だったが、かつての先輩には卵同士をぶつけて粉々にした強者がおってな…そうそう、彼女もプリキュアだったのじゃよ…(遠い目)

 

来週もキュアップ・ラパパ!

 

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*1:実際、オルーバはチクルンをいてもいなくても…ぐらいの感覚で扱っていた。いれば便利な小道具、ぐらいのイメージ。

【アニメ】魔法つかいプリキュア!第41話「ジュエリーな毎日!魔法学校へ放課後留学!」感想

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先日始まったキュアモフルン映画は、かなりの人気を博しているみたいですね。くまモンも応援しているんじゃ、こりゃ負けられない戦いだZE! というかよく見たら錚々たる面々じゃないですか!?

 

さて、今回は珍しく日常回でもその尺がかなり長く取られた回であり、まほプリチームと補習三人組の仲良しぶりが強調されました。

考えてみると、ここしばらくアイキャッチあたりで敵幹部出現ぐらいの戦闘重視回が多かったからねえ。ただ、もう4クール目に突入し、残り7~9話(全何話かは不明なので)前後でやる話かと言われると若干首を傾げましたが。正直、もう少し早めにやっておいた方がいい話だったとは思います。

 

というのも、今回はみらいが何のために戦うのか、というテーマを改めて掘り下げた回だったからです。

 

前回でカタツムリニアの所要時間が大幅に減った事を利用してマホウ界とナシマホウ界を放課後に往復して魔法学校に通うようになったまほプリチームでしたが、次の日が休日という日にマホウ界にお泊り会をする事になります。

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しかし、リコの部屋は、何者かの手によって倉庫と化しているのでした(笑)。まあ長期不在の部屋なんてこうなる運命だよね。

倉庫化の犯人であるジュン(貴様…)の部屋にみんなでお泊り会をする事になったまほプリチーム&補習組。見回りの教頭先生をだまくらかしたり、お菓子を食べながら女子トークに花を咲かせたり楽しい時間を過ごします。

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その中で彼女らを結び付けたのはみらいである、という話になるのですが、それはみらいにとっても同じであり、彼女らがいたからこそ今の幸せで楽しい時間があると再認識する場面がありました。

確かにみらいというマホウ界にとってイレギュラーな存在が、今の彼女らの境遇に一石を投じたのは間違いないでしょうが、これは現実の世界でも似たようなもので、人同士の繋がりは大切にしなければならないという解りやすい教唆とも受け取れます。

後半にオルーバが伴ってきたドンヨクバールとの戦闘になりましたが、その際にオルーバが全世界を破壊する、みたいな趣旨の発言をしたのに対して、今回のお泊り会の思い出を振り返りながら、小さな幸せを壊させない、という意思をキュアミラクルは強く表明しキュアマジカルとキュアフェリーチェもそれに続きました。

今までもキュアミラクルの戦う動機が、この様に「小さな幸せを守る」事である事は過去にも何回も言及されてはいました。が、今回はその中でも魔法学校での充実した日々や補習組達と楽しく過ごした時間を丁寧に描いたため、その事がより強調され、今までの中で最もパワーあふれる「戦う動機」を演出出来ていたと思います。

キュアミラクルが戦う意思を見せる演出は毎回その回のエピソードが核になっているため、どうしても刹那的なイメージが拭えませんでした。それは今回もそうだったのですが、過去にもまほプリチームと補習組の友情は何回も描かれていたため、それがうまく絡んでいい方向に向かっていたともいます。集大成だったと言っていい。

 

そして、忘れてはいけないのが、その彼女らを遠目から見ていた校長先生がクシィとの友情を思い返していたシーンでした。

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特にみらいとリコを自分とクシィに準えていた感がありましたが、これは校長先生が歩めたかもしれない未来であり、逆から言えばいつかみらいとリコに悲しい別れが訪れるかもしれない、という暗喩とも受け取れました。

 

そして後半の戦闘シーンでは、いくつかの伏線が張られました。

校長先生の思い出の中でも登場したクシィが持っていた本がオルーバに回収された事、その本をドンヨクバールをけしかけてまほプリチームを足止めして探索している時に謎の黒い文様がオルーバの首から顔にかけて現れた事、デウスマストの復活がすぐそこまで迫っている事などが明らかにされました。

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正直言うと、ここでクシィ=ドクロクシーに関わるものが登場するのは予想外でした。

ただ、ドクロクシー関係に関しては釈然としないものがあったのもまた事実です。

クシィの本もそうですが、結局、クシィを狂わせてドクロクシーに変化させる原因にもなった「大いなる混沌」の正体も実はまだはっきり分かってはいないんです。話の流れ的にデウスマストだとは思われていても、実は名言まではされていません。

更に言えば、浄化されたクシィがどうなったかは、昇天のような形で連れていったはずのはーちゃんも、そのあたりの記憶はないというファジーぶりで、このドクロクシー関連、全然消化されてはいなかったんですね。

残り少ない時間で伏線が回収できるのか、ちょっと注視していきたいですね。

 

次回はここしばらくご無沙汰だったチクルンに焦点が当たるみたいですが…

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おいおい、シャーキンスに立ち向かっちゃってるんだけど、いよいよ寝返りフラグかな? でもその前にチクルンの命が危ない気がするんだけど(((((((( ;゚Д゚))))))))

 

今週のまほプリを一言で表現

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JCのあられもないパジャマ姿をしれっと見せちゃうあたり、あいかわらずTV○日はカオスじゃのう(イイゾモットヤレ)

 

来週もキュアップ・ラパパ!

【アニメ】魔法つかいプリキュア!第40話「愛情いっぱいのおめでとう!リコの誕生日!」感想

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一週間、間が空いただけでプリキュア禁断症状が出る困った病気に罹患している管理人のブログはこちらです…って、にゃあああああ!? リコママ、岩男さんにゃあああああ!!!??!?!!?(錯乱)

 

管理人は岩男潤子さんの大ファンだった(マジ)。

まあ、それはいいとして、今回はリコママことリリアさんが初登場の回でしたが、まあ、研究熱心なパパ、なんでもそつなくこなす先生志望の姉、そして生真面目かつ意地っ張りな性格のリコ、と来たら被らない性格は…ホンワカ系のおとぼけお母さんしかないよね!(暴言)

実際問題、リリアは若干天然系の性格として描かれました。未来の家族の前で何度もマホウ界の存在を喋ってしまいそうになったり、お気軽にキュアップ・ラパパしそうになったり、リコを慌てさせる場面度々でした。

なんでも彼女はナシマホウ界の料理番組に出演しているそうですが、あの性格で身元バレせずにやっていけてるんだろうか…ハッ! まさかTV局全体がマホウ界の住人に乗っ取られている!?(笑)

冗談はさておき、今回はリコの家族総出でみらいの家に押しかけ、リリアさんの手料理で盛大なパーティーをやるという内容でした。

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しかし、マホウ界はなんで全てを大雑把に大きく作ってしまうのか(笑)。

パーティーは大好評のうちに一段落し、リコは母親の天然且つ大らかな性格に翻弄されつつ感謝をしながらみんなと休んでいる所にシャーキンスの作り出した異空間に閉じ込められてしまいます。

シャーキンス曰く、封印されていた時から比べるとだいぶ力が回復した、だそうで次第に大技が使える様になるみたいですね。

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異空間では苦戦を強いられたまほプリチームでしたが、キュアマジカルの母を想う気持ちに応えたタンザナイトを司るグミ精霊がミトメールして、キュアマジカルのリンクルステッキに収まって力を放出したため異空間を脱出。

OTRモードでの決着はいつも通りでしたが、シャーキンスはタンザナイトに自分のムホーが破られたことに少なからずショックを受けた様子であり、ムホーに絶対的な自信を持っている性格が強調されました。ある意味、オルーバとは真逆な描かれ方をしていますね。

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今回はダイヤモードでの変身でしたが、ストーリー上ダイヤの時はなんらしかのリンクルストーンやグミ精霊が絡むと考えた方がよさそうです。過去も鑑みて、ミラクルはガーネット、マジカルはタンザナイト、フェリーチェはピンクトルマリンがイメージみたいになってきていますね。

 

今回は気になる伏線も少しありました。

一つは作中に出てきた、リリアが読み聞かせてくれたマホウ界の童話。一人ぼっちの寂しい星が二人の少女によって励まされて他の仲間の星と再会する、といった内容なのですがその一人ぼっちの星が黄色い星、そして二人の少女は金髪と青髪の少女として描かれていました。

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デウスマストが太陽と何らかの関わりがある事は今まで何回か示唆されていますし、二人の少女はどう見てもキュアミラクルキュアマジカルを暗示しています。仲間の星が緑色で表現されているのは樹木を基幹としたマホウ界を表現しているとも取れますがここはちょっと不明ですかね。何故なら緑はキュアフェリーチェを表している可能性(もしくはその両方)もありますから。

これからの物語を紐解く伏線と私的には感じました。童話の登場人物(?)が何を表しているのかを考えると結構重要な気がします。

もう一つはカタツムリニアの所要時間が短くなった、とリアンやリズが言っていた点。これを活かして次回はみらい達が放課後魔法学校に通う、といった内容らしいです。が、登場人物たちはカタツムリニアのスピードが向上した、と考えている様ですが、これはマホウ界とナシマホウ界が接近しているとも考えられ、もしそうであれば話の軸の一つとなりそうな気がしますね。

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近付くことによって、二つの世界が統合されてしまうのかもしれませんし、衝突する事によって危ない状況が生まれるのであれば回避の方向になるでしょう。ただ、回避の場合はみらいとリコの別れも描かれる可能性がありますから、もしそうなったらまたハンカチの用意でしょうか(苦笑)。

4クール目に突入していよいよ佳境に入ってきましたし、そろそろ収束に物語は進んでいくのでしょう。どうなる事やら。

 

来週は上でも書いた通り、カタツムリニアの時間短縮を利用しての放課後魔法学校通いが始まるみたいですが

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なんで校長先生そんなに苦しんでいるんだ!?

 

今週のまほプリを一言で表現

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それぞれのプレゼントの内容が、父・鉱石、母・童話の読み聞かせ、姉・万年筆…やはりリズさんがリコ家唯一の良心であったか…

 

来週もキュアップ・ラパパ!

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あ、あとリコさん誕生日おめでとう!

【アニメ】魔法つかいプリキュア!第39話「今日はハロウィン!み~んな笑顔になぁれ!」感想

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作中でもキュアモフルン! うむ、推しが激しいのう。

 

さて、今回はナシマホウ界のハロウィンにマホウ界の学生たちが訪れて…という内容でしたが、そのきっかけとなったのが「ハロウィンなら魔法使いの格好をしててもバレない」というみらいの提案だった訳ですが、校長先生、みらいにはとことん甘いなあ~(笑)。

 

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流れとしては、津奈木町で開かれている大規模なハロウィンを楽しみつつ、補習組と勝木さんらとの再会、みらいのクラスメイトが出していた出店の手伝いをする事による交流、中盤から出てきたベニーギョが呼び出したドンヨクバールの退治、といった内容でしたが、伏線張りも結構ありました。

 

というのも、今回は39話。ちょうど3クール終了でとうとう来週からは最終クールに突入する節目でもあるんですよね。整理してみましょう。

  • まず幕間に挿入された敵側のシーンででしたが「プリキュアはやはりヤツと何か関係があるのか」という台詞が飛び出しました。

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    これはデウスマスト陣営に元々敵対勢力がいた可能性を示しています。
    ただし、これは例えば先代プリキュアの様な存在とは考えにくいです。ラブーが「プリキュア」という存在自体を初めて知ったような素振りを登場時に見せましたし、そもそもそうであるならば上の様な表現は使わないでしょう。
    色々考えられますが、一番近いのはレインボーキャリッジ関連ですかね。精霊の「ミトメール」の件もありますし、今回もアクアマリンがミトメールしてレインボーキャリッジに吸収されました。何かが封印されていると考えるのが妥当であり、全てのグミ精霊が吸収された時にどうなるのかが見ものですね。
  • リアンが世界の根幹にかかわる秘密を暴きつつある事も示唆されました。
    まだ何とも言えませんが、どうもマホウ界とナシマホウ界は元々1つだったのではないか…という事を匂わす表現がありました。

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    今回のテーマが違う文化の交流、という事を強調していたのもその暗喩かと思います。みらいとリコの出会い、補習組と勝木さんらの交流、実に数十年ぶりの再会となった校長先生とかの子、チクルンの「異世界同士の存在が仲良く出来る訳ない」という台詞からのモフルンからの握手要求(もっともこれはチクルンが拒否したが)などなど…*1

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    もっとも、当ブログでは第二話の段階でこの主張は繰り返してきており、ここに来てようやくこの設定出てきたか…というのが正直な感想です。

 

主にこの二つが新たに出た軸かと思いますが、これを中心に4クール目はシナリオを展開するのでしょうね。ただ、3クール終了の節目としてはグミ精霊のミトメールも半分ぐらいしか終わっていませんし、伏線張りも若干唐突感があって少し弱かったのかな、とも感じました。

 

あと、ちょっと今回気になったのがみらいの性格の曖昧さでした。

今回出たドンヨクバールが放った攻撃が大きなハロウィン用アドバルーンに直撃しそうになるのを身を挺して庇うのですが、その理由は「みんなが出会えた素敵なハロウィンを壊させない」というものでした。

これは他でもないみらいが繋いだ交流の輪を壊されたくない、という比喩であり、アドバルーンはその象徴だとは思うのですが、みらいがそこまでそういった事にこだわる理由が分からない。

実はつい最近アニマックスでハピネスチャージプリキュアの再放送が始まりました。それを見ていて思ったのですがハピチャのヒロイン・めぐみはとにかく広域的な愛(アガペーというやつですね)を唱えるタイプであり、そのためには自己犠牲も厭わない性格でした。が、これは元々病弱である母親がいたから、というバックグラウンドがあるからで、あの優しい性格になったのも非常に納得いくものでした。

スマイルプリキュアのみゆきもあの様に明るい性格になる前は引っ込み思案であり、それを打破する出来事があった事が作中語られます。他にもはるか、マナ、響、歴代ピンクプリキュアは何かしら性格形成を感じさせるバックボーンが存在しました。

しかし、みらいにはこういうのがないんですよねえ。魔法使いに対する憧れはかの子さんの影響でしょうが、とにかくリコにせよ今回の交流の輪にしろ、自分が関わってきたものが壊されるのを極度に恐れている風に見えて、正直どうしてそこまで…という感じが拭えません。そして、それの起因になったり想起させるエピソードが残念ながらないんです。

勿論、友人関係や交流関係を他者にぶち壊されるのは気分のいいものではないでしょう。だけれどみらいの場合、最早アレルギー反応と言っても良く、これがモフルンに対して発揮されるのであれば納得も出来るのですが、なんか突如怒り出すみらい、というイメージの悪化にも繋がっています。

逆にリコはリズやリアンといったキャラを絡めて上手に描けているんだけどねえ…

 

戦闘自体は大したピンチもなく、アドバルーンを守護るという行動がなければ瞬殺レベルだったと思われます。今回もOTRモードに為す術もなくドンヨクバールは分解されており、プリキュアシリーズは最後に必殺技でかたは付くものですが、ドンヨクバールがやられてもあっさり退場する幹部たちといい、どうにも戦闘シーンに緊張感がない。

正直、3クール終了時点でこれでは、この後急に強い敵を出しても唐突過ぎてあまりいいイメージは持てないでしょうね。今作の戦闘シーンに関しては、もう挽回不可能レベルで失敗だと個人的には感じています。

 

さて、次回は…リコさんの誕生日なんですね。そして、とうとうリコママが登場!?

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確か料理研究家とか言っていたよな…はーちゃんの食欲魔人化がまた進行しちゃうじゃないか!!

 

今週のまほプリを一言で表現

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魔法学校ってひょっとして女子校だったの?*2 いや、きっと男子生徒も別の車両に乗っているに違いない!*3

 

来週もキュアップ・ラパパ!

 

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*1:そもそも、チクルンがこの握手を拒否したのが、彼がまだデウスマスト陣営であり、プリキュア側とデウスマスト陣営には深い溝がある暗喩でもある。

*2:ぱ~らだ~いす!

*3:邪魔だ、邪魔!