ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】HUGっと!プリキュア第6話「笑顔、満開!はじめてのおしごと!」感想

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フッ…そのケバさ…貴様、追加戦士候補ではないな!(暴言)

 

さて、今回はようやく話の本筋に入るのか…と思いましたが、まずは息抜き回、といった感じでしたかね。ただ、最後の最後で次回に続く伏線を張って終了しました。まだ序盤ですが、今作のシナリオは今のところ連綿と繋がっている様なイメージがあります。

 

話の流れとしては、とりあえず3人が揃った事を契機に息抜きデートがしたい、と言い始めたはなが父親が店長を務める大型ホームセンターに赴き、人手不足の花屋を手伝うのですが、その最中にはぐたんが迷子になって…という展開です。

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というか、そういうものがツボに入って見入ってしまうさあやちゃん、ドリルかわいい…

まずは職業体験が、シナリオのメインストリームだった訳ですが、はなの父親=店長が

中学生にアルバイトさせるのはなあ→とりあえず手伝い扱いで参加させてみるか

という、少々ツッコミどころはありますが、まあ無難な対応をしたかと思います。突っ込んだことを言えば、仕事体験ならば、対価というか報酬があった方がいいと思われるので、最後に父親か手伝ってもらった花屋のお姉さんが何かしらのささやかな報酬(例えばパフェあたりおごるとか)を渡す、とかあればなお良かったですかねえ。

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花屋も女の子憧れの職業かと思いますが、途中出てきたクレーマーに謝罪するお姉さんの姿を見せたり、花屋の心得をはな達三人に伝えるシーンがあったり、こういう所は好印象です。

さて、そのころはぐたんの面倒を見ていたハリハムハリーはちょっと目を離した隙に幼女にはぐたんを拉致され*1、迷子にしてしまうという大ポカをやらかします。つーか、その距離で気が付かないかね、このネズ公!(笑)

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途中ではな達もはぐたんが迷子になった事に気が付いたため、各々探し回るハメになった訳ですが、はぐたん行方不明にショックを受けたハリハムハリーは混乱した挙句、自身が迷子センターに行きはなを呼び出し大泣きを始めるというという…はー、つっかえんネズ公め!(辛辣)

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それからもトランポリンで跳ねたはぐたんが見ず知らずの青年のデイパックの中にすっぽり入ってどこかへ連れていかれたり(普通、赤ちゃんサイズのものが後ろに突如乗ってきたら気付くやろ)ツッコミどころ満載でしたが、面白かったのでまあいいです(苦笑)。実ははぐたんには質量がないのでは…みたいな考察をするのも野暮ってものですしね(それならさんざんはぐたんを抱いているはぐプリチームの面々が違和感を感じない訳がない)。

最後ははなの父親がはぐたんを無事保護して事なきを得ましたが、ほぼ時を同じくして新幹部・パップルが呼び出したオシマイダーが出現、戦闘になりましたが、ここの演出はちょっとバタバタしていて粗かったですね。*2

 

さて、今回の新幹部・パップルですが、まあ、そのなんというか…ボディコンファッション、ジュリアナ扇子、電話の時は「しもしも」…お前、何年前からタイムスリップしてきた! って感じのキャラですが、驚くべきことにこれでも課長という要職の様です。まあ、あのチャラリートですら係長らしいからねえ…大丈夫か、クライアス社!?

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特殊能力はどこからでもタクシーを呼びつけてありとあらゆる場所に駆けつける&離脱できる、というものですが、オシマイダーの呼び出し方もチャラリートと変わる訳ではなく、正直あまり強敵感はありませんね。

とりあえずはルールーの事を有能という認識はしている様なので、あの容姿でありながら実は頭脳派…みたいなところがあると面白いかな、と個人的には感じます。ちょっとまほプリのスパルダと被るかな? これからしばらく出張るキャラでしょうし、チャラリートも机を取られはしたものの退場まではしていないようなので、これからの絡みに注目したいですね。

あと非常に個人的な感想なのですが、今回の戦闘の最中「なぜこんな事をするのか」というキュアエールの問いに「ミライクリスタルホワイトを奪って、この世界を未来のない絶望にする事が仕事だから」と答えたパップルに対して「そんなのは仕事じゃない!」とキュアエールが返すシーンがあったのですが、確かにパップルのやっている事に正当性はないにせよ、彼女の行為が「仕事」だという事はちょっと考えてほしかったかな、とは思いましたね。今回のシナリオの流れから彼女的には「人を笑顔にするのが仕事」という思いがあるのは分かるのですが、仕事に対する人の思いは様々であり、簡単に否定できるものでもない、と感じます。別に悪事を肯定する気は更々ありませんが、今回のキュアエールの物言いは断定的に過ぎる感があり、少し躊躇するなりの演出は欲しかった気もしますね。

今回は初めて最初から最後まで三人のチームプレイを見せた回(前回はキュアエトワールは途中参戦)であり、キュアアンジュが防御、キュアエトワールが攻撃、キュアエールが浄化、という完全な連携攻撃を見せました。

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途中、ハエトリグサ型のオシマイダーに全員拘束されピンチに陥りましたが、三人全員のパワーで無理矢理こじ開けるという脳筋ぶりも発揮し、パップルも「三人でなければ勝てた」と悔しがる程度にバランスのいいチームとなりましたね。チャラリート、報告ぐらいしとけよ…全く

 

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オシマイダーを退散させた後に、はなの母親も登場。そしてさあやが実はかつて「野菜少女」という子役として活躍して事が示唆されて、花屋の手伝いをしているさあやの姿を見て、どこか見覚えがある…と思っていたはなの疑問が氷解する…という感じで今回は幕となりましたが、どうも、さあやの表情からその過去については思う所があるようで…

 

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次回はさあやの心情にスポットが当たる回のようですね。そしてとうとうルールー出陣の様です。能力…というよりはメカのコクピットに座っている場面が出てきたので、ひょっとしたらロボ操作とかしてはぐプリチームを追い詰めるのでしょうか? 彼女は今の段階で追加戦士の筆頭候補ですし、メカ操作は彼女自身の能力を隠すためのカモフラージュっぽくもありますね。

 

今週のはぐプリを一言で表現

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どこでもタクシー呼べる…まさか、エニグマのスタンドの使い手ッ!?

 

来週もめちょっく!(めちょっくてなんだよ!)

 

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*1:今ここで起こった事をありのまま話すぜ。何を言っているのかわからねーかもしれないが…以下略

*2:はぐたん保護→場面変わってパップルがオシマイダー召喚→この音はやっぱりといいながらいきなり三人登場、変身。

【アニメ】HUGっと!プリキュア第5話「宙を舞え!フレフレ!キュアエトワール!」感想

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Bパートを待たずしてメンバーで好き好きい言いあう薄い本ネタ提供が凄まじい喃…

 

さて、今回はキュアエトワール変身回でしたが、上でも書いた様にはぐプリチームの仲の良さがほまれに力を与えた…という感じでしたかね。

と、若干歯切れ悪く書いていますが、正直今の所の描き方だと、とりあえずはチーム結成しました…程度の感想しかなく、はながさあややほまれの事を気に入っている、というのはまあ分かるんですが、まだまだチーム内の横のつながりが描けてはいない気もします。この辺りはおいおい、でしょうか。

 

話の流れとしては、ビューティーハリーの開店の前にイマイチセンスのない飾りつけをしてしまったはな達がほまれに助っ人を頼むのですが、その交流の中でお互いの気持ちを確かめあって友人関係を築く…

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そんな中、ルールーの密告によって上層部にはぐプリチームの事を隠していた事が発覚したチャラリートは、追い詰められた末に「より大きな絶望を持った人間の力を使って強力なオシマイダーを生み出す」ために大きな挫折感を未だに引きずっているほまれをターゲットにして…という内容です。

 

キュアエトワールについて

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久々にプリキュア変身資格者から怪物化したキャラクターが出ましたね。記憶に間違いがなければハトキャのまりん・いつき以来でしょうか。

それぐらい、ほまれのイップスによる心の闇は深かったという事でしょう。現にキュアエール・キュアアンジュの二人がかりでも暴れまわるほまれベースオシマイダーを止めることが出来ず、町は破壊の限りを尽くされてしまいました。

ただ、今回のミライクリスタル生成は正直消化不足でしたかねえ。確かに前半ではぐプリチームの友情を描いてはいたのですが、どうにもイップスを克服したようには見えなくて、なんかなし崩し的に変身してしまった風に見えました。

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ミライクリスタルを取りに行く際に今回は横方向とはいえきっちりジャンプしたため、トラウマを克服したのかどうかは次週以降に注目ですね。変身後にオシマイダーの上を取るために高く飛んだのですが、途中でキュアエール・キュアアンジュの助力を得る描写もあったため、完全克服かどうかはちょっと微妙です。*1いい方に解釈するならば、はな達との交流をきっかけに結局のところ転倒してしまった恐怖より、飛びたい、という気持ちの方が勝ったという…感じでしょうか。

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デザインについては頭の帽子の形状からスチュワーデスがモチーフでしょうが、同時に星も随所にあしらっており、同じ黄色枠でのキュアトゥインクルを少し彷彿とさせます。足がすらっとしており典型的なモデル体型なのも少しトゥインクルに似ていますね。また明らかにメンバーの中で一番成長の要素が強く、一気に大人びた雰囲気になりますね。ただ変身の決めポーズの時の頭身、高橋陽一(後期)っぽくてちょっと気になる( ´艸`)

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力のプリキュアを名乗りましたが、今の段階ではキュアエールがかなりの怪力を発揮しているので、あれ以上の演出をするとなると今後のキュアエールの立ち位置が少し心配です(苦笑)。しかし今回もそうだったのですが、オシマイダーを浄化するのはあくまでもキュアエールのハートフォーユーのみのようなので、要らぬ心配かもしれませぬー( ´艸`)

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必殺技はハートスター。今回は相手をぐるぐる巻きにして拘束するものでした。その見た目からセーラーヴィーナスのラブミーチェーンを想起しますね。もっとも、キュアアンジュの必殺技・ハートフェザーは光線技とバリア展開の2モードを早くも見せているので、この技もバリエーションがあるかもしれません。

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それにしても変身しても中身はほまれそのものな訳で、その姿のままはぐたんにキュン死するキュアエトワール尊い

 

とりあえず三人出揃った訳ですが

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追加戦士云々の話は置いておいて、とりあえずは初期メンバーの三人が揃いました。仲違いするでもなく、とりあえずは仲の良い三人組という形で落ち着きましたが、底抜けの明るさのはなは置いておくにしても、いい言い方をするなら無難、厳しい見方をするなら全体的に少し大人しめで若干インパクトに欠けるチームかな、というのが率直な感想です。はなにしても正直言えばスマプリのみゆきほどの強烈さはなく、これは今後の描き方に期待したいです。なにせ、今回は当座のメインキャラが3人ですからじっくり描くことは可能かと思いますしね。

プリキュアのモチーフについてなのですが、キュアアンジュ=さあやのモチーフがナースでありながら、さあやが看護師と特に縁を持っていないのと同様、ほまれもスチュワーデスとは今の段階では無縁ですね。キュアエールも別にはながチアリーディングをしている訳ではないですし、どちらかというと、キャラクターの性質からのイメージ付けといった感じでしょうか。

キュアエール(はな)=元気・かわいい=チアリーダー

キュアアンジュ(さあや)=優しい=ナース

キュアエトワール(ほまれ)=カッコいい=スチュワーデス

もちろん、ここから先、彼女らの夢としてモチーフになった職業が挙げられる可能性が十二分にありますし、今作のキャッチコピーが「何でも出来る何でもなれる、輝く未来を抱きしめて」ですから、そのうち語られる機会は(ほぼ確実に)あるでしょう。*2

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さらに二重モチーフとして、キュアエール=花、キュアアンジュ=天使の羽、キュアエトワール=星が宛がわれていますが、キャラクターとしてのイメージをちゃんと捉えており流石としか言いようがありません。

そんな訳で次回からはシナリオが動きだしそうですね。ほまれのフィギュアスケートへの今後の取り組み方も含めてまだまだ見どころはいっぱいありそうですし、なんかオラ、ワクワクしてきたゾ!

 

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さて、次回は…新幹部登場ですか。チャラリートさんが画面に出ていたみたいなので流石に粛清まではいかないのかな? 降格ぐらい? なんだ案外有情じゃないか、クライアス社(笑)。

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早速仕事(=職業)の事を絡めてくるようなので、職業というものに対してどういうスタンスを作品として示すのか、ちょっと注目なのかもしれませんね。

 

今週のはぐプリを一言で表現

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今回、ハリハムハリーが金勘定しているシーンがあったけど、こういうの少し挿むだけでも案外説得力持たせる事が出来たんやで、前作…

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

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*1:ただ、あのシーンは「二人の助力」でほまれが恐怖を克服した事の表現しているとも解釈できる。

*2:OPでも、彼女らが様々な職業に就いている描写がある。

【アニメ】HUGっと!プリキュア第4話「輝け!プリキュアスカウト大作戦!」感想

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今週の作画所々微妙じゃなかった? モブの動きが全くなかった(1枚目の右二人のモブが全然動いていなかった)り、キャラの顔がセイバーマリオネットみたいな感じになったり…

 

さて、今週は3人目のメンバー候補、輝木ほまれにスポットを当てた回でした。ハリハムハリーから残りのプリキュアメンバーをスカウトしてくる様に言われたはなは半ば直感でほまれのプリキュア化を望みなす。

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この展開はスマイルプリキュアでも、みゆきが取った行動とほとんど同じ*1でしたが、シナリオの途中で実はほまれも凍った時の中で動いていたことが判明、スカウト対象として理由をつけたのは上手でしたね。

 

輝木ほまれについて

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予想通りではありましたが元々フィギュアスケートの選手だったようですね。名言こそされませんでしたが、画面から得られた情報から察するに、大会でジャンプを失敗して転倒、大けがをした様です。そして、その出来事が切欠となり飛ぶ事にそのものにトラウマが生まれてしまった…と。先生が「怪我はもういいのだろう」と言っている事から怪我そのものはもう治癒している様で、さあやも「痛いのは足ではなく心なのだろう」と推察しています。俗に言うイップスって奴ですね。

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更に、スポーツ万能である事も判明。道すがら、幼い子供たちからバスケコートを占有しようとしている男の子たちに文句を言ったはな達が、義憤から勝負を挑むのですが、ほまれはストリートバスケでならしたであろう男子三人を相手にスチール→ドリブルで鮮やかに抜くなど身体能力の高さを見せつけました。が、ゴール前でフリーになった際に飛ぶことが出来ずに最終的にはなにボールを戻すというジャンプシュートもままならないという結構重症な所も見せました。

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しかし、はなの最後の3ポイント、下から上にボールを放る変則シュートだったんだけど黒子のバスケにもいたよね、こんなシュート打つヤツ( ´艸`)

そして、3on3をやった少年達が顔を知っていた点やさあやのミライパッドによる調査により、フィギュア界隈では天才と呼ばれ相当な有名人であることも発覚しました。

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学校の体育担当と思われる先生からも才能を惜しむ発言があり、それだけ将来を嘱望されていたのでしょう。故に転倒やケガのショックは大きかったのかもしれませんね。

担任先生を無視したり、クラスメイトからあまりいい目で見られていないなど、やさぐれているのは間違いないのですが、親しく接してくれるはなに優しい顔を見せたり、イケてるよと褒めたり、そして何より「もう一回飛んでみたい」と述懐している所を見ると不貞腐れている、というよりは不甲斐ない自分に腹を立てている、自信が持てない、といった感じのようですね。

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今回ははながほまれをプリキュア候補として考えていたため、はなとさあやは彼女の目の前であっさり変身、早速身バレした訳ですが、彼女たちの闘う姿を見て自分ももう一回飛んでみたいという強い思いから黄色いミライクリスタルを生成しました。ところが、空中に出現したミライクリスタルを取ろうとした際に、やはりジャンプする事が出来ず取得に失敗、ミライクリスタルも消滅するという、なかなかショッキングな展開が待っていました。

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ミライクリスタルが空中に出現したのはほまれにトラウマの克服をするべく試したようにも見え、これははぐたんの意志なのか、ミライクリスタルがそういう性質を持っているのかは、未知数ですかね。*2

ともあれ、戦闘自体はキュアエールとキュアアンジュの連携で事なきを得たものの、ほまれは変身自体は失敗、最後に慰めるはなに対して「放っておいて欲しい」と寂しそうに発言するなど、ハリハムハリーやさあや自身も言っていましたが今はそっとしておいた方がいい状態ですかね。*3

 

戦闘について

流石に今回はキュアアンジュも肉弾戦に参加しましたが、登場したオシマイダーがルールーが集積したデータを基に作り出したプリキュア対応型? だったためさして活躍も出来ずに一方的に吹っ飛ばされる結果になりました。必殺技であるハートフェザーをバリア展開したもののこれもあっさり破られてしまい、ちょっといい所なしでしたね。

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ちょっと面白いな、と思ったのが、ほまれがミライクリスタル取得を失敗したところを見たオシマイダーの反応です。今回のオシマイダーはほまれを心配していた体育教師がベースだったのですが、彼女が飛べずに転倒した姿を見て涙を流しながら「俺は彼女の力になってあげられないのか」と嘆くのです。

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彼のそのネガティブ感情がオシマイダーのベースになってはいる訳ですが、怪物化したものがここまで感情を露わにしたのはシリーズでも珍しいのではないでしょうか。*4

オシマイダーは浄化される際にも「ヤメサセテモライマース」と言ってみたり意外とある程度の感情があるのかもしれませんね。プリキュアシリーズの人間ベースの怪物ってどうにも単なるバトルマシーンにしかなってなかった気がするので。*5これはバトルシーンにアクセントを加えられる可能性を感じますねー。

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最後は転倒して蹲っているほまれの応援をしながら、彼女のためにも気合を振り絞ってオーロラエクスキューションハンマーパンチでオシマイダーを圧倒、浄化技ハートフォーユーでの決着にこぎつけることが出来ました。が、ルールーがいる以上、相手は確実にこちらのデータ収集をして対抗策を練ってくるわけで、来週あたりは大ピンチを迎えそう。ですが

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いよいよ、キュアエトワール登場のようですね。彼女がどうやってイップスを克服するのか注目ですね。

 

今週のはぐプリを一言で表現

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そのポーズ…お前ら実は生き別れの兄妹かなんかだろ!

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)*6

 

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*1:なおは「カッコいい」れいかは「美人」という理由だけでスカウトした。

*2:現にはなとさあやのミライクリスタルは本人の手の届く場所に出現している。

*3:「頑張れ」が苦痛に感じる時は相当参っている証拠である。

*4:流石にシリーズ初か? と言われると自信ない。

*5:あのシリーズ最多の怪物化を果たしたゴプリのゆいちゃんでさえ、怪物化最中は傍観する事しか出来なかった。…まあ最後は自力で破ったが。

*6:ちなみに今週で初めて明言されたが、めちょっくは「めちゃショック」の略だそう。

【アニメ】HUGっと!プリキュア第3話「ごきげん?ナナメ?おでかけはぐたん!」感想

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なんか絵面だけ見てると若夫婦臭が半端ないんじゃがのう…

 

さて、今回ははぐたんが早速ぐずる回でしたが、赤ん坊が出てくるシリーズで3回にして早くもか…という感じです。こういうのは中盤に来るイメージだったのですが。

それに伴って…と言う訳ではないのですが、今回も結構設定暴露回のイメージが強く、なんかスケジュールが詰め詰めになっている感じを若干受けますね。

視聴者側としては次から次へと新設定が出てくるのは面白いですが、少し目まぐるしいかな、とも感じます。こういうさじ加減は本当に難しいですよね…

 

プリキュア側の事情

ぐずるはぐたんを宥めるために新アイテム・ミライパッドでそれを解決する地点に次々と行くという展開でしたが、タブレットに興味津々なさあやは現代っ子ぽくて可愛かったですね。

そして、ミライパッドが示した地点にははなの母親・すみれがいました。結局のところ二人の子供を育てた育児経験豊富なすみれがミライパッドが示した最適解だった訳ですが、帯同していた妹、そして今シナリオ終盤には父親にもはぐたんの存在は早速バレてしまいました。

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ハリハムハリーの人間体の子供というどう見ても無理のある関係性*1を野乃家の面々はあっさり受け止め、すみれさんに至っては「困った事があったらいつでも来なさい」というお墨付きまで出していました。これにはちょっと無理があるかなー、と思いましたが、そういう人選を行ったのもミライパッドの力なのかもしれませんね。

そして、ハリハムハリーとはぐたんはまだまだ謎が多いですね。今回の件ではぐたんの母親の事について尋ねたはなに対して、ハリハムハリーは「クライアス社に未来を奪われればこの世界も自分の世界と同じく時が止まった世界になる」という言葉に留めました。要するに時が凍ったまま置き去りになっている、と言う事になるのでしょうが、母親そのものに対して言及が一切なく、実は質問の答えに全然なっていないんですよね。

後述しますが、クライアス社がどういう会社なのかはまだ全然わかっていないのですが、個人的にミライパッドのテクノロジーといい、ハリハムハリーとはぐたんはクライアス社と何か関係性がある様な気もします。キャラデザイナーが同一人物だからと言えばそこまでなのですが、チャラリートとハリハムハリー人間体が似ているのもちょっと気になりますね。

そして、ハリハムハリーの回想で、彼らの世界が現代社会にかなり近い、というかほぼまんま、というのも語られました。具体的には現代社会と同じ形の自動車が登場しています。更にハリハムハリーは自分たちの世界の名前を明言していません。過去作品の様にマホウ界なり泉の郷なりホープキングダムなりの固有名詞が出ていないんです。そこから導き出される答えは…まあ、まだ3話目ですからね。おいおい、なんでしょうが、時間がらみの話になると、やっぱり、ねえ?(苦笑)

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今回はほまれも結構話に絡んできました。はぐたんが泣き止まない事に文句を言ったおじさんに偶然居合わせたほまれが物申すのですが、正論をきっぱり言い切る性格は少しみなみを彷彿とさせますね。おじさんをその上でたじろがせるほどの目力の強さもいいですねー。しかしその直後にはぐたんの可愛さにメロメロになるという可愛いものに目がないというギャップを早速導入してきました。クンクン…まこぴーの匂いがするゾ…

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オシマイダー襲撃の際に軽やかに飛びながら戦うキュアエールの姿を見て思う所があったようで、これは次週のメインプロットになりそうですね。

 

クライアス社側の事情

実は情報自体は出回ってはいたのですが、チャラリートは係長、ルールーがアルバイトである事が今回で正式に判明しました。

そして、チャラリートは出世のために少し功を焦っており、秘密裏にプリキュアを倒して出し抜こうとしている様です。ルールーは今の段階ではチャラリートに使われている様ですが、アルバイトという立場上、色々上司は変わりそうな感じですかね。

チャラリートの任務は表立ってはミライクリスタル・ホワイトの奪還、と言う事になっていますが「ホワイト」という単語は初出です。ちなみにこれに伴ってハリハムハリーの口からミライクリスタルは合計8個ある事が判明。はなやさあやが生み出したクリスタルも含めるそうなので、そうなると変身アイテムが8つ存在することになってしまいます。まあ、全てのミライクリスタルが変身用アイテムとは限りませんし変身用ハート形パッドが4つしかありませんから、今の段階では最重要アイテムという認識でいいのでしょうが、これの捜索及び争奪戦が当座のメインプロットになりそうですね。

そして、とうとうルールーが能力を披露しました。チャラリートの二人ものプリキュアとミライクリスタルの出現の情報を聞き出すと、それを基にどこかのデータベースへとアクセスを開始、ミライクリスタル・ホワイトがプリキュアの元にある可能性が高い、という情報を導き出しました。

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これをチャラリートは便利な力、と言っていましたが、ここまで情報収集能力に特化した幹部も珍しいですね。自分は未確認なんですが、顔の部分に基盤の模様が映る事があるそうです(どこの場面だったかなあ…イマイチ覚えがない)。それが故に実はアンドロイドの類なのでは? という噂が立っていますが、今までにないタイプのキャラには間違いなく今後の動向に注目したいです。

 

今週の戦いについて

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何かラスボス戦みたいな巨大なオシマイダーを召喚していましたが、これ、巨大ランスじゃなきゃ止められないんじゃッ!(苦笑)

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注目点としては今回もキュアアンジュは殴る蹴るの直接打撃を使わずに光線技の使用にとどめ、キュアエールが相手を殴りで吹っ飛ばした上で必殺技で浄化した点でしょうか。前作プリアラ徒手空拳封印は大失敗だった訳ですが、こういう役割分担ならば悪くないと思います。まあ、ここらへんもまだ序盤も序盤ですし、キュアエトワールが加わると事情は変わってくるかもしれません。ただ、今の段階ではオシマイダーの浄化をに成功しているのはキュアエールの必殺技だけなんですよね。

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今回のオシマイダーが巨大だったのは、そのベースになったのがほまれに切って返されたおじさんだったのですが、彼の闇が深かったからなのか*2、はたまたベースの一つに風船が混じっていたからなのかは分かりませんでしたが、なかなか強力であり、勝利こそしましたが間違って敗北などしようものなら町が大惨事になっていたのは必至でした。クライアス社の侵攻を許せば時が止まってしまうのですからどうでもいいのかもしれませんが、少なくともチャラリートは後先考えずに結構無茶苦茶やってきますね。

そして、今作はドキプリと同じく、オシマイダー浄化の後は被害が元通りになるんですね。ドキプリ放映時は「ご都合な設定だなあ」と思っていたのですが、これも時間がらみの話である今作だと一応の説明が付けられます。オシマイダーが現れた時間軸を浄化によってアスパワワが戻って、本来の時の流れに戻った=元通りになる、と解釈できませんかね? 穿ち過ぎかな?

 

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最後は結局母は強し! という結論に今回は落ち着いたわけですが、これからはぐたんと野乃家の面々がどう触れ合うかもちょっと注目ですかね。

 

上でも書いた様に戦うプリキュアの様を見て、ほまれは「もう一回飛んでみたい」とぽつりとつぶやいたわけですが、次回は

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ほまれメイン回となりそうです。予告だけだとキュアエトワール登場となるのか、少し回を重ねて彼女をじっくりと描くは分かりませんね。どうも轢かれそうになった動物を庇って足を痛めたっぽいので、彼女の内面、葛藤に注目したいです。OPの場面からフィギュアスケートの選手の様ですしね。

 

今週のはぐプリを一言で表現

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今作のOP前のあらすじ、メインヒロインの頭を毎回心配しなくていいので安心して見ていられる( ´艸`)

 

来週もめちょっく!(めちょっくてなんだよ!)

 

【お詫び】

ブラウザの不調で作成中の中途半端な原稿がアップされてしまいました。修正済みですがお見苦しいものを見てしまった方、申し訳ありませんでした。いい加減PC買い直したいのう…

 

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*1:ハリハムハリー若過ぎ、母親は誰? はなとの関係は? ここら辺が完全に不問だった。

*2:口が悪くて申し訳ないが、赤ん坊の声に我慢も出来ずに文句を言うおじさんなんていかにも鬱憤溜まっていそう。

【アニメ】HUGっと!プリキュア第2話「みんなの天使!フレフレ!キュアアンジュ!」感想

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今回もオープニングテーマ前のあらすじは健在なのね。そして、そのあらすじで早速ハリハムハリーに正体隠しの件で言いくるめられているはな、単純すぎかわいい( ´艸`)

 

しかし、このあらすじだけで

  • 前回のアスパワワ強奪事件は一般人にもしっかり認知されており、キュアエールの姿は多人数に目撃されてしまっている。
  • はなは自分がキュアエールであることをばらしたくてウズウズしている。
  • ハリハムハリーが正体を隠す事をはなに提言しているが、理由は不明。「正体不明の方がかっこいいだろ?」とはなを言いくるめたが、何か事情があるのかもしれない。

と言うことが解りましたが、はなはちょっと軽いなー、やっぱり。

 

さて、今回は薬師寺さあや=キュアアンジュにスポットが当たった回でしたが、それよりも世界観の説明や設定の開示にかなりの時間が割かれた印象です。しかも、話はどうも単純ではないっぽいですね…

 

まずは全体的な事情について

前回にハリハムハリーが異世界から来たことを匂わせていたり、クライアス社も別世界から来ているであろう事を匂わせる発言がありましたが、今回正式にハリハムハリーから異世界の存在が明言されました。

しかし、どうにも歯切れが悪いんですよね。異世界の名前も明かしませんでしたし、はぐたんについての説明もほとんどありませんでした。

今回ハリハムハリーから提示されたのは、彼がいた世界がクライアス社によって滅ぼされた、プリキュアとなってクライアス社の野望を止めてほしい、そして、アスパワワを奪われると未来そのものが奪われてしまう、という3点がメインです。

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少し興味深いのはアスパワワの設定です。「未来が奪われる」というのは抽象的な表現かと思っていたのですが、どうも、ハリハムハリーの言い方だと時間そのものが奪われてしまう=未来そのものが奪われる、といった感覚なんですよね。

前回でもあった表現なのですが、はぐたんが降臨する前後、どこからか赤ん坊の泣き声が聞こえると同時にメインヒロイン3人の周りの時が一瞬止まったような表現がありましたが、これは時間がらみの話になる可能性が高まりました。しかも、はなとさあやはその止まった時の中で動いているんですよね。アスパワワがなくなった凍った時の中でアスパワワの結晶であるミライクリスタルの保持者が動けているとも取れ、そう考えると今回のプリキュアは止まった時の中でも動ける戦士という属性が付与されている可能性があります。どうしよう、DIO様涙目じゃん…

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更に、Aパート最後にはぐたんを抱いてうたた寝してしまったはなが過去(?)の様子を夢で見るのですが、敵に追いつめられたプリキュアと思しき人物がはぐたんを逃がす…みたいな内容です。ところがよく見ると、プリキュアっぽい影が4つ存在しているんですよね。これだけだと過去を見ただけ、という感じに取れますが、これに時間がらみのシナリオが絡んでしまうと…タイムリープものの可能性も出てきて、話が複雑化しないか少し心配ですね。タイムリープものは一歩間違うとどうしても矛盾が生じやすいですし、ジョジョの奇妙な冒険のヴァイツァダストに代表される複雑トリックでシナリオが分かりにくくなる危険性をはらんでいます。それについてなのですが

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さあやの過去回想で、先生に転校生であるはなの事を事前に知らされて世話を焼いてほしい、と頼まれるシーンがあったのですが、そのはなの履歴書? の写真が、髪を切った後のはなのものなんですよね。はなは転校初日に髪を切ってあの独特の髪形になってしまった訳で明らかに矛盾しています。流石にこのレベルでぎゃあぎゃあ騒ぐ気はないですが、これがスタッフのやらかしなのか、タイムリープに早速関係するのかは分からないですね。前者だというのなら些細なミスと言う事で済むのですが…

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あと細かい所では、流石にはぐたんの世話はそれ専用のどこにでも設置できるハウスが登場しましたね。更にハリハムハリーが人間体に変身できることも判明。しかもイケメン! うん、個人的に好感度が5下がった(僻み)。ただはなには少し生意気かわいい感じの妹がいますが、彼女にははぐたんの事がばれそうだなー( ´艸`)

 

薬師寺さあや=キュアアンジュについて

かなりの気遣い屋さんであり献身的な性格のようですね。少々めんどくさいクラスメイトの頼み事も快諾したり、はなの図書館行きに付き合ったり、学級新聞を自主作成してクラスメイトに見識を広めてほしいと願ったり、少しおとなしめな性格が強調されました。この性質は前作のヒロイン・いちかに通づるものがありますが、彼女の場合それがより大人しめな性格に反映されています。

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学級委員との事でクラスメイトからの人望も厚いようです。成績優秀で優しくしかもかわいい、とクラスの女の子に褒めちぎられた際、それに対して恥ずかしそうにするおしとやかさも持ち合わせており、なかなか良いキャラっぷりです。

そして、はなとの交流の中で、自分には何の取柄もない、と少し自己評価が低い様子が描かれました。しかしマザーテレサの名言「自分に出来ない事はあなたが出来る、あなたが出来ない事は私が出来る(かもしれない)」座右の銘にしているしっかりした子でもあります。人の長所を何より重んじる性格は、はなとの共通点でもあり素晴らしいですね。まだ出番がほとんどないほまれも前回のはなについてや、今回の張り出された学級新聞を見て称賛の言葉を贈るシーンがあり、今作は人の長所を応援する、がメインテーマに据えられているっぽいですね。

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さあやにははぐたんの存在がばれましたが、以前彼女の声を聴いた不思議な体験に基づいてはなと一緒にはぐたんの存在を受け入れました。少し粗かった気もしましたが、優しい彼女らしいとも思います。

そしてはなと共にはぐたんの世話をしている最中に、チャラリートが再度襲来、召喚されたオシマイダーに苦戦するキュアエールを助けたい気持ちに反応してミライクリスタルが出現、キュアアンジュへの変身を果たしました。

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今回は鮮明に描かれましたが、ミライクリスタルが生成される際、明らかにはぐたんがサポートしていましたね。はぐたんはやはり最重要キャラである事は間違いないようです。

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キュアアンジュはナースモチーフでしょうが、今回は特にモチーフがらみの技は使いませんでした。自ら知恵のプリキュアを名乗り、今回もキュアエールにオシマイダーの体格から足元を狙えば転倒させられる事を指示するというブレイン的な役割を果たしました。青いオーラの光線技とバリアを早速披露しましたが、青プリキュアによくある水・氷系の技を使うのかはまだ不明っぽいですね。そう言えば今回は肉弾戦はキュアエールがほとんど担当し、キュアアンジュは見せませんでした。まあ、これはおいおいですかね。

最後の浄化もキュアエールが担当し、またしてもチャラリートは退散する羽目になりました。そう言えば今回の怪物・オシマイダーは浄化される際に「ヤメサセテモライマース」と言うのが笑ってしまいますが、さりげに首から社員証ぶら下げているんですね( ´艸`)今週ようやく気が付きました(苦笑)。社畜すぎぃ

 

今後のはぐプリチーム(追加戦士・既覚醒戦士)について

上でも書きましたが、先代っぽい者が登場した点、クライアス社がプリキュアと言う存在を認知している点、更に時間がシナリオに絡む可能性がある事も踏まえて、今の段階ではまだまだ不透明ですかね。素直に考えるならはなが見た白昼夢は先代(もしくは既覚醒者)の過去でしょうが、ことタイムリープが絡むとなあ…

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あと、ハリハムハリーがはなにプリキュアメンバーを集める事を依頼した際、変身用のアイテムを3つ差し出しました。先回、はなに変身アイテムが行き渡ったと解釈するならば、残り3人のプリキュアメンバーがいる可能性があります。それとも、あれははなのものを含めて3つだったのか、それだと話が変わってきますが、いずれにせよちょっと分かりにくかったですね。(追記:あとで確認したところハリハムハリーは変身アイテムが「あと3つ」あると言っていますね。よって、加筆・修正しました。)

となれば、残りのプリキュア枠は3つ。まだ気が早いですが、追加戦士は十中八九ある様ですね。例の白昼夢で4つの影あったのはやっぱり伏線でしたか…

しかも、その候補もはぐたん、クライアス社の若い方の女幹部、場合によってははなの妹など、盛り沢山です。特にクライアス社の若い女幹部はイメージカラーが紫であり、一番の候補に成り得ます。*1

 

なんか第2回にして早くも盛り上がってきましたが、次回は

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とりあえず、はぐたんがぐずる様ですね。流石にほまれメイン回は一旦お預けっぽいですね。ほまれは複雑な事情があるっぽいので、どうせならじっくり描いてほしいのもありますし、良い判断かと思います。

 

今週のはぐプリを一言で表現

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鉄骨持った段階でその豪快さに目を奪われたが、流石に相手の足を掬うだけにとどめたか…キュアラブリーさんだったら間違いなくそのまま滅多打ちにしてたよね( ´艸`)

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

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*1:しかも担当がベテラン人気声優の田村ゆかりさんというのも…まあ、これは邪推の域に入ってしまうが…

【アニメ】HUGっと!プリキュア第1話「フレフレみんな!元気のプリキュア、キュアエール誕生!」感想

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ママァ…ママぁ…

は!? 正気です! 自分は正気でありまッふ!!(噛んだ)

 

流石に第一話と言う事であまり深いところまでは検証できないのはシリーズ毎の事なのですが、今回はいきなり様々なものを詰め込んできましたね。

主要3人もちゃんと登場しましたし、敵の組織、主人公・はなの家族、変身から戦闘シーンまできっちり盛り込んできました。しかも決して無理のない範囲で。

 

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その中でも今回のメインを張った野乃はな=キュアエールですが、とりあえずは一般家庭出身の普通の出自の女の子ですね。前作プリアラの最終回に登場した際にも感じた事ですが、明るく若干軽いノリの女の子であり、自分他人問わず応援する、という性格と重い荷物を持っていたおばあさんを突如飛んできた野球のボールから守る&荷物を持ってあげる(ついでにそのために転校初日から遅刻する)という優しさを持っているローフルさが描かれました。

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そして、大人でイケてる自分を目指すべく前髪を自ら切ろうとして失敗、前述の様に転校初日から遅刻、同級生になる皆にいきなり年齢まで明かす自己紹介、そして慌てて転倒など、ドジっ子ぶりも歴代ピンクを踏襲しています。クンクン…みゆきのにおいがするぞ!

少し気になった点は、前の学校で実際どういう扱いがされていたか、ですかねえ。今回の初登場ではハイテンションさが強調されていましたが、冒頭で髪を切る際に「次の学校ではイケてる自分を目指す」と決意を新たにしてみたり、自分の応援という少し自らに喝を入れている場面が多用され、少々危なかっしくも感じます。こういう点でも若干スマプリのみゆきっぽさがありますね。*1

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プリキュアになる予定の他の二人・薬師寺さあや輝木ほまれにもそこそこ出番がありました。さあやは転校生であるはなを早速学校案内したり、お弁当を一緒に誘ったり優しそうな性格を強調、ほまれはクール系女子ですが、平然と遅刻をして今は少々やさぐれている感じですかね。ほまれは台詞があまりなかったためまだ未知数ですが朝日TVの公式HPによるとどうやら事情持ちの様なので、今後に期待でしょうか。意外と低いイケメンボイスだったのが印象的で、担当声優の小倉唯さんってこんな声も出来るのね…とちょっと驚きました。*2

 

敵については第一話からはっきり描かれているのが逆に意外でした。しかも自社ビルを持っているそれなりの企業ですか。随分と変わった設定を持ち出してきましたね。

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クライアス社というそうですが(暗い明日?)今の段階で幹部5人に社長?と思しき大ボスが控えている感じですかね。一応幹部を束ねる感じのキャラがいましたが(部長か!?)今回敵として突如攻めてきたチャラリートを除いてシルエットでの登場だったので、これからおいおい描かれていくのでしょう。ただ、中の人のせいで部長っぽいキャラは某錬金術漫画の雨が降ると無能になる大佐にしか聞こえなかったです(笑)。

クライアス社としては何かを探している様ですが、一応「ミライクリスタル」に関係するものである事は分かったものの、シナリオ中盤でチャラリートがはぐたんやハリハムハリーに目もくれなかったため、今の段階では若干不透明に感じました。

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また、チャラリートが出動する際、稟議書*3を部長格のキャラに通し、更に大ボスっぽいキャラが承認のハンコを押すという「今回の組織は企業」を強調しているのも面白かったですね。身も蓋もない事を言うとブラック企業というヤツをモチーフにしたんでしょうが、どういう描き方をするのかはこれからを注視してみましょう。個人的には結構難しいテーマな気がします。流石に現実的過ぎるというか。

 

プリキュアと戦闘については、幹部が一般人のネガティブな感情を糧に怪物を創造するという、従来のタイプに落ち着きましたね。

はなは怪物に襲われそうになったはぐたんを救出するべく、抱きかかえた上で怪物に対峙する強い意志を見せた事で変身アイテムが生成、キュアエールへの変身を果たしましたが、これがはぐたんのバックアップがあったのか、前作プリアラに様にあくまでも自然発生だったのかは今の段階では謎ですかね。

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戦闘シーンは流石に徒手空拳復活でした。自身の数倍もある怪物・オシマイダーを一本背負いの様にぶん投げ、そこから怒涛のラッシュ→必殺技という王道パターンであり、安心してみていられました。やっぱりプリキュアシリーズはこうあってほしいよね。

ただ、今回変身に驚く描写はありませんでしたね。ゴプリからずっとこのノリであり、初変身で慌てふためくヒロイン、というのはもうトレンドでないのですかね。尤も、今回のはなはイケてる自分を目指す少し軽い性格、というが幸いして、変身をあっさり受け入れるのは逆に「らしくて」微笑ましかったですけどね( ´艸`)

 

そして、当然いくつかの謎も残りました。

もちろん、その筆頭は突如空から降ってきた赤ちゃん・はぐたんハムスターの姿をした妖精枠・ハリハムハリーでしょうか。事情はおいおい語られるのでしょうが、ハリハムハリーがはなの部屋に図々しく押しかけ、はなにハムスターが喋っている異常さにびっくりしている事に対して「何や、この世界のハムスターは喋らんのか」と、平然と答えており、異世界の存在が示唆されています。

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また、チャラリートがはながキュアエールに変身した際「新しいプリキュアが生まれた!?」と驚いており、これは少なくとも既にプリキュアが存在している事を表しています。それが追加戦士に引っかかる台詞なのか、若しくは既にプリキュアであることが発表されているさあや・ほまれが実はすでに覚醒済みなのかは定かではありませんが、少なくともクライアス社はプリキュアという存在を認知しており、前述の異世界の事も含めて、色々謎めいていていますね。ここら辺もまだ第一話ですから、これからのお楽しみと言った所でしょうか。

しかし、赤ちゃんを育てる、というのをこれから先どう料理していくのかは若干不安でもありますね。特に野乃家が本当に普通の一般家庭っぽかったので余計そう感じます。

育児をテーマにした作品は過去にも何回かありましたが、ドキプリのアイちゃんはジョー岡田という店持ちの保護者がいましたし、まほプリのはーちゃんは妖精という事もありサイズ自体が小さく*4、不可思議な現象に理解があるマホウ界が存在したため、それほど中学生が赤ちゃんの世話をするという事自体に違和感はなかったのですが、今回は育児そのものがメインテーマの一つでもあるようですし、上手く乗り切ってほしいですね。

 

敵組織が企業と言う変化球*5はあったものの、概ね歴代のパターンを踏襲しており、正直言うと安心して見ていられました。ここしばらく少し風変わりなプリキュアが続いた気がしますし、ここらで王道を攻めていくのも良い、と感じました。

 

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来週は早速さあやがキュアアンジュに変身&メイン回の様ですね。キュアエールがチアガールモチーフであるのに対し、頭のカチューシャからイメージはナースでしょうか。個人的には一番のお気に入りデザインです。転校したてのはなを気遣うなど、性格の良さも折り紙付きのようですし、これは期待大! ですね。

 

今週のはぐプリを一言で表現

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正体の分からないものが空から飛んできたのに、避けようとしないで受け止めるのは常識的に考えると危ないと思うんですぅ…まあ、本当に避けてたら悲劇と言うレベルではなかったけど(笑)

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

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*1:まあ、メインキャラ原画が同一人物と言う色眼鏡はある気もするが…

*2:少し甲高い声のツンデレのイメージが強かったので。自分がやっているソシャゲに二人もその手のタイプがいるので印象がより強い。

*3:しかし、この稟議書、到底日本語で書いてある様には見えないよなあ…

*4:しかも初期はリンクルスマホンに収納可能だった。

*5:ただし過去作品には5のナイトメア(社)がある。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!/総評

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さて、先日大団円を迎えたキラキラプリキュアアラモード(以下プリアラ)ですが、今までの作品と比べると、あっという間に過ぎ去った、時間の経ち方が妙に早かった作品、というのが最初の感想でした。

なかなかプリアラロスから立ち直れませんが、1年間を振り返りつつ、まとめていきたいと思います。

 

まとめ

やはり、4クール1年間で6人のプリキュアメンバーは多すぎました。おしまい。

 

 

 

 

 

いてっ! すいません、冗談です。石、いたっ! 石投げないでっ(´;ω;`)

 

と、冗談めかして言っていますが、実は半分以上これは本心です。

上でプリアラロスなどと言っていた舌の根も乾かないうちに何を、という声もあるでしょうが、ここからは少し真剣に総評していきたいと思います。

 

この作品の根本的な欠点。それは6人体制であった事

スタート時点で5人で始まったプリアラですが、最初から5人と言うのは実にスマイルプリキュア以来、5年ぶりだったのですね。最終的に5人体制になったドキドキプリキュアもありましたが、久方ぶりの多人数体制と言う事で、どう料理するかは番組開始当初から注目点でありました。

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結論から言えば構成そのものはスマプリに似てはいました。各個人回にスポットを当てつつ、つなぎの話を交えて、最後の敵に迫っていく。なのですが、今作のキャラクター達は非常に個性的であり、良く言えば深みがあったのですが、反面以前の記事でも書いた通り変化球タイプばかりだったんですよね。それが故にとてもではないのですが、1話30分ではその魅力を引き出せない。しかも困った事に今作品の縛りであるスイーツクッキングを何処かに挟まなければならず、更にキャラクターの個性を語る時間が削られていきました。

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スマプリの多人数劇の作り方は言うなれば見た目と性格にそれほどミスマッチがない、悪い言い方をするとステレオタイプ的なキャラクター性を利用した上で、可愛さや面白さを追求した作りになっており、視聴者側にとってとても分かりやすくゆるいものになっていた気がします。それが故に突如訪れるシリアス回でのギャップが鼻につきもしたのですが、30分をフルにその時その時のテーマに使える事もあって、充実感があったのも事実です。

ところがスマプリの形を踏襲してしまったプリアラは個性的なキャラクターを魅力的に語る事に時間的な制約を受けてしまった事に加え、6人目キュアパルフェが加わってしまった事によって、1人に使える時間が更に減少してしまうというまことに困った事態を生み出してしまいました。

これは考えてみれば当たり前の事で、例えば6人体制で各々のエピソードに1話充てるのであれば、最低6話分も必要になるのです。6話分というのは時間に直せば1か月半です。もし、ゴプリの最終単独エピソードの様にキャラクターを掘り下げるのに2話分使ってしまえば、それだけで3か月です。これでは4クールあっても実は足りない。

詳しくはキャラクターの項で後述しますが、今作の複雑なキャラクター性を持つ登場人物を1回のエピソードで描いていくのは難しかったと思います。ゴプリが良かった点はあれだけの複雑な感情(特にこれはきららが顕著だった)や立場を持ったキャラクターをじっくり描いた事にあるのと思うのですが、これは取りも直さず、4人しかメインキャラがいなかった͡事に因るところが大きかったと思います。

6人体制と言うと、5GoGoが過去作品にありますが、この作品は初代に次ぐ2年目に突入した作品であり、6人体制自体は1年しかなかったものの、ミルキィローズを除く5人は既に1年かけてじっくり描いていたという大きなアドバンテージがありました。

そう考えると、4クールで6人のプリキュアを登場させるというのはシリーズ初の試みでもあったんですね。その上であえて言わせてもらえれば、今回の4クールで6人プリキュアを従来の形を踏襲して描き切るというメインプロットは明らかに失敗だったと言っていいと思います。

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多人数でもやりようがない訳ではないと思うんです。奇しくもほぼ同時期に同時進行した戦隊ヒーローシリーズ・キュウレンジャーはシリーズ最多メンバーを最初から謳いつつ、回ごとに担当キャラを明確に決めてみたり、キャラ同士の繋がりを絡めて小チームを組ませておいたり、色々工夫していました。

翻ってプリアラも、最終盤のおまけ扱いとは言え、キュアペコリンやルミエルなどが一時的に参戦しており、更にプリキュアでこそなかったものの似たような力を行使したジュリオや濃いキャラクターを押し切ったビブリーなど、もういっそのこと、キュウレンジャーに倣って今作もシリーズ最多でも謳えば良かったんじゃない? と個人的に思わせた程です。

制作側がどう捉えているのかは分かりませんが、プリキュアシリーズは今後も続くのでしょうから、今作の教訓が今後に活かせればなあ、と思う次第ですね。

 

個性的なキャラクター

プリアラチームについて

放映当初から思っていたのですが、まずはスイーツと動物言う脈絡のない組み合わせが鼻についたことに加え、そこに更にシリーズ恒例の色との組み合わせが加わって、最初から複雑な構成を盛り込み過ぎていました。

もちろん、回を重ねるごとにその違和感は薄らいではいきました。最初に一番自分がしっくりこなかったのはやはり熱い性格をライオンに準えたのに、青のイメージカラーと冷たいお菓子であるジェラートを組み合わせた立神あおい=キュアジェラートでしたが、彼女はそのきっぷのいい性格の反面、非常に理知的な一面があり、プリアラチーム全体の問題を最初に提起したりバンド活動と自身のお嬢様であるという立場に思い悩んだり、この手のキャラクターにありがちな能天気さとは真逆の場面が度々描かれており、おまけに学年でTOP5に入るほど勉強が出来るという意外性を持ち合わせていました。

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いい方向性に取るならば、ライオンは集団戦を得意とする実は賢い動物ですから、知性枠に当たる青をイメージカラーに当てたのは間違いではなかったのかな、と思いますが、これは回数を重ねたからこそ出せた味でもあり、やはり複雑ですよねえ。

このあおいの例に限らず、プリアラチームのメンバーは皆一癖ありました。と言うよりはどこかしらに二面性を持っていました。明るく素直でありながらいじましいばかりの自己犠牲性や気遣いを持ついちか、気弱でありながら最も芯の強さを発揮したひまり、気まぐれを前面に押し出しながらも実は優しさと激情を持ち合わせていたゆかり、一見独り立ちしているように見えて実は皆から支えられていたあきら、そしていちかと似た性格を持ちながら歯に衣着せない物言いがピカリオの悲劇を生んでしまったシエル、全員どこかしらに表裏があり妙な人間臭さがありました。

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それはそれで良かったのですが、これを描けたのは4クール1年と言う長いスパンがあったからこそ辛うじて、でした。人数が多いのが災いして、一話分にキャラを詰め込み過ぎて一回一回はキャラクター性をあまり深く描けなかった上、個人エピソード回が回ってくる周期も長めになってしまう、というまことに困った事態が発生しました。更にこれだけの人数になるとどうしても要所要所でキャラクター配分の不具合が発生しており、これはキャラ立ちが大人しめのひまりやあきらがあまり作中目立たないという若干割を食う形で現れてしまいました。

そういう事も踏まえて、やはり上でも書いた様に6人体制は失敗だったのかな、と感じます。しかし、全体としては最終的にキャラの魅力は描き切ったと言って差し支えなく、これは自身がTwitterで呟いた事なのですが

こういう感想も同時に得ており、連続で見ると視聴済み故の知識がある事も手伝ってイメージががらりと変わる可能性がありますね。

考え方次第でしょう。今回みたいに複雑な性格を持ったキャラクターを1年かけてじわじわ描くのも、スマプリの様に直球で分かりやすいキャラクター性を持たせるのも、どちらも正しいと言える。だけど、個人的には1年1週間というスパンには正直合っていなかったのかな、というのが今回のプリアラチーム全体の印象でした。

 

敵キャラについて

前作まほプリに於いて、大きな不満点の一つに敵キャラの魅力のなさがありました。特に幹部に関しては無個性ではなかったものの、全員がボスに絶対の忠誠心を持っている点や、何をしたいのかわからない上に怪物をけしかけては返り討ちにあい無様に撤退する、さりとて憎めなさがある訳でもないという、わりかしどうにもならないものでした。

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しかし、今回は序盤からラスボスとして君臨していたノワールの正体をオブラートで隠しつつ、実はキラリン=シエル=キュアパルフェの縁者だったジュリオ、我儘勝手な性格ながら強烈なキャラクター性を持ったビブリー、粗暴さと傲慢さを具現化したグレイブ、そしてラスボスと密接に関わりがあった、というよりは最終的にラスボスとなったエリシオ、と幹部が非常に魅力的でしたね。

正直言えば、戦闘シーンにおいてはジュリオとビブリー、グレイブは若干物足りないと言うか、善戦はするもののどうにも力不足な印象が拭えませんでしたが、それでも大体はプリアラチームがチームプレイをしてようやく互角、の様な展開が多く、バランスそのものはちょうどよかった気がします。しかも、各自出したファイナルモードではプリアラチームを全滅寸前まで追い込むパワーがありました。

後半のエリシオはかなりの強敵感がありましたが、グレイブが退場した後はとにかく一人で高戦闘力を発揮しつつ、精神攻撃を執拗に繰り返す万能さ・非情さが鼻につきました。しかし、それも実はエリシオがノワールから生み出された存在であった事が判明し、一気に釈然としない点が払拭されました。

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そして、とにかく今回の敵はプリアラメンバー以外にも関係者は言うに及ばず赤の他人も巻き込みまくっており、歴代でも相当タチの悪い組織という印象です。 この点でもエリシオは容赦がなく、病人のみくに平然と手を出した挙句怪物化させたり、ひまりにとっては何より大切であったであろうスイーツ研究ノートを燃やしてみたり、とにかく卑劣な手段が次から次へと繰り出され、これ、本来の視聴者層の幼女たちは泣きださないか不安になるほどのレベルでした。*1

ただ、個人的な見解を述べさせてもらうと、今までのシリーズでの疑問だった

プリキュア側は正体を隠さなくてはならないのに、敵側はプリキュアの正体を知っている。にも拘わらず敵はプリキュア関係者に何故か手を出さない」

という矛盾に見事に応えてくれたという点で、この悪役感は大好きでしたね。と言うか、今までのシリーズの上記の法則の方がむしろ不自然だったぐらいで、ちょっとこの場で言うのは憚られる様な薄い本の様な展開になる方がむしろ自然なんじゃないの? というのは前々から思っていたんですよね。*2

まあ、視聴の最中はそのエリシオもやる事やる事裏目に出て、結果的にプリアラチームをパワーアップさせていたのには苦笑しましたし、最終的には全ての幹部が生き残るというのは少しどっちらけ感はありました。が、振り返ってみれば良い悪役だったと思います。

 

その他のキャラクター達

実はこの作品は登場人物がかなり多いように見えて、意外と閉じられた世界であり、主要な登場人物は少なかったのですよね。これもプリアラメンバー6人の弊害だと思うのですが、とにかく時間が押せ押せでそういうサブキャラクターまで手が回らなかったイメージです。

それが最も顕著に表れていたのが、シエルが転校した回以降、学園生活がほとんど描かれなかった事でしょうか。他にもとうとう最後まで登場しなかったひまりの親族など、どうにも中途半端なイメージでしたね。

そんな中でも、妖精枠にあたるペコリンは最終盤にはプリキュアになって大活躍しましたし、長老も上手く設定を活かした良いキャラクターでした。

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特に感心したのは長老で、このキャラクターはプリアラメンバーを見守る保護者的な立場でしたが、人望もあり穏健派として非常に常識的な人物(?)でした。そして皆を守るために霊体になってしまった設定が最後でも活かされ、彼を霊体に縛り付けていたキラパティボックスが最終回で肉体を取り戻した事により解放され、世界を駆け巡る事を決意したいちかに譲渡された展開には唸らされました。

また、最後の最期でいちかの枷を外してくれたペコリンも非常に好印象でした。ペコリンは、ジュリオに操られた好戦的な妖精によって妖精サイドがピンチに陥った際にいちかに助けを求め、いちか、延いては他のプリアラメンバーをプリキュアの道に導いた存在でしたが、その彼女が最終話で自らキュアペコリンに変身し「キラパティは大丈夫」という証を立てていちかに自由の翼を与えたという点で、物語の始まりと終わりを語る重要な役割を与えられていたのが印象的でした。後半の献身的な姿も含めて、まほプリに続き妖精枠としてちゃんと考えられていたなあ、と感心する事しきりでした。

 

徒手空拳封印の失敗

さて、放映前からプロデューサーさんから肉弾戦封印を宣言されていた戦闘シーンでしたが、これはもう明らかに失敗だったと明言して良いでしょう。

ただでさえ、スイーツ作りを話中に挟まなければならない縛りのため、タイムスケジュールが詰め詰めなのに、基本的にクリーム状の飛び道具を飛ばして拘束・無力化、そこからの必殺技での浄化、というワンパターンな流れは流石に迫力不足は否めませんでした。*3

また、今回はスイーツを前面に押し出したせいなのか、各々の技に一貫性がないというか、本当に謎クリームを発射するだけに留まったのも非常にまずかったと感じます。

何度も比較対象にして申し訳ないのですが、やはりここら辺はスマプリは非常にわかりやすかったですよね。ピンク→桃色光線(苦笑)、オレンジ→炎、黄色→雷、緑→風、青→氷という非常にわかりやすい技構成であり、ビジュアルも派手で技そのものにも迫力がありました。

対して、プリアラでこの辺りが解りやすかったのは、正直言えば氷パンチを基調にした技を持つキュアジェラートぐらいのもので、やれマカロン状のヨーヨーを相手にぶつけるとか、やれチョコレート色の渦を相手にぶつけるだの、はっきり言うと戦闘シーンにピンとこない技ばかりでしたよね。

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それでもキャラクターの技それぞれに何らしかの特徴があればまだ良かったのですが、強いて言えばキュアマカロンのマカロンジュリエンヌが拘束技(っぽくも使える)程度のイメージしかなく、シリーズ恒例のバリア特化もおらず、正直漫然とした戦闘しかありませんでした。

前作、まほプリでは敵が弱いことに加えて、魔法使いを標榜しながらモンクもびっくりの超武闘派だったのに頭を抱えましたが、ここまで戦闘シーンに迫力がないのもそれはそれで困りモノだと感じましたね。

前半はキュアジェラートの咆哮やキュアカスタードの超スピード、後半でも声を封じられたキュアジェラートの沈黙破りなど、見るべきシーンもなかった訳ではないのですが、そんなクオリティが長く続くはずもなく、自ら入れた縛りで首を絞めたイメージです。

そして、何よりまずかったのが必殺技のビジュアルの悪さでした。特にキュアショコラの必殺技・ショコラアロマーゼはどう見ても上空からマ〇グソが襲い掛かってくる様にしか見えず、本当に直してほしい技の一つでしたね。

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また、5人同時に放つ必殺技スイ・ツー・ワンダフルアラモード、キュアパルフェも含めたプリキュアファンタスティックアニマーレ、ともにお世辞にもカッコいいとは言えず物足りなかったです。唯一、中盤での浄化に使用されたキュアパルフェのキラクルレインボーはスピーディーにパフェを作る過程に疾走感があり演出的に申し分ありませんでしたが、反面、個人技での浄化がしばらく続くという、まほプリの悪夢再び、みたいなのが素直に楽しむのを徐々に阻害していったのが惜しかったです。*4

他にも、何の脈絡も襲い掛かってくるエリシオや、スイーツアニマルで対処できたはずなのに上空の敵に為す術もなく一方的に攻撃されるプリアラチームなど、不自然な場面も多々見られ、どうにも消化不良が多い戦闘シーンなのは残念の一言でした。後半登場したスイーツアニマルもいくらでも使いようはあったでしょうに、PFA時の使用に留める*5など、いくら浄化がメインテーマのプリキュアシリーズとはいえ、迫力の戦闘シーンは間違いなく売りの一つなのですから、肉弾戦封印は間違いなく失策だったと言っていいでしょう。

 

シナリオ自体は非常に良かった

これに関しては非常によく出来ていましたね。所々粗い部分は散見されましたが、話の根幹にルミエルとノワールとの確執があり、これに関しては全くぶれてはいませんでした。

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この話ははっきり言えば恋愛がらみが拗れて大惨事になったケースです。そういう点ではブルーが中途半端な態度を取ってしまったが故にミラージュという闇を生んでしまったハピチャと似てはいますが、今回のルミエルとノワールの件は、双方ともにしょうがない事情に基づいており、ちょっとしたボタンの掛け違いが悲劇を生んでしまった例でした。少々勿体なかったのは、ルミエルにしろノワールにしろ、各々の事情にそこまで深くシナリオが切り込まなかった点でしょうか。

最終回まで見たからこそ感じた事なのですが、ルミエルはイチゴ坂出身でずっとイチゴ坂を守っていたと思っていたのですが、考えてみれば舞台が日本でありながら外国名であり、ひょっとしたら最後のシーンのいちかと同じく、各国を巡っていてイチゴ坂で事件に巻き込まれた可能性があるんですよね。

同じく過去のノワールについても詳しくは言及されませんでしたが、その台詞からどうも軍人関係なのでは? と思わせる描写がありました。その半生を戦場で過ごしてきた殺伐とした身の上ならば、ルミエルの溢れかえる優しさに激情にも似た恋心をコントロール出来ずに一気に闇に染まったというのも分からなくはないです。

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…まあ、あの「俺のものにならないなら世界滅ぼしゅ」というギャグにも似た唐突さには苦笑を禁じ得ませんでしたが。

少し穿った見方なのですが、プリアラの舞台をもし放映年の2017年とした場合、ルミエルやノワールが実在した時代はおよそ100年前と明言されているので1917年と言う事になります。現実のこの年の近辺を調べてみると激動の時代であることが解ります。

第一次世界大戦ロシア革命、関東の大水害など暗い事件も多く、これならばその暗黒を照らすべく活動していたルミエル、そして時代の奔流に呑まれていたノワールという図式にも妙に納得できるものがあります。

もちろん、プリアラの舞台が2017年とは名言されていませんから、推測の域は出ないのですが。

結局、失恋により大切なものを失いたくないノワールの絶望がエリシオを生み、心の闇に付け込むように他の幹部を次々と篭絡、ノワールの意を汲んだエリシオが執拗にプリアラメンバーやその関係者を闇堕ちさせようとする姿にも説得力がありました。根元の設定がしっかりできていたからこそ出来た演出であり、非常に好印象でした。

そして、その根元を軸にしてプリアラメンバーの成長を時間はかかったものの描き切れたのは本当に上手でもありました。特に年長組であるゆかりとあきらの描き方は申し分なく、目立つことこそなかったもののあきらの各エピソードとそれを繋いだ成長度合いには感心しましたね。

 

しかし、反面、どうしても納得できないことも一つありました。

それはキラパティがどういう商売をしているのか全く分からなかった、もっと具体的に言うと、金銭関係の話が一切出なかった事でした。

それはプリキュアシリーズに相応しくない? 確かにそう思います。

ですが、それならハナからパティスリー関連の話をするべきではなかったと思うのですよね。作品全否定になってしまいますが。

作品中、何度もキラパティが商売をしている場面は語られました。お客にスイーツを振る舞う場面は幾度となく描かれ、店舗と顧客の関係を築いており、いくらなんでも無料で振る舞っている規模ではないんですよね。地下のキラキラル発生装置を使っている=原価タダの可能性はありますが、近所の果物屋で果物を品定めしている場面もありましたし、まさか立神グループが資金バックアップをしているとも思えない。

パティシエは女の子の憧れの職業でも上位に入っていたと記憶していますが、だからこそそういう点はしっかり描いてほしかったですよね。前作のまほプリでも1か月単位で家を留守にしたみらいを家族がお咎めなしにしたり、こういう現実味のある点をアニメだから、幼女向けだから、とぼやかすのははっきり言って逃げです。

今作はプリキュアメンバーがパティスリーをやる、というのがメインプロットの一つなのですから、これだけは本当に惜しかったと思っています。

 

今度こそ本当にまとめ

それらも含めてもう一度言いますね。

やはり、4クール1年間で6人のプリキュアメンバーは多すぎました。

せっかくしっかりしたシナリオ設定も、キャラ立ての魅力も、戦闘シーンも、いい要素があったにも拘らず全て中途半端にしてしまいました。

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正直言えば、これが追加戦士なしの5人であったのならば…と本気で思う程です。反感覚悟で言いますが、ジュリオの件がなければシエル=キュアパルフェってあまり必要のないキャラだった気がするんですよね。ここまで個性的なメンツを揃えたが故に、性格そのものもいちかと被るところが結構あり、ビブリーのフォローについてもいちかで充分代用できる範囲の内容でした。はっきり言うと5人に絞って、もっと初期5人の魅力を引き出した方が良かったのでは…と思いました。シエル=キュアパルフェ自体は第41話に代表される様なはっきり物を言う性格など好きなんですけどね。

 

何とかギリギリ、次回作HUGっと!プリキュア放映前に総評を書き切ることが出来ました。各キャラごとの寸評やもっと突っ込んだ事を書こうかとも思ったのですが、文章量が更に膨大になる上に、1年間の記事の蒸し返しになる事も多いと思われたので割愛しました。明日からは新シリーズと言う事ですが、まずは掴みでどうなるのか、注目しながら視聴する事にしましょう。

 

それでは、最後のキラキラル☆

 

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*1:ただ、往々にしてプリキュアシリーズはこういう容赦のない表現が散見される。キュアサニー人形事件やキュアダイヤモンド氷漬け事件など。

*2:もちろん、皆無だったわけではない。

*3:今思い返しても、肉弾戦ぽいものは序盤のキュアジェラートが数回と、後半のエリシオとキュアショコラの一騎打ち、最終決戦ぐらいしか思いつかない。

*4:ラクルレインボーは技演出そのものが冗長だったのも個人技なのに…と思わせた一因である。

*5:効果的に使ったのは姿を消したディアブルを嗅覚によって発見した回と最終エリシオ戦のみ。大体騎乗前提の召喚獣であったのにも拘らず、PFA以外でまともに騎乗したのは最終エリシオ戦のみとどうにも勿体ない使い方をしている。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第49話・最終回「大好きの先へ!ホイップ・ステップ・ジャーンプ!」感想

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サンデーLIVEのキュアホイップ生出演の茶番具合がなかなか微笑ましかったが、古田のどうすればいいか分からない、と言った感じの狼狽えぶりで更に微笑( ´艸`)

 

さて、最終回でしたね。前作の様に世界観がどっちらけになる事もなく、さりげなく伏線回収しつつ、最後はしんみり終わるという、起承転結がしっかりしてて流石ラストに相応しい出来でした。

 

話の流れとしては、舞台が1年後に移り、そこまで細々とやっていたキラパティでしたが、とうとういちか以外は最終日を迎えます。ゆかりの一時帰国をきっかけに、久々のフルメンバーで顔を合わせるのですが、いちか以外は進路が決定しており、彼女のみが取り残されることになるのです。が、実はいちかにも世界を駆け巡ってスイーツで人々を笑顔にしたい、という夢を持っていたのですが、皆の夢のために自らが身を引いていたことが発覚し、その問題でひと悶着が起こってしまいます。

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そんな時に長老の肉体が突如巨大化して暴れ始め、途中ゲストキャラの野乃はな=キュアエールの登場を交えつつ、皆で協力して敵を撃破。いちかのわだかまりも晴れ、現在のキラパティは長老とペコリンに託していちかも夢に向かって進み始めました。

更に数年後のプリアラメンバーの行く末を写しつつ、最後にルミエルとノワール、ディアブルの転生体と思われる子供たちといちかが邂逅する…という場面で幕となりました。

 

ゲストキャラ・野乃はな/キュアエールについて

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次回作、HUGっとプリキュアの主人公。まだ本編が始まっていないので何とも言えませんが、今までの番宣(自らを「イケてる!」と言ってみたり)や、今回の描かれ方から察するに、かなり元気で若干軽いノリの娘だな、というのが印象です。こういう性質は今までのプリキュアメンバーにいなかったわけではないですが、ピンク枠としては案外珍しいですね。

キュアエールはその名が示す通りチアガールがモチーフでしょうが、初登場時にいきなり超高速で巨大化長老の足元に飛び込み猛烈なキックで転倒させるという、徒手空拳復活! をアピールしました。

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そして、そこから窮地に陥ったプリアラチームを援護しつつ、チアリーディングさながらの応援をかますという、これまた新しいスタイルを披露。本編が始まった後にこれを活かすのか、それとも死に設定になるのかは注目点ですかねえ。*1

今回はプリアラの世界観を壊さない程度の登場のし方だったため、まずまず無難に引き継ぎ回としては成立したかと思います。まあ、これが統一世界観だというのなら、はなも前回でキラキラル化した事になってはしまうんですけど、ね。*2

 

ここで使うか! 長老復活の伏線

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これは正直ちょっとビックリしました。今作の序盤、長老が肉体を失った経緯は語られていましたが、グロい言い方をすると暗黒キラキラルの直撃に耐え切れず爆発四散していたものばかりだと思っていました。が、まさか、肉体だけ町の中に残っていたとは…

しかし考えてみると、ノワールも失恋のショック(笑)で暗黒化した際に肉体は残っていますし、その際にその空の肉体を使用してエリシオを作り出したんですよね。

ただ、長老の巨大化及び黒化自体は若干謎が残りました。

経緯としてはキラパティを訪れていたはなが持っていたお土産用スイーツからあふれ出ていたキラキラルをたまたま近くにあった長老の肉体が吸収して巨大化した、みたいなニュアンスでしたが、特に闇のキラキラルを吸ったわけではなく、どちらかと言うと長老の肉体そのものが闇に染まっていたようなイメージでした。

個人的には、死んだ肉体が一年以上放置されていた訳ですから、その間に不浄なものを取り込んでしまった、という風に解釈しましたが、ここらへんはもうちょっと分かりやすく表現してほしかったかな。ただ、このイチゴ坂と言う町は古くはルミエルの時代から災難まみれの街ですから、負の感情が吹きだまっていても何の不思議もないんですよね。そして、それを今回プリアラチームが浄化した事によって、今度こそ本当にイチゴ坂と言う町は救われたのかもしれません。

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最後はペコリンを中心としたプリアラチームの説得で肉体のキラキラルが浄化されたところで長老の魂が融合し、見事に復活を遂げました。というか、長老、エラい慕われてたのね( ´艸`)

 

ペコリン/キュアペコリンについて

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第47話に引き続き、今回も主役に大抜擢される活躍を見せました。*3

巨大化した長老にPFAですら歯が立たないプリアラチームをサポートするべく、長老の制止を振り切って参戦しましたが、最後には必殺技まで飛び出し、しかもいったん敗れはするものの、キュアエールの助力を得て、最終的には巨大化長老を拘束するという大金星を上げました。

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その必殺技も妖精みんなの助力を得て強大な力を発揮するもので、妖精たちのリーダーの素質を持っているのかな、と漠然と考えたりもしました。まるで積尸気転霊波みたいだ…

また、ペコリンがこのプリアラと言う作品を通じて成長し、最後に長老と一緒にイチゴ坂でのキラパティの活動を引き継いでくれたことで、いちかの憂いも晴れました。

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気遣いの鬼とも言えるいちかを最後にその枷から解き放ったという点では、やはりルミエルの献身を受け継いだのかな、と個人的には感じましたね。数年後を描いた後日譚では人間形態も自在に扱えるようになった様ですし、妖精枠からはみ出さず上手く描かれたキャラだったと思います。

 

そして、数年後の皆の姿

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皆、自分の道を順調に歩んでいる様子が描かれました。ひまりはドジっぷりこそ変わっていないようですが研究員に、あおいは音楽活動に(しかもえらく美人になって…)、あきらは病院での研修、ゆかりは…良く分からなかったけど(苦笑)相変わらずのようですね(一応、スイーツの勉強に行っているんだよね)。シエルはイチゴ坂に残って自分の店の切り盛り。皆、充実した日々を送っている様です。

そして、長老にキラパティボックスを託されたいちかは…

世界を飛び回って人々を助けるというのは、母親の後を追ったとも取れますが、いちかの母は医療であるのに対して、いちかはスイーツ作りで人々を笑顔にする、という道を選んだようですね。かつてイチゴ坂でルミエルが行っていた活動をワールドワイドに広げたみたいな感じですか。*4

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そして、異国の地で再びルミエルとノワールの転生体と思われる子供と邂逅したのは少しジーンとしましたね。ルミエルとノワールに端を発した今回の騒動が幾多ものめぐりあわせの果てに帰結した素晴らしい最期だったと思います。

ルミエルの夢を引き継いだいちかが転生したルミエルとノワールにその夢を届ける。しかも、いちかは知ってか知らずかノワールの過去の過ちを窘める様に男の子を窘めた上で、あたかもかつての悲劇の運命を修復するが如く二人の子供にスイーツをプレゼントする…抒情的ですよね。

 

さて、総評は近日中にアップしたいと思いますが、正直言うとあっという間に過ぎ去った作品だったというのが感想です。手放しで褒められる作品ではなかったですが、この辺りも含めて総評でまとめたいかと思います。

 

今週のプリアラを一言で表現

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最終回OPでも仮面の謎の男のままだったジュリオ君、流石に途中で許してあげてほしかった( ´艸`)

 

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*1:実際、今作のキュアカスタードの超スピードは途中で死に設定になってしまった。

*2:まあ、キラキラル化した人間の記憶はないという設定なので破綻自体はしていないのだが。

*3:穿った見解かもしれないが。

*4:というよりもルミエルも世界中で活動していて、たまたまイチゴ坂で事件に巻き込まれた可能性がある。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第48話「さいごの戦い!世界まるごとレッツ・ラ・まぜまぜ!」感想

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冒頭、ルミエルとノワールのカードを使って最終形態になったエリシオだが「正直、それならどうとでもなるんじゃね?」と思ってしまった不謹慎な私…

 

でも実際のところ、最初の方こそプリアラチームを圧倒していたものの、最終的には敗北した辺り、やはりエリシオ+プリキュアプリキュアに匹敵する力とプリキュア7人じゃ勝負は見えていましたね。尤もその後酷いことになりましたが…

 

さて、今回はタイトル通り最終決戦となりました。

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上でも書いた通り、ルミエルとノワールの力を上乗せしたエリシオvsキュアペコリンを含めた7人のプリアラチームとなった訳ですが、終始押していたエリシオでしたが、やはり数の優位がモノを言うプリアラチームになかなか決定打を与えられない事に業を煮やした彼はPFAの闇版を繰り出します。

それに対抗してプリアラチームも強化版(恐らくキュアペコリンが加わったため、相乗効果でより強力になった)のPFAスペシャルで対抗、技の衝突で散布されたキラキラルで町の人間が正気に戻ったため、皆がプリキュアの応援をしだし…

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がんばえー!ぷいきゅあー!

この応援が出たら、相手は無条件で敗北なのがプリキュアシリーズの伝統なんですよねー(苦笑)

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さらに強化されたPFAスペシャルが炸裂し、大気圏外まで吹っ飛ばされたエリシオですが、追い詰められた彼はなんと自分の中に地球そのものを飲み込み、完全に無の世界に全てを閉じ込める…というとんでも行動に出ました。

うーん…エリシオ一人にここまで出来るというのは、ちょっと解せない展開でしたが、ルミエルとノワールの力を上乗せしたが故に起こせた大技と解釈するしかないのかなー。

 

エリシオについて

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まさかのラスボス化でしたが、やはり彼は感情の塊でしたね。過去の記事でも指摘しましたが、彼は喜怒哀楽全ての感情が過去に何回も描かれていました。

彼はプリアラチームを闇の陣営に誘い込もうとかなりしつこく色々な罠を使っていますが、その際に喜びと楽しさを、彼女らが闇に染まらなければ怒りを、そしてノワールの失恋を哀しんでいました。

今回、無の世界に閉じ込められた際にキュアホイップがエリシオの過去が垣間見えましたが、要約すると

ルミエルにフラれたノワールが闇化→その際に空になったノワールのボディにルミエルが作ってくれたカップケーキから発生したキラキラルを闇化させて注ぎ込む→エリシオ誕生

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結局、邪ではあるもののキラキラルそのもので生成されている訳*1です。邪のキラキラルに染まった過去の幹部たちは無感情だったでしょうか? ジュリオ、ビブリー、グレイブ…むしろ感情豊かと言って差し支えない面々が揃っていたのが現実です。そもそも、エリシオが自身に感情がないからこそ、無感情の世界を支配できると嘯いているのも、元を正せばノワールの失恋に端を発しており、これを引きずっているエリシオに感情を制御できるはずもないんですよね。*2

何より自身を朽ち果てさせてまで、世界を無に包み込むという暴挙そのものこそ、様々な感情がないまぜになって起こした、言うなればヒステリックな行動に少なくとも私自身には映りました。

 

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そして、感情と言う側面において、プリアラチーム内で最も冷静であると思われたゆかり=キュアマカロンが今回のエリシオ戦に関しては「散々私たちの心を弄んだくせに!(だから貴方に感情がないなんて嘘よ)」と激しく感情を顕わにしたり、無の世界に閉じ込められ祖母が消えたと思われるところを見た際(実際には一時的にキラキラル化しただけ)には「エリシオーッ!」と激昂してみたり、やはりゆかりさんは一番うまく描かれておりスタッフから愛されているのが良く分かる演出は面白かったです。

中学生組が無の世界で絶望しかけるのに対して、高校生組がある程度毅然とした態度を取っているのも、良かったですね。

そんな中、唯一霊体であるが故に自由に行動できる長老が最後の力を振り絞ってプリキュア達を救うのですが、流石にプリキュアシリーズだけあって、キラキラル状態になるだけに留まりました。正直ここで長老退場だとカッコよかったんだけどなあ。そこまでは出来なかったか…

 

最終的には、エリシオの過去に触れたキュアホイップがポジティブ感情を以てエリシオを説得した事で和解。その際にもう手遅れだ、と呟くエリシオに対して「やってみなければわからない」と言い切ったキュアホイップは本当に最後までぶれませんでしたねえ。

 

そして前作まほプリで神化したはーちゃんもびっくりのプリアラチームは、無の世界に散った世界の人々のキラキラルを利用して地球そのものを再構築(クッキング)、復活させるという…

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おおおおおおいいいいいいい! とうとう天地創造しちゃったよ! プリキュア

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世界が復活し、一部のメンバーを除いて記憶も失われているという事で、元の鞘に収まりました、というオチでした。一応、今回も身バレしなかったプリキュア、と言う事になるのかな? 和解したエリシオもいずこかへと飛び去りました。その際にエリシオは「あるべきところに帰りなさい」とルミエルとノワールのカードを虚空に放ちましたが、二人は天に帰るんですかねえ…方や故人、方や精神体みたいなものな訳ですし…

 

そして、再び始まるいちかの誕生パーティーと言う事で今回は幕となりましたが、いや色々酷い目に遭った誕生日でしたね、いちかにとっては(笑)。色んな意味で忘れられない。

 

さて、物語は収束した訳ですが、次回はいよいよ最終回です。

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どうやらエピローグに使われそうな雰囲気でちょっとホッとしています。恐らく引き継ぎ系のゲストキャラとして野乃はな=キュアエール(ひょっとして他メンバーも?)の登場がちらっとあるでしょうが、前作の様におまけ要素の強いものでないことを願います。やはり物語にはきちんと結末を与えてこそ映えるというものです。予告映像では変身シーンもありましたし、さてどのような結末を当てるのか注目ですね。

 

今週のプリアラを一言で表現

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天地創造する際に「きらっと閃いて」こういうデコレーションを星にするあたり、いちかはシエルに従事して猛勉強した方が良い(笑)

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:もっと極端な事を言うとルミエルとノワール両方の性質を併せ持っているともいえる。そう考えれば最後に使った手札がこの二人だったのも妙に納得できる。

*2:ひょっとすると4人の幹部はそれぞれ喜怒哀楽に当てはめていたのかもしれない。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第47話「大好きをとりもどせ!キュアペコリンできあがり!」感想

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しょっぱなから変身アイテムをゴミ箱にポイ捨てするというショッキングな展開が待っていた訳ですが…

 

前回の最後の場面で感情の消えた世界を作り出したエリシオでしたが、今回はプリアラメンバーを唯一生き残れた長老とペコリンが正気に取り戻す、というのがメインプロットでした。

 

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話の流れとしては、感情が消えうせた世界(地球規模だったのか、イチゴ坂限定だったのかは不明。前回日本を中心に闇の波動? が世界に広がったような描写があったので前者なのか?)でキラパティの箱の中の入り唯一影響を免れた長老とペコリンがスイーツ作りを通して皆の正気を取り戻すのですが、その過程でペコリンのキラキラルが高まり、キュアペコリンに変身、プリアラチームもキュアペコリンの力で感情が復活する…というものです。そしてカードから召喚されたグレイブを拘束した後にエリシオ登場、最後の決戦へ…という感じでした。

 

エリシオの作り出した無の世界について

この手の展開にありがちな「世界を闇に染める」系ではなく(過去回に一回やったしね)あくまでも感情そのものが消えた「無」の世界を作り出しました。

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実際のところ、この世界では「大好き」の感情を多分に含んだプリアラチームを完全に無力化していましたが、反面、負の感情による争い・諍いもグレイブの手により厳しく取り締まられており、全ての生物が清濁含めた感情を持たないロボット化した世界となりました。

ところが、どうにもこれが不完全なんですよね。

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例えば、取り締まりを執行していたグレイブはプリアラチームの事を明確に「こいつらは元プリキュア」と警戒しながらキラキラルチェックを行いましたし、シナリオ後半にペコリンがグレイブに殴る蹴るの暴行を加えられた際に、プリアラチームの面々が「可哀想…」「やめて」と言ったあたりは完全に感情を消し去れてはいない感覚を受けました。

それもそのはずで、この世界を作り出した張本人・エリシオに感情があるのですから、完全な無の世界など作りようもないのかな、と感じます。

正気を取り戻したプリアラチームに明らかな憤怒の表情を見せたのは他ならないエリシオでしたし、キュアホイップも「貴方に感情がないなんてことはない」と否定しています。エリシオがどういう存在なのかは未だに不明瞭ですが、もしノワールが言う様にノワール自身が産みだした人形だというのなら、ノワール自身が切り離した感情を持っていたとしても全く不思議ではありません。実際問題、ノワールは百年前にルミエルと共に生活していた際に、やたらとネガティブ発言をしていましたが、あれは自分の今までの歩みに対する後悔の念とも受け取れますし、グレイブがペコリンと対峙した際にも「エリシオ様から命までは取るなと命令されている」と言っており、やはりエリシオが無感情というのはちょっとあり得ないかな、と思わせる場面がありました。

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なんにせよ、ペコリンの活躍により、プリアラチームも復活し、この無の世界に綻びが生じ始めました。最終決戦は世界を救うと同時にエリシオの救済にもスポットが当たりそうですね。

 

ペコリン(キュアペコリン)について

今回完全に主役に抜擢されたペコリンでしたが、今までの集大成としてキュアペコリンという姿を披露しました。

ペコリンは元々、かなりのキラキラルを有している事は過去の回で散々伏線として語られてきましたが、人間変身やドーナツを皆に振る舞う回など昨今の妖精枠としては比較的丁寧に描かれていたため、あまり唐突感はなかったです。

しかし、今話後半、ペコリンが作ったドーナツが焼却処分された際、抜け殻状態のプリアラチーム全員が正気に戻る切欠になるキラキラルを大量に散布しており、これほどの能力を持っているのは予想外でした。

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そして、その溢れるキラキラルから人間体への変身、さらにスイーツパクトを生み出しキュアペコリンに変身した訳ですが、流石に戦闘能力はほとんどありませんでした。クリーム状の塊を放出しつつネンドモンスターから逃げ惑うという、一瞬締まらない展開でしたが、クリーム状の塊は時間差で次々と破裂してプリアラチームそれぞれに対応したキラキラルをばらまくという設置型の技で、このキラキラルが決定打となってプリアラチーム全員が復活しました。

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この能力をどう取るかは、なかなか難しいのですが、良い方向に見るのならば、まるでプリアラチームが失ってしまっていたキラキラルを一時的にペコリンが預かり、それをお返ししたようにも見受けられました。

その献身的な姿はやはりルミエルと重なって見えましたが、結局、ルミエルとの関連性そのものは明確には語られませんでしたね。

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キュアペコリンを含めたプリアラチーム全員が復活し、グレイブ達に放った合体技がクリームで生成したネットを上から被せて拘束するというもので、相手を傷つけず拘束のみに特化しているあたり、戦闘を不得手とする*1キュアペコリンらしさがよく表れていました。

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最終決戦にもプリキュアのメンバーとして参戦する様ですし、なかなか目が離せませんね。正直言えば、もう少し早く正式メンバーとして入るのも面白かったのでは…とも感じましたが、今回の演出は終盤も終盤、大終盤だからこそ光った訳で、これはこれで良いサプライズだったと思います。

 

あくまでも予想ですが、次回は

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こんなタイトルですし、次々回は引き継ぎイベントが待っていそうな雰囲気ですね。となれば、次回は実質最終回かもしれませんし、なかなか感慨深いです。

各々の道を歩み始めようとするいちかを除くプリアラチーム、一人残される形になるいちか、そしてエリシオを含む敵側の人物や、ルミエル等の縁者たち、更に妖精たち、皆にどのような結末が訪れるのか。1月は正座しながら見るのがプリキュアシリーズの恒例ですね(苦笑)。

 

今週のプリアラを一言で表現

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やべえ、12宮敵の本拠地出現! と思ったら中身焼却炉のごみ処理施設で、しかも従業員の人選で二度ワロタ。

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:グレイブにこの点をなじられた時にペコリン自身も「戦う事は苦手」と認めている。